Re: ハイグレポーズのある風景
( No.1 )
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- 日時: 2013/03/09(土) 15:57:29
- 名前: ものし
- 第一話 涼宮ハルヒの憂鬱の場合
キョンは生唾をごくりと飲み込んだ。今自分が8ミリカメラ越しに見ている光景は天国の映像ではないかと。
ハルヒ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
みくる「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
有希「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ。」
立入禁止で周りに誰もいない公園の池をバックに、ハルヒは赤、みくるはピンク、有希は紫のハイレグ水着に身を包んでハイグレポーズをしていた。ハルヒは笑顔に満ち溢れ、みくるは赤面して、有希は我関せずという顔で。
キョン「壮観だな。」
古泉「ええ、そうですね。」
キョンのつぶやきにレフ板を持って直立している古泉が答えた。
ハルヒ「はい、カット!!」
みくる「は、はう〜。」
みくるはハルヒの言葉を聞いた途端、ハイグレポーズをやめてその場に座り込んだ。
ハルヒ「今日最高の出来よ、みくるちゃん。」
みくる「もうこれで最後ですよね?」
みくるは涙まじりにハルヒに訴えかけたが、ハルヒに黙殺された。
鶴屋「私たちの出番はこれからかい?」
今までハルヒたちのハイグレポーズに腹を抱えて笑っていた鶴屋が聞いた。彼女もオレンジのハイレグ姿になっていた。
キョン「ええ、喜緑さんもお願いします。」
喜緑「分かりました。」
喜緑は黄緑色のハイレグの上に羽織っていたパーカーを脱いだ。キョンの妹は赤のハイレグ姿で準備体操をしていた。
ハルヒ「次はパンスト兵によってハイグレ姿にされてしまった一般人のシーンよ。全員スタンバイ!!」
パンスト兵に扮した谷口と国木田、その前でハイグレポーズをしている鶴屋、喜緑、キョンの妹。
キョン「(眼福、眼福。)」
映画撮影の後の編集が大変だろうが、それよりも今を楽しもうとキョンは思った。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.2 )
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- 日時: 2013/03/14(木) 00:04:23
- 名前: ものし
- 第二話 氷菓の場合
える「私、気になります!!」
千反田えるは古典部の部室内で新聞を広げながら目を輝かせてそう言った。
奉太郎「何が気になるんだ?」
える「どうして光線を浴びただけで街の方々はハイグレ人間という存在になってしまったんでしょう?ハイグレ魔王って宇宙人なんでしょうか?そういうのがとても気になるんです。」
奉太郎「お前は何というか、とても不謹慎なやつだな。」
ハイグレ人間にされる恐怖で全国・・・いや、全世界が震撼しているというのに。
里志「そういや、この街にもスパイの1人や2人くらい混じっていてもおかしくないかもね。」
摩耶花「何言ってるの、ふくちゃん。怖いこと言わないでよ。」
里志「あくまで仮定の話さ。こういう地方都市だと、山中に逃げ込まれたら敵も追いかけるのが大変だろうしね。ある程度一網打尽にする手はずを整えているはずさ。」
奉太郎「下らん。俺は帰るぞ。」
奉太郎はカバンを持って立ち上がった。その拍子に摩耶花とぶつかり、彼女のポケットの中から何か落ちた。
奉太郎「すまん、伊原。ほら。」
える「気になります!!」
えるが奉太郎の手の上に乗っている物を穴の開くほど見つめた。それは・・・ピストルだった。
える「これはハイグレ銃に似ているように見えます。摩耶花さん、これはなんですか?」
摩耶花「ああ、これ?こうやって使うのよ。」
摩耶花はえるのふくよかな胸に銃を突きつけ、引き金を引いた。
える「きゃあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
えるは白いハイレグ姿でポーズを繰り返した。奉太郎と里志はスタイルの良い彼女の水着姿にしばし見とれていた。
摩耶花「なによ、バカみたい。ちーちゃんにばっかり鼻の下伸ばして。見てなさい!!」
摩耶花が制服を脱ぎ捨てると、その下には黄色のハイレグを着ていた。スタイルは一般的な水準だが、よくまとまっている良いハイレグ姿だった。
摩耶花「折木、あんたでも見抜けなかったみたいね。私は既にハイグレ魔王さまの下僕なの。ふくちゃんも、ハイグレ人間になろうよ?」
奉太郎と里志は摩耶花のハイグレ銃の餌食になり、部室内で4人並んでハイグレポーズを取り続けた。
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.3 )
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- 日時: 2013/03/16(土) 14:30:34
- 名前: ものし
- 第三話 セーラームーンの場合
次々に囚われの身となったセーラー戦士たちを救おうと、セーラームーンは最後の1人になるまで悪い魔法使いと戦った。しかし、奮戦むなしく自身も囚われの身となった。
うさぎ「みんな、ごめん・・・。」
牢屋の中で両手両足を鎖に繋がれ、うなだれていた。
魔法使い「出ろ。」
悪い魔法使いが手下を連れ、牢屋の鍵を開けた。セーラームーンはとある大きな部屋に連れて行かれた。そこには太陽系の惑星の図が書かれていた。そして・・・
うさぎ「みんな!!どうしたの、その格好!?」
各々の守護星が描かれている場所でセーラー戦士たちはハイレグ水着を着てコマネチをしていた。
亜美「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
レイ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
まこと「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
美奈子「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
自分の親友であり戦友であるセーラー戦士たちが苦しそうにハイグレと叫んでいる。
はるか「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
みちる「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
せつな「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ほたる「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
外系戦士たちも同じであった。
魔法使い「お前の場所はここだ。」
セーラームーンは月の絵が描かれている場所に連れて行かれた。
魔法使い「お前が最後の1人。この魔法陣をハイグレ人間と化したセーラー戦士で満たせば、最強のハイグレ戦士が誕生する。」
うさぎ「そんなの、嫌・・・。」
魔法使い「ハイグレ戦士となり、魔王様に忠誠を誓うのだ。」
魔法使いが呪文を唱えると、セーラームーンは白のハイレグの水着姿に変えられてしまった。
うさぎ「体が勝手に・・・。」
セーラームーンは月の絵の上でハイグレポーズを繰り返した。
魔法使い「さあ、ハイグレ戦士を作る儀式の始まりだ!!」
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.4 )
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- 日時: 2013/03/17(日) 22:05:00
- 名前: ものし
- 第四話 ドラえもんの場合
源静香は母親が買い物に出かけたのを確認したあと、脱衣所で服を脱いだ。ブラウス、スカート、シャツ、パンツを脱いだ。
静香「今日のお楽しみはこれね。」
静香は手に持っていたピンクのハイレグ水着を目の前に掲げてほくそ笑んだ。右足を上げ、水着に足を通した。左足も同じように。
静香「ふふっ。」
静香はピンクのハイレグ水着の密着具合を楽しみつつ、風呂場に足を踏み入れた。ここなら人目につかない。母親も1時間は帰ってこない。
静香「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ。」
足から伝わる冷たい感覚と風呂釜から上がる湯気の温かい感覚。その中でハイグレポーズをする自分。
静香「ううっ、気持ちいい。」
家や学校では優等生の静香は、以前テレビで見たハイグレ人間に興味を持ち、その後この遊びがやめられなくなっていた。
静香「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ。もうこれくらいでいいかしら。」
静香はハイグレポーズをやめて水着を着たまま熱い風呂の中に身を沈めた。
静香「ルンルンル〜ン。」
静香は知らなかった。自分のその性癖を将来の結婚相手・野比のび太が知っていたことを。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.5 )
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- 日時: 2013/03/31(日) 10:50:17
- 名前: ものし
- 第五話 CLANNADの場合
渚「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚は黄色いハイレグ水着を着て花びらの舞う光坂高校の桜並木でコマネチをしながら考えていた。どうして自分はこんなことをしているのだろう?
渚だけの卒業式を終えた直後、パンスト兵たちがやってきた。直後、パンスト兵はハイグレ銃をつるべ打ちに撃ち始めた。
渚「朋也君、朋也君!!」
女性陣をかばい、朋也をはじめ男性陣がみんなハイグレ化した。
杏「朋也はもうだめなの、逃げるのよ!!」
渚は杏に手を引かれて逃げた。杏は渚と椋とことみを守って一番後ろにつき、智代はパンスト兵を蹴散らすべく先頭に立った。
智代「いやああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
パンスト兵を1人蹴り飛ばした智代は空中で回避ができず、大の字になってハイグレ化した。着地した時には智代は黒のハイグレ姿になっていた。
原田「きゃっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
原田が紺色のハイグレ姿になった。驚く仁科と杉坂にもハイグレ光線が浴びせられ、仁科はオレンジ、杉坂は灰色のハイグレ姿になった。
仁科「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
杉坂「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ハイグレ人間にされた智代たちの前をすり抜けた。
渚「お気の毒に、皆さん・・・。」
その間にも雨あられのようにハイグレ光線が飛んでくる。既に公子は紫、美佐枝は赤のハイグレ姿になっていた。
椋「きゃっ!?」
渚の隣にいた椋に光線が命中。水色のハイグレ姿になって、泣きながらコマネチを繰り返した。
ことみ「いやっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚のやや左後ろを走っていたことみにもハイグレ光線が命中。白いハイグレを着て、大きな胸を仰け反らすようにしてコマネチを始めた。
早苗「きゃああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚は母の悲鳴に思わず振り返った。母は青いハイグレ姿で苦しそうに前傾姿勢でポーズを繰り返していた。
渚「お母さん・・・。」
杏「渚、危なっ・・・・きゃっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚にハイグレ光線が当たりそうになったので突き飛ばした杏が、別の方向から飛んできた光線を避けられずに当たってしまった。
杏「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
杏は顔をひきつらせながらピンクのハイグレ水着を着てポーズをしていた。
有紀寧「古河さん、前ですっ!!」
後ろでハイグレポーズをしている仲間たちにしばし呆然としていた渚に、有紀寧の鋭い声が飛んだ。
渚「えっ!?きゃあああっ!!」
渚は光線にあたった瞬間、着ていた制服と体を締め付けていた下着がなくなる感覚と、スクール水着よりもさらにきつく締め付けられるハイレグの感覚が混在した。
渚「ううっ・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚は自分が黄色のハイグレ姿になっていることを認識すると、体が勝手に動き、コマネチを始めた。
有紀寧「きゃあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
渚の前にいた有紀寧の体が大の字になり、茶色のハイグレ姿に変わっていた。小さくコマネチをクロスさせてポーズをしていた。
芽衣「皆さん、ごめんなさいっ!!」
1人だけ生き残った芽衣が他のハイグレ人間たちを避けつつ坂を全速力で駆け下りていった。
渚「(芽衣ちゃん、どうか無事でいて下さい・・・。)」
渚に残っていた最後の自我が芽衣の無事を祈っていた。そのうち、ハイグレポーズを取ることになんの疑問も感じくなっていった。
渚「(そうです・・・。今日は人間からの卒業式、ハイグレ人間への入学式です・・・。)」
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.6 )
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- 日時: 2013/04/06(土) 16:02:06
- 名前: ものし
- 第六話 名探偵コナンの場合
ハイグレ魔王は警視庁内に厳重保管されていた事件ファイルを読んでいた。ファイル名は帝丹高校で起きた「ハイレグ姿殺人事件」であった。
(第1の犠牲者:鈴木園子)
体育館で絞殺死体で発見された。バスケットゴールに縄が括りつけられ、その下にぶら下がっていた。体操服姿であったが、その下には黄緑色のハイレグ水着を着ていた。
(第2の犠牲者:妃英理)
理科室で薬物を飲まされて殺された。青いハイレグ水着の上に白衣を着て、教員席に縛り付けられていた。
(第3の犠牲者:吉田歩美)
音楽室で撲殺された状態で発見された。ピンクのハイレグの上には彼女には大きすぎる高校生の制服が着せられ、ピアノにもたれかかっていた。
(第4の犠牲者:遠山和葉)
柔道場でオレンジ色のハイレグの上に柔道着を着た状態で死んでいた。弓道部のものと思しき矢がいくつも彼女の体に突き刺さっていた。
(第5の犠牲者:工藤有希子)
調理室で紫のハイレグの上にエプロンを付けた姿で発見された。彼女の胸の谷間には包丁が突き立てられていた。
(第6の犠牲者:灰原哀)
図書室で黒のハイレグのの上にスーツを纏った状態で本棚に押しつぶされて死んでいた。彼女の目ははっきり天を睨んでいた。
誰もいない夜の校内。プール脇に1人佇んでいたが、意を決したように立ち上がり、着ていた服を脱ぎ捨てた。その下には赤いハイレグ水着を着ていた。その上に吸い付くようにスクール水着を着ていた。
???「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
コナン「やめなよ。」
メガネをかけた少年・江戸川コナンが水着姿の人物に話しかけた。
コナン「なんの目的は分からないけど、死ぬ気でしょ。」
水着姿の人物はなおも沈黙していた。
コナン「そうでしょ、蘭姉ちゃん。そして、殺人犯さん。」
蘭「よくわかったね。証拠残さなかったのに。」
コナン「探偵の勘、かな。知っている人たちが次々に殺されたのに、全然悲しがっているように見えなかったから。」
蘭「あの人たちはハイグレ魔王様をこの地球にお呼びするための生贄だから。それも私で最後。でも、生贄はハイグレ魔王さまによって栄誉が与えられるの。」
コナン「狂ってる・・・。」
蘭「じゃあね、コナン君。」
蘭は言うが早いか、重しを体につけてプールの中に飛び込んで死んだ。だが、蘭が命と引き換えに召喚したハイグレ魔王により、地球は征服された。その後、米花町で元気よくハイグレポーズを取る蘭たちの姿も確認された。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.7 )
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- 日時: 2013/04/07(日) 13:54:39
- 名前: ものし
- 第七話 中二病でも恋がしたいの場合
六花「凸守、私はハイグレ魔王様のサーヴァントになった。」
早苗「何を言っているのですか、マスター?」
六花「これがその証。」
早苗「なっ、このような場所で服を脱ぎだすなんて!?」
六花が制服を脱ぐと、その下には紫色のハイレグ水着を着ていた。
六花「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
早苗「マスター!?」
六花「お前も私がハイグレ人間になった時と同じ魔法陣の中にいる。いざっ!!」
早苗「キャ、キャアアアアッ!!」
早苗が立っていた五芒星の魔法陣が赤く光った。天井まで届く高さの光が射出され、彼女を飲み込んだ。
早苗「これはっ!?」
身をよじらせて苦しみに耐える早苗は、自分の着ている制服が下からら少しずつ消えていき、黄色いハイレグ水着を着せられているのが分かった。
早苗「くっ・・・。こんなもの・・・っ!!」
早苗はハイレグ水着を脱ごうとした。だが、手は自分の意志に反して動かなかった。
早苗「体が勝手に・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
早苗は苦しそうに顔を歪めてハイグレポーズを始めた。
くみん「うわっ、楽しそう。なんの遊び?」
五月七日くみんが部室に入って、ハイグレポーズをとっている興味津々の表情で尋ねた。
六花「興味があるなら、この魔法陣の中に。」
くみん「うん、分かった。」
くみんは全然疑いもせず、五芒星の魔法陣の中央に入った。
六花「いざっ!!」
くみん「キャアアアアアッ!!」
くみんは早苗とは逆に、体のうえのほうからハイレグ水着に着替えさせられた。くみんは苦しさのあまりその場にへたり込んだ。
くみん「うわっ!?何これ!?えっ、な、なんでっ・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
くみんは白いハイレグ水着を着て、戸惑いながらもハイグレポーズを始めた。
森夏「ちょっと、あなたたち。廊下まで声が聞こえてるわよ。少し静かに・・・えっ!?」
丹生谷森夏は苛立たしげにドアを開けたが、目の前の光景にしばし呆然とした。
森夏「何やってるの?」
六花「ハイグレ魔王様に忠誠を誓う儀式。」
森夏「あの、小鳥遊さん。何を言ってるの?っていうか、また何かの漫画アニメに影響されたのね。」
森夏はため息混じりにおでこに手をやった。
早苗「グダグダ言うなです、ニセサマー。お前もハイグレ人間になるです。」
くみん「そうだよ、モリサマちゃん。楽しいよ?」
ハイグレ姿の2人に両脇を抱えられ、魔法陣の真ん中に連れて行かれた。
六花「いざっ!!」
森夏「イヤアアアアアアッ!!」
森夏は体の上と下から同時にハイレグ水着姿に切り替わっていった。
森夏「こ、これは・・・・キャッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
森夏は大きな胸を揺らしながら、恥ずかしそうにハイグレポーズを始めた。
勇太「何やっているんだ、お前ら?」
部室に入った勇太が目のやり場に困りつつ尋ねた。
六花「新しい獲物がやってきた・・・・。」
六花によってハイグレ人間になっていく者はどんどん増えていく。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.8 )
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- 日時: 2013/04/14(日) 14:01:47
- 名前: ものし
- 第八話 るろうに剣心の場合
神谷薫、高荷恵、巻町操、三条燕の4人は地下洞窟の牢屋の中にいた。既にさらわれてから3日が経っていた。
操「私たち、ずっとこの牢屋の中にいなきゃいけないのかな・・・。」
薫「大丈夫、必ず剣心たちが助けに来てくれるわ。」
恵「剣さんたちが助けに来てくれるまで生きていられればね。」
燕「そ、そんな・・・。弥彦くん、お願い・・・。」
食事は3食必ず運ばれていたので、餓死する心配は無い。だが、その安全もいつまで保証されるか、との心配がよぎった。銃殺や斬首の可能性もある。
兵士「上の者がお前たちを呼んでいる。出ろ。」
4人は牢屋を出された。四方から奇妙な肌色の被り物をした赤服の兵士たちに取り囲まれた。手に手に大きな銃を持っていた。
薫「私達をどうするつもりなの?」
兵士「来ればわかる。」
4人は洞窟の中の開けた場所に連れて行かれた。上から太陽の光が差し込んでいた。3日ぶりに拝む太陽に4人は目を細めた。
???「よく来たわね。」
4人が見ると、そこにはハラマキを身につけた3人の女性が立っていた。日本人でもない、外国人でもない、不思議な人たちだった。
???「私たちはハラマキレディーズ。お前たちとは別の世界からやってきた。」
操「別の世界?何よ、それ。」
リーダー「お前たちの世界の科学力では説明しても理解できない。」
恵「ところで、用は?この牢屋から開放してくれるのかしら?」
リーダー「ええ、そうよ。あなた達は素質があることが分かったから。でも、その前に・・・。4人をあの壁を背に立たせなさい。」
4人は兵士たちに肩を掴まれ、壁を背にして立たされた。
リーダー「構えっ!!」
兵士たちが銃を構えた。
燕「撃つ気なんですか!?」
リーダー「死にはしない。撃てっ!!」
4人に銃から出てくる光が次々飛んできた。
恵「きゃあああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
恵は今まで来たこともない紫色の不思議な服を着せられた。和服ではない、洋服も出ない。体のラインがくっきり出て密着する服だった。
操「いやああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
操も同じ形をした服を着せられた。彼女のは青かった。恵と並んで股間のあたりで何度も手を上げ下げするポーズをしていた。
燕「キャッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
燕は光に当たると体をのけぞらせて苦しそうにした。光が消えると、前の2人の横で桃色の同じ服を着てポーズを繰り返した。
薫「助けて、剣心っ!!きゃああああっ!!」
光に当たる直前に薫は叫んだ。薫は大の字になって抵抗した。光が消えると、黄色い服を着ていた。
薫「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
4人は横一列になってポーズをしていた。
リーダー「お前たちはこれでこの星で初めてのハイグレ人間となったわ。本星に戻り、スパイ教育を受けてもらう。」
恵「喜んでっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
リーダー「お前たちのこれからの任務には危険もある。それは覚悟してもらうわよ。」
操「魔王さまのためなら命を捧げますっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
リーダー「よく言ったわ。ゆくゆくはあなたたちをハラマキレディーズに入れてくれるよう頼んであげるわ。」
燕「よろしくお願いします。ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
リーダー「時間が惜しいわ。ハイグレ星に戻るわよ。」
薫「はいっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
4人はハラマキレディーズが選抜した他の地球人の女性たちと一緒にハイグレ星に渡った。その後、薫はハイグレ魔王の剣術相手、恵はハイグレ化促進薬の開発、操は侵略前の星を探索する密偵、燕はハイグレ兵の後方支援作の立案に功績があったという。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.9 )
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- 日時: 2013/04/28(日) 06:53:29
- 名前: ものし
- 第九話 碧の軌跡の場合
クロスベルは最大の災厄に見舞われていた。やはり呪われた地であるというのか。
エリィ「きっと、きっと、ハイグレ魔王様が助けに来てくださるわ。それまで、なんとしても耐えるのよ!!」
クロスベル市の防衛線はあちこちがエレボニア軍に突破されている。オルキスタワーを守るエリィたちは、次々に攻めてくるエレボニア兵にハイグレ光線を浴びせていた。
キーア「ロイド、ランディ、ワジ、みんな無事なのかな?」
ティオ「キーア、伏せてください!!」
ティオがキーアを抱え込んで地面に伏せた。今までいたところを銃弾がかすめた。
ティオ「ロイドさんたちにもハイグレ魔王様のご加護があります。きっと大丈夫です。」
クロスベル自治州は、ハイグレ魔王によっていち早くその支配下に入った。パンスト兵たちは今カルバード共和国に出張中。そのすきを突いてエレボニアが攻め込んでいた。男性たちはエレボニアを迎え撃ちために出撃し、女性たちがクロスベル市を守っていた。
イリア「うっ!!」
ハイグレ銃を撃ちながら戦っていたイリアが胸を抑えこんで倒れた。黒いハイレグ水着から血が滴り落ちていた。
シュリ「イリアさ・・・ぐはっ!?」
シュリはイリアを助けに行こうとしたが、頭を撃ち抜かれて即死した。水色のハイレグ水着がみるみる真っ赤に染まった。
リーシャ「よ、よくも2人を!!」
激昂したリーシャが飛び出そうとするのをミレイユ三尉が留めた。
ミレイユ「みんなで一斉に跳びかかりましょう。ノエル曹長、援護をお願い!!」
ノエル「はいっ!!」
ノエル、フラン、エリィが物陰から盛んにハイグレ銃を放った。エレボニアの兵士たちが次々にハイグレ化していく。
ミレイユ「今よっ!!」
ハイグレ光線を塗りつけたハルバードを手にし、ミレイユたち女性警備隊員たち数十名、リーシャが突撃した。だが・・・
シャーリー「アハハハッ!!」
赤い星座のシャーリィ・オルランドがエレボニアの戦車の前に躍り出てチェーンソー付きライフル・テスタロッサを振り回した。
ミレイユ「えっ!?ぎゃああああああっ!!」
先頭を行くミレイユのオレンジのハイレグ水着にチェーンソーが突き立てられ、シャーリィにもたれかかるようにして死んだ。その後も次々に女性隊員たちがシャーリィの前に倒れた。
リーシャ「ぐふっ!?」
シャーリィ「ハイグレ人間になって弱くなっちゃったねぇ、リーシャ。今すぐ首を跳ねてあげるからね!!」
シャーリィが一閃。リーシャの紫色のハイレグ水着の胴体と頭が切り離された。
エリィ「リーシャさんまで・・・。もう、ダメだわ・・・。」
セシル「もはやこれまで。バンザイハイグレしかないわ。」
セシルが白いハイレグ水着の乱れを直しながら言った。
キーア「怖いよ・・・。」
ティオ「私達が一緒です。」
エリィ「せーの!!」
エリィたちは一斉に立ち上がった。エリィはピンク、ティオは青、キーアは黄緑、ノエルは黒、フランはピンクのハイレグ姿だった。その他の女性隊員たちもそれに続いて立ち上がった。
全員「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
ハイグレ人間が全滅を覚悟した際に、生き残っている全員で行うバンザイハイグレ。一件奇異に見えるその行動だが、ハイグレ人間にとっては人生最後の愉悦の刻である。
全員「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
エレボニア兵に次々に撃ち殺されても、最後の一人が倒されるまでハイグレポーズを繰り返した。
ちなみに、エレボニア兵は舞い戻ってきたパンスト兵によって全滅させられたのは言うまでもない。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.10 )
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- 日時: 2013/05/07(火) 05:57:33
- 名前: ものし
- 第十話 Airの場合
観鈴は気がつくと砂浜の上に立っていた。
観鈴「ここは・・・。」
自分は死んだはず・・・。いや、それは夢だったのだろうか・・・。
観鈴「うわっ、なんだろう、この格好・・・。」
彼女は自分の格好をみて驚いた。ピンクのハイレグ水着姿だったのだ。その瞬間、彼女はすべてを理解した。自分はハイグレ魔王から与えられた使命を果たすために蘇ったのだと。
観鈴「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
彼女は誰もいない砂浜で夕日に向かってハイグレポーズをした。
観鈴「ただいま。」
懐かしいのか懐かしくないのかよく分からなかったが、自宅の玄関の戸を開けた。
晴子「誰や?もう日は暮れてるんやから、用はさっさと・・・ひっ!?」
営業と思って出てきた晴子は、観鈴の姿を見てみるみる顔が青ざめていった。
晴子「ば、化けてでたんか!?しかもなんちゅう格好を!?」
観鈴「私、ハイグレ魔王様に蘇らせてもらったんだよ。お母さんも一緒にハイグレ人間になろうよ。」
晴子「やめっ・・・イヤアアアッ!!」
晴子は観鈴の体から発せられた不思議な光に飲み込まれ、赤いハイレグの水着姿にされてしまった。
晴子「なんや、こんな水着・・・ウウッ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
晴子は訳も分からずハイグレポーズをし始めた。
その後、街は一夜にしてハイグレの支配下になった。
佳乃「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
美凪「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
聖「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
佳乃は青、美凪は黒、聖は白のハイレグ水着に身を包み、街の神社でハイグレポーズをしていた。
観鈴「往人さん、みちるちゃん、あなたたちもハイグレ魔王様に復活させてもらって、一緒にハイグレしよう!!」
その後、この街は東京に襲来したハイグレ魔王の尖兵として近畿地方を席捲することとなる。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.11 )
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- 日時: 2013/05/11(土) 22:14:20
- 名前: ものし
- 第十一話 宇宙戦艦ヤマト2199の場合
ヤマト艦内に第一種戦闘配置が通達された。ワープ直後に謎の宇宙船が接近してきたのだ。ガミラス艦とは形状を異にし、ピンクの半球体であった。
古代「このままだと未確認の宇宙船とぶつかります!!」
沖田「島、回避だ!!」
島「と〜りか〜じいっぱ・・・・!!」
取舵一杯で宇宙船を回避しようとした島が航海長席に突っ伏して気絶した。
古代「森君!?一体何を!?」
古代は島に手刀を振り下ろした森雪に驚愕した。
森「困るんだよね、回避されると。」
そう苦笑いしつつ、森はユニフォームを脱いだ。その下には、黄色のハイレグ水着を着ていた。
森「私はこの艦を魔王様の特務艦として献上するためのハラマキレディー様のスパイよ。」
第一艦橋に次々と船務班の女性スタッフたちが乗り込んできた。めいめいにハイレグの水着姿であり、銃を持っていた。
真田「これは反乱行為だ。こんなことをして後でどうなるかは知っているだろう?」
森「口答えは許しませんよ。」
ハイレグ姿の女性スタッフたちが艦橋要員に銃を向けた。
森「ハイグレ魔王様の力を持ってすれば、ガミラスの軍事力を跳ね除け、放射能問題も解決。また、宇宙平和に貢献できます。」
そんな話をしているうちに、宇宙船がドッキングした。
森「さあ、この船を完全にハイグレ魔王様の艦にするのよ!!」
宇宙船からいくつもの光線がヤマトに向けて放たれた。
南部「右舷に被弾!!」
大田「波動防壁、貫通されました!!」
相原「こちら第一艦橋、第二艦橋応答せよ・・・えっ!?ハイグレ!?」
相原は耳を疑った。第二艦橋のスタッフたちがハイグレと叫んでいた。次々に、色々な部署の悲鳴が届いた。
原田「こちら医務室・・・きゃっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
山本「格納庫に被弾・・・いやっ!?ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
隔壁を閉鎖しても次々に不思議な光線がヤマト艦内を駆け巡り、男女構わずにスタッフたちをハイレグの水着姿にしていった。
新見「何かしら、この物音・・・・うわっ!?」
独房に入れられていた新見も人知れずハイグレ光線にあたっていた。
ハイグレ化を終えたヤマトはその後、ハイグレ特務艦として活躍したという。
完
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Re: ハイグレポーズのある風景
( No.12 )
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- 日時: 2013/05/19(日) 21:41:26
- 名前: ものし
- 第十二話 めぞん一刻の場合
響子は家事を終えるとカーテンを閉めた。夫は仕事、娘は祖父母の家に遊びに行っている。
響子「今日はどれにしようかしら。」
彼女は洋服ダンスの下に手を伸ばした。夫の目、娘の目、噂好きの住人の目をごまかして買い揃えた誰にも言えない趣味。
響子「これにしよう。」
赤いハイレグ水着を取り出した。誰も見ていないので、そこらに服と下着を脱ぎ散らかした。
響子「気持ちいいわね、この感覚。」
まだまだ一児の割にはスタイルを保てているじゃない?などと自分のハイレグ姿に喜びを感じた。
響子「さてと・・・。」
ビデオデッキに「アクション仮面VSハイグレ魔王」のビデオテープを入れ、テレビの電源を入れた。娘のために録画したものであった。新宿の街中でハイグレポーズをしている人たちのシーンだった。
響子「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ。」
娘が見る用のビデオに親である自分が、しかも性的な意味でハマっているとは誰にも言えない。響子は早送りして研究所のシーンを出した。
響子「きゃあああっ、ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ。」
大の字になったりハイグレ光線にあたったイメージだったり、体を動かした。結構な運動になり、汗をかく。
響子「そろそろ春香ちゃんが帰ってくる頃だわ。」
その時、不意に扉が開いた。春香が母親のあられもない姿にキョトンとしていた。だが・・・
春香「ママだけずるい。私もやりたい。」
その日、初めてのハイグレ仲間ができた。
完
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