Re: ハイグレポーズのある風景
( No.13 )
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- 日時: 2013/11/04(月) 07:04:06
- 名前: ものし
- 第十三話 けいおんの場合
澪「見破られたのなら仕方ないわね!」
半袖短パン姿の澪がTシャツを脱いだ。その下には紛うことなき赤いハイレグ水着を着込んでいた。短パンも脱ぎ捨てて腰に手を当てた。
澪「いかにも。私はハラマキレディー様のスパイさ!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
澪は小走りにかけ出すと、バリアのレバーがある席に座っていた直に思いっきり回し蹴りをした。
直「うわあっ!」
首を思いっきり蹴られ、直は席から弾き飛ばされた。澪は全身大のレバーに全体重をかけて前に押し倒した。
澪「バリア解除!」
研究所内に轟音が鳴り響き、黄色いドリルが打ち込まれた。そのドリルに人が通れる大きさの穴が現れた。
マキ・アヤ・シホ「ハラマキレディーズ参上!」
ハラマキレディーズ姿のラブ・クライシス3人組がにこやかに手を振った。その後ろでは次々にパンスト兵が出てきていた。
唯・菖・純・さわ子「な、なんて羨ましいんだ!?」
紬・幸「なんて恐ろしい、でしょう!?」
マキ「さあ、みんなハイグレ姿にしておしまい!」
ハラマキレディーズ3人がしゃがみ、パンスト兵たちが整列してハイグレ銃を撃ち始めた。
純「うわああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
みんなの真ん中にいた純にハイグレ光線が命中。緑色のハイレグ水着姿でポーズをし始めた。
律「うわあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
顔を引き攣らせた律にハイグレ光線が命中。オレンジ色のハイレグ水着姿でポーズを始めた。
さわ子「し、しまった!!吉田さんだけでも助けるのよ!!」
晶「はいっ!!」
憂「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
既にピンクのハイグレ姿になってしまった憂がノロノロとハイグレポーズをしているのを、和は呆気にとられて見ていた。
和「うわあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
和にもハイグレ光線が命中。憂と一緒にポーズをし始めた。
紬・梓「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
紬は黄色のハイグレ姿、梓は黄緑のハイグレ姿でポーズを繰り返していた。
晶「こっち!!」
晶が先頭になって、唯・菖・幸がそれに続いた。後ろにはハイグレ姿にされた研究員である斎藤菫・奥田直の姿があった。菫は緑、直は赤だった。
唯「うわあああああっ!!」
一番後ろを走っていた唯にハイグレ光線が命中した。
菖「唯ちゃん!!」
幸「唯!!」
唯「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
唯が水色のハイグレ姿でポーズを繰り返した。菖と幸は顔を引き攣らせた。
晶「みんなのためにも、ここにいちゃ行けない!!」
晶が隠し扉を開き、中に入った。菖と幸もそれに続いた。さわ子が大の字になって隠し扉の前に立ちふさがった。
さわ子「ここから先には一歩も通さないわよ!だああああっ!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
さわ子が紫色のハイグレ姿でポーズを始めた。
〜中略〜
マキ「よし、追うわよ!」
アヤ・シホ「ラジャ!」
ハラマキレディーの3人はハイグレ化したメンバーの前を小走りに駆けていった。
みんな「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
前列左から律・憂・梓・和。後列は左から純・唯・さわ子・紬・澪。
紬はそこでペンを置いた。曽我部恵・吉井香奈・廣瀬千代の3人の処遇をどうしようか・・・。
紬「って、いけないいけない。友達や後輩たちをそんな目で見るなんて・・・。」
紬は自分のプロットをこっそり寮内の机の引き出しにしまった。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.14 )
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- 日時: 2013/11/04(月) 14:47:20
- 名前: ものし
- 第十四話 リトルバスターズの場合
地球人全員がハイグレ人間への転向を済ませて一ヶ月後・・・
あーちゃん「へ〜、すっごく面白そうなことやってるわね。」
風紀委員会の庶務を終えたあーちゃん先輩は、グラウンドで面白い催し物を見つけた。
恭介「プレイ!!」
球審・恭介が試合開始を告げた。塁審の理樹・真人・謙吾が位置についた。リトルバスターズ・ウーマンズ対女子キャプテンチームの野球の試合だった。
1番 ショート 来ヶ谷 2番 ライト 神北 3番 キャッチャー 笹瀬川 4番 ピッチャー 棗 5番 サード 二木 6番 セカンド 朱鷺戸 7番 センター 三枝 8番 レフト 西園 9番 ファースト 能美
得点板にはそのようにオーダーが乗っていた。みんなハイレグの水着姿で溌剌としたプレーで相手チームを三者凡退に抑えた。
来ヶ谷「えいっ!!」
1番バッターの来ヶ谷がライト前ヒットで出塁。2番バッターの小毬が送りバントで一死二塁。
笹瀬川「えいっ!!」
佐々美がセンター前ヒットで一死二三塁。
鈴「このやろっ!!」
鈴が甘く入ってきた内角高めの球を打ち返した。綺麗なホームランだった。
鈴「やった!!」
ゆっくりダイヤモンドを一周。一挙に3点が入った。
三枝「やはは、いつものあれ、やりますか!せ〜のっ!!」
全員「「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」
9人は観客席の方向に一直線に並んでハイグレポーズをした。
あーちゃん「せっかくだし、見て行こっか。」
あーちゃん先輩は二木佳奈多がホームランを打って二塁ベースを回ったところで、観客席の方に向かった。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.15 )
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- 日時: 2014/06/08(日) 20:22:55
- 名前: ものし
- 第十五話 WORKING!!の場合
北海道にあるファミリーレストラン『ワグナリア』の入り口の扉が開くと・・・
ぽぷら「いらっしゃいませ〜、ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
小さい体をオレンジ色のハイレグ水着に包んだ種島ぽぷらが挨拶してお客さんを出迎える。
ぽぷら「お客様、お席にご案内します。」
種島がお客様を先導していく。歩くたびに大きな胸が揺れて男性客の視線を集めている。
まひる「いらっしゃいませ〜、ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
席にご案内される途中で、女性客の注文を聞き終えてキッチンに戻る途中の伊波まひるが黒のハイレグ水着姿で挨拶した。哀れだ。その絶壁なまでの胸に哀れみを覚える。しかし、それでも彼女は必死にハイグレポーズをしているのがいい。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ご注文をどうぞ!!」
メニューを見て、新商品のハイグレパフェを頼んだ。種島がキッチンに下がっていく。それからまつこと10分。
「お待たせしました。ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
パフェを持ってやってきたのは日本刀を差した女性店員、轟八千代。黄色のハイレグ水着姿は素晴らしい。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
キッチンの奥から1人で必死にハイグレポーズをしている店員の声が聞こえてくる。何をしているのだろうと思い、ちらりと覗いてみる。
「山田、そのハイグレポーズはなんだ!!それでは一人前のハイグレ店員になれないぞ!!」
「は、はいっ、店長!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
青いハイレグ姿の山田葵は、白いハイレグ姿の白藤杏子に叱られてハイグレポーズを繰り返していた。邪魔しては悪い。帰るとしよう。
「ありがとうございました!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
レジで会計を終えると、赤いハイレグ姿の松本麻耶が若干嫌がる顔をしながらハイグレポーズを繰り返していた。
「(ハイグレポーズなんて普通じゃない・・・でも、逆らうことができない・・・・!!)」
彼女の心中はそんなところだろう。それはさておき、彼女たちの素晴らしいハイグレポーズのお陰で今日も元気が湧いてくる。仕事を頑張るとしよう。
「・・・・却下だ。」
山田が考えたハイグレキャンペーンのシナリオは、白藤に即刻否決された。
「なぜですか。男の人達は女性のハイレグ姿に見惚れていくらでも寄ってきます。大儲けです。」
その日、白藤の山田への説教はとても長引いた。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.16 )
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- 日時: 2014/08/17(日) 11:39:25
- 名前: ものし
- 第十六話 CLANNADの場合U
ピッという笛が鳴ると、プールに5つの水柱が上がった。スクール水着に身を包んだ女子生徒たちが、魚のようにすいすい泳いでいく。
「次っ!!」
15秒毎に先生が5列に並んでいる生徒たちを前に行かせ、笛を吹いていく。
「ふぅ・・・」
杏は25mコースを泳ぎ終えてプールから上がった。他の4人はまだコースを泳いでいるのが見えた。つまり、杏はぶっちぎりで速いのだ。
「委員長ってスポーツ万能で羨ましいわね。」
「藤林さんに憧れちゃうわ。」
クラスメイトたちから褒められるけど、大したことないと謙遜しつつ並んでいる列に戻っていった。
体育の授業は、D組とE組の組み合わせ。藤林椋も同じプールにいた。
「はあっ、はあっ・・・」
スポーツが苦手な椋は大きく肩で息をしながらプールを上がった。何度もコースの途中で立ってしまい、5人のビリだった。
「ううっ、水泳なんて嫌い・・・」
椋はスポーツ万能で皆に慕われている双子の姉を羨ましい思いで見つめていた。
「失礼します。」
智代、仁科、杉坂、原田が現れた。4人とも銃のようなものを担いでいる。不思議に思った教員が彼女たちに近づいた。
「あら、あなたたちのクラス、授業はどうしたの?」
「授業よりも大切なことがあるんです。とおっ!!」
4人が着ていた制服をおもむろに脱ぎ始めた。スカートを外し、ブラウスのボタンを素早く外し、脱ぐと空に投げ捨てた。
「えっ!?」
プールにいた生徒たちの眼が点になった。4人とも制服の下に白のハイレグ水着を着ていたのだ。
「えっと、あなたたちも水泳の授業だったかしら?」
先生があっけにとられつつも問いただした。その先生に4つの銃口が向けられた。智代がニヤリと笑い、銃の引き金を引いた。
「えっ!?きゃ、きゃああああっ!!」
33歳の女盛りの半袖短パン姿の彼女の体が数秒点滅し、赤のハイレグの水着姿にされてしまった。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
みんな数秒間あっけにとられたあと、誰かが悲鳴を上げ、場は騒然となった。
「みんなをハイグレ姿にしてしまうんだ!!」
両腰に手を当てた智代が大声で叫ぶと、仁科、杉坂、原田はそれぞれ方向を定めて銃撃を放った。
「きやっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「いやっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
近くにいたスクール水着姿の女生徒2人がハイグレ姿にされてしまった。
「きゃあああっ!!逃げるのよ!!」
「あっちよ!!あっちに逃げるのよ!!」
「押さないで!!きゃああっ!?」
プールの出入口を智代たちに押さえられているので、みんな大混乱になって逃げ惑った。
「イヤアアアアアッッ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ぐうっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
将棋倒しになって倒れている集団、血迷ってプールに飛び込もうとした生徒、金網を登って逃げようとする生徒に次々にハイグレ光線が命中した。
「みんな、落ち着いて!!」
杏が必死に叫ぶが、誰も聞いていなかった。
「きゃっ!?」
椋は他の生徒が逃げ惑ってぶつかってくるのを避けるのに手一杯だった。そんな彼女に、智代が銃の照準を合わせていた。
「あっ!!」
杏は智代に狙われている妹を見て、自然と体が動いた。智代が銃の引き金を引く前に彼女を倒す時間的余裕が無い。ならば・・・
「あっ・・・あっ・・・」
椋はその場で立ちすくんで動けなくなり、反射的に両手を顔に置いていた。
「椋!!」
杏は智代の銃と椋の斜線上に入り、椋をかばうように大の字になった。そして・・・・
「きゃああああああああっ!!」
杏が着ていた紺のスクール水着が一瞬のうちにピンク色のハイレグ水着に置き換わった。スクール水着のダブダブした感覚から、体をキュッと締め付けられる感覚が少し気持ちよかった。
「お、お姉ちゃんっ!?」
自分をかばってくれた姉の変わり果てた姿に椋は愕然とした。
「うううっ・・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
顔をひきつらせて杏がハイグレポーズを始めた。
「そ、そんな・・・・」
自分の身を犠牲にして妹を守ってくれた。その犠牲を無駄にしないために逃げようとした椋だったが、反対側から杉坂が放ったハイグレ光線が飛んでくるのを見落としていた。
五分後、プールサイドは完全に制圧された。一面見渡す限り、いるのはハイグレ人間のみ。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
藤林姉妹は仲良くお揃いのピンク色のハイグレ姿で、並んでハイグレポーズをしていた。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.17 )
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- 日時: 2015/06/27(土) 13:43:07
- 名前: ものし
- 第十七話 Kanonの場合
「あの、お母さん。これは一体・・・」
「秋子さん、ボクたちこれから何を・・・」
名雪とあゆは水瀬家のリビングに立っていた。真冬にも関わらず、ハイレグの水着姿で。名雪は青、あゆは赤のハイレグ水着を着ていた。
「お母さんがどうしても着なさいって言うから着たけど、真冬にこれは寒いよ。」
「うぐぅ、祐一君にこんな姿見られたら恥ずかしいよ。」
「名雪もあゆちゃんも心配することないわ。ふふっ、ちょっと待ってね。」
秋子も着ていた服を脱いでハイレグ水着姿になった。年齢を感じさせない肌とスタイルを誇る体をピンクのハイレグ水着が包んでいる。
「少し前から流行っているハイグレダイエットをするわよ。無地のハイレグ水着を着て、コマネチをしながらハイグレって言うの。とてもいい運動になるのよ。」
秋子は2人の見ている前で両足を広げて腰を落とし、股下まで手を下した。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
コマネチに似た動きをしながらハイグレと叫ぶ秋子。名雪とあゆは秋子の奇妙な行動にびっくりした。
「お母さん、いい歳して何やってるの!?」
「だから、ハイグレダイエットよ。とても気持ち良くて、激しく体を使うからカロリーを消費できるのよ。」
「それだったら普通に運動した方がいいんじゃ・・・・私、陸上部だからいろいろな運動を知ってるよ?」
「それじゃダメなの。ハイレグ水着なんて外じゃ着られないし、コマネチなんて恥ずかしいポーズ、人前じゃできないでしょ?」
名雪には秋子の考えていることが分からなかった。微妙な表情をせざるを得なかった。
「ボク、やってみるよ。ボクも運動不足だし、スタイル良くなれば祐一君も喜ぶし。ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「あゆちゃん、まだ腕の振りが小さいわ。もっとこう肩の上まであげるのよ。」
「うん、分かった!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「いいわよ、あゆちゃん。その調子。ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
秋子とあゆは2人でハイグレポーズを繰り返し繰り返ししていた。名雪はそれをぼうっと見ていたが・・・・
「ハクション・・・!!うう、こんな格好じゃ風邪ひいちゃう。」
「名雪さんも一緒にやろうよ!!ほら、ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「そうよ、名雪。ほら、こんな風に。」
秋子が名雪の後ろから操り人形みたいに名雪の手を動かしてハイグレポーズをさせる。
「もう、分かったよ。ちょっとだけだからね。」
根負けした名雪は、その場で自身の意思でハイグレポーズを始めた。
「(案外と楽しい・・・・)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」
秋子のダイエットに付き合わされた2人は、その後も同じダイエットを毎日のようにすることになった。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.18 )
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- 日時: 2015/07/18(土) 08:08:23
- 名前: ものし
- 第十八話 たまこまーけっとの場合
REC
「大路もち蔵です。今、俺たちの高校がハイグレ軍による攻撃を受け・・・俺以外全員ハイグレ人間に・・・。」
もち蔵はビデオカメラを周囲に振る。映画研究会の部室内で、友人の犬山と桃太郎が男にも関わらずハイレグ姿でコマネチをしていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
2人とも顔をひきつらせ、嫌そうに体をのけぞらせている。
「犬山、桃太郎・・・・。すまん、行ってくる。」
もち蔵は運良く助かった自分の責務として、校内のハイグレ軍に襲われた後の状況を撮影しに出かけた。
「ここは体育館・・・・部活中の生徒たちが襲われたようです・・・・あ、あれは・・・」
もち蔵は見知った人物を拡大して映した。たまこたちの友人・朝霧史織だった。傍らにバドミントンのラケットが転がっており、部活中であったことが分かる。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
史織は白いハイレグ水着姿に、なぜかバドミントンシューズと靴下を履いている状況。多少ほぐれた表情をしているので、洗脳が進んでいることが分かる。
「お、大路くっ・・・・ハイグレッ!!は、恥ずかし・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「(朝霧って実は隠れ居乳だったんだな・・・・)」
もち蔵は史織が恥ずかしがるのを構わずにビデオを回し続けていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
牧野かんなは廊下でオレンジ色のハイレグ水着姿で腰を落としながらコマネチをしていた。必死な形相で、史織よりも洗脳が進んでいるようだった。
「(大路君、もしハイグレ人間の洗脳が解けたら覚えてやがれ、ですよ。たまちゃんに言いつけてやりますよ。)」
かんなは自分のハイレグ姿をビデオ撮影して鼻をのばしているもち蔵に内心激怒していた。
「(牧野・・・・結構エロイな・・・・)」
「たまこはどこに・・・無事なのかな・・・・」
もち蔵は校内のいろんなところをビデオ片手に回っていく。男子生徒も女子生徒も教員も、思い思いの場所でハイレグ姿でコマネチをしていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「あっ・・・・常盤・・・・」
たまこの友人・常盤みどりは保健室で手当て中のところを襲われたのか、近くに包帯が散らばっていた。保健室の先生と並んでコマネチをしていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「常盤・・・・・哀れな・・・」
などと言いつつも、みどりの素晴らしいプロポーション、それを鮮やかに表現する真っ黄色のハイレグ水着の撮影は忘れなかった。
「(大路・・・なんて屈辱!!悔しい・・・悔しい・・・悔しい!!)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
みどりは苦悶の表情を浮かべながらコマネチを続けていた。
「たまこ・・・・どこ行ったのかな・・・・」
もち蔵は校内を出て校庭に行った。そこで女性の悲鳴を聞いた。たまこのものだった。
「たまこ!?」
バトン部の部活中の格好をしたたまこが校庭の真ん中にへたり込んでいた。空中にはパンスト兵がいた。
「いやあああああああっ!?」
無情にもたまこに向けて放たれるハイグレ光線。たまこはあっという間に青いハイレグ水着姿に変えられた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
パンスト兵は物陰にいたもち蔵には気づかず立ち去っていく。
「たまこ!!」
もち蔵は半分驚き、半分期待に心を膨らませてたまこの元に駆け寄った。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
まだ洗脳されたばかりで顔を引きつらせてハイグレポーズをしているたまこ。恥じらいが顔に出ていた。
「も、もち蔵・・・!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!た、助けて・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
RECのランプがずっと点っている。もち蔵は他の場所の撮影そっちのけでたまこのハイレグ姿を映していた。
「ぐうっ!?」
もち蔵はビデオカメラを取り落とした。先ほどのパンスト兵が戻ってきてハイグレ光線を浴びせたのだ。
「く、くそっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ハイグレ魔王が地球を去った後のこと。もち蔵は校舎裏で正座させられていた。目の前には怒りのオーラをまとった女子生徒4人。
「大路君、何かいいわけは?」
「ありません。完全に出来心です。」
腕組みをしてさげすんだ目でもち蔵を見下ろす史織。もち蔵はいい逃れることをあきらめた。
「たまちゃん、たまちゃん。大路君は私のハイグレ姿もビデオ越しに見てました。彼女いるのに完全に浮気ですよ、これ。」
「ひどい、もち蔵!!信じてたのに!!っていうか、私のハイグレ姿もビデオに残してるんでしょう!?」
「ち、違うんだ、たまこ・・・これは異星人の侵略の記録っていうか、歴史的資料っていうか・・・・」
「とにかくビデオテープは没収!!もう、私の水着姿が見たいなら見たいって正直に言えばいいのに!!最低!!」
たまこの怒りにもち蔵は小さくなるだけだった。
「(後でこっそりダビングできないかな・・・)」
会話に参加していなかったみどりは、上の空でそんなことを考えていた。たまこのハイグレ姿を見たいから。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.19 )
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- 日時: 2016/02/07(日) 14:43:53
- 名前: ものし
- 第十九話 よしなが先生の場合(スパイ版)
北春日部秘密研究所に入っていくふたば幼稚園のバス。なぜかしんのすけたちの居場所を知っているパンスト兵が大群で攻めてきて、博士が開発したバリアで防いでいた。
「(さて、ここまではハラマキレディー様の予想通り。この後だけど・・・)」
よしなが先生はアクションストーンのことをまつざか先生に耳打ちした。まつざか先生はすぐさまアクションストーンのことを博士に聞き始めた。リリ子がそれを不審に思い・・・
「ちょっと、どうしてあなたがアクションストーンのことを知っているの?」
「それはさっきよしなが先生が・・・・」
まつざか先生がよしなが先生に同意を求めた。だが、よしなが先生は・・・・
「えっ、あたし知らないわよ?」
「あなた、さっきから怪しいと思っていたのよ!!」
リリ子が簡単な罠に引っかかった。まつざか先生にじりじりと詰め寄っていく。
「えっ、なんであたしが疑われるの?っていうか、よしなが先生がさっき言ってたんじゃない?」
「あたし、アクションストーンって何なのか本当に知らないわよ?」
研究員たちがまつざか先生を取り囲む。みんなアクション鳥もちガンを手に持っていた。
「(よし、この隙に・・・・)」
よしなが先生はバリアの作動レバーの場所を覚えていた。園児たちや大人たちの注意がまつざか先生に向いているうちにこっそりとレバーの場所まで行った。
「(お、重い・・・・)バリア解除!!」
大型モニターにバリアが解除された状態が映る。これでハラマキレディー様にご褒美をもらえるとよしなが先生はほくそ笑んだ。
「よしなが先生!?どういうことです!?」
園長がいち早くよしなが先生の行動に気付いた。だが、もう遅い。
「どういうことってこういうことですよ。」
よしなが先生は黄緑色のTシャツと白のハーフパンツを脱ぎ捨てた。黄色のハイレグ水着姿に男性陣が見とれているのが少しうれしかった。
「あたしはハラマキレディー様のスパイです。ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
そのとき、研究所内に轟音が響き渡った。ハラマキレディースとパンスト兵が侵入してきたのだ。
「さあ、みんなハイグレ姿にしておしまい!!」
よしなが先生の上司・ハラマキレディースのリーダーが号令すると、パンスト兵たちがハイグレ光線銃を構えて斉射し始めた。
「子供たちだけでも逃がすのよ!!」
身を挺して子供たちを逃がそうとするまつざか先生。園長、ひろし、みさえもそれに倣う。博士とリリ子は脱出口の確保に向かっていた。
「きゃああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「うわああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
まつざか先生と園長先生がハイグレ光線の犠牲になった。まつざか先生は赤、園長先生は緑のハイレグ水着姿になってハイグレポーズを始めた。
「わあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「いやああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
子供たちの後ろを走っていたひろしとみさえにハイグレ光線が命中。ひろしは水色、みさえは橙色のハイレグ水着姿にされた。
「父ちゃん、母ちゃん!!」
しんのすけの足が止まった。よしなが先生は思わず大声で叫んだ。
「あの子を狙ってください!!おなかの中にアクションストーンがあります!!」
邪魔な大人の研究員たちを始末したパンスト兵たちがしんのすけに照準を合わせる。
「しんちゃんを守るのよ!!かすか・・・きゃっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
号令をかけようとしたネネちゃんにハイグレ光線が当たり、あっという間にピンク色のハイレグ水着姿にされた。
「うわあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ネネちゃんを見ていた風間君もすぐにハイグレ光線の餌食にされ、青のハイレグ水着姿にされた。
「「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」
パンスト兵のハイグレ光線銃の命中精度は高くはない。しんのすけの両隣にいるまさお君とボーちゃんにハイグレ光線が当たった。
「何をしとるんじゃ、しんのすけ君!!早く逃げ・・・・危ないっ!!」
北春日部博士は咄嗟にしんのすけを庇って両手を大きく広げた。
「だああああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
北春日部博士は紫色のハイレグ水着姿でのろのろとハイグレポーズを始めた。
「し、しんのす・・・・・・」
リリ子がしんのすけに向かって叫ぶ。呆然とするしんのすけは、眼前に迫るハイグレ光線を見ていた。
「うわあああああああああああっ!!」
しんのすけの体が赤く光った。大の字になって飛び上がり、数秒後には青いハイレグ水着姿になっていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「しんのすけ君・・・・」
リリ子は脱出口に逃げ込み、扉を閉めた。
「ふふっ、アクションストーンが手に入ったわ。北春日部の一味もハイグレ人間に転向させたし、ティーバックの悔しがる顔が目に浮かぶわ。」
ハラマキレディースのリーダーがニタニタ笑いながら言った。手にはアクションストーンを持っている。
「アクションストーンのスペアをすべて見つけ出しました。ハイグレ魔王様のところに持っていきましょう。」
「リーダー、何者かが研究所から離れていくのがレーダーに映っています。」
「再起を図って逃げたわね。よし、追うわよ!!」
「「ラジャー!!」」
ハラマキレディースたちはそそくさと研究所を後にする。その後には整列してハイグレポーズをしている面々が残された。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
よしなが先生は普通のハイグレ人間に戻り、まつざか先生とみさえの間に入ってハイグレポーズをしていた。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.20 )
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- 日時: 2016/02/14(日) 14:15:34
- 名前: ものし
- 第二十話 リリカルなのはの場合
時空管理局はハイグレ魔王の手に落ちた。そして、その組織はハイグレ管理局に移行され、スパイ養成部門が作られた。
「ほらほら、それがハイグレ魔王様への忠誠のポーズなの?全然忠誠心が感じられないな〜。やり直しだよ、やり直し!!」
ハイグレポーズ教官の高町なのははスパイ候補たちにスパルタでハイグレポーズを仕込んでいた。
「まだまだハイグレ人間への転向が十分じゃない子がいるみたいだね。そんなんじゃ一流のハイグレスパイになれないよ。」
なのはの冷たいまなざしに、スパイ候補たちは震えながらハイグレポーズをしていた。
「ティアナ、ちょっとこっちおいで。」
必死にハイグレポーズをしていたティアナは恐る恐るなのはの前に行った。
「今、ハイグレポーズなんて恥ずかしいって思いながらやってたよね?」
「い、いえ、そんな・・・・」
ティアナは心の底を見透かされてドキッとした。
「次同じこと考えたら、お仕置きだからね。さっ、ハイグレポーズに戻って。」
「は、はいっ!!」
ティアナは一心不乱にハイグレポーズを始めたのだった。
「はい、ですからハイグレスパイはTシャツに短パン、カットソーにスカートなど、すぐに着脱が可能な服装でいることが必要なんです。」
フェイトは、講義室でハイグレスパイ候補たちにスパイの服装について講義をしていた。エリオとキャロも熱心にノートをとっている。
「さあ、次の時間は実習です。素早くハイレグ水着姿になれるように練習しておきましょう。」
フェイトの教え方は、天使のように優しかった。
はやてはハイグレスパイ候補たちに潜入捜査時に外界からの攻撃を防御する装置があった場合の対処法を教えていた。そして、重たいレバーがバリアの解除装置と仮定した演習を行っていた。
「バリア解除!!」
スバルは軽々と身の丈ほどもある重たいレバーを引き上げて解除した。
「あかんな、スバル。」
「えっ、どうしてですか?素早く解除したのに。」
「ギンガ、手本見せてあげてな。」
「はいっ!!」
今度はギンガがみんなの前に出てレバーをつかんだ。そして、目をしかめつつ重そうにレバーを引き上げていく。
「バリア・・・解除!!」
「そう、それや。スバル、つまり、単にバリアを解除するだけではだめなんよ。そこに女性らしい仕草や多少弱そうに見せかけるようにして、敵の油断を誘うんや。」
「はい、わかりました!!」
スバルはギンガの真似をしてレバーを重そうに引き上げた。
「ホホホ、愚かな地球人よ。ハイグレスパイたちの前に恐れおののきなさい。」
ハイグレ魔王は訓練したハイグレスパイたちを地球に送り込み、瞬く間に星全体を征服したという。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.21 )
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- 日時: 2018/04/21(土) 10:51:40
- 名前: ものし
- 第二十一話 ドラゴンボールの場合
ピラフ一味は世界征服の夢を諦めていなかった。いつも邪魔する孫悟空たちの目をかいくぐり、密かに世界を回ってドラゴンボール7つを集めた。
「ぐふふっ、今度こそ世界をこのピラフ様の手に・・・。」
ピラフは7つのドラゴンボールを前に笑いをかみ殺していた。
「ピラフ様、邪魔が入る前に神龍を呼び出しましょう。」
「言われずとも分かっている、バカ者!!」
シュウがせかすのを叱りつつ、ピラフは両手を前にかざした。
「出でよ、神龍!!そして願いをかなえたまえ!!」
天空が暗くなり、ドラゴンボールから金色の光が放たれる。そう、神龍が現れたのだ。
「さあ、願いを言え、どんな願いも1つだけ叶えてやろう。」
しかし、ピラフは無言。
「ピラフ様?」
マイが早く願いを言うように促す。
「私は感動している・・・・この日をどれだけ待ち望んだことか・・・・」
ピラフは感極まって泣き始めた。シュウとマイはずっこけてしまった。
「おっとっと・・・早く願いを言わねば・・・えっと・・・えっと・・・」
所詮小悪党のピラフは世界征服という大それたことをするには頭のスペックが足りない。頭が真っ白になり、そしてひねり出した言葉は・・・
「世界の女性たちを全員ピチピチのハイグレ人間にしろ!!」
昨夜見たハイグレ魔王の映画の映像を思い出したピラフは、そう叫んでしまっていた。
「たやすいだことだ。」
神龍の目が光る。願いを叶えるエネルギーを発散させているのだ。
「きゃああああああああっ!!」
ピラフの脇に控えていたマイが大の字に両手両足を伸ばし、悲鳴を上げた。数秒後、ピラフとマイの目の前には・・・
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
軍服姿ではなく、赤いハイレグ姿。しかし、軍靴はそのまま履いているという珍妙な格好だった。
「し、しまった!!世界征服の願いが!!」
「1年後、出直しましょう。今度こそピラフ様の天下を・・・・ぐふっ!!」
シュウはピラフへの慰めの言葉を言い切る前に倒れた。マイが手刀を放ったのだ。
「マイ!?貴様、裏切るのか!?」
「ふんっ、私たちはハイグレ人間だけの、女性だけの国を作る。」
瞬く間にピラフもマイのキックで打ち伏せられた。マイは長髪を掻き上げつつ、ピラフの体を踏みつけた。
「ハイグレ王国に男は不要だ。」
「ブ、ブルマ!?」
「ブラ!?」
カプセルコーポレーションではベジータとトランクスが、ブルマとブラによってぶちのめされていた。
「ど、どういうことだ?この俺様が手も足も出ないとは・・・・」
「父さん、それよりも2人の格好です。母さんなんて若いころの姿に・・・・」
ブルマは若かりし頃のきれいな姿を紫の、ブラは赤のハイレグ水着に身を包み、その場に立っていた。
「ママ、ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「楽しいわね!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ベジータとトランクスが気を失う前に見たのは、2人が楽しそうにコマネチをしている姿だった。
「チチおばあちゃん、とってもきれいだったんだね。ハイグレ姿がとってもよく似合う。」
「パンも成長すれば立派なハイグレ人間になれるべ。」
チチは悟空と結婚したころの体を黄色の、パンは成長しつつある体をオレンジ色のハイレグ水着に身を包んでいた。
「お義母さん、パン、お義父さんたちが帰ってきましたよ。」
白いハイレグ水着姿に身を包むビーデルが、先陣を切って悟空たちに突っ込んでいく。
「行くべ、パン。ハイグレ人間だけの国を作るために!!」
「うん、ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ピッコロ大魔王にも、セルにも、魔人ブウにも屈さなかった世界はハイグレ人間になった女性たちに制圧され、その後地球には平和が訪れた。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.22 )
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- 日時: 2018/05/19(土) 22:58:21
- 名前: 名もなきハイグレ人間
- スレの途中に失礼致します。
いつもものしさんのハイグレSSを楽しみにさせていただいている者ですが、ものしさんにどうしてもお願いできないかと思っている依頼がありまして、捨てメールやpixvアカウントなど、個人的なやりとりを行えるアカウントなどで、一度ご相談をさせていただくことはできないでしょうか。
連絡が取れ次第、この書き込みは削除致します。ご確認のほどお願いできればと思います。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.23 )
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- 日時: 2018/06/07(木) 00:05:44
- 名前: 能登守
- ↑おい違反行為だろ。このサイトは出逢い系サイトじゃないぞ。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.24 )
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- 日時: 2019/05/05(日) 06:50:42
- 名前: ものし
- 第二十二話 りゅうおうのおしごと!の場合
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
大阪駅前では多くの一般市民がハイグレ光線を浴びてハイグレ人間になり、ハイグレポーズをしていた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
女流棋士・空銀子は黒のハイレグ水着を身にまとい、大勢の人に混じってハイグレポーズをしていた。
「(なんて・・・屈辱・・・これが・・・格差・・・)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
銀子は自分の右側で同じようにハイグレポーズをしている清滝桂香、左側でハイグレポーズをしている供御飯万智を見た。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
自分が実の姉のように慕う桂香は白いハイレグ水着越しに豊満な体をさらけ出し、必死にハイグレポーズをしている。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
八一の追っかけである供御飯万智は、緑色のハイレグ水着に身を包み、これまたスタイル抜群の胸を揺らしてハイグレポーズをしている。
「(八一に見られたくない・・・こんな無様な姿・・・)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
自分のぺったんこでツルツルの幼児体形と大人の魅力あふれる2人の女性との対比。銀子は無念に顔を引きつらせていた。
「(八一・・・無事に逃げられたのかな?)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
その頃、九頭竜八一は雛鶴あい、夜叉神天衣、その他JS研のメンバーたちと関西将棋会館でハイグレポーズをしていた。後で銀子に頓死させられるとも知らずに。
「(桂香さん・・・供御飯先生・・・羨ましい・・・)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
将棋の才能はあっても諸々の女子力の才能がない銀子にはつらい世界。だが・・・
「(私はハイグレ人間・ギンコ。そう、ハイグレ人間。ハイグレ人間がすべきはハイグレ魔王様へ忠誠を尽くすこと。その忠誠心なら2人に負けない。)」
銀子は股下に下した両腕をさらに力強く上げた。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.25 )
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- 日時: 2019/05/06(月) 05:39:25
- 名前: ものし
- 第二十三話 金田一少年の事件簿の場合
「んっ・・・ぐっ・・・」
ミステリー研究会の部長の仕事を部室でしていた七瀬美雪は、強いめまいを感じて机に突っ伏した。
「(これは・・・まさか・・・)」
少しだけ異臭を感じた。この部屋にガス設備はない。だから、毒ガスだとすぐに悟った。
「(体が・・・動かない・・・)」
意識はあるものの体の自由が利かなかった。一酸化炭素中毒に近い状態だろうか。美雪が動けないのを確認して入ってくるマントと奇妙なお面の人物。
「(くっ・・・こんな時に・・・・助けて、一ちゃん・・・)」
友達以上恋人未満の金田一一の助けを求めるが、声が出せないのでそれも無駄。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
その人物は、美雪の体を床にうつぶせに寝かせ、ブレザーを脱がせた。ベストも脱がされ、今度は仰向けにさせられる。
「(動いて・・・私の体・・・)」
リボンを外され、次に長袖ワイシャツのボタンに手がかかる。美雪は服を脱がされていく感触を感じつつも抵抗できない。
「(これって強姦・・・・いえ、もしかしたら・・・)」
美雪は、今週立て続けに起きている妙な事件を思い出した。ハイレグ姿事件だ。公園、病院、警察、駅、神社、教会、映画館で立て続けに若い女性が昏倒させられてハイレグ水着姿にさせられていた。
「(まさか、私も彼女たちと同じように・・・)」
またうつ伏せに戻され、長袖ワイシャツが脱がされる。その下に来ていたアンダーシャツも脱がされる。
「(嫌だ、そんなの嫌・・・・)」
彼女たちはみな屋上、道路などの公衆の面前にハイレグ水着姿で晒された。しかも、警察が容易に救出できない場所に誰にも気づかれないように連れていかれ・・・
「(速水さん、泣いてた・・・私もそんな風に・・・)」
今度は上履きと靴下を脱がされ、また仰向けにさせられた。そう、映画館で青いハイレグ水着姿でさらし者にされたのはアイドルの速水玲香。勝気な彼女が恐怖を味わい、青いハイレグ水着姿で長時間天井に縛り付けられていたのだ。
「(もう、お嫁にいけない・・・)」
スカートを脱がされ、下着姿にされた美雪。今度はブラのホックに手がかけられた。
「(この犯人は男?女?よくわからない。)」
そうこうしているうちにブラとパンツを脱がされ、全裸にさせられた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
奇妙な仮面とマントの人物は、懐からピンク色のハイレグ水着を取り出した。手慣れた手つきで美雪の体に着せていく。
「(うぐっ、もうちょっとダイエットしておけば・・・って、こんな時に何考えてるのかしら・・・)」
肩紐を上げ終わってキツキツに感じ、美雪は最近太っていることを改めて実感した。直接の原因は先週甘いものを食べすぎたせいか・・・と。
「(あっ・・・また、気が・・・遠・・・く・・・なって・・・い・・・く・・・)」
犯人の動機は・・・目的は・・・金田一一が謎を解くヒントを得ようと考えてみたが、その前に気を失った。
「んっ・・・・」
何か騒がしい音がする。美雪は目を覚ました。そして、自分の置かれた状況に驚愕した。
「えっ・・・・」
ピンク色のハイレグ水着姿で校庭の防球ネットの一番上に磔にされていたのだ。10m以上の高さにあるため、誰も手出しできず遠巻きに見ている状態。
「美雪、大丈夫か!!」
「は、はじめちゃん!?それに、剣持警部も・・・!!」
「七瀬君、あと二時間の辛抱だ!!高所作業車を呼んでいるから!!」
あと二時間もこんなさらし者状態でいるってこと?マスコミが向ける撮影カメラ、野次馬たちが邪な目的で向けてくるカメラのフラッシュに耐えて・・・。
「死にたい・・・・死なせて・・・・」
ここは都内某所。連続ハイレグ事件の犯人が奇妙な仮面とマント姿でたたずんでいる。
「時は満ちた。ハイグレ魔王を召喚するための八角形の魔法陣。ハイグレ姿の女性の生贄も捧げた。」
両手を天にかざして叫ぶ。
「ハイグレ魔王よ来たれ。この世界の人間たちをすべてハイグレ人間に!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレっ!!」
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.26 )
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- 日時: 2019/05/26(日) 21:43:39
- 名前: ものし
- 第二十四話 かぐや様は告らせたいの場合
「ハイグレ・・・・人間・・・・」
四宮かぐやはインターネットに映し出された無地のハイレグ水着を着た女性たちがコマネチをしている画像を見ていた。
「こんな水着一枚で恥ずかしいポーズをするなんてお可愛いこと。」
そう侮蔑の思いで画像を眺めつつも、かぐやは興味を持っていた。罰ゲームのノリでハイグレポーズを披露すれば、会長の興味を引けるのではと。
「確かあそこにあったはず・・・」
かぐやは洋服ダンスから赤いハイレグのレオタードを引っ張り出した。着ていた服を脱ぎ、そのレオタードを着る。お可愛い胸部ではあるものの、すらりとしたハイレグ姿。
「ハイグレ・・・・ハイグレ・・」
全身鏡の前で我ながら恥ずかしいとは思いつつもハイグレポーズをしてみる。
「何をしてるんですか、かぐや様?」
かぐやはビクッとして入り口を振り返る。そこには普段通り冷めた目で自分を見ている早坂愛の姿が。
「は、早坂!?見てた!?今の見てたの!?」
「ええ、まあ。」
「部屋に入るときはちゃんとノックくらいしなさいよ。」
「何度もしましたけど、そのハイグレポーズとやらに夢中でお気づきにならなかったんですよ。」
「もう!!もう!!早坂、あなたもハイグレ人間になりなさい。私だけ恥ずかしい思いをするなんてごめんよ!!」
「なんで私まで・・・・」
そう文句を言いつつも、早坂は渡された黒のレオタードに着替えた。
「さあ、早坂。ハイグレ人間の挨拶はハイグレポーズしか認められていないの。ハイグレポーズをしなさい。」
「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」
早坂は面倒そうな表情をしていたが、普段様々な場所で自分のキャラを使い分けている能力を生かし、ハイグレ人間になりきって真剣な表情に切り替えてハイグレポーズをした。
「ふうっ、やるわね。いいわ、私も負けないわよ。ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」
「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」
かぐやと早坂は日が暮れるまで数時間ハイグレポーズを繰り返した。
「お兄、一人でスマホ見ながら何をニヤニヤしてるの?」
「いや、大したことじゃない。」
白銀御行は妹の圭を追い払ってまたスマホの画面に戻る。
「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」
「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」
ハーサカから白銀に送られてきたLINE動画からする声がこだまする。
LINEで既読になったのを確認した早坂は、スマホをしまった。
「(かぐや様に内緒で隠し撮りしたハイグレポーズ動画・・・・さて、白銀会長はかぐや様を意識するかな・・・)」
本日の勝敗
白銀の勝利
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.27 )
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- 日時: 2019/12/31(火) 06:46:28
- 名前: ものし
- 第二十五話 ソードアート・オンラインの場合@
特殊スキル・アクションビームを求め、キリトはメンバーを集めて隠しクエストを開始した。
「ねぇ、キリト君。このダンジョン、ちょっと変じゃない?」
「ああ。トラップがあるかもしれない。慎重に進んでいこう。」
隠しダンジョンには雑魚モンスターがいないが、それが逆に不気味な緊張感をキリトやアスナに与えている。
「妙なダンジョンよね。他のプレイヤーも近寄ろうとしないし、情報が全然出回らないし。」
「そうですね。ユイちゃんでも知らないダンジョンですし、何かあるのかも。」
リズベットとシリカも今いるダンジョンに不思議さを感じていた。
「でもでも、このクエスト攻略すればレアスキルが手に入るんですよね?」
「そうね。早く手に入れたいわね。」
リーファとシノンはレアスキルに心躍らせながら先に進む。
「エギルとクラインも来られれば良かったのにな。」
「仕方ないよ、2人とも社会人だし。あっ、なんか部屋に着いたみたいだよ。」
キリトたちは広々した部屋にたどり着いた。様々な機械や装置が点在しており、さながら研究所のようだった。しかも、そこで行き止まり。
「ねえ、ユイちゃん。どういう仕掛けがあるのか分かる?」
「ママ、この部屋の機械は飾りみたいです。でも、何か特殊条件で道が開く隠しコマンドがありそうな・・・」
ユイが周囲をスキャニングした。しかし、ユイにも外せないプロテクトがかかっており、詳しくは分からない。
「隠しコマンドか・・・何かしら発動条件があるはずなんだが・・・・」
キリトが考え込み始めたとき、突如赤いランプが部屋中点滅して警報音が鳴り響いた。
「な、なに!?」
リズベットがすわと武器を構えると、元来た道が閉じ始めていた。
「トラップよ!!モンスターが出てくるわ!!」
シノンがすかさず檄を飛ばして、全員がお互いに背を向けて敵に備える。
「なんでしょう・・・・このドリルみたいな音は・・・・」
シリカが不思議そうに音がする天井を見ると、そこから黄色いドリルが部屋の中に向けて穿たれた。ドリルの先に穴が開き、そこから妙な格好の敵キャラが出てきた。
「パンストを被った兵士?」
リーファがきょとんとする。普段見慣れているモンスターとは一線を画すキャラデザイン。しかし、彼らの背中にかかっている大型の銃は本物だった。
「見たことのない銃ね。気を付けて!!」
銃火器に詳しいシノンでも知らない妙なフォルムの銃。見た目は大きく高威力と見られた。しかも、シノン以外は近接戦闘型のため、銃火器相手では不利。
「・・・・・・・・・」
パンストを被った兵士たちは無言のままキリトたちに銃口を向けてきた。
「あれだけの大きな銃だ。相手の懐に飛び込んでしまえばこっちのもの。突っ込むぞ!!」
「了解!!」
アスナが支援魔法を展開、シノンが弓で援護射撃をする間に、キリト、リズベット、リーファ、シリカが突撃を開始する。それが戦闘開始の合図だった。
「来るぞ!!」
パンストを被った兵士たちは、光線銃をつるべ打ちにしてきた。発射のタイミングが微妙にずれており、回避するのが大変だった。
「とりゃああああああああっ!!」
高く飛び上がったシリカが速攻でパンスト兵の懐に入って二刀短剣を振り回す。
「うおおおおおっ!!」
キリトもソードスキルを発動して兵士たちを弾き飛ばした。しかし、防御力が高くほとんどダメージを与えられない。
「私も出る!!」
アスナも前線に出て閃撃をもって兵士にダメージを与えていく。
「でりゃあああ!!」
「はあああああっ!!」
リズベットとリーファも兵士を蹴散らしていく。
「シリカ、危ない!!」
「えっ・・・・きゃあああっ!!」
シノンが後ろから叫んだが、間に合わなかった。シリカが兵士の放った光線に当たり、悲鳴を上げた。かなりの大ダメージになると思われたが、HPは減らなかった。しかし・・・・
「うううっ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
シリカの装備が全てオレンジ色のハイレグ水着に置き換わり、しかもその場でコマネチをしながらハイグレと叫び始めてしまった。
「うわっ、ちっさ・・・じゃなくて、何やってるのよ、シリカ!!」
思わず胸が小さいと言いかけてやめ、リズベットはシリカの変化に驚いた。
「ユイ、これってもしかして・・・・」
「洗脳です。敵は光線に当たった相手を洗脳するスキルを持っているようです。パパもママもみなさんも、当たってはダメです!!」
ユイが叫ぶが、キリトたちは退くに退けない状態だった。脱出もできない現状では、敵を倒すしかない。
「って言っても、相手が固すぎて・・・うわっ!?」
リーファはパンスト兵に囲まれてしまった。巧みな剣技で切り抜けようとするも、多勢に無勢であり・・・
「うぬぬっ・・・・・きゃあああああ!!」
前にいた兵士と鍔迫り合いをしている間に、後ろに回った兵士に光線を浴びせられたリーファは、その場で大の字になる。装備が点滅してあっという間に黄緑色のハイレグ水着姿にされ・・・・
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
大きすぎる胸をこれでもかという感じで揺らしながらコマネチをする。その瞬間、脱出部屋が部屋の後ろに現れ、そこに通じるシェルター式の扉も現れた。
「なんでこのタイミングで・・・・そうか。仲間が2人ハイレグ姿にされると出てくるようになっているのか。」
「そんなひどい方法で・・・・って、とにかく逃げましょう!!シリカちゃん、リーファちゃん、ごめんね!!」
プレイヤーが死んでいないとはいえ、見捨てることに罪悪感を感じるキリトとアスナだったが、仕方なかった。
「うわああああああっ!?」
逃げるリズベットにいくつもの光線が命中し、大の字になった彼女はあっという間に赤いハイレグ水着姿にされ・・・・
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
勝気な彼女も顔を赤らめながらコマネチをしている。
「うわっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
矢継ぎ早に弓を番えるシノンにも光線が命中。青のハイレグ水着姿に変身させられた彼女は、苦痛の表情でその場でコマネチを始める。
「そんな、リズやしののんまで・・・・」
「アスナ、止まるな!!みんなの犠牲を無駄にするな!!」
キリトとアスナは手を取り合って光線が乱れ飛ぶ中を逃げたが・・・
「ううっ!?」
キリトの横で、アスナの体がビクンと痙攣したかと思うと・・・・
「ごめんね、キリト君。」
アスナは大の字になり、白いハイレグ水着姿になり・・・・
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「嘘、だろ・・・・」
サチを失った時のトラウマを発動させてしまったキリトは、その場で呆然とし・・・・
「しっかりしてください、パパ!!」
「ユイだけでも逃げるんだ・・・・・」
キリトはユイを逃がすために盾になり、飛んでくる光線を避けることはしなかった。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
キリトは黒いハイレグ水着姿にされ、コマネチを始めた。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.28 )
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- 日時: 2019/12/31(火) 06:51:10
- 名前: ものし
- 第二十五話 ソードアート・オンラインの場合A
「で、その後8190秒間コマネチに似たポーズをしてきたと、そういうわけか?」
「ああ。永遠にあのままってわけじゃなくて良かったよ。」
ダイシー・カフェでエギルことミルズがーが腕組みをしながらキリトこと和人の長話を聞いていた。同じく話を聞いていたクラインこと壷井が、羨ましそうにしている。
「かーっ、キリの字よ。洗脳はつらいが、女どものハイレグ水着姿、しかもエロイポーズ付きだったわけだが、ちゃんと見れたんだろうな?」
「えっ、あっ、いや、その・・・・」
キリトは言いにくそうに言葉を濁す。彼をにらみつける複数の視線に気づいていたからだ。
「キリト、それ以上何か言ったらタダじゃおかないわよ。」
「シノンに賛成。ハイレグ姿にされた後のキリトの表情、忘れられやしないわ。私たちの胸をじろじろ眺めまわしちゃって・・・」
詩乃と里香が吐き捨てるように言う。
「ううっ、やっぱり胸ですか?胸が大事なんですか?揺れてる胸じゃないとキリトさんはダメなんですか?」
「落ち着いて、シリカちゃん。っていうか、胸ってあまり連呼しないで。私、あの時のこと思い出しちゃう・・・・」
珪子と直葉は恥ずかしさのあまり顔を赤らめてしまう。リアルでも胸の大きい直葉は手で胸を隠した。
「明日奈、あのダンジョンに再挑戦するのはやめておこう。俺のトラウマも抉られるし、みんなも精神的にだいぶ傷ついたみたいだから・・・」
「その方がいいかもね。ところでキリト君、私以外の女の子のハイレグ姿に見惚れてたって初めて聞いたけど、どういうことか教えてもらえるかな〜」
「何を言ってるんだ。明日奈以外のハイレグ姿なんて・・・・」
その時、パソコン上のユイが否定した。
「ママのハイレグ姿を見ているときよりも、リズベットさんやシノンさんのハイレグ姿を見てたときのほうがパパの心拍数が上がっていました。」
「ユイ、そんなことは・・・」
「なんなら、リーファさんとシリカさんのポーズを見てる時でも、心拍数が上がっていました。少しは反省してください。」
その後、和人は明日奈に怒られ、里香と詩乃に罵られ、直葉と珪子に呆れられた。
「しかし、これは男だけのパーティーでやったらやばいクエストだっただろうな。」
「ああ、おぞましい光景だぜ。だからそれを思い出さないために、情報が外に出回らないんだな。」
ミルズと壷井は、責められている和人を生暖かく見守っていた。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.30 )
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- 日時: 2020/01/03(金) 09:51:27
- 名前: ものし
- 第二十六話 名探偵コナンの場合U@
突如新宿に現れたハイグレ城。その城から出てくるパンスト兵によって東京は大混乱に陥っていた。米花町も例外ではなく、多くの人々がハイグレ人間にされる中、一部の人間はうまく脱出していた。
「(やりとげなくちゃ、絶対に・・・・ハイグレ魔王様のために!!)」
阿笠博士の知人の研究所に向かう途中、毛利蘭はそう考えていた。彼女は授業中に学校がパンスト兵に襲われ、親友の園子を逃がす間にハイグレ人間にされていたが、ハイグレ魔王の密命を帯びてスパイとして活動していた。
「どうしたの、蘭?なんだか顔が恐いわよ?」
親友の鈴木園子が心配そうに蘭の顔を覗き込む。
「大丈夫よ、園子。ちょっと考え事をしてただけ。」
「そう?ならいいんだけど。」
「まあ、無理もないさ。クラスメイトがみんなハイグレ人間にされてしまって、帝丹高校から無事に逃げてこられたのはボクたち3人だけだからさ。」
横から世良真純が同情するように言った。彼女は迫りくるパンスト兵を次々に截拳道で倒し、(スパイであることを隠して戦う)蘭と共に活路を開いて脱出したのだった。
「しっかし、阿笠博士もとんだ知り合いがいたものね。特撮ヒーロー・アクション仮面が実在していて別次元の人間、その支援者の北春日部博士とかいう人の研究所に来てくれなんて。」
「あはは、私はコナン君たちがよく見てる特撮物は良く知らないんだけどね。まあ、とにかくその研究所に行って、匿ってもらおうよ。」
「そううまくことが運ぶといいんだけどね・・・・」
真純は何か不吉なことが起きる予感がしてならなかった。
蘭たち3人はトロピカルランドにやってきた。遊園地の中でも多くの人々がハイグレ人間にされていた。
「お〜い、蘭姉ちゃんたち!!こっちこっち!!」
待ち合わせの場所に行くと、コナンが待っていた。
「コナン君、無事だったのね。」
「うん、なんとかね。歩美、光彦、元太、灰原も無事だよ。それよりも、ついてきて。案内するから。」
コナンに促されてからくり屋敷に向かう。
「ここから入るんだよ。」
コナンが阿笠博士に教えられた手順でからくり屋敷内の仕掛けを動かしたところ、地下に行くためのエレベーターが隠し部屋の中に現れた。
「うわっ、すごっ・・・・こんな仕掛け見たことないわ。」
園子が驚いて感嘆の声を上げた。
「なるほど。もしも先に研究所の場所を伝え、その後にハイグレ人間にされてしまった場合に備えて、こんな凝った仕掛けにしてるんだね。もし探し当てられたとしてもハイグレ人間には操作できないように。」
真純がもっともらしく推理する。コナンも頷いて肯定した。
「へぇ、よく考えられてるのね。これならハイグレ魔王様も簡単には見つけられないわね。」
「とりあえず、下に行こうよ、蘭姉ちゃん。博士たちが待ってるからさ。」
コナンに促されて蘭、園子、真純はエレベータ―に乗って地下深くに降りて行った。
「おお、蘭、無事だったか!!」
「心配してたのよ、蘭。」
「お父さん!!お母さん!!」
(スパイの)蘭は、不自然にならないように普通の人間のようにふるまう。コナンですら気づかないくらいに完璧に一般人に偽装していた。
「おお、蘭君たち、無事でよかったわい。さて、わしの知り合いを紹介しよう。北春日部博士じゃ。」
蘭たちはお互いに自己紹介をしあう。阿笠博士とは同じ大学で学びあった仲であり、今回の事件があったために急遽逃れた米花町秘密基地でアクションストーンというアクション仮面をこの世界に呼び寄せるための石を作っているという。
「じゃが、わしも1人ではなかなか心細い。そこで阿笠君に来てもらったわけじゃ。」
「なに、北春日部君の頼みとあっては断れんからのう。そこで、コナン君を通じて少しでもわしらの仲間を匿ってもらい、ハイグレ魔王なる侵略者を倒すよい考えをまとめようと思ってたんじゃ。」
北春日部博士と阿笠博士は肩を抱き合いながら息の合ったプレーで研究を進めているという。実際には灰原哀も相当手伝っているのだが。
「(ここにいるのは・・・・お父さん、お母さん、北春日部博士、阿笠博士、コナン君、歩美ちゃん、哀ちゃん、光彦君、元太君、それに園子と世良ちゃんか。)」
蘭は目で研究所内の人数を数える。他に数人の研究員がいるようだが、戦力としては蘭の相手ではない。
「(服部君や和葉ちゃんがいないのは幸い。京極さんなんていたら制圧が大変だし。ふふっ、せいぜい気を付けるのはお父さんと世良ちゃんくらいかな。)」
蘭は研究所内の状況を見てニヤリとした。ほとんどが老人と子ども。制圧する障害になるのは柔道の強い毛利小五郎と截拳道の達人である世良真純のみ。
「ねぇ、蘭お姉さん。何を笑ってるの?」
「なんでもないわよ、歩美ちゃん。さぁ、光彦君も元太君も、博士たちの仕事の邪魔にならないようにあっちに行ってましょう。」
「「「は〜い!!」」」
蘭は博士たちの仕事を邪魔にしないようにする。そう、普段の蘭がそうするように。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.31 )
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- 日時: 2020/01/03(金) 09:53:52
- 名前: ものし
- 第二十六話 名探偵コナンの場合UA
数分後、研究所内に緊急警報が鳴った。北春日部博士が驚愕の表情でモニターを見る。
「なぜこの場所が!?とにかく、バリア作動じゃ!!」
「バリア!!」
すぐさま研究員がトロピカルランドにバリアを張る。上空や地上から数百のパンスト兵が攻撃を仕掛けるが、びくともしなかった。
「ふぅ、これで一安心じゃな。この北春日部の作ったバリアはそう簡単には破られはせんぞ。10時間くらいなら余裕で耐えられる。」
北春日部博士は余裕綽々に言う。地下秘密研究所には大容量のエネルギー装置があり、バリアが薄くなってもエネルギーを増幅して回復できるようにしてあるのだ。
「しかし、妙ね。この場所は絶対に秘密の隠れ家なんでしょ?どうして分かったのかしら?」
哀がキーボードを打つ手を止めて考え込みながらそう言った。
「灰原さんの言うとおりです。この遊園地を囲むようにパンスト兵がやってきてます。ただの偶然じゃないと思います。」
「そうだぜ。俺らが地下に行くところをハイグレ人間には見られてないはずだし。絶対におかしいぜ。」
光彦と元太が口々に言う。子どもの直感に蘭はドキリとさせられた。
「奴らの狙いはアクションストーンじゃろう。北春日部君、早く完成させねばいかんのう。」
「そうじゃな、阿笠君。じゃが、そちらの哀君のおかげで製作は順調じゃわい。あと3時間もあれば完成できるじゃろう。」
北春日部と阿笠がそう言って笑いあう。それだけ哀の働きが優秀だったのだ。
「(まずいわね。パンスト兵様たちが来るのを待つ時間はない。)」
蘭は焦った。アクション仮面が来てしまったら、自分がスパイとして潜り込んでいる意味がなくなってしまう。
「あの、北春日部博士。ちょっと伺いたいんですが。」
「なんじゃ、蘭君?」
「アクションストーンというのは、あの装置の真ん中にあるもので全部ですか?」
「おお、あの1つで全部じゃ。アクションストーンを作るには莫大なエネルギーが必要じゃからのう。それに、半端な能力の石ではアクション仮面を呼べんのじゃ。1つに能力を集めとるんじゃよ。」
「それと、カードも強くないといけないんじゃありませんか?特にNo.99のゴールドカードが。」
「その通りじゃ。ほれ、これじゃ。」
北春日部はなんの疑いもなく、アクション仮面の絵柄の入ったゴールドカードをポケットから出した。その刹那、蘭はそれを手刀で一刀両断した。
「何をするんじゃ!?これではアクション仮面をこの世界に呼べなくなってしまうぞ!?」
北春日部が細切れになったゴールドカードを拾うために這いつくばる。
「おじさん、世良の姉ちゃん、蘭姉ちゃんを取り押さえて!!中身はハイグレ人間だ!!」
コナンが小五郎と真純に向けて言う。はっとした2人が飛びかかるが、蘭は高く跳躍して後ろに飛び下がった。
「へえ、コナン君、気づいたんだ?」
「蘭姉ちゃん、特撮に全然興味ないでしょ?なんでアクションストーンとNo.99のゴールドカードがないと世界を渡れないって知ってるの?」
「あはは、そうだよね。」
「まぁ、本当のこといえば、さっきエレベーターに乗る前に、ハイグレ魔王のことを様付した時点で気づくべきだったんだけどね。」
それに対して、蘭はまた笑いをこらえていた。今さら気づいても遅いと。
「チッ、ボクとしたことがうっかり気づかなかったよ。そうだよ、さっき園子君を逃がすためにキミは1人でいる時間があった。その時だね、ハイグレ人間になったのは?」
「あはは、世良ちゃんも正解。探偵さんをこれだけ騙せたんだから、私にも犯罪者の素質があるかもね。」
蘭はハイグレ人間の凶悪な本性を顔面に出した。
「蘭、まさか、お前・・・・・」
「自分の娘がスパイなんて、迂闊だったわ・・・・」
小五郎と英理も驚愕の表情をしていた。
「まぁ、見破られたのなら仕方ないね。」
蘭はおもむろにブレザーを脱いで投げ捨てた。そして、素早くネクタイを解く。そして、ワイシャツのボタンに手をかけて一番上のボタン、上から二番目のボタンを外す。
「なっ・・・・・!?」
コナンたち男性陣が思わず赤面する。女子高校生の着替えシーンに思わず心臓が飛び出そうなドキドキを感じた。
「(うふふっ、快感・・・・)」
ワイシャツの下から覗く赤いもの。ブラかタンクトップか・・・・と思っているうちに、一番下のボタンまで開き、スカートの裾にしまってあるシャツの裾を引き出した。
「えいっ!!」
右腕、左腕の順にワイシャツを脱ぎ、それも投げ捨てた。腰のあたりのハイレグカットから、赤いハイレグ水着の一部であることが分かる。
「ふふっ・・・・」
今度は制服スカートのチャックに手を当ててそれを引き下げる。そして、上半身をかがめて胸を強調する感じで片足ずつスカートに足を通して脱ぎ捨てる。
「いかにも。私はハイグレ魔王様のスパイ。ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
赤いハイレグ水着に紺のハイソックスと革靴という一見妙な格好だった。両腰に当てていた手を、コマネチに似たポーズに切り替えて素早く動かした。
「「「何見惚れてんのよ!!」」」
哀と歩美がコナンの、英理が小五郎の頬を思いっきりつねった。
「「痛いっ!!」」
コナンと小五郎はあまりの痛さに思いっきり飛び上がった。この場に服部平次がいれば、遠山和葉と大岡紅葉に恐らく同じようにされていただろう。園子と京極真しかり、高木刑事と佐藤警部補しかり、千葉刑事と三池苗子しかり、羽田秀吉と宮本由美しかり。
「とおっ!!」
蘭は高く跳躍したかと思うと、アクションストーンを製作している機械に凄まじい蹴りを放って破壊した。
「うふふ、残念。これでアクション仮面はこの世界には来られない。それと、これで仕上げね。」
蘭はバリアのレバーの近くにいた研究員に回転回し蹴りをし、レバーの前に立った。
「バリア解除!!」
軽々とレバーを元の位置に戻した蘭。その刹那、轟音を上げて研究所の天井が崩れた。中にパンスト兵がたくさん侵入してきた。
「さぁ、みんなハイグレ人間にしちゃってください!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
小五郎、英理、コナン、園子、真純、哀、歩美、光彦、元太、阿笠、北春日部が並んでハイグレポーズをしている。
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
動かれると面倒なコナン、小五郎、真純を最初に集中攻撃して潰した。蘭も大立ち回りしてそれを援護。それで勝敗は決したのだ。
「さて、私も普通のハイグレ人間に戻りましょうか。ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
今頃米花警察署はハイグレスパイの佐藤警部補によって丸裸にされて全員ハイグレ人間にされているだろう。そして、米花町はすぐにハイグレの手に落ちたのだった。
P.S. リクエストを受けるとプレッシャーになるのであまり受けないのですが、なんとなく書いてみました。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.37 )
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- 日時: 2020/01/10(金) 22:12:20
- 名前: 匿名
- ものしさんにはすみませんが気になったので書かせてもらいます。
マグロ2夜連続さんは、まずマナーを意識したほうが良いかと思います。
相手の返事をちゃんと見ましょう↓ 『P.S. リクエストを受けるとプレッシャーになるのであまり受けないのですが、なんとなく書いてみました。』
ものしさんがこのように返事しているのにリクエストを頼むのは無神経です。 ヤジが飛ぶとご自分でもあわっているならなおさら控えるべきです。
自己中心的な態度とったり、相手の嫌なことをしない。 自分も相手も不快にならない様に心掛けてくれれば幸いです
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.38 )
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- 日時: 2020/06/26(金) 05:22:18
- 名前: knbniktr
- 連続投稿はもうしばらく時間をおいて下さい
これ喧嘩売ってんのか?
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