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* ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス

日時: 2016/05/01(日) 16:14:52 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私はハイグレ人間・ゆの。ハイグレ帝国歴819年396日、私はハイグレ光線を浴びてハイグレ人間になった。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

来る日も来る日も赤色のハイレグ水着を着てハイグレポーズをしている。地球上全ての人間は私と同じようにハイグレ人間への転向を済ませ、同じように生活している。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

親友の宮ちゃんは黄色のハイレグ水着姿で楽しそうにハイグレポーズをしている。今は午後2時59分50秒。そろそろだね。

「「・・・・ハイグレッ!!」」

午後3時丁度。ハイグレポーズの終了の時間。自動的に動いていた腕と声が止まった。これで今日のお勤めはおしまい。

「いや〜、今日は一段と張り切っちゃったね。」

「本当本当。2学期始まってみんなでハイグレポーズをするのが楽しいみたい。」

クラスメイトの真実ちゃんと中山さんが笑顔で話していた。

「ねえ、ゆのっち。ハイグレ魔王様って今頃どうしているんだろうね。」

「さあ。でも、ハラマキレディー様もパンスト兵さんたちや他の人たちも一緒だから大丈夫なんじゃないかな。」

「早く戻ってきてほしいよね。」

「そうだね。きっとハイグレ魔王様はすぐに帰ってきてくれるよ。」

本当はハイグレ魔王を様付で呼びたくなんてないけどね。昨日ハイグレ魔王はハラマキレディー全員、パンスト兵・ハイグレ戦闘機人部隊を連れて別の星の侵略に行った。そして、それが私たちの最大のチャンス。

「ねえ、宮ちゃん。放課後に私の部屋に来てくれない?」

「別にいいよ〜。」

一番の親友の宮ちゃんから救い出してあげるからね。私は新興宗教ノー・ハイグレ教の信者ナンバー・144。3日後のクーデターに向けて戦力を集めないといけないんだからね。
 
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* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.5 )
日時: 2016/06/12(日) 05:46:20 メンテ
名前: ものし

「うん?さっきから下級生の部屋がうるさくない?」

「あら、そうね。どうしたのかしら?」

沙英とヒロは大学受験で使用するハイグレポーズの練習を102号室でしていたが、気が散って仕方なかった。

「乃莉の部屋に誰かいるみたい。ちょっと注意してくる。」

「いってらっしゃい。」



私は考えていた。ハイグレ人間にしていただいて1ヶ月。沙英は青のハイグレ人間になることを最初は拒んでいた。

「だって、ハイレグ水着ってスタイルがもろ出るじゃん!?」

それが沙英の弁だった。でも、今はハイグレ人間である自分を受け入れ、最高のハイグレ人間になろうとしている。

「ヒロ!!」

沙英が戻ってきた。あら、どうしたのかしら?随分上ずった声を出して興奮しているみたい。私は振り返り、そしてそのままの姿勢で固まってしまった。

「どうしたの、その格好!?」

沙英はハイグレ人間には禁忌とされているビキニを着ていた。どういうこと!?

「ノー・ハイグレ教の戦士になったんだよ!!ハイレグ水着なんてダサいもの、ポイしちゃったよ。」

「沙英!?なんてこと言うの!?もし他の子たちに聞かれたら・・・」

「他の子たちって私たちのことですか?」

そこにすっと現れたのは乃莉ちゃんとなずなちゃん。2人もビキニ姿・・・これは冗談じゃなさそうね。

「ヒロ先輩もノー・ハイグレ教の戦士になりましょう!!」

気弱ななずなちゃんの目が据わっている。バーサーカーみたい。って、この状況はやばい!?

「ひいっ・・・」

私は両肩を乃莉ちゃんとなずなちゃんに締め上げられた。イ、イヤッ・・・白のハイレグ水着が脱がされていく。

「私の仮説が正しければ、ヒロはノー・ハイグレ教を受け入れるのに時間がかかるかもね。」

沙英、何を言って・・・・そんなことを考えているうちに、私はワンピース水着を着せられてしまった。

「あなたもノー・ハイグレ教の戦士に!!」

がっ・・・・はっ・・・・ハイグレ人間なんて滅びてしまえ、という思考が私の中に・・・・負けないんだから!!

「やっぱり抵抗してる・・・胸が大きいほど定着に時間がかかるんだね・・・」

失礼だけど、沙英はすぐ受け・・・入れ・・・られ・・・たって・・・こ・・・と・・・

「私はノー・ハイグレ教の戦士・ヒロ!!」

やだ、ノー・ハイグレ教の教えって素晴らしいじゃない!?
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.6 )
日時: 2016/06/12(日) 20:28:35 メンテ
名前: ものし

翌日・・・・

「ねえ、ゆのっち。ノー・ハイグレ教の戦士である私たちは、どうやってハイグレ魔王を倒せばいいの?」

「さあ、私も詳しくは知らないけど・・・・。ハイグレ城を占拠して立て籠もるんだって。ハイグレ城は要塞だから簡単には攻め落とせないって。そして、東京から全ての人々を教化していくんだって。」

「へえ、そうなんだ。なら、私たちも頑張らないとね。」

ゆのは黒ハイグレの中山、オレンジハイグレの真実を仲間に引き入れていた。

「吉野屋先生は仲間にしないの?」

「吉野屋先生はスタイル良すぎて時間かかりそうだから。」

ゆのは憮然として言った。



「沙英、あなたもノー・ハイグレ教の戦士なんでしょう?」

「えっ?もしかして、夏目も?」

「そうよ。私もあなたたちのグループに入れなさい。来るべき戦いに備えてね。」

「そうね、夏目さんがいれば百人力よね。ねえ、沙英?」

「ああ、うん、まあ・・・」

夏目がノー・ハイグレ教の戦士だったなんて初めて知ったけど・・・と思う沙英。

「ぼろを出さないようにするのよ、沙英。今はハイグレ人間のふりをしないといけないんだから。ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

夏目は黄緑色のハイレグ水着姿でコマネチを始めた。



「ノー・ハイグレ・・・・」

乃莉となずなはやっとの思いで沙英の妹・智花をノー・ハイグレ教の戦士にした。今は緑のハイレグ水着を脱ぎ捨て、ビキニ姿になっていた。

「智花ちゃんが隠れ居乳だったなんて・・・。どおりで大変だなって。」

「まあ、何はともあれ仲間ができてよかったよ。さて、明後日に備えて訓練しよっか。ハイグレ人間たちを倒す武器のさ。」

「うん、そうだね。3人でやれば楽しいよね。」

クーデターまであと2日。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.7 )
日時: 2016/06/21(火) 18:57:41 メンテ
名前: ものし

クーデター当日。新宿にはノー・ハイグレ教の戦士1,000人が集結していた。そこにはゆのたち10人の姿もあった。

「あと1分・・・あと30秒・・・・あと10秒・・・・5・・・4・・・3・・2・・1・・・0!!」

カウントが零になった刹那、あちこちで鬨の声が上がった。

「行くよ、宮ちゃん。このアクショントリモチガンがある限り、私たちはパンスト兵に勝てる!!」

「そうだね、ゆのっち!!あいつらをめちゃくちゃにやっつけよう!!」

ハイレグ水着を捨て、ビキニ姿になった2人はヒロたちに遅れじと突き進んだ。



「くらえ、アクショントリモチガン!!」

現在のハイグレ城の守備をしているパンスト兵は必要最低限しかおらず、100人しかいない。アクショントリモチガンという弱点を突かれ、次々に倒されていく。

「えいっ!!えいっ!!」

なずなはおっかなびっくり撃っているが、パンスト兵に当たらない。あっという間に間合いを詰められ、ハイグレ光線銃を突きつけられる。

「い、いやっ・・・・またハイグレ人間にされるなんて・・・・」

「とりゃっ!!」

助けに来た乃莉が横からアクショントリモチガンを発射。顔面真っ白になったパンスト兵はその場に倒れこんだ。

「ちょっと、こっちも助けてよ!!」

2対1でパンスト兵を相手している智花が悲鳴を上げた。乃莉となずなはその援護に回った。



「下級生たちは援護をお願い。」

「了解しました!!」

沙英・ヒロ・夏目の突撃を助けるため、真実と中山が援護射撃を始めた。

「イヤアアアアアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「キャアアアアアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ハイグレ人間に逆戻りしてしまっている仲間たちを横目に、3人はアクショントリモチガンを放ちながら走り続けた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.8 )
日時: 2016/06/25(土) 18:51:24 メンテ
名前: ものし

あっけないものだった。広大なハイグレ城内はほぼ無人。制圧するのは容易だった。ほぼ抵抗らしい抵抗もなく、ハイグレ城は陥落した。ゆのたちは魔王の部屋を警護していた。

「ハイグレ魔王もこのままの勢いで倒せそうだね、宮ちゃん。」

「うん、ノー・ハイグレ教の前に敵なしだね。」

ハイグレ城の防衛システムが発動し、集結してきたパンスト兵たちの攻撃を防いでいるの映像がモニターに出た。自分たちの城に入ることができない光景が滑稽だった。

「すごいわね、ハイグレ城って。あんなにたくさんの攻撃でびくともしないなんて。」

「最新システムのバリアと自動防衛システムによる攻撃。あっ、また一機落ちた・・・」

ヒロと沙英は次々に撃ち落されていくパンスト兵たちに哀悼の意を表しつつ、モニターを見ていた。



「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

やまぶき高校教諭の吉野屋、桑原は職員室でハイグレポーズをしていた。

「桑原先生の灰色のハイグレ水着、とってもよく似合いますね。」

「吉野屋先生こそ、その年齢でピンクのハイグレ水着姿、すごいことですよ。」

「年齢は余計です!!」

そこに、茶色のハイグレ水着姿の美術教諭・池澤が入ってきた。何やら慌てている様子である。

「た、大変です!!ハイグレ城が、テロリストたちに占拠されました!!」

「「ええっ!?」」

「し、しかも、そのテロリストたちの中にうちの生徒が・・・・」

池澤がつけたテレビには、突入部隊にいるゆのたちの姿が映っていた。

「そ、そんな・・・・ゆのさん・・・・宮子さん・・・・真実さん・・・・中山さん・・・・」

「ハイグレ城は陥落、パンスト兵様たちは近づけない状態・・・・魔王様たちは外征中ですぐに戻ってこれない・・・・まずい状況ですね。ノー・ハイグレ教にこの星が乗っ取られてしまうかも。」

「吉野屋先生、桑原先生、私に考えがあります。この学校の生徒の犯した過ちを償う方法・・・・校長先生の許可も得ています。」

池澤の提案に吉野屋と桑原は乗ることにし、すぐさまある場所に連絡をとった。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.9 )
日時: 2016/06/26(日) 06:25:21 メンテ
名前: ものし

ノー・ハイグレ教のリーダー・岸麻衣子は、地上からの高さ700mの場所にある魔王像のてっぺんに立っていた。

「ふふっ、これで私たちの宿願を果たせる・・・」

手に持っているのはノー・ハイグレ教への教化装置。それを足元に置く。

「スイッチ・オン!!」

家庭用プラネタリウムのような機械から、シャワーのようにノー・ハイグレ教へ転向する電撃が出てくる。

「さあ、この新宿を・・・東京を・・・ノー・ハイグレ教の聖地に!!」



新宿駅・・・

「イ、イヤッ・・・・アアッ・・・・イイ・・・・」

「ノー・ハイグレ教万歳!!」

ハイグレ水着を脱ぎ捨て、ハイグレ人間からの解放に酔う市民たちであふれかえった。



銀座・・・

「アハハッ・・・・そのモノキニ似合ってるね。」

「あなたのタンキニもね。」

華やぎに満ちた女性たちがたくさんいた。



お台場・・・

「スタイルの悪い私はどうすればいいの!?」

「太ってるのにビキニなんてイヤ・・・」



霞が関・・・

「女性たちが次々にあられもない姿に・・・」

「我々男性はどうなるのだ・・・」



街では悲喜こもごも大混乱が起きていた。

「ふふっ、教化が進めばなんの疑問も持たなくなる。そうでしょう?」

岸麻衣子は、ほくそ笑みながら街の様子を眺め続けた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.10 )
日時: 2016/07/26(火) 05:58:59 メンテ
名前: ものし

「池澤先生・・・」

「なんです、桑原先生?」

「新宿は今や無法地帯ですね。風紀の乱れが・・・」

新宿の街ではハイレグ水着以外の水着が氾濫していた。女性はビキニ、タンキニ、ワンピース、男性は海パンだった。

「しっ、2人とも静かに。ノー・ハイグレ教の人たちに気づかれてしまいますよ?」

「っていうか、これでどうやってハイグレ城に近づけば・・・」

「ちょっと待ってください。・・・こちら、イケザワ。指示を下さい。」

池澤はインカムを通して通信をした。

「こちら、アオイ。10分後にハイグレ城正面で派手に戦闘を始めます。その隙にハイグレ城に侵入してください。」

「了解。」

池澤は通信を切った。

「でも、よかったですね。最精鋭とうたわれるハイグレ警備第三中隊、通称ハイグレ自衛隊が残っていて。」

「よく池澤先生は知っていましたね。吉野屋先生も私もそんな部隊知りませんでしたよ。」

「私もたまたまですけどね。ハイグレ自衛隊の隊長さんは私の近所に住んでまして。今通信していた蒼井さんは副隊長ですけど、素人の私たちも入れてくれる柔軟な方ですし。」

「桑原先生、池澤先生。これからやまぶき高校の生徒たちを私たちの手で元に戻してあげましょう。反逆のハイグレ・レジスタンスです!!」
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.11 )
日時: 2016/07/30(土) 13:51:10 メンテ
名前: ものし

「第一小隊突撃開始!!」

「第二小隊突撃せよ!!」

特殊なオマル飛行艇に乗った迷彩柄のハイレグ水着を身にまとった女性たちが、パンスト銃を片手にフルスロットルでノー・ハイグレ教の戦士たちの陣地に接近した。

「「くらえ、アクショントリモチガン!!」」

ノー・ハイグレ教の戦士たちがアクショントリモチガンを次々に放つが、高速で動き回るオマルには全然当たらない。

「うわっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「いやっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

次々にハイグレ人間に逆戻りしていくノー・ハイグレ教の戦士たち。

「増援です、増援を・・・・ぎゃっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

増援を送るようトランシーバーで叫び続けていたノー・ハイグレ教の戦士ナンバー555、茉里は敢え無くハイグレ人間に戻っていった。



「ハイグレ自衛隊が敵兵の大部分を引き受け、かつ善戦しています。私たちも動きましょう。」

池澤のいうことに、吉野屋と桑原も頷いた。彼女たちもハイグレ自衛隊の一員で迷彩柄のハイグレ姿。オマル飛行艇にまたがって侵入口へと上がっていった。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.12 )
日時: 2016/09/11(日) 11:12:27 メンテ
名前: ものし

「い、いや・・・・ハイグレ人間なんて戻りたくないよぉ・・・」

乃莉と智花とはぐれてしまったなずなは、1人で裏通りの段ボールの陰に隠れて泣いていた。周りにいたノー・ハイグレ教の戦士たちはハイグレ自衛隊に駆逐されてしまい、命からがら逃げだしたのだ。

「目標捕捉!!」

ハイグレ自衛隊・島居香桜里に発見された。

「ひいぃ!?」

なずなはアクショントリモチガンを捨てて全速力で逃げた。だが、細い路地を出ようとしたところで・・・

「発射!!」

同じくハイグレ自衛隊の内木愛の放ったハイグレ光線が迫ってくるののが見えた。なずなは恐怖でその場に立ち尽くした。

「ああっ・・・・」

なずなは避けることができず、その場で大の字になった。

「いやあああああああああああっ!!」

なずなは悟った。ノー・ハイグレ教こそ間違いだった。ハイグレこそ至高の存在だと。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

なずなはゴミ箱の上に立ってハイグレという無様な状態など気にせず、ハイグレポーズを取り続けた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.13 )
日時: 2016/09/19(月) 13:01:08 メンテ
名前: ものし

「きゃあっ!?」

「いやぁっ!!」

ノー・ハイグレ教の戦士たちはハイグレ自衛隊の相手にならず、次々に再洗脳されていく。

「ねぇ、智花。ハイグレ銃ってやっぱ射程長いよね?」

「うん。アクショントリモチガンが全然届かないのに、向こうの攻撃は届くもんね。」

会話をしつつも、応戦を試みる2人。物陰に隠れながら攻撃し、徐々に後退していく。

「上から来るよ!!」

智花に言われ、はっとする乃莉。咄嗟に体をひねってハイグレ光線を避けた。

「ねぇ、乃莉。なずなは大丈夫かな?」

「さあ。ここを切り抜けたら探さないとね。無事だといいんだけど。」

そうこうするうちに周りの戦士たちがハイグレ人間にされていく。

「乃莉ちゃん、智花ちゃん!!」

2人の後ろからかけられた弱弱しい声。2人も聞き覚えのある声だった。

「なずな・・・無事だったんだ・・・って、えっ!?」

後ろを振り返った智花は戸惑いの声を上げた。そして・・・・・・・

「きゃあああああああああっ!!」

乃莉の隣で悲鳴を上げた。乃莉は目の前の敵をやり過ごし終わったところで智花を見た。

「智花!?」

そして、なずなを見ると、彼女の手にはハイグレ銃が・・・・

「乃莉ちゃんもハイグレ人間に戻ろうね♪」

ドンという衝撃と共に、乃莉の体を包み込む光がが赤くなった。

「あたしって、本当バカ・・・・」

光の点滅が収まると、乃莉は智花の隣で一緒にハイグレポーズを始めた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.14 )
日時: 2016/09/22(木) 06:23:48 メンテ
名前: ものし

「くっ、まずいわね。わが戦士たちが次々に・・・」

岸麻衣子は敗北と再洗脳を繰り返すノー・ハイグレ教の戦士たちの姿に苦虫をかみつぶしていた。ハイレグ水着以外の水着も尊重される世界が砂上の楼閣になりつつあることに。

「仕方ない、全員、ハイグレ城に撤退!!ハイグレ城のバリアでハイグレ自衛隊の攻撃に耐えるのよ!!」

岸麻衣子の号令に、次々に戦士たちはハイグレ城の中に逃げ込んだ。



「桑原先生、ノー・ハイグレ教の子たちはハイグレ城の方に向かっていきますね。」

ハイグレ自衛隊の一員になって戦っている吉野屋が、桑原に言った。

「恐らく籠城戦でしょう。元々そのつもりでハイグレ城を乗っ取ったんですし。」

桑原はそう言いつつ、ハイグレ銃を発射して1人のOLらしき女性を再洗脳した。

「ハイグレ自衛隊の正規メンバーもハイグレ城に集結しているようです。我々も向かいましょう。」

池澤の言うことに同意した2人は、オマルにまたがってハイグレ城へと向かった。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.15 )
日時: 2016/09/24(土) 12:40:19 メンテ
名前: ものし

「ノー・ハイグレ教の戦士は全員ハイグレ城の中に逃げ込みました。」

ビキニ姿の真実が、リーダー・岸麻衣子に報告した。

「ありがとう。よし、バリア作動よ!!」

「バリア!!」

中山がバリアのスイッチになっている大きなレバーを押し下げた。



「きゃっ!?」

「うわっ!?」

ハイグレ城に攻め込もうとしたハイグレ自衛隊の女性たちはバリアにはじき返され、前に進めない。

「全員攻撃開始!!」

ハイグレ自衛隊が一塊となって一点集中でバリアを攻撃するが、それを突破することができない。一昼夜核ミサイルを撃ち続けられても耐えられる仕様になっているので無理のないことだ。



「そろそろいいですか、池澤先生?」

「いいですよ、吉野屋先生。」

新宿駅の地下道に潜入していた教師3人組はオマルを担いで外に出た。幸運なことに、3人はハイグレ城のバリアの中にいたのだ。

「もしもし・・・もしもし・・・やっぱりダメですね。」

桑原は通信機のインカムのスイッチを切った。外界との通信は途絶しており、指示を受けることができない。

「桑原先生、池澤先生、ここは3人で戦いましょう。教え子たちをハイグレ姿に戻してあげましょう。」
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.16 )
日時: 2016/09/25(日) 07:28:46 メンテ
名前: ものし

「乃莉ちゃん、なずなちゃん、智花ちゃんからの通信が途絶えちゃった・・・・。」

「ハイグレ人間にやられちゃったみたいだね。」

ゆのと宮子はハイグレ城の中で警備をしつつ、そんな話をしていた。

「ねぇ、宮ちゃん。ハイグレのない世の中って作るの大変なんだね。私たち、勝てるのかなぁ。」

「大丈夫だよ。ハイレグなんて古臭い水着になんて絶対に負けないよ。」

そこに真実と中山が入ってきた。

「2人とも、大変大変!!」

「どうしたの、真実ちゃん?」

「この城にハイグレ側の侵入者が入り込んだの!!今、みんなで捜索してるんだけど・・・。」

「侵入者?あっ、そっか・・・。ハイグレ城のバリアを張った時に誰かその中にいたんだね?」

すぐさま2人は事態を悟ってアクショントリモチガンを手に持って一緒に捜索を始めた。

「ゆのさん、宮子さん、気を付けてね。さっき、清美さんもやられたばかりなの。すぐ再教化したけど・・・・。」

中山もハイグレ人間に逆戻りする恐怖に陥りつつも、自ら奮い立たせていた。



「有沢さん、そっちは?」

「誰もいないみたいね、藤堂さん。」

ハイグレ城近くに乗り捨てられていたオマルは既に他のノー・ハイグレ教の戦士たちが調べている。そこから動線をたどってハイグレ城の中を捜索する2人。

「っていうか、ハイレグ水着なんていつの時代なのよって感じよね?藤堂さんもそう思わない?私、ノー・ハイグレ教に入れて本当に良かったと思うわ。」

「そうそう、あんなものをこの前まで嬉々として身に着けて無様なポーズをしてたなんて信じられない。」

ハイレグ水着を馬鹿にする2人だったが・・・

「へっ?」

有沢のこめかみに突きつけられた銃口。

「有沢さん?えっ?」

藤堂の背中にも銃口が突き付けられる。

「あなたたち、ハイグレ人間に戻って少しは今の発言を反省しなさい。」

藤堂に銃を突きつけた桑原が凍てついた声が言う。

「そのとおりよ。やまぶき高校のOGがそんな暴言を吐くなんて・・・・」

有沢に銃を突きつけている池澤も同じように言う。そして・・・・

「「イヤアアアアアアアアアアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」

ハイグレ人間に再洗脳された2人は、苦しそうに顔をゆがめながらハイグレポーズを繰り返した。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.17 )
日時: 2016/10/09(日) 10:21:24 メンテ
名前: ものし

「うわ、何これ・・・」

敵襲の通報を聞いてやってきた沙英たちは目の前の光景に絶句した。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

パンスト団用の食堂には、ハイグレ人間にされてしまったノー・ハイグレ教の戦士たちが17人いた。

「沙英、夏目さん、気を付けて。敵がまだ近くに潜んでいるかもしれないわ。」

「ええ、そうね。沙英はどんくさいから特に注意なさい。」

「誰がどんくさいの!?」

3人は食堂の隅々まで調べたが、敵の影は見当たらない。

「こっちにはいないみたいね。とりあえず、この人たちを元に戻してあげないと。」

夏目が銃を置いて一番近くにいた小学生のおでこに顔を近づけた。

「えっ!?」

ハイグレポーズをやめた女子小学生は夏目の首に飛びついた。

「ちょ、どうしたの!?」

夏目は振り落とそうとするが、女子小学生は悪魔の笑みを浮かべてしがみつき続け、離れない。

「よし、かかった!!今よ!!」

食堂の入り口から桑原が入ってきた。その手にはハイグレ銃を持っていて・・・

「夏目、逃げて!!」

沙英が叫ぶが、間に合わない。桑原の放ったハイグレ光線が女子小学生もろとも直撃した。

「「イヤアアアアアアアアアアアッ!!」」

ハイグレ光線に当たった2人は、共に悲鳴を上げた。そして、夏目のみビキニ姿が黄緑色のハイレグ姿に変化して・・・

「私に、かまわず逃げて・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

夏目は苦痛の表情を浮かべながらハイグレポーズを始めた。そして・・・

「あなたもハイグレ人間になるのよ、沙英!!」

先ほどまでノー・ハイグレ教に忠誠を誓っていた夏目が沙英に飛びかかった。

「沙英!!」

ヒロの目の前で沙英が夏目に組み敷かれた。今度はハイグレ自衛隊の迷彩ハイグレ姿の吉野屋と池澤が部屋の中に入ってきた。

「うふふ、ノー・ハイグレ教なんて大したことないですね。さあ、みんなでハイグレ姿になりましょう!!」

吉野屋が沙英に狙いを定める。

「ヒロ、あんただけでも逃げて!!」

「そ、そんな!!沙英を置いていくなんてできない!!」

「私はもう助からない。だから、ヒロは逃げて、後で私と夏目を再教化して!!」

「わ、分かったわ。」

ヒロは食堂の裏口に足早に去っていく。池澤がすかさず撃ち、ハイグレポーズをしていた女性たちも襲い掛かるが、なんとか部屋から脱出した。

「ヒロ、ゆのと宮子を頼むね・・・・いやあああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

胸の薄さをさらけ出したハイレグ姿の沙英は、勢いよくハイグレポーズを繰り返した。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.18 )
日時: 2016/10/10(月) 15:46:58 メンテ
名前: ものし

「ゆのさん、応答を・・・」

ヒロは周囲の安全を確保した後、すぐにゆのに連絡する。

「どうしたんですか、ヒロさん?慌ててるみたいですけど・・・」

「沙英と夏目さんが、ハイグレ人間にされてしまったわ。敵は吉野屋先生、桑原先生、池澤先生。」

「えっ、たったの3人ですか?」

「それが、ハイグレ自衛隊と同じ迷彩柄のハイレグを着てるの。甘く見てはいけないと思うわ。」

「わ、分かりました。すぐにリーダーに伝えて、先生たちをやっつけましょう。」

リーダー・岸麻衣子の判断は至極当然のもので、食堂付近を包囲しながら先生たち3人を捕らえるというものだった。

「私たちも行くよ、ゆのっち!!」



「ヒロさん、そろそろ私たちのことを通報している頃でしょうか?」

吉野屋はハイグレポーズをしている沙英と夏目を見ながら、桑原にそう話しかけた。

「そうですね。あの子たち、この食堂を封鎖して私たちを倒そうとか考えているんでしょうね。」

「それこそが私たちの思うつぼ。ハイグレ人間はなぜ全宇宙を統べる存在なのか、とくと教えてあげることにしましょう。」

池澤がさっと右腕を振り下ろすと、それまでハイグレポーズをしていた女性たちはその場で姿勢を正した。階下やバリア内にいたハイグレ人間たちが次々にハイグレ城に上ってきた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.19 )
日時: 2016/10/15(土) 10:43:42 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

乃莉、なずな、智花はハイグレ城の方角を向いて横並びしてハイグレポーズをしていた。

「(ああっ・・・どうして私はこんな・・・・じゃない、ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!)」

「(苦しいよぉ・・・つらいよぉ・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!)」

「(お姉ちゃん、ハイグレ人間になったかな・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!)」

乃莉は顔をひきつらせながら、なずなは苦しそうに歯を食いしばりながら、智花は恥ずかしそうに赤面しながらハイグレポーズを続けた。



「ゆのさん!!宮ちゃん!!」

ヒロは上から降りてきたゆのたちと合流した。

「沙英が、夏目さんが、みんなが・・・!!」

「大丈夫です。ハイグレ人間なんて私たちの敵じゃありません。」

「そうだよ、ヒロさん。私たちがこの教えを受けたときみたいに、また再教化してあげればいいんだよ。」

ヒロもそれにうなずいた。ゆの、宮子、真実、中山の4人を仲間に、その他の戦士たちも協力して食堂を包囲しようと引き返した。だが・・・

「あれ、誰もいない。ヒロさん、確かに沙英さんたちはこの部屋でハイグレ人間にされたんですよね?」

「ええ、そうなんだけど。おかしいわね・・・」

その瞬間、大型冷蔵庫の扉がばっと開いた。

「覚悟!!」

「危ない、ゆのっち!!」

「えっ?」

ゆのめがけて飛んでくるハイグレ光線。その射線上に宮子が両腕を大の字に広げて立ちふさがった。

「うわあああああああっ!!」
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.20 )
日時: 2016/10/16(日) 06:33:52 メンテ
名前: ものし

宮子はゆのを庇ってハイグレ光線を浴びた。宮子は以前にハイグレ光線を浴びた時を思い出した。

「(そうだ、またハイグレ人間にされるんだ・・・・ハイ・・グレ・・・・)」

光線の光が収まると、そこには黄色のハイレグ水着姿の宮子が立っていた。

「ご、ごめん・・・ゆのっち・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

宮子は順応性が高く、すぐさま笑顔になってハイグレポーズを始めた。

「ふふっ、宮子ちゃんはハイグレ姿の方が実は気に入ってるみたいね。」

冷蔵庫の中から出てきたのは迷彩柄のハイレグ姿の夏目だった。ハイグレ銃を肩にかけ、悪魔の笑みを浮かべている。

「宮ちゃん、待ってて。すぐに再教化してあげるから。」

ゆのが宮子を押し倒しておでこを当てた。

「あなたもノー・ハイグレ教の戦士に!!」

「く、苦しい・・・・あっ・・・ぐっ・・・」

何度も洗脳をされている宮子は苦しそうに顔をゆがめた。

「ふふっ、そんなことをしている時間があるのかしら?」

「それはどういうこと、夏目さん?」

「なんでヒロさんをわざと逃がしてあげたと思う?しかもあなたたち、大勢で来ちゃって。」

ヒロははっとした。上の階から激しい銃声が聞こえてくる。

「私はあくまでも囮。上では沙英や先生たちが戦っているわ。」



「ううっ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレ人間に戻るのは嫌・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

上の階が手薄になったのを幸いに、沙英や吉野屋たちはハイグレ城のコントロールルームに攻め込んだ。

「ノー・ハイグレ教なんて皆殺しだよ!!」

ハイグレ人間に戻った沙英は凶暴化して手当たり次第にハイグレ銃を乱射していた。

「ありゃ、あの子すごいわね。」

「私たちも負けられないですね。」

桑原と池澤も負けじとハイグレ銃を撃ちまくった。その度にノー・ハイグレ教の戦士たちはハイグレ人間に戻っていった。

「うわっ!?」

ハイグレ城のバリアのレバーを守っていたビキニ姿の女性が吉野屋に蹴り飛ばされた。

「悪戯はここまでですよ。えいっ!!」

ハイグレ人間になって強化された吉野屋の力でも少しずつしか動かない強力なレバーだった。

「バリア解除!!」
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.21 )
日時: 2016/10/29(土) 17:02:18 メンテ
名前: ものし

「ハイグレ城のバリアが消えたわ。この機を逃さず全員突撃よ!!」

ハイグレ自衛隊は藤崎夢隊員を先頭に、数十人が散開しながらハイグレ城に迫っていく。

「ノー・ハイグレ教の人たちに情けは無用よ!!見つけ次第ハイグレ光線を浴びせなさい!!」

川田部隊長は隊員に指示を出しながら、自らもハイグレ銃を乱射している。いつの間にかハイグレポーズをしていた元ノー・ハイグレ教も武器を取って戦い始めていた。



「はあ、はあ・・・。くっ、私はまたハイグレ光線によって操られていたのね。」

ノー・ハイグレ教に再洗脳された夏目は、再びビキニ姿になっていた。

「ありがとう、ゆのっち。私も元に戻れたよ。」

宮子もハイグレ光線の支配を脱し、ノー・ハイグレ教の戦士に戻っていた。

「でも、どうしよう。ハイグレ自衛隊たちが攻めてくるよ。もう私たちにはどうしようも・・・。」

「ここにいるのは私たち18人。本当は沙英も助けてあげたいけど、無理そうね。ここから逃げてハイグレ人間のふりをしつつ、再起を図りましょう。」

ゆのの不安に、ヒロは冷静な判断を示した。そう、リーダー・岸麻衣子も既に安全な状況ではないだろう、と。



「ぐうっ、ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「きゃっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ハイグレ城の屋上にある魔王像。その付近に追い詰められたノー・ハイグレ教の戦士は次々にオマルにて空中から攻撃してくるハイグレ自衛隊の餌食になっていた。

「残るのはあなただけです!!」

ハイグレ自衛隊側についた沙英が、岸麻衣子にハイグレ銃を向けた。その後ろには吉野屋、桑原、池澤が同じように銃を構えていた。

「む、無念だわ。そんなダサい格好とダサいポーズの奴らに負けるなんて・・・。」

「ハイグレ魔王様に対する反逆の罪、一緒に償いましょうね。」

沙英は岸麻衣子にハイグレ光線を発射。彼女の脳天を直撃した。

「いやあああああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

岸麻衣子は魔王像をバックに、つい今まで罵倒していたハイレグ姿で、かつハイグレポーズをしながら自分の罪を悔いた。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.22 )
日時: 2016/11/03(木) 21:08:42 メンテ
名前: ものし

「ゆのさん、宮ちゃん、それの他のみんなも。ここは私が防ぐから先に行って。」

最後尾のヒロがアクショントリモチガンを両手に持ってゆのたちに背を向けた。

「夏目さん、後をお願いね。」

「分かったわ。」

その場に留まろうとするゆのと宮子の手を引き、その場を駆け去っていった。

「ハイグレ人間に逆戻りするのは怖いけど、でも、それもノー・ハイグレ教のため。ただではやられないわよ!!」

二列縦隊を組んで迫ってくるハイグレ自衛隊に、ヒロは猛然とアクショントリモチガンを放った。



1分後・・・・

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレ魔王様はやっぱり素晴らしいわ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

先ほどまでの決意はどこへやら。ヒロは白のハイレグ水着に身を包み、幸福の絶頂のような顔をしてハイグレポーズをしていた。

「こうしちゃいられないわ。ゆのさんたちもハイグレ人間に戻してあげなくちゃ。」

ヒロはその場でハイレグ水着を脱ぎ捨て、ハイグレ自衛隊用の迷彩柄のハイレグ水着に着替えた。

「沙英、私もついていくわ。」

すっかりハイグレ自衛隊の一員になっている沙英や先生たちと一緒にゆのたちを追った。
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.23 )
日時: 2016/11/12(土) 10:10:43 メンテ
名前: ものし

「ハイグレ城を脱出したね。随分人数は減っちゃったけど・・・。」

17人いたはずの仲間たちは次々にハイグレ自衛隊やハイグレ人間たちの餌食になり、残っているのはゆの、宮子、夏目、真実、中山の5人のみ。

「くらえっ、アクショントリモチガン!!」

宮子が立ちはだかるハイグレ人間2人相手に撃った。ハイグレ人間たちは顔面に張り付いたトリモチを剝がそうとしてもがき苦しみ、お互いのおでこにぶつかって卒倒した。

「宮ちゃん、すごい。」

「もうハイグレ人間に戻るなんてごめんだからね。」

宮子は吐き捨てるように言った。

「こっちは大丈夫みたいよ。さあ、こっちから脱出しましょう。」

先行していた夏目が周囲の安全を確認し、4人にこっちに来いという。4人はほっとしてそちらの方に歩んでいった。

「(ビクンッ)」

「真実!?」

夏目のいる場所に付く前に、中山の隣を歩いていた真実が狙撃された。

「い、いやあああああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

真実はその場で足を90度に曲げてオレンジ色のハイレグ水着姿でポーズを始めた。

「ちょっと、なずな!!まだ撃っちゃダメって言ったじゃん!!」

「ごめ〜ん、乃莉ちゃん。」

ビルの窓の内側からゆのたちにおなじみの2人の声が聞こえてきた。

「きゃあああああああっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

今度は中山に別方向から飛んできたハイグレ光線が当たった。中山は真実の隣で黒のハイレグ姿で仲良くハイグレポーズを始めた。

「ナイス、智花!!」

「えへへ、すごいでしょ〜。」

今度は沙英と智花の2人組だった。

「そ、そんな・・・。私たちの動きがなぜこんなに完璧に読まれて・・・まさかっ!!」

夏目は自分の体をあちこち触ってみた。すると、夏目の髪留めに小さな機械がついていた。

「発信機!?」

「そうよ。夏目さんはノー・ハイグレ教の戦士たちの位置を知らせるためにあえて再教化されそうな状況に置かれたのよ。」

「へっ!?」

声の主、ヒロが飛び出してくるのと夏目にハイグレ光線が当たるのがほぼ同時だった。

「(ああっ・・・ハイグレ光線を浴びるのは3回目か・・・)ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ハイグレ光線の苦痛を味わうのも3回目。だが、夏目はその愉悦のひと時を楽しもうと思った。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」
* Re: ひだまりスケッチ 反逆のノーハイグレ・レジスタンス ( No.24 )
日時: 2016/11/13(日) 14:44:38 メンテ
名前: ものし

「真実ちゃん、中山さん、夏目さん!!」

理想としていたノー・ハイグレ教の教えはなんともろいものだったか?

「また再教化する時間がない。ここは逃げよう、ゆのっち。」

宮子に手を引かれ、その場を後にするゆの。たった今まで一緒に戦っていた戦士たちは、既にハイレグ姿で快楽の表情を浮かべている。

「ゆのさん、待って!!」

「逃げるな、宮子!!」

ハイレグ水着姿の先輩たちがゆのと宮子を撃とうとハイグレ光線銃を構えている。

「どうして・・・どうしてハイグレ人間なんかに負けてしまうの?」

ゆのには分からなかった。ハイレグ水着とそれ以外の水着で何がそんなに違うのか?恥ずかしいポーズまで取らされて?

「信仰心の強さの違いですよ。ノー・ハイグレ教の戦士たちはハイグレポーズのような恥ずかしいポーズを決して取らない。」

「そ、そっかぁ。私たち、ハイグレ魔王のために死ねと言われたって拒否するものね。」

「そうです。ハイグレ魔王様は絶対。タンキニ、ビキニ、ワンピース水着などにいろいろ浮気しているからいけないんです。」

「なるほど。って、えっ?」

ゆのはハッと気づいた。誰と会話していたか?

「吉野屋先生!!」

気づいたときには遅かった。ゆのは桑原に、宮子は池澤に組み敷かれていた。

「さあ、ハイグレ魔王様にお詫びをしましょう。そう、ハイグレ教に祈りをささげるのです。ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

吉野屋はその場で大きく両腕を動かし、ハイグレポーズをした。

「「きゃあっ!!」」

ゆのと宮子にもハイグレ光線が浴びせられる。

「そっかぁ。私たちはなんて過ちを・・・赦してもらわなきゃ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ハイグレポーズは魔王様にこんな恥ずかしいポーズをしてでもハイグレ魔王に従いますという忠誠の証。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ノー・ハイグレ教はその後も掃討を続けられ、その日のうちには全員ハイグレ教への転向を済ませた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

やまぶき高校の生徒たちは、その後は全員ハイグレ自衛隊の一員になり、異星侵略の先駆けとなったという。


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