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* 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆

日時: 2017/01/14(土) 08:24:27 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

どうも、ハイグレ好き(ブラック)です
今までにないハイグレssに挑戦します
ハイグレセックスやラブシチュなどに少々マンネリを感じましたので、たまには今までになかった別物ということで書いています。
バトルあり、シリアスあり、恋あり、友情ありなどを含めた感じですので、是非読んでみてください!
 
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* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.93 )
日時: 2018/06/04(月) 09:44:40 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「ぐおあぁあぁぁ…!!!くぅ!!」

モンディアルは体制を立て直して着地すると、すぐ目の前にはフォクネが既に槍を構えていた。

フォクネ「次は僕の番だ!!」

フォクネは瞬速的な動きで槍を振り回し、モンディアルを瞬発に叩きつけ、槍で狙いを定めた力技による一閃突きによって、

モンディアルの心臓に狙いを定めて放つ。

フォクネ「たああああああ!!!」

モンディアル「おおおおおおおお!!!」

モンディアルは間一髪でフォクネの槍を受け止めると、その瞬間を見逃さなかったウィプリが、炎の投擲を放ち、

それがモンディアルの胸に見事直撃した。

モンディアル「ぐわああ…!!」

モンディアルが怯んでいるその隙に、フォクネの槍とパトスのナイフがモンディアルを切り裂いた。その期間、僅か3秒だった…

モンディアル(やべぇ…!こいつらマジでやるぞ…!)

モンディアルはあまりの強力な攻撃により倒れ……は、しなかった。

倒れると思って隙を見せてしまったパトスだが、流石に予想外だった。

倒れなかったモンディアルは、ほんの一瞬で体制を立て直して、攻撃をした瞬間のパトスに狙いを定めて拳を直撃させた。

パトス「ごっはぁ…!!」

モンディアルの強烈な拳をまともに食らったパトスは、胸骨が粉々に粉砕され、意識が飛びそうになると、

その隙を突いたモンディアルは容赦なく、次に放った拳をパトスの顔面に直撃させ、パトスは瞬く間に吹っ飛んだ。しかも…

ミーナ「なっ…!?ああ……っ!!!」

ミーナが巻き添えを食らって、パトスと共に木々を貫通させながら吹っ飛んで行く。

フォクネ「パトスゥ!!!ミーナァ!!!」

ウィプリ「クッ!!このぉ!!」

ウィプリは炎魔法を込めた拳を作り、モンディアルにぶつけようとしたが、モンディアルはそれを軽々と片手で受け止める。

モンディアル「ほぉ…?まだやろうとするのか…?実力差はあるとわかっても、挑んでくる度胸は褒めて…ん?」

モンディアルは、ウィプリがこうなるとわかったのか、笑みを浮かべていた。

ウィプリ「引っかかったわね!!」

ウィプリはモンディアルに捕まれていないもう片方の手から、モンデァイルの胸に触れた瞬間、ある魔法を唱えた。

ウィプリ「ハイグレ・リリース・ビーム(ハイグレ解除の光線)!!!」

ウィプリの放った魔法は、ほぼゼロ距離射程であるため、油断したモンディアルはその魔法を避ける間もなく直撃した。

モンディアル「ぐわあああああああ!!?」

モンディアルはウィプリの魔法をまともに食らった瞬間、ある大きな異変が起きた。

自分の着ていた赤いハイレグ水着が消えてなくなっていき、前まで自分が着ていた青い短パンに、赤いジャケットに、

白色のシャツという元の服装に戻ったのだった。

モンディアル「なっ…!!ど、どいうことだ…!?服が…戻ってる…!?は、ハイグレもしたいって思わなくなったし…

って、だああぁぁぁああああぁぁあ!!!!お、俺は…な…何て恥ずかしい姿にぃ!!?」

ハイグレ姿になっていた時のことを覚えていたモンディアルは、一気に恥ずかしさを超えて、悶絶していた。

フォクネ「は、ハイグレ姿じゃなくなった…!?これは一体…!」

呆気に取られていたフォクネに、ウィプリは得意げに説明した。

ウィプリ「ハイグレ解除よ!あの魔法はハイグレ姿から元の姿に戻す効果で、潜在能力を解放する力を持ったハイグレの力を、

元の姿に戻すことで無効化させた…つまり、今のあいつはハイグレの力を失ったことで、弱くなっているはずよ!!」

フォクネ「ええええええええ!!?」

ハイグレ人間の思わぬ弱点が、まさかの洗脳解除…

それも、ハイグレ皇女であり、修行で身に付けた技だとしているものだった。

モンディアル「何だと…!?こ…こんな…!!いや…いいのか…?元の俺に戻った訳だし…これが本当の俺だし…

いや…待てよ…」

元に戻ったことで混乱しているモンディアルだが、すぐさま状況を理解したことで、今の自分を受け入れていた。

モンディアル「これでいいか…元々この姿が本当の俺自身だし…やっぱこの姿の方が相性いいもんだしなぁ…」

モンディアルはウィプリを睨み付けていた。

モンディアル「もういちいちあんな恰好をしなくていいってことだし…それだったら、今の俺でもお前をぶっ殺しても一緒だよな…?」

すると、元に戻ったモンディアルは、目にも止まらない程の動きで、ウィプリに回し蹴りを食らわせた。

ウィプリ「ごっほぉ…!!!」

ウィプリは、モンディアルの回し蹴りをボディに食らったことにより、さっき食べた弁当の食べ物が飛び出てしまいながら

吹っ飛び、更にそのままモンディアルは素早く重い強力な拳と蹴りによる連続コンボをぶちかましていた。

ウィプリ「ごはぁ!!がふぅ!!あはぁ!!がああ!!!」(何て速くて重い攻撃なの…!ハイグレの力はもっと

強力だったはずなのに…!元に戻ってもこれほどまでなんて…!あのパンスト兵はハイグレ状態での拳をぶつけられたはず…

やっぱり強かったのね…あのパンスト兵は…それに比べたら私は…やっぱり私には…!)

諦めたように涙を流すウィプリ…

モンディアル「おらぁ!!!」

モンディアルは拳を放った瞬間、それをフォクネが前に出て、槍で受け止めた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.94 )
日時: 2018/06/04(月) 09:50:25 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「くっ!!」

フォクネ「ホントにハイグレの姿じゃなければ弱くなっているね…!やっと追いついたよ…!」

そして、フォクネからの槍術による総攻撃により、モンディアルは以前のような余裕が出ずにいた。

モンディアル「くぅぅ…!!ごあ!!」

元々槍術に優れたフォクネの槍によって、モンディアルは肩を射抜かれた。

フォクネ「よくもウィプリまで…!!今度は僕が相手だ!!」

フォクネが槍を構えていると、後ろから声がした。パトスだった。

パトス「待て、フォクネ!僕も一緒に戦おう!」

パトスとミーナが駆け付けていた。

フォクネ「パトス!!ミーナ!!無事だったんだね!?」

モンディアル「なに…!?俺の拳をまともに食らって生きているだと…!?鋼鉄さえもぶっ壊す拳だったんだぞ!?」

まさか生きていると思わなかったモンディアルは呆気に取られていると、パトスは胸を押さえつけていた。

パトス「正直死ぬかと思ったよ…ミーナの治癒魔法がほんの数秒遅れていたら死んでいたかもし…あれだけ修行してこの程度とは

僕もまだまだだと思い知らされた…」

ミーナ「私もです…木という木が、私の頭に何度も何度もバンバンバンバンって…正直私も怒りました…!」

珍しくミーナも表情は怒っていた…っと、言うより、ぷぅっと頬を膨らませていただけのもので、迫力の欠片もなく、

そのままウィプリに治癒魔法を掛けてあげていた。

ウィプリ「あ…ありがとう…それと…ごめん…私にはやっぱり…」

自分の力が全然及ばなかったウィプリは、あまりの悔しさにまた涙が出ていると…

パトス「ウィプリ、命があればいい…人によって出来ることが違うんだ…!それに、君はモンディアルのハイグレ姿を

解除してくれたおかげで、少なくとも勝てそうな気がするんだ…そんな希望を与えてくれたようなものだぞ…?

後は僕たちに任せろ…!」

ウィプリ「パンスト兵…」

パトスは決して振り向かずにいると、元に戻ったモンディアルを相手に拳を構えていると、フォクネはそんなパトスの

傍に寄ってきていた。

フォクネ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!パトス…今度こそやっつけようね…」

パトス「勿論だ…いくぞ、モンディアル!!」

モンディアル「上等だぁ!!」

再びパトスとフォクネの二人が、モンディアルに挑む。

パトスの体術とフォクネの槍術による相性抜群の組み合わせによるコンボが、モンディアルをぶつけていく。

モンディアルも自身の磨き上げた元々の実力を全力で発揮させながら、二人に挑んでいく。

モンディアル「おらああああああ!!!」

パトス「はああああああああ!!!」

フォクネ「だああああああああ!!!」

3人の壮絶な戦いを、ウィプリとミーナはただ見るしかできなかった…

圧倒的な3人の実力に自分はついて行けずにただ見ることしかできず、今の自分を恥じていた。

しかし、パトスの言葉をハッと思い出す。

『命があればいい…人によって出来ることが違うんだ…!』

そう…自分には自分にしか出来ないことがあった。

そして今、その自分にしか出来ない自分の役目を果たし、後はパトスとフォクネが自分たちの役目を果たそうとしていた。

そんな二人に、今自分にできることと言えば…応援することだった。

ウィプリ「やっちゃえぇぇ――――!!!二人ともぉぉぉ―――!!!」

3人の激戦は長く続くことはなかった。お互いボロボロになった状態でも戦い続けていて、流石のモンディアルでも、

ハイグレから元に戻った状態となれば、二人相手に限界が来ていた。

勿論、それはパトスとフォクネも一緒だったが、二人の絆の方が一歩前…ただそれだけの差だった。

パトス・フォクネ「「はああああああああああ!!!!」」

フォクネが槍でモンディアルの腹を貫き、パトスの渾身の力を込めた拳が心臓を貫いた。

モンディアル「ごっふぅ…!!があぁぁ…!!!」

いくら強靭な肉体であるモンディアルでも、こうなっては一溜りもなかった…

もはや成す術もなく、そのまま地面の上に倒れこんでしまった。

モンディアル「がはぁ…はぁ…ふふ、ま…参ったぜ…」

心臓を貫かれてもなお、微かに喋るモンディアルは、笑っていた。既に覚悟の上だった。

パトス「はぁ…はぁ…そうだな…だが、このままミーナに蘇生魔法で生き返らせても…」

モンディアル「そんな余計なことは……するな…!俺はここで……リタイアだ……戦いに負けた俺は……

その時点でもう死んだ……これ以上は……生き恥を晒すようなものだ……」

フォクネ「モンディアル…」

モンディアル「メ…メルビス様に……気を付けろよ……あれは……か…怪物…だ……俺に勝った以上は……

簡単に……ま…負けるな……よ……」

すると、パトスは倒れているモンディアルの手を取ると…

パトス「モンディアル…最後に言わせてくれ…君はとても強かった…君みたいな人と戦えたことを…しっかりと

身に染みることが出来た以上、僕はもっと強くなってみせるよ…!それが君への…唯一の弔いだ…」

パトスの送る言葉を聞いていたのかわからないまま、モンディアルは既に息絶えていた。しかし、その表情は笑っていた。

ハイグレ洗脳されたハイグレ人間とは違う、心の底から満足した笑みにも見える…

メルビス軍の幹部の一人の戦いは、ここで終わった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.95 )
日時: 2018/10/05(金) 23:10:48 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

17章 カミルーナ王国への帰還

――――…ジェルマリア王国の宮殿…―――――

メルビス(……!まさか…っ!モンディアルがやられた…!?)

モンディアルの魔力が途切れた反応をキャッチしたメルビスは、モンディアルが死んだことを察知していた。

メルビス(モンディアルは我が軍での切り札と言ってもいい程の強さのはず…!あらゆる魔法や自然そのものを

拳だけで弾く魔拳法の使い手だったのに、それさえも凌ぐ力を持っていたの…?それも…マルキアでもライーネでもジェリーナの

魔力でもなかった別の誰か…どうやら…敵の強さを侮っていたようね…まさか、モンディアルが言っていたパンスト兵に…?

だとしたら、そのパンスト兵が気になるわね…もしや、マルキアやライーネよりも厄介なのかも…)

そう考えていたメルビスは、ジェルマリア王国から出ている幹部たちに魔力によってテレパシーを送っていた。

メルビス(みんな、モンディアルがやられたそうよ?恐らく例のパンスト兵によってね…どうやら敵は思ったより出来るみたい。

私に対する宣戦布告と言ってもいいみたいだけど、みんなは好きなようにしていいよ?戦うか否かは自分の自由で…でも、

もしも戦うとなれば、あまり自分の力を過信しないことね…あのモンディアルを倒す程の強さだから、舐めてかからないことね?)

そう通達すると、その言葉は幹部たち全員に届いていた。


―――……―――

アルス「キュールと戦っていたあのパンスト兵…少し見ない間にそこまで強くなっていたなんて…!マリス、あのパンスト兵は

早めに仕留めるべき…!」

マリス「そうね…!ハイグレの力を持ったモンディアルを倒せるほどなんて全くの予想外だわ…!アルス!今度は

私達姉妹で一緒に出動するわよ!私達が連携すれば、きっと勝てるわ!!」

アルスとマリスの姉妹は完全にやる気全開モードになっていた。


スージン「ねぇママ…!モンディアルがやられるなんて凄い相手だよ!?私たちも戦おうよ!!」

オーブリー「そうねぇ…そのパンスト兵…だったかな…?どうやら、私達も本気でやらなければいけないようだね…?」

モンディアルがやられたことを知ったスージンは驚きと興奮状態でいて、オーブリーはパトスを強敵と睨んでいた。


フローザ「ふ〜ん…?モンディアル程の方を倒したパンスト兵…とっても興味深いわね…?今まで食べたパンスト兵の内臓に

比べたら…さぞかし美味なのかもしれないわね♪内臓は私がいただくから、あなたはそれ以外をどう…?」クチュ、クチャ

口の周りに血を付けながら、殺されたパンスト兵の内臓を食べているフローザは、パトスを美味しそうな獲物と見ていた。

ザーリアン「そうですね…でも、僕も味見したいです!だって…よっぽど魔力もありそうですし、僕の大好物かもしれません…!

是非会って飲み込んでみたいのです…!」

ザーリアンも美味しそうな獲物と認識してしまっていた。


ロムリア「モンディアルが死んでしまうなんて…惜しい方をなくしてしまったけど…でも、そのパンスト兵の精液を根こそぎたい

気分ですぅ♪」

ユーマ「お前な…!相手は強敵だぞ…?気を抜くんじゃない…!次は私たちが仕留める番だ!メルビス様の手を煩わせる

訳にもいかんだろ!」

パトスの身体目当てに好奇心が湧くロムリアに、まともにツッコムを入れるユーマ。

幹部たちが一斉にパトスを標的にするように動き出そうとしている…


そんなことなど露知らず、パトスたちはヴェルゴーア王国に戻ると、マルキアたちに事の経緯を話すと、マルキアも

ライーネも驚きの反応だった。

マルキア「まさか…モンディアルを倒すとは…!ははは!!凄いぞパトス!!貴様も随分強くなれたじゃないか!!」

大喜びで褒めるマルキアだが、パトスは浮かない表情だった。

パトス「確かに勝てた…だけど、勝てたのは本当に運が良かっただけだ…フォクネの応戦…ミーナの治癒魔法と

蘇生魔法…そしてウィプリのハイグレ解除…これらの条件が整っていなかったら本当に勝てなかった…あいつは

それ程恐ろしい敵だったよ…」

ウィプリ「え…?ちょっと待ってパトス、蘇生魔法って…あんたまさか、モンディアルの攻撃で死んでいたの…!?」

パトス「ああ…あの時ミーナが一緒にブッ飛ばされていたから、蘇生魔法が間に合って、そして成功した…

だからこうやって生きているのが奇跡なんだよ」

そう、パトスはモンディアルとの戦いで一度死んでいた。

もしもミーナの蘇生魔法が成功していなかったら、確実に負けていたかもしれなかった。

だからこそ、モンディアルに勝てたことは、本当に幸運だったのだろう…

マルキア「だが、勝てたのは事実だ!運も戦い方の内に入る!……だが、同時にマズイことになりそうだな…」

パトス「え…?まさか…他のメルビス軍の幹部たちが敵討ちに来るのか…?」

マルキア「少し違う…興味を示されているんだ…モンディアルを倒すほどの奴がどんな戦士なのか…血の気が多い連中だから、

戦いたいという好奇心がある…それと同時にパトスはこの世界に滅多にいないとされる男だ…!女であるあいつらからは

ますます興味を唆られる存在ということだろうな…ここはマズイ!モラリス!ノルジール!ミーナ!

シャナル!パトスを連れて、カミルーナ王国へ戻る準備をするぞ!」

フォクネ「え…っ?」

モラリス「えっ!?い、いきなりですか!?」

ノルジール「えぇ!!?せっかくアーミアとフェルテミスと楽しく修行をしていたのに…」

パトス「そういえばマルキア…自分の国…3ヶ月も放っていたよね…国の皇女としてまずいことだったんじゃ…」

マルキア「うむ…私の国はここの国とは違って田舎だが、タフな連中だからちっとやそっとじゃやられはしないさ…

更にハイグレの力も+されているんだ…!だが、確かに自分の国をずっとほったらかしにしているのは皇女としては

いけないことだろうな…メルビス軍の幹部が動きも気になるだろうし…」

シャナル「わかりました!!ですがマルキア様!準備には色々ありますから、6~7時間程掛かります!それまで

お待ちください!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ハイグレポーズを決めるシャナルは、その場から何故かパトスを引っ張りながら走り去っていく。

パトス「って、何で…!?」

パトスは自分が連れ去られていく意味を理解できないままシャナルに連れられて行き、それを見ていたモラリスもノルジールも

ミーナも足が勝手に動くように付いて行った。

ライーネ「この国はファンサールとキュールが我が手中にあるから戦力には多分困らないじゃろうが…危険なことには

代わりはないのう…しかも、あのハイグレ皇女の一人、フェルテミスもここに残るそうじゃ…モリアがもうすぐ

出産しそうじゃから、それに立ち会う必要があるって聞かないのでのう」
マルキア「モリア…?ああ…確かファンサールとの戦いに巻き込まれそうになっていた狼の獣人の妊婦だったな…

フェルテミスはあの娘の保護者か何かか?」

ライーネ「あやつの考えは分からぬが、いい奴じゃよ…何せ、出産には激しい陣痛がするものでのぉ…じゃが、

あやつの治癒魔法によって出産中の陣痛がほとんどなかったそうじゃ。おかげで、モリアは先程生んだそうじゃぞ…?

新しい命が誕生したのじゃ!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.96 )
日時: 2018/10/05(金) 23:14:04 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

時は少し前に遡り、パトスたちがピクニックに行ってる頃だった…

ヴェルゴーア王国の病院にて、以前フェルテミスが助けたモリアが産気づいたという知らせを聞いたハイグレ皇女の一人、

フェルテミスは、大急ぎでモリアのいる病室へと走って行った。

フェルテミス自身も、何故一人のハイグレ人間ならず、ハイグレ獣人を相手にここまで必死になるのかわからなかった…

ただ、出産という言葉はめでたい事でもあるが、命に関わる危険と隣り合わせでもあるので、それを知った上で、

フェルテミスは本能的に必死で走って行ったのだった。

そして、ようやく病院に辿り着いて、モリアのいる病室へと向かう。

フェルテミス「モリアッ!!無事か!?」

フェルテミスは病室のドアを勢いよく開けると、そこにはナース帽を被っているハイグレ姿の獣人たちが3人いて、

担架に乗せられているモリアが、息を切らして苦しんでいた。

モリア「はぁ…!はぁ…!フェ、フェルテミスさん…?」

紺色のハイグレ姿のモリアが、苦しそうに息を切らしているのを、フェルテミスは必死で手を掴むと、表情が和らいでいた。

フェルテミス「モリア…!もうすぐ…生まれるんだな…?子供が…!」

モリア「はぁ…!はぁ…!はい…!」

すると、白色のハイグレ姿で、ヤギの角を生やしたショートカットの白髪若い女性の獣人が、モリアを乗せた担架を

動かそうとすると、フェルテミスはモリアの大きなお腹に治癒魔法を掛ける。

モリア「ああ…あ、ありがとうございます、フェルテミスさん…少し楽になれました」

モリアの表情は和らいでいると、それを見兼ねたハイグレ獣人ナースたちは、フェルテミスの治癒魔法を見込んで、

モリアの出産に協力してほしいとアイコンタクトを打つと、フェルテミスはそれに同意するように頷いた。

いくら治癒魔法で痛みを和らいでも、まだ陣痛が来ることには変わりはないので、フェルテミスは分娩室にて、

出産に悲鳴を上げるモリアに治癒魔法を掛けながら必死で声を掛けていた。

モリア「あああっ!!!あああああっ!!!」

フェルテミス「頑張れモリア!!お前の子供だ…!大切な命だ!!安心しろ!!私がずっと治癒魔法を掛け続けるから頑張れ…!!」

必死な表情で治癒魔法を掛け続けるフェルテミスは、モリアに頑張れ!頑張れ!と言い続け、ハイグレ獣人ナースたちも

必死でモリアのお腹の赤ん坊を引き出そうとしていた。


そして…

「ああああああん!!!ぎゃああああああん!!!」

モリアは無事に出産を終えたのだった。それも、ほとんど痛みも感じないままだが、疲労まではどうにもならなかったが…

ヤギナース「生まれましたよ!!カワイイ女の子です!!」

モリアは嬉しそうに我が子を見て、嬉しそうに涙を流した。

顔は人間の女の子だが、頭にはモリアと同じ狼の耳が生えていて、大泣きする赤ん坊を抱きしめると、その光景を

見ていたフェルテミスも嬉しそうに笑みを浮かべているのと同時に、ある違和感を覚えた。

フェルテミス(赤ちゃんが無事に生まれることが、こんなに嬉しいと思える日がやってくるなんて思わなかったな…

ハイグレ星の中では、無理矢理ハイグレ大王やパンスト兵たちに犯されたハイグレ人間たちが、そのまま望まない妊娠をして…

そして生まれた子供を即ハイグレを着せて即洗脳させていったものだ…生んだハイグレ人間たちは喜んでいたが、

ハッキリ言って暖かい感じはしなかった…おかしいな…私もハイグレ皇女のはずなのに、あの光景をよく思わないなんて…

しかも、ここの星の人達と一緒にいるから情が移ったからかもな…今のこの瞬間はちっとも悪く思わない…もしかしたら、

これが本来の私かもな…)

そう黄昏ていると、モリアはクイッとフェルテミスの手を取っていた。

フェルテミス「ん?おお、そうだ!モリア!もう大丈夫か!?」

モリア「はい…フェルテミスさんの治癒魔法のおかげです…ありがとうございます!」

モリアの屈託ない笑顔を見て、フェルテミスは思わずドキッとしていた。

元々可愛いもの好きであるフェルテミスだが、モリアの感謝される笑顔が、とても尊く思えて来た。更に…

モリア「フェルテミスさんも…抱いてみませんか…?私の赤ちゃん…」

モリアはゆっくりとフェルテミスに赤ちゃんを渡すと、フェルテミスは思わず受け取った。

「あああん!!!んぎゃあああ!!!あう!!あう!!!」

大声で泣く赤ん坊だが、ちっともうるさいと思わなかった…

それどころか、温もりを感じていた…

今にも消えてしまいそうな程小さい命が、大きな声を出して泣く姿が、フェルテミスの心を大きく動かしていた。

ハイグレとか人間とか獣人とか関係なく、フェルテミスは自分にとって可愛いと思ったものの命を守ることこそが、

自分の使命であることに気付いたのだった。

フェルテミス「モリア…」

モリア「はい…?」

フェルテミス「君は…旦那がいないんだよね…?かつてこの国を襲った人間たちに襲われたって聞いたけど…」

モリア「は…はい…ですが、ライーネ様からの支援で生活には困らないかと…後は働けるようになれば一人でも」

フェルテミス「私にも手伝わせてくれないか…?君の事だけじゃなく、この子も、他に親がいない子供たちのことも…」

モリア「え…!?それって…」

フェルテミスの思わぬ発言に驚くモリアと、その他のハイグレ獣人たち。

フェルテミス「これが本来の私なんだよ♪可愛いものには目がなくてね♪それに…ハイグレとか関係なく、ハイグレ人間も

この世界の住人も、同じ命を持って、違う生き方があるのに…それらを支配しようと言う考えがおかしいって

前々から思っていたんだ…私自身、それに気づくまでたくさんの悪事を働いていた…」

モリア「え…!?フェルテミスさんが…!?」

フェルテミス「ああ…とても謝っても許されない程のことをしてきた…最初にこの星に来た時も、同じことを考えていた…

本当は父であるハイグレ大王から逃げる根端だったが、ハイグレ人間にさせて支配したという本能があったのも確かだった…

ハイグレ皇女として生まれた運命なのかと、そう悟っていた…だけど…私が本当にしたいことをようやく見つけたんだよ!

この世界でな…!それが、この星の者たちを守りたいと思ったからだよ…!あ、すべては流石に無理だけどな♪」

モリア「え…?」

ハイグレ皇女らしからぬ発言だった。

ハイグレ人間にさせて支配するという、今までのハイグレの支配者とは考えられないことだろう…

ハイグレ獣人たちはハイグレの力を手中に取っているだけの、ハイグレ人間もどきであって、ハイグレ人間とは違う存在であり、

つまり、ハイグレに洗脳されていない者達だった…それらをわかって尚、フェルテミスは一人の戦士として

守ると決めたのだった。

フェルテミス「この国の可愛いハイグレ獣人たちや、子供たちのハイグレ姿を見ていたら、可愛くてたまらないんだよ!!

あんな可愛い娘たちを見たら守ってあげたいって思いが強くてねぇ!!」

モリア「アハハ…そ、そうでしたか…」

苦笑いするモリアだが、どこか残念そうにしているように思っているのをフェルテミスは見逃さなかった。

フェルテミス「大丈夫だよ、モリア?勿論君のことだって守るさ…私の惚れた可愛い娘だからなぁ?」

ベッド上に身を乗り上げながら、フェルテミスはモリアに顎クイをしながら口説くと、モリアは一気に顔を赤くしていた。

モリア「ふぇ…えええええええええ…!!?で、でもフェルテミスさん…!!わ、私にはその…未亡人とはいえ…

死に別れた夫のことを…い、今でも愛していまして…!」

フェルテミス「それでも守ってあげたいんだよ…君の事を一目見た瞬間にね…?」

モリア「あううぅぅ…フェルテミスさん…!」

ハイグレ獣人ナース「あの…ラブコメはそこまでにして…そろそろ奥さんを休ませておかないと…」

フェルテミス「おお!すまなかったな!ではモリアよ!回復したら、私のもとに来てくれよ?ここでの世界の生き方も

教えてもらいたいからな♪」

モリア「は…はい…!」

フェルテミスはハイグレにして支配するハイグレ皇女としてではなく、大切なものを守るために戦い続ける一人の戦士として

生きることを選んだ。

ただ、可愛いもの好きは変わりなく、ハイグレ姿も見る光景も快楽を得ているが、もはや支配しようと言うことも

ないだろう…それが今のフェルテミスだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.97 )
日時: 2018/10/05(金) 23:17:24 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

―――……―――

マルキア「ホホーウ…まさか未亡人のハイグレ獣人に、ハイグレ皇女が惚れた…それで『誰かを守る』という言葉が

生まれた戦士となったか…」

ライーネ「うむ…ハイグレで支配すること“だけ”しか脳がないなら、いずれ身を亡ぼすじゃろうな…何せ、

自分の快楽だけしか考えず相手の事を考えてあげなければ、例え洗脳されていても愛想を尽かされるか、あるいは

逆に殺されることもあろうな…昔そんな愚か者をみたことがあったわい。今のワシは…パトスに対する愛に支配されておるからのぉ♪」

マルキア「ふはは!その通りだな!あ、アーミアはどうなった?あれからどうなった…?」

ライーネ「アーミアは…」

―――………―――

また時間が遡り、アーミアはヴェルゴーア王国での大広場にて、ハイグレ姿に支配されていたファンサールと戦っていた。

いや、訓練をしていた。

ファンサール「だあぁぁ!!!」

アーミア「ぐぅぅ…!!はああぁぁぁ!!!」

ファンサールの巨体による拳を放ち、アーミアが3重による魔法障壁による防御で受け止め、そのままファンサールに向けて、

巨大な拳の形をした雷による魔法攻撃を放ち、ファンサールの巨体を吹っ飛ばした。

ファンサール「ぐぁああああ!!!」

ファンサールが吹っ飛んでノックアウトされると、キュールが合図を出した。

キュール「そこまでです!!」

翼で飛びながら審判役を務めていたキュールが終了の合図を出すと、アーミアもファンサールも息を切らしながら

ハイグレポーズをしだした。

アーミア「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ふぅ…中々いい勝負だったわよ…?どうかしら…?私も以前より

強くなれたでしょ?」

紅色のハイグレ姿で、顔に掛かった赤色のロングヘアーを手で退かせながらアーミアが言う。

ファンサール「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!そうだな…ハイグレで強化されている状態の俺をここまで

追い詰められるなんて…あんたも化物だよ…だが、今のままでもまだメルビス様には遠く及ばないぞ…? 」

ファンサールもハイグレをすると、巨体なだけに股間からの引き締まる感じがよく見える。

アーミア「これでもハイグレ星の皇女よ?そりゃあ、最初の頃はあんなに戦力差があったことには驚いたけど、

皇女としてもっと強くなれるようにならなきゃいけないし、いずれジェルマリア王国を乗っ取るわ!私だって、

守りたい者達もいるし、シュリーの仇も撃ちたいの…数少ない妹の一人だし、私達はいつだって4人だったの…

それが一人でも欠けただけで全然違う…でも、だからこそ今の状況を受け入れて…ジェルマリア王国をハイグレ国にして、

この星の皆の平和と共に戦い続ける…それが今の私の使命になった気がしたの…」

すると、キュールが羽を羽ばたかせながらアーミアの元に飛んで来る。

キュール「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!アーミア様…一つ聞きたいのですが…」

羽をパタパタと羽ばたかせながらハイグレをするキュールは、アーミアの間近にまで迫って来ると…

キュール「私たちはあなたに忠誠を誓う身であり、メルビス様とは敵対することになるでしょう…あなたたちは

なぜジェルマリア王国を乗っ取ろうと考えるのですか…?ジェルマリア王国の住人たちも、各々の生き方をしているのですよ…?」

キュールの何らかの正義感があっての発言なのか、アーミアはその質問に対してあっさりと返事をした。

アーミア「それはもちろん、私達が命を懸けて戦い、そして勝利を得てこその象徴の為よ!勝利をしてこそ征服し、

征服してこそその住人たちもハイグレ人間の国として君臨することで、私達ハイグレ皇女は新たな時代をその

ジェルマリア王国で、一から築き上げること!それが答えよ!その為なら、私はいくらでも命を懸けてみるわ!」

さも、当たり前であるかのように言うアーミア。

しかし、可能性はなくもなかった。

アーミアはハイグレ皇女の4姉妹の長女であり、剣術や槍術、更に魔法まで使いこなせる魔法戦士であり、

ハイグレ皇女の中でも頂点に立つ実力であるのだった。

そんなアーミアは、今でも修行をして更なる強さの為に力を尽けていた。

すべてはメルビスとの戦いの為に…

ファンサール「だがなぁ…メルビス様は次元そのものが違い過ぎる…ちょっと前まではマルキア・ライーネ・

ジェリーナたちの皇女に並ぶくらいだったが、ある日を境に極限以上の力を得てしまった…」

アーミア「…なに…?そのあたかも倒さなければいけない悪の魔王が降臨する事態のシチュエーションは…」

ファンサール「そう思うだろ…?だが、メルビスは元々暗黒界の魔王の血縁者でもあるらしいから、その力が何らかの

影響で発揮したんだろう…」

アーミア「私もそんなきっかけ欲しいわね…簡単に力が手に入ってそうで…」

キュール「アーミア様はハイグレの力を持つ、ハイグレ大王の血縁者ですからそのような力があるのでは…?」

アーミア「そんな簡単なものじゃないわよ…今の私たちはハイグレ皇女としての皇位を捨てたも同然の存在だし、

まだまだ中途半端なのよ…何て言うか目標が色々あり過ぎる感じなのよね…それを考えたら、私よりもウィプリの方が

一番、真のハイグレ皇女合っているかもしれないわね…」


――――……――――

ライーネ「ウィプリが真のハイグレ皇女か…まぁ、今のあやつはまだ弱い…じゃが、初めて会った頃に比べれば

だいぶ変わったのぉ…」

マルキア「そうだな…ハイグレで支配するだけにしか能がない奴だと思っていたが、あいつはあいつなりに、

自分で間違ったことを認め、自分だけでなく他人の命を思う気持ちもあって、この国のハイグレ獣人たちを

上から目線で見ようともしない…その点はフェルテミスも同じだが、何よりもパトスとの繋がりがあいつを大きくさせるな…

これはもしかしたらだが、ウィプリの奴…案外パトスと相性がいいかもしれないぞ…?」

マルキアの言葉に、ライーネは若干歯を食いしばっていた。

ライーネ「んぐぐ…!ワ、ワシも何となく勘付いてはおっておったがのぉ…!じゃが、口うるさいツンデレなハイグレ皇女に、

元とはいえ、そのハイグレ皇女に反抗的でクールなパンスト兵…以外に面白い組み合わせにもなりうるが…」

ヤキモチを妬くようなライーネに対して、マルキアはそっと笑みを浮かべたが、眼は真剣に戻っていた。

マルキア「ライーネ…もうじき私はカミルーナ王国に戻るところだが、一応気を付けておけよ?」

ライーネ「おう…!そうじゃな…!ジェリーナの『例の機械』もまだ少し時間が掛かるようじゃから、ここに隔離

しておいてやるが…あやつ、自分の国のリンガイア王国はいいのじゃろうか…?」

マルキア「ああ…あいつの超マイペース振りは知っているだろ…?それに、前にも言ったように、メルビス軍に勝つには

ジェリーナの力がなくてはいけないからな…」


――その頃、シャナルに無理矢理連れて行かれたパトスは、青色のハイグレ姿のモラリス、白色のハイグレ姿のノルジール、

桃色のハイグレ姿のミーナと共に帰りの船の準備をしている最中だった。

少しでも人手が必要であるため、パトスも連れて来たということで、パトスも納得して整備をしている…

パトス「シャナル、これで後は何か必要なものはないか?」

シャナル「そうですね!更なる機能も付けなければいけないですから、燃料の方をお願いしますね!

ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「わかった、それじゃあ僕は燃料を買いに行って来る」

ノルジール「あ!私も行く!!燃料って結構重い量が多いからね!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「そうだな、ベーマもいてくれたらいいが…」

ノルジール「きゃはは!気持ちわかるよぉ!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.98 )
日時: 2018/10/05(金) 23:20:40 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パトスとノルジールは燃料を買いに街中を歩いている…

すれ違いにハイグレ獣人たちに、笑顔でハイグレをしながら挨拶をしてくる…

別にハイグレ洗脳されている訳でもないのに、すっかり慣れてしまっているようだった…

ノルジール「ねぇねぇパトス!そう言えばさ、私達が一緒になるのって久しぶりだよね!?」

目をキラキラ輝かせるようにしながらノルジールが言う。

パトス「そう言えば…確か、カミルーナ王国で僕に訓練した時以来だったかな…あの時はマルキアだけじゃなく、

ノルジールにも修行で殺されかけたっけ…?」

ノルジール「キャハハハ!!そんなことあったねぇ!!あの頃のパトスは弱かったから、手足の骨がとんでもない方向に

曲がっていたこともあったっけ!!」

パトス「普通はトラウマものだけどな…でも、あんな滅茶苦茶な修行だけど、おかげで今の僕があるってことだし…」

ノルジール「そういうこと!!一々気にしないところも好きだよ!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

元々バカっぽい元気っ子なノルジールは、元気よくハイグレをして見せると、パトスは自分の手を見つめていた。

パトス「ノルジール…」

ノルジール「うん?どったの?」

パトス「僕はこの手でモンディアルと殴り合った…とても重い拳だったよ…元々この力はアクション仮面の

パワーがあってこその力だと思っている…だけどもう一人…ハイグレ魔王の力も入り混じっているんじゃないかと

思うんだ…」

パトスのマジな顔に、ノルジールはキョトン顔だった。

ノルジール「ほえ?ハイグレ魔王って、確か昔地球を支配しようとしていたけど、ハイグレ大王って奴に殺されかけて、

そこでアクション仮面と共に倒れているパトスに命を捧げた人だよね?」

パトス「ああ…だけど思うんだ…いくら厳しい修行を熟して、戦いを乗り越えたからって成長速度が良すぎる気がする…

今の強さなら多分、ノルジールやモラリスを超えているかもしれないし…」

ノルジール「んにゃ!?そ、それは聞き捨てならないなぁ!だったら一度勝負なり!!」

パトス「え……」

そして、買い物の途中だが、街中でパトスとノルジールが武闘で対決することになり、他のハイグレ獣人たちが

観戦していた。その中にはフォクネも混じって…

ノルジール「単純に先に倒れた方が負けだよ?覚悟はいいね?」

パトス「わかった…」

早速ノルジールは瞬足でパトスに接近し、拳を顔面にぶつけようと振り回す

パトスはその拳を難なく避け、その振り回した腕を掴み、ノルジールの胸に肘打ちで強打させる

ノルジール「がはっ!?」

更にパトスはそのままノルジールの足払いを掛け、そのまま回し蹴りで蹴り飛ばす

ノルジール「うふぅ…!!」

ノルジールは一瞬にして吹き飛ばされると、家の壁に足を付け、そのまま瞬足でパトスの方にまで飛ぶと、

ノルジールは敢えて直進をせず、空を蹴って跳ねながらの回し蹴りを放つ。

それを察したパトスが、瞬時にノルジールの頭上に飛び上がり、脳天に拳をぶつける。

ノルジール「ぎゃふん!!」

パトス「どうだ、ノルジール?これでもまだ実力を出し切ってない方だぞ?」

ノルジール「アタタ…やるねぇパトス…でも、強い者は大好きだから、全然悔しくないよ?むしろ嬉しい♪

出会った頃はあんなに弱かったパトスが、いつの間にかここまで強く…それもハイグレの力を取り込んでいる私を

本当に超えているなんて思わなかったよ♪だけど…そんな強い奴が相手だからこそもっと挑みたいという、

私自身の好奇心もあるから、まだまだ付き合ってもらうよ?ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「あ!ズルい…!」

ハイグレをすることで気力を増量させたノルジールは、長年磨き上げた武術を発揮させながら挑む。

パトスからしてみれば避けられない攻撃ではなく、受け止めても多少の重い攻撃ではある衝撃ではあるものの、

モンディアルに比べれば軽いものだった…

そんなモンディアルの戦いを生き延びたからこそ、また強くなれたパトスは既にノルジールの強さを超え、

そして時間が経った頃には…

ノルジール「はぁ…はぁ…はぁ…ま、参った……!完全に私の負けだよ……」

ノルジールは息を切らして、大量の汗を流しながら大の字になって倒れていた。

パトス「よく頑張ったよ、ノルジール。これでもモンディアルの戦いから生き延びたからこそ自分の身体で学んだんだ。

あいつとの出会いは僕にとっては大きかったよ」

ノルジール「モンディアルね……そう言えばあいつに勝ったんだよね…?」

パトス「僕だけじゃないよ?ウィプリとミーナ…それに、フォクネもいたからこそ勝てたんだから…そうだろ?」

パトスは観戦しているハイグレ獣人たちの中いる、青色のハイグレ姿のフォクネを見つめながら言う。

その声はフォクネも聞こえていた。

フォクネ「うえ…!?気づいていたんだ…!それにしても凄かったよパトス!ノルジールに素手で勝てるなんて!」

ノルジール「おやや?フォクネちゃんも来ていたんだ!あ…」

パトスはハイグレ獣人たちを避けながら進むと、フォクネの方へ駆け寄り、そのまま手を掴んできた。

フォクネは、パトスからのいきなりの行動に素になっていた。

フォクネ「ふぇ…?ど、どうしたの、パトス…?」

パトス「フォクネ…これから僕はマルキアたちと一緒にカミルーナ王国に戻らなきゃいけないと思っている…

だから、僕と一緒に来てくれないか…?」

フォクネ「え…!?」

まるで告白しているみたいに感じで言うパトスに、フォクネは更に驚いていたのと同時に、迷いが生じていた。

確かにフォクネはパトスのことが好き…ずっと一緒にいられるなら喜んで付いていきたいと思っている…

しかし、自分は元々ライーネの騎士団でもある為、ライーネの許可もなしに勝手に他の国へと赴いていいのかどうかを

迷っていたのだった。

フォクネ「でも…僕は今まで国を出たのはライーネ様の命令や特別許可で出ていただけであって、今度はそんな

許可を取る時間もないし…」

パトス「そんなの…ライーネならあっさり許してくれると思うが…?」

フォクネ「君って奴はライーネ様をどんな目で見ているのかな…?」

パトス「それにだ…」

フォクネ「うわっ!?」

パトスはフォクネを無理矢理引っ張ると、そのまま優しく抱きしめて来た。

フォクネ「パ…パパ…パトス…!?何かな…!?い、一体何かな…!?」

思った以上に赤面しながら動揺するフォクネにパトスは…

パトス「僕は…フォクネが傍に来てほしいと思っている…勿論皆と一緒にいるときは楽しいし、心が温まる感じがする…

でも…君がいないと、やっぱり僕は寂しい…好きな人と別れることが、例え少しの間でも嫌だから…」

パトスの思いを聞いた瞬間、フォクネの頭の中にある理性が一気に爆発してしまい、いきなりパトスを抱え込んで

走り出した。

パトス「んなっ!?ふぉ…フォクネ…!?ど、どうしたんだ!?」

フォクネはパトスに返事もしないまま、ハイグレ獣人たちを避けながら、超特急である場所へと連れて行った…

連れて行った場所は、かつてフォクネがパトスに告白し、想い人となれた場所、ファンサールとの戦いで壊された

廃墟の中だった。

パトス「ここは…!」

フォクネ「覚えているよね…?ここで僕たちは初めてキスをした場所で…パトスが僕のことを好きって言ってくれた

場所であること…」

フォクネはそう言いながら、魔法によって青色のハイグレ姿から、元の王国の騎士の私服を上から纏っていた。

黒い服にフリルの付いたスカート、その上に鉄の腰巻に黒いブーツ姿だった。

パトス「何故前の服に…?」

フォクネ「あは…やっぱりハイグレ姿じゃないと力がガクッと落ちたよ…本当に不思議だよね…?ハイグレの力って…」

パトス「フォクネ…?急にどうした…?」

フォクネ「出発までまだ時間があるよね…?だったらさぁ…」

フォクネは言うが早く、パトスに突然キスをしだした。

パトス「んんん…!!?んぐ…!!ぷはぁ!フォクネ…!毎回突然だよ、君は!」

フォクネ「ご、ゴメン…だけど、僕…あの時怖かったの…!」

フォクネは女の子のように可愛らしく、弱々しい感じで涙目な表情になっていた。

パトス「あの時…まさか、モンディアルとの戦いで一度死んだ時か…?」

フォクネ「うん…いや、それも勿論ある…あの時ミーナちゃんがいなかったらどうなっていたかという恐怖もあった…!

でも、他にもあった…モンディアルが、ボクが男であるとわかった瞬間に、ボクを性的に襲い掛かってきたこと…」

パトス「あぁ…あの時か…」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.99 )
日時: 2018/10/05(金) 23:24:14 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

フォクネ「あの時モンディアルは、本気でボクを犯そうとした…初めては大好きな人にあげたいと思っていたから…」

チラッとパトスを見ながらフォクネが言うと、パトスはフォクネのいている意味を察した。

パトス「もしかして…僕と…?」

フォクネ「そうだよ…パトス以外に誰がいるって言うの…?」

パトス「だけどフォクネ…僕は君が好きだ…だけど、僕たちは同性同士…」

フォクネ「もしかして…嫌なの…?僕はパトスと交尾したいのに…」

パトス「違う…!嫌じゃなくてだ…!ただ、その…同性同士なのに、性行為って物理的に出来ないんじゃないのか?」

ポリポリと赤面しながら言うパトスを見て、フォクネはハッとあることに気付いた。

パトスは何だかんだでまだ1歳くらいの子供も同然だったこと。

ハイグレ軍にいた頃は性行為を何度も見たことがあるが、同性同士の性行為までは見たこともなく、ましてや

同性同士に関する知識すらないのだった。

フォクネ「わかったよ、パトス…だったら、僕が直接教えてあげる…!またあの時みたいな幸せな感じを…」

パトス「フォクネ…んん…!」

パトスは知識だけでは得られない、触れて触れられる幸せを実感する。

肉と肉の触れ合いが心まで伝わってくるようだ。

愛する人と繋がっている歓びをいっぱいに味わって、会話の時間すらもどかしいとでも

言うように、また唇を、舌を、重ねては口交に耽る。

淫らな水音だけが室内に響いてお互いの熱が伝わり少しずつ高まっていく。


パトス「ん、くぅ……!?」

キスに熱中しているパトスが新たな快楽に襲われて、フォクネの口内へと驚きの吐息を送る。

フォクネの手がズボン越しに股間へ触れたのだ。

フォクネ「ね……パトス、もっと気持ちよくしてあげるから……もっともっとボクが幸せにしてあげるんだ……」

パトス「ぐっ……フォクネ……」

フォクネ「うわぁ……おっきくなるとすごい……パトスのオチンチンって立派なんだね…ライーネ様やレオと交尾をする時も

こんな感じだったかな…?」

ズボンが細い指で脱がされていき、フォクネが股間へと顔を下ろしていく。

そこにはフォクネの可愛らしい小顔を覆い隠せそうなぐらいのモノが情欲で満ち満ちていた。

キスをしているだけで知らず知らずのうちにそうなっていたのだ。

パトス「くっ、ぅ……!」

フォクネはうっとりと微笑みながら逞しいモノを甲斐甲斐しく手で覆って、小さく整った唇で先端へとキスをした。

ソフトに唇で撫でるようにして押し付けてきて、柔らかいその感触だけでパトスは快感に呻く。

ちゅっちゅっと丸みのある亀頭部分をキスされただけで苦しげな、でも気持ちよさそうな顔になってしまう。

パトス「ま、待て……こんな所を……汚い、ぅっ……だろう……」

フォクネ「ん……汚くなんかないよ……もし汚かったとしても、ボクが綺麗にしてあげる…………れろぉっ……」

パトス「あ、ぐ、あぁぅ……!」

キスだけではなく敏感な尿道部分を舐められると悲鳴のごとき叫び。

しかしそれは痛みではなくより強い快感のためだ。

開いた唇で亀頭を挟み舌で丹念に先を濡らす。

柔らかくぬめる舌が粘膜の上で踊りエラばった所や、筋めいた部分を這い回った。


フォクネ「ん、れおぉっ……お汁出てる……ねぇ……パトス、気持ちいい……?」

パトス「くぅ、ああ……ぞくぞくとして柔らかくて……ライーネとはまた違う感じだ……」

フォクネ「うん……人が変わればそうなるみたいだよ…?…それじゃあ、もっと教えてあげるから、ボクのお口で

気持ちよくなって……パトス……」


パトスは耐え切れないようにフォクネの髪をくしゃりと握った。

フォクネが顔を沈めてそそり立つモノを咥えたのだ。

ちゅぽんっと棒が半ばまで口内に入り込み、熱くとろみのある涎と舌に包まれたまま

唇がきゅっと締めつけてきて頭を前後に動かし始める。


パトス「はぁ、くっ……」


パトスは悶えながらもフォクネを見つめる。

不格好な性器が薄く整った唇に飲み込まれては引き出されていき、たっぷりの涎で濡らされる。

太いモノで唇がぷくりと膨れているのに咥えてる顔はなお可憐。

角度をつけて入り込んだ時は内頬が亀頭の形に膨らんでしまい汚しているように思える。

征服欲などとは無縁のパトスであっても、フォクネを性の従属者のように扱っているようで、快楽と共に背徳感まで覚えてしまう。


パトス「フォクネ……気持ちいいのだが、これは、なにかいけ、ないもの……では……? ぅっ、ぁっ……」

フォクネ「ちゅぷっ、んぇ、……はぁっ、もぉ、パトスは気にしすぎ。素直に楽しも? ちゅじゅぅっ……!」

パトス「……く、あぁっ……!」

パトスがこんなことをされるのは初めてではなく、以前にライーネにも同じことをされ、更には性行為さえも

していた。それに流されたのか、モラリスとレオとも性行為を行っていたので、パトスはこのような快楽を知っている…

ただ、フォクネがやるとまた違う感じがしていた…


フォクネの頬が窪み、音が響くほどに強く吸われた。

半ばどころか根本近くまで口内に入り込み、喉の壁に亀頭が押し当たる。

頬肉が幹を包み、縦横無尽に蠢く舌が気持ちいい所を全部舐めていく。

フォクネの口腔はまるで湧き上がる快楽の泉。

何をされても気持ちが良くて、パトスの中からまだ知らぬ感覚を汲み上げていく。


フォクネ「ちゅっ、ぽんっ! ん、れおぉっ、んくぅっ……んっふ、ふっ……びくびくしてきてる……

パトスいっちゃいそうなんだね」

パトス「い、いく……?あぁ…この……気持よくて堪らない感覚のことか……」

フォクネ「もう少しだよ。パトスはサイコーに気持よくなる直前なの。ボクがイカせてあげるんだから……

んぉおぉっ……」


フォクネがパトスの腰を抱きしめて、膨れあがった肉棒を全て飲み込んでいく。

引き締めた唇が亀頭から根本へとどんどん進んでいき、ついには喉の中まで入ってしまうほどに深い。

狭隘な食道粘膜に全部が包まれると、ごくんっとそこが蠢きパトスはあ、と声をあげてしまう。

嚥下している動きそのものがパトスを締め付けたのだ。


パトス「苦しくないのか……?」

フォクネ「ふぇーきふぇーき……んぶぶっ……んっくんっくぅ…………」


くぐもった声で答えるフォクネはどういう手管を持っているのか

何度も何度も飲み込む動作で亀頭を喉肉で責めてくる。

そのまま頭を前後に動かせば、狭く熱い喉で亀頭を扱いているようだ

飲み込みすぎてドロドロの涎が溢れだし潤滑油となって滑りも格別。

口内に入っていく時は舐めまわすようにして、引き出す時は吸い付いて刺激をより強くする。


パトスは快感で熱のこもった視線でフォクは見つめる。

口奉仕しながらうっとりと目を細めていて、舐める行為を楽しんでいるように思えた。

いや、楽しむだけではなく実際パトスの気持ちよくなっている様子を五感で受け止めて感じているのだろう。

唇と舌と喉で丹念にフェラチオを続けている顔は赤く色づいていて、パトスの昂ぶりに同調しているようだ。



ぐいっとまた深く飲み込んだまま音が響くほどに吸う。

先端がくにくにとした部分に擦れながら棒全体を吸われると内側から絞り出てしまいそう。

じゅっじゅっじゅっじゅっと、髪が振り乱れるほどに速く顔を振って射精感がどんどんと高まっていく。


パトス「フォ、フォクネ……!」

フォクネ「くふぅっんっ……! ん、んんっ……、んぉっ……んっくぅ……んぅっ……」


フォクネの口内に全部飲み込まれたままパトスは至った。

頭の中が真っ白に溶けてしまいそうな感覚。

今日幾つもの覚えて感じた感覚を上回る快感を腹の裡から吐き出していく。


パトス「く、あ、ああっ……!フォクネの舌が…!こ、こんなに気持ちがいいのか……!」


パトスはフォクネへの吐精によって感嘆の叫びをあげた。

量も多くて肉の震えのたび、気持ちよさそうに、切なそうに、パトスの顔が歪んだ。

喉の入り口となる所にずっぽりとハマった先の空間へと、精を何度も何度も撃ち放っていく。

口というよりは食道か胃へ直接射精しているような有り様だ。



フォクネ「ん、ちゅじゅぅっ、ん、ごくっ! こくっ……ちゅじゅぅっ……」


されどフォクネは苦にもせずパトスの精通となった固形のごとき精液を飲み下していた。

可愛らしい顔は美酒によってうっとりと蕩けており、大きなモノが喉元まで入っているのを感じさせないほど堪能している。


フォクネ「…………ちゅっぽんっ! っんぇ……ふふふ、パトスの全部飲んじゃった」



吸い付いたまま音を立てて肉棒が抜き出されて、フォクネが見せつけるようにして舌をさらけ出す。

桃色の舌と口内には精の一片もなくて、ずくりとパトスは込み上げる何かを感じた。

* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.100 )
日時: 2018/10/05(金) 23:28:41 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パトス「……堪らないほど……はぁ……気持ちがよかった。ありがとう、フォクネ…………」

フォクネ「キミが喜んでくれるのがボクだって嬉しいんだ! お互い様だよ!」


本当にそう思っているのが伝わってきて、まるで犬のようにキツネの尻尾を振っている。

パトスも満足そうに微笑を浮かべている。

パトス「ただ……少し恥ずかしいな」

フォクネ「なんで?」

パトス「……君が僕の排泄したものを飲んでくれているのを見ていると、またそうしてほしいと思ってしまった」

フォクネ「ふぇ……」


フォクネの表情が一瞬驚きに固まって、胸の奥がきゅんっとときめいた。

にへっと笑いながら自身の頬を両手で隠す。

嬉しすぎて顔がおかしくなってないか気になってしまったのだ。

パトスが自分で興奮してくれている。

それはフォクネにとって堪らないくらい嬉しかった


フォクネ「もーパトスったら!パトスったら! ボクをそんなに喜ばせてどうするつもりなのかな!

なんでもしちゃいたくなっちゃうじゃないか!」

パトス「どうするというかなんでもというか……その前に俺が君に返したい。同じように舐めたりすればいいのか?」

フォクネ「あー待って待って。あれは結構高等テクニックだからね。初心者のパトスには難しいのさ。

ボクが教えてあげるから傍にきて」


半身だけ起こしていたパトスが逆に仰向けに寝ているフォクネの上に位置する。

そうしてフォクネがスカートをめくると、艶々としている美脚が覗かせる。

中心には青色のハイレグ水着から覗かせる、パトスと同じように興奮を表しているモノがあった。

パトスと比べると随分小さくて毛も生えておらずどこか幼い作り。

フォクネの美少女そのものの外見に似つかわしくなく、でもある意味それらしい性器だ。


フォクネ「でね……ハイレグをずらしちゃうから触ってくれるかな……」

パトス「こうか」

フォクネ「ふひゃぁっ!?ずらしてからだってば!」


変な声をあげてしまうフォクネ。

少し触られただけで感じてしまうぐらいにフォクネも興奮のボルテージが上がっている。

脚を少し広げてハイレグの股間の部分をずらすと、ハイグレに隠された細く、でも鍛えられた均整の取れた脚線が描かれる。

股間からハイレグをずらした時には、モノが反動でしなって真上を向くほどに張り詰めているのがわかる。


フォクネ「なんだかボクも恥ずかしいかも……パトスよりちっちゃいのにこんななっちゃってさ……」

パトス「可憐なフォクネらしくて僕は可愛いと思うぞ」

フォクネ「可憐で可愛い……!? もー、もーってば、もー! いつからこんなタラシになったのかなー!」

パトス「僕は思った事を述べただけだ」

フォクネ「天然で言っているほうがタチ悪いんだから!」



ぷんぷんと怒った振りをしているフォクネの頬は更に赤くなっている。

そんな風に思ってくれている事が嬉しくて嬉しくてしょうがない。

続く言葉も喜びを全然隠せていない。



フォクネ「いいからやろう!パトスが手で優しく触ってくれたらそれだけでボクはいっちゃうかも!」

パトス「わかった。君も気持ちよくなってほしい」

フォクネ「あっ! ふあぁっん……!」



力は入れすぎず、でも手と指全体でしっかり包んだ。

きゅっとパトスの手の中で隠れてしまいそうなそれを握ると、高い声が部屋に響く。

声が女性のように高いフォクネだが、普段の快活な調子から出たとは思えないほど甘い。

普通の男性のように自慰の経験もなく、テクニックなどあるはずもないパトスが触れただけでこれだ。


フォクネ「んんっ……! パトスの、手! 気持ちいい! そのまま動かしてっ!」

パトス「ああ……君の声を聞いていると……僕もなにか……」

フォクネ「んっくぅ……! やぁっ! ふぅっあ、ああっ……」


優しい手つきで上下に扱くとそれだけでフォクネは身悶える。

快感に染まった表情に昂ぶりを覚えて、パトスは技巧の代わりに思いを込めながら奉仕する。

先ほどフォクネが舐めていてくれたみたいに、カリの所を擦った。

気持ちいいのだろう。

手の中で跳ね、こぼれた先走りが滑りをよくして、より手コキの潤滑を上げていく。


フォクネ「あ、んぅ……! あ、やぁぅっ……! ホントにいっちゃうそう……!」

パトス「フォクネがいく所を僕に見せてくれ……!」



喘ぐ可愛らしいフォクネの表情や、艶かしくくねる肢体にパトスも昂っていく。

一度射精して萎えたモノを張り詰めさせたまま、フォクネを高みへと誘っていく。


フォクネ「ふぁあっっっんんぅっっっっ…………!」

パトスの手の中でびくびくと脈動して、快楽が溢れだした。

白混じりの透明に近い液が掌中で放たれていく。

パトスはフォクネがそうしてくれたように、軽く扱きながら律動を助けていく。

手で絞り取ってあげる度に身悶えするフォクネはとてもかわいらしかった。


フォクネ「……はぁぅ…………きもち、よかったぁっ……」

パトス「喜んでくれると僕も嬉しい」



しばらくの時間を置いてふにゃっとしたフォクネがうっすら笑みを浮かべながら呟いて、パトスもまた笑顔を返す。

二人の表情は今までの戦友だけの関係とは違っていて、信じ合える、そして愛し合える信頼関係なものが含まれている。

熱っぽい視線に込められたそれはきっと愛情というものだろう。


パトス「……これが君の味なんだな」

フォクネ「わわわっ舐めちゃダメだよ! ばっちいってば!」

パトス「君も飲んでくれた。フォクネの言葉を借りるなら君に汚いところなどない」

フォクネ「……もー…ボクが綺麗にするから手出して」


嬉し困った顔で笑うフォクネはパトスの手を自分で舐めとる。

指の又から先までを舌を這わせて、ちゅちゅぅっと吸う。


フォクネ「……我ながらあんまり匂いとか味がしないね……自分のだからかなぁ?」

パトス「そういうものなのか?」

フォクネ「パトスのはね、味も匂いも濃くて魔力もいっぱいで美味しいんだけどね。ちゅぅ……れろ……んっ……」

パトス「む……そんな風に指を舐められると……」

フォクネ「ふふふ、さっきの思い出しちゃった? エロエロのパトスもボクは大好きだよ!」

パトス「……どうやら俺はフォクネに夢中になってしまっているらしい」

フォクネ「うわぅっ……パトスったら殺し文句まで覚えちゃったよぉ……」


真剣な、でも渇望に満ちた瞳でフォクネを見つめるジークの表情。

ドキドキが止まらない。もっともっとしてあげたくなる気持ちが溢れ出しそう。



フォクネ「……ね、パトス…………続きしたいよね……?」

パトス「ああ。君にもっと触れたい」

フォクネ「それじゃあボクに入れて……」


フォクネは脚を抱えて見せつけるように開く。

射精したばかりの性器はパトスの言葉によって硬度が高まりつつある。

皺のほとんど無い玉袋の下に見える窄まりは薄いピンク色をしていて

何かを求めるように盛り上がって口を開いていた。

フォクネの言葉の通り受け入れるのを待っているようだ。


パトス「排泄するための所だが……そこでいいんだな?」

フォクネ「うん……パトスのが欲しくてしょうがないんだ……ボクのお尻にパトスのおちんちん頂戴…………」

求められる。

それだけでパトスの鼓動が速まり、雄の欲求に襲われる。

重ねた快感が肉の実感となって、生まれて間もない少年を愛と欲に染めている。

けれどそれが、例えパンスト兵であっても、人間と同じというもの。生きている証。


フォクネ「あ、きてる……あっ、あぅっんんんっ…………!」

パトス「ふぅっ、くっ……熱い……」

パトスは硬くそそり立つ肉竿をフォクネの中心へと向け、くびれた細い腰へ手を添えながら挿し入れた。

中は熱く、湯だった肉の襞に亀頭が柔らかく包まれているよう。

同時にきゅんきゅんと尻穴の輪が食い込んでくる。

柔らかく入っていって、なのにきつく締めつけてくる矛盾した快感にパトスは息を吐く。

そして腰を少しずつ推し進めていく。


フォクネ「あっ、ふぁっ……すご……!」

パトス「大丈夫なのか……?」

フォクネ「へい……き……! きもちよくて……ふぁっ…………」

目を瞑り、切なげに打ち震えるフォクネの肢体。

臍が腹筋と共にくぼみ、内を満たしていく肉を深く深く感じている。

幼さの残るモノは先端から薄くて白く滲んだ液を零して、ビクビクと痙攣する。


フォクネ「きもち、いいから……! もっと、ボクのお尻おかしてぇっ……!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.101 )
日時: 2018/10/05(金) 23:31:57 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

そう言われては我慢できるはずもない。

入れているだけで快楽を引き出す魅惑の穴。

擦れ合わせればより気持ちがよくなると、もうパトスは経験上知っているのだ。

情動のままフォクネの深い所で前後運動を始めた。

わずかに蛇行した排泄器官の道のりを逆しまに進めていく。

先端が腸粘膜を削っていき、括約筋がきゅんきゅんと根本から半ばまでを絞っていく。

フォクネ「はぁう……んっ…はいぐれ…パトスうぅぅ…はいぐれ…ん、ちゅっ……れぉん、ぴちゃ……」


見下ろせば今までで一番いやらしくも可愛らしくハイグレをしているフォクネの表情。

パトスが中へと肉を叩きつけるたびに涙ぐんで高い声で喘いでいる。

愛しさと情欲のままパトスがキスをして、舌を絡め合わせた。

短く早く腰を揺すりながら甘い甘い舌をねぶっていく。

パトスの逞しい腹筋に潰されたフォクネのモノが、感じているのか先走りを零していく。

上下の粘膜を擦り合わせて二人は一緒に快楽を高めあっていく。


フォクネ「あぁ……んっ!はいぐれ…!それ、……!はいぐれ…!すごく気持ちい……い……!」

パトス「それとは……?」

中を何度も摩擦している最中にフォクネが嬌声をあげた。

不意の快感にうっすらとした液が先端から漏れ出る。


フォクネ「ボクのおちんちんの裏側辺りを……パトスのおちんちんがゴリってしてきて……」

訴えにパトスは上半身を起こし、フォクネの尻を軽く持ち上げた。

パトス「こうか?」

フォクネ「ひゃぅっぅっ……!?そ、れ、あ、やぁっ……!はいぐれ…!はいぐれ…!す、ごぉっ……!」

言葉の通りの位置に当たるようモノの先端を上向きにして突き入れた。

効果は劇的で、強風に煽られた旗のごとくフォクネの可愛らしさの残る性器が跳ね揺れて

薄い色をした先走りと精液の混合物を、フォクネの青いハイレグ水着の上にまき散らす。

軽くイキかけてしまうぐらい気持ちがよかったらしく、だらしなく開いた口からは涎が零れている。


フォクネ「はいぐれ…!はいぐれ…!おっ、お、おぉっ……ボクお、かしく……なっちゃうよぉっ……」

そんな風に感じてしまうのもしょうがない。

肉棒が突き捏ねている所は前立腺と言って男の器官でもっとも敏感な所。

先走りや精液を分泌するためのそこを内蔵から直接弄られて、勃起したモノがびくびくと反り上がり痙攣する。

それどころかフォクネの締め付けに合わせて全身も震えていて、裡の快感を抑えきれていないようだ。


パトス「くっ……フォクネの中が締まってきて……僕も……」

そしてパトスだってフォクネと同じくらい感じている。

フォクネを一方的に責めているようでも射精感はどんどんと高まっている。

突きながらクニクニとした前立腺が先端に当たる。

フォクネの泣きそうなのに甘い喘ぎ。

グリリッと擦るように奥まで入れればかすかな抵抗と包み込むような柔らかさな感覚。

引き抜けば食いつくような締りがグイグイと根本から先端までを刺激する。


フォクネ「パトス…!はいぐれ…!はいぐれ…!…もう、……ボク…!ボク…!」

パトス「ああ、わかってる…!僕もだ…!」

フォクネ「はいぐれ…!はいぐれ…!うん……一緒に……いこ……?」


感じすぎて不安になっているのかフォクネは突かれながらもきゅっとパトスの腕を掴み

パトスが安心させるように、指を絡めて交差させるように握った。

すがりつくようにフォクネがパトスを引き寄せて抱き合う。

パトスは泣き笑いの顔で見上げるフォクネと見つめ合いながらスパートをかけていく。


じゅくりっちゅくりっと深い所で湿った音が響く。

激しくはない動きだが深い官能へと浸かりきった身体は繋がっているだけで快楽を高める。

フォクネの中がヒクヒクと痙攣して。パトスのモノも脈動を繰り返して。


パトス「ぐっ……で、る……!」

フォクネ「ふぁっっっ……! あ、あ、んあぁぁぁっっ……!!!はいぐれぇぇぇぇ…!!!」

二人は同時に達した。

どくどくどくと心臓がもう一つあるかのように肉棒が脈動して愛の証を注ぎ込んでいく。

疼きに導かれるまま、熱い想いをぶつけていく。

複雑に蠢く腸内が後押しをしてくれるよう全部飲み込んでいてくれていた。

そしてフォクネのほうも同時にイッていて挟まれた腹の中で竿が打ち震えながら精液を吐き出している。

まるでパトスに注がれた分だけ出るように射精が止まらない。

パトスがフォクネのモノを引き抜き、大きく息を吐いてフォクネへと身体を預けきった時には、二人の下半身は

ドロドロの液にまみれてしまっていた。


フォクネ「よ、かったよ……パトス…………」

パトス「はぁはぁ……僕もだ…フォクネ……」


息を荒げながら言葉で伝え合い、まだ余韻がある快感混じりの気だるさに二人はうっすらと微笑み合う。

抱きしめ合いずっとそのまま寄り添い合う


フォクネ「へっへっへ♪パトス大好きー!……ってそういえば……」

パトス「……?なんだ?」


逞しくなったパトスの身体を下から抱きしめながら、フォクネはぷくっと頬を膨らませた。

フォクネ「あのね、パトスはボクをいっぱい喜ばせてくれたけど肝心な言葉を聞いてないんだ。ちゃんとボクのことを

好きだとか愛してるとか言ってほしいし、聞きたい」

パトス「…………それはそうだな」


考えてはいた。頭の中で思ってはいた。

しかし言われてみるまで発していない事に気づいてはいなかった。

フォクネと愛しあっていたのに、それを伝えていなかったなどと。

またも自分の至らなさをフォクネに気付かされたらしい。


パトス「ああ、僕は君が好きだ。フォクネ――――君を、愛している」

気負いなく、本心のままに言えた。舌に載せた言の葉の流れに小気味よさすら感じた。

ごく自然に放った告白は今まで言わなかったのがおかしいとすら思えてしまう。

フォクネ「うわわわわ!すっごい嬉しくて嬉しくて堪んないけど別離っぽい調子で言うのやめて!」

パトス「なんのことだ?」

慌てながら、でも顔が真っ赤で笑みが蕩けて崩れちゃいそうな複雑な表情をしているフォクネが誤魔化すように

パトスをまたぎゅっと抱きしめる。

フォクネ「えーいまあいいや! ボクもパトスが大好きで愛してる!」

パトス「ああ。改めて聞くと僕も嬉しい」

フォクネ「それじゃあさ、嬉しいついでにって言っちゃなんだけど……」

パトス「……ん……どうしたんだ?」

調子よく言っている最中にフォクネが口ごもった。

珍しく瞳には迷いの色が見えて、何か恥ずかしがっているように思える。


パトス「聞かせてくれ。僕に出来ることならなんでもしたい」

だから今度こそ自分から踏み込む。

今はまだわからずとも、パトス自身からフォクネに歩み寄りたいのだ。


フォクネ「うんとね……えーとね……前にパトスの言っていた地球という星…の話を聞いて思い出したことがあったけど…

その世界では重婚が認められていない国ってあるのを聞いたのを思い出してね……」

パトス「あぁ……そういえばそんな話をしていたな……でも……今は地球という星の存在すら記憶から消えているのだが……」

そう、パトスは元々地球人からパンスト兵となったホムンクルスであり、記憶さえもかつて本当の家族がいたという

記憶も徐々に消えて行き、そして今となっては生まれた星の存在すら記憶が消えた状態であったのだった…


フォクネ「この世界では……重婚も……同性の結婚も認められているから……だから、この戦いがすべて終わったら、

この星で暮らして、ボクと結婚してほしいの…!!」

パトス「ん? そんなことなのか…」

フォクネ「そんなことだよ!!もうボクとパトスは他人じゃないんだし!パトスのことで頭がいっぱいだから

恥ずかしくなっちゃったの!」


横にあった布団へと顔を押し付ける。

髪から覗く耳が真っ赤になっていて、理性が蒸発しているフォクネらしくない様子だ。

ただそれも可愛らしいとパトスは思った。


パトス「君が望むならそうしたい。フォクネ、こっちを向いてくれ」

フォクネ「んひゃぅっ……うー…今日のパトスはどうなっちゃってるんだよぉ……んぅ……」

振り向いたフォクネ、パトスにとって愛しい人の唇を塞ぐ。

口付けが続き、舌を絡めてお互いの唾液を啜って飲み合う。


フォクネ「ん……またパトスのおおきくなってるよ……」

パトス「ああ。フォクネとまだ愛しあいたい」

フォクネ「うんボクもしたい。いいよ……きて……」


そうしてパトスはフォクネを深く抱きしめた…

とてもとても甘い空間……二人だけの世界……

だからこそ二人は気づいていなかった…人間より聴覚も嗅覚も視覚も優れている獣人たちに、愛し合った時の喘ぎ声を

聞かされていることを…匂いに気付かされていることを…見られていたことを……
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.102 )
日時: 2018/10/05(金) 23:36:33 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

(フォ、フォクネ様とパトス様が…!!きゃああああ〜!!!)

(な、何て素敵な二人だけの世界…!!)

(雄同士での交尾があんなに美しい光景だったなんて…!!)

(パトス様ったら逞しいし…フォクネ様ったら凄く可愛いかったぁ…!!)

真っ赤な顔で目をキラキラさせながら楽しんでいる女の子の獣人たち…

もはやあの二人の間に付け入る隙はなく、見ているだけで幸せになっていた…


そんな二人の空間をぶち壊す…っと、言うより今終わったところというタイミングで…


ノルジール「おーい!パトスー!フォクネー!どこにいるのー!?そろそろ燃料を運ばないといけないんだけどー!」

ノルジールの掛け声を聞いたパトスよりも先にフォクネがガバっと起き上がると、すぐさま起き上がると、

パトスをお姫様抱っこさせた状態で、今いる廃墟の中から素早く飛び跳ねていき、ノルジールの前に現れる

ノルジール「わっ!?何だパトスとフォクネか…!今までどこに…って、どったの?パトスを抱え込んで…」

フォクネ「いや〜、ごめんねノルジール…?このままパトスを連れて行くから!!勿論僕も一緒に行くとしてね!!」

そして、言うが早く暴走したフォクネはそのまま、ノルジールを置いて走り去っていく…

パトスを抱えた状態で…



そして、飛空船の前にまで辿り着くと、ようやくシャナルは船の整備が終わったところみたいだった…

シャナル「あれれ?早かったですね…って、燃料を持って来てって頼んだのに何でフォクネさんを…?」

フォクネ「何故なら僕はパトスと一緒に付いていきたいからだよ!例えライーネ様の命令に背いてでも…譲れないものが

あるからね!!」

パトス「フォクネ…き、気持ちはありがたいが、その前に燃料を…」

ノルジール「はいはーい!ちゃんと持ってきたよぉ!!」

ウィプリ「はぁ…!はぁ…!な、何で私までこんな重いものを…!!」

燃料タンクを持ってきたノルジールと、いつの間にか燃料を重そうに運んでいるウィプリも一緒に来ていた。

パトス「ウィプリ…!何で君まで…」

ウィプリ「はぁ…はぁ…ふぅ…決まっているでしょ…?私もあんたに付いていくのよ!!」

パトス「え…?だけど、アーミアとフェルテミスはこの国に残るそうだが…」

ウィプリ「そんなことわかっているわよ!!だけど、私は何て言おうとあなたに付いていくわ!!あなた危なっかしいし、

ハイグレの力を手に入れているメルビス軍と戦う時の為に、私の『ハイグレ解除』の力はかなり強力になれる

はずでしょ!?モンディアルの戦いの時、私もいなかったら勝てなかったって言ってくれたじゃない!」

パトス「ん…確かにそうだが…」

ウィプリ「それに…」

ウィプリは重い燃料を足元に置くと、自信満々の笑みになっていた。

ウィプリ「私はね…何となくだけど、あなたに付いて行った方が、幸先良さそうな気がするのよ!生意気だけど、

あなたは私よりずっと強い…でも、それ以上にあなたは私たちを引き連れてくれる何かがあると見ているの!

上手く言えないけど…あなたと一緒に戦うということが、私の何かを変えてくれる…そんな気がしてならなくて…」

後からもじもじしながら言うウィプリに、パトスはどうするか迷っていると、そこへ紫色のハイグレ姿のマルキアが合流してきた。

マルキア「パトス、準備は出来たか?」

皇女のオーラを放つマルキアは、いつものような能天気なイメージとはかけ離れている…

自身の国が危ういと察したからこそ、皇女としてすぐに戻らなければいけないとわかったからこそだ

パトス「マルキア…フォクネとウィプリも連れて行くことになったが、構わないか?」

マルキア「構わん、一々許可を取るだの取らないだのに拘っている場合じゃないからな…行くぞ!」

船の整備と燃料の補給が終わり、船に乗り込んだパトスたち一向…

ウィプリはアーミアとフェルテミスに別れを告げ、フェルテミスからは揶揄うように「頑張りなよ〜?」っと、

告げられると、ウィプリは赤面しながらフェルテミスに引っ掻き回す(全然当てられず)。

フォクネはライーネたちに別れを告げられる間もなく、飛空船に乗り込むと…

ライーネはパトスがもうじき帰国の時間ということを聞いて、見送りに来ることを考えていなかったので、

無理矢理フォクネを引きずり出すライーネに、泣きながらジタバタと暴れるフォクネ

フォクネ「嫌だ嫌だ〜!!僕はパトスと一緒がいい!!いくらライーネ様の命令でもパトスと別れるなんてやだー!!」

ライーネ「ええい!!いい加減にせぬか!!ガキか貴様は!!パトスよ、貴様のフォクネに対する気持ちも

わかるが、お主らが向かうカミルーナ王国の問題ならばお主らだけが行くべきであろう…この国はワシらの問題じゃから、

そんな個人的な理由でこの国を離れることは許されぬことじゃ…フォクネ、貴様も本来の立場を忘れておる訳じゃなかろう…?

今はメルビス軍の幹部たちが動く頃じゃ…!一番に狙われやすいのはこの国であろう…!今のワシらにはハイグレの

力があるとはいえ、危険な相手であることには変わりあるまい…!そんな時に民達を守る立場のお主が

そんなのでどうするのじゃ!!」

フォクネ「それでも、戦力なら充分揃っているじゃないですか!!今ヴェルゴーア王国にはハイグレ皇女の

フェルテミスとアーミア…更にメルビス軍の幹部のファンサールとキュールもいるんですよ!?それに比べて

マルキア側はウィプリ一人が追加されただけで、明らかに万が一何かあった時の戦力が足りません!!それに、

カミルーナ王国にメルビス軍の幹部が現れて、戦力不足が原因でパトスの身に何かがあったらどうするのですか!?」

このフォクネの尤もな反論に、流石のライーネも応えたようだった。

ライーネ「ぐぬ…っ!た、確かにそうじゃな…パトスにもしものことがあれば…」

パトス「ごめん、ライーネ…元々僕だってフォクネを連れて行きたいと思っている…モンディアルとの戦いでも、

相性が良かったからこそだと思っているんだ…」

マルキア「まぁ…フォクネのことをOKしたのは私だが…あと、パトスは元々私の所有物でもあるからな♪

まぁ、ウィプリの場合は例外ではあるから私と共に来ても良しとしよう…貴様もとっくに立派な戦士であることは

認めているのだから」

ウィプリ「そっ…!いや…それを聞いてちょっと安心したかな…何だか…少しでも信頼されたみたいで…」

危うくいつもの悪い癖で、『そんなの当然よ!』っと、調子に乗って自信満々に自己主張するところだったところを

思い踏みとどまれたウィプリは、これからまた危険な戦いが始まることには変わりはないことを自覚していた。

マルキア「うむうむ、そうやって自分の強さだけじゃなく、弱さも知ることが大事だぞ?それも強さとなるからな。

さて、では我々はカミルーナ王国に一端戻るが…って、そういえばお前もだったな…」

マルキアの視線の先には、パトスの胸に張り付くように黒色のハイグレ姿で、黒豹の獣人のレオが泣きついていた。

レオ「フォクネだけずるい…私も連れて行ってほしい…!」

若干涙目で懇願するレオ…パトスはそんなレオの頭を優しく撫でる。

以前、流れに乗ってと言いう訳だが、レオもパトスと性行為を交わした仲でもあったため、いつも以上にパトスに

懐いていたのだった…

パトス「レオ、そんなに泣くな…わかった…連れて行くからそんなに泣くな…」

レオ「ありがとう…」

パトス「それじゃあライーネ…しばらくフォクネとレオを借りておくけど、いいだろ?」

ライーネ「まぁ…最近ワシの言う事を今一聞かんようになっておるようじゃし…戦力の問題があるなら仕方ないか…

あい、わかった。レオとフォクネも気を付けるのじゃぞ…?絶対に生きて帰るのじゃ!」

パトス「ありがとう、ライーネ…」

レオ「パトスなら大丈夫だと思う…パトスは死なせない…私だって守ってあげたいから…」

フォクネ「うん!!そうだね!!僕も絶対に死なないし、死なせないから!!」

ウィプリ「ほらほら、それじゃあ行くわよ?イチャついている間にカミルーナ王国に何かあったらどうするの…!」

パトスの腕を力強く引っ張るウィプリ…

それを見てニヤつくフェルテミス…

そして、マルキア・パトス・モラリス・ノルジール・ミーナ・シャナル・フォクネ・レオ…そしてウィプリが飛空船に乗り込み、

シャナル「では、皆さん乗りましたね?では、ポチッとな♪」

シャナルの押したボタン一つで、飛空船は瞬く間に地平線の彼方にまで飛んで行き、カミルーナ王国へと向かって行った…

そして、マルキアたちの取ったこの行動は決して間違ってはいなかった…

その後には、また新たな戦いが始まろうとしているから…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.103 )
日時: 2019/01/07(月) 21:33:35 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

18章 ハイグレ大王の失態と、ハイグレ皇女・ウィプリの熱意

多くのパンスト兵やハイグレ人間たちという戦力を失った現状でも、アモティアス星に到着したハイグレ大王率いる

ハイグレ軍がやっとのことで到着する。

本軍だけあって、戦力としてはパンスト兵数万人、ハイグレ人間が数十万人いる…

中でもハイグレ人間は戦士系、魔導士系、格闘家系、スナイパー系等、様々な先頭に特化したハイグレ人間もいる。

更にはスレーブ化のハイグレ人間、ナンバー化のハイグレ人間、ハイグレ星人化のハイグレ人間もいて、

皆が一斉に集う中心に、大きな赤いマントに黒いハイグレを身に付けているハイグレ大王がアモティアス星の空を

眺めていた。

ハイグレ大王「ほほぉ…ここが例の星か…最初に送り込んだパンスト兵の連絡が途絶えてしまい、更に送り込んでいた

パンスト兵たちもハイグレ人間たちも何者かによって殺されてしまう始末…これは由々しき事態だな…

ボクちんの大事な性奴隷たちを殺すなんて、これは神に対する怒りに触れると同義であることだ…

どんなやつであろうとこの世から滅する…と、言いたいところだが…ボクちんの好みのタイプの女なら

ハイグレ人間にしてやればいいことよ…!!それに…この世界の住人の多くは既にハイグレ人間になっているらしいからな♪」

所詮はハイグレ人間にさせて好き放題する事しか考えていないハイグレ大王だった…

そこで、水色のロングヘアーをしている青いハイグレ姿のハイグレ魔導士が、ハイグレをしながら報告をしてくる。

ハイグレ魔導士「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレ大王様!この世界のほとんどの住人が既にハイグレ人間と

なっていることが確認されました!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ハイグレ大王「そうかそうか♪ならば話は早い!ここにいるハイグレ人間共も、ボクちんの姿を見ただけで忠誠を誓うはずだ…!

所詮はハイグレ洗脳されれば一致団結して、この星の強力な戦士共も殲滅も可能…して、敵はどんな奴らかわかるか…?」

そこで、茶髪のショートカットをしている白衣を身に纏っている白色のハイグレ姿の研究員が答える。

ハイグレ研究員「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!はい、既に確認が取れました!どうやら、この星の中では

魔女と呼ばれているらしいですが、その魔女を率いる幹部が現在11名、ボスの名前はメルビス…『混沌の魔女』とも

呼ばれているそうです…その幹部の実力だけでも国を滅ぼす程の実力を持っている強者揃い…それらの頂点に立つ

魔女だそうです…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

この話を聞いた途端、先程の勇ましい表情はどこへやら…一気に青ざめていく感じがしていた…そして更に…

ハイグレ研究員「更に、シュリー様の死因も確認が取れました!そのメルビスという魔女はシュリー様を吸収して、

ハイグレの力そのものを会得しております…シュリー様の死因はその対価とするものかと…」

ハイグレ大王「ちょ、ちょっと待て…!!ハイグレの力を会得だと…!?それってつまり、俺様と同じ洗脳の力を

持っているということか…!?」

思わず狼狽えるハイグレ大王に、ハイグレ研究員は更に続ける…それも、かなり青ざめた表情で…

ハイグレ研究員「は…はい…ハ、ハイグレの力を得ているメルビスという魔女は…幹部たちもハイグレ姿にさせて…

より強力な戦士にさせております…ち…ちなみに、そのハイグレ人間になる前の強さでも…国を滅ぼす程の実力者…

そ…そんな人たちが…ハイグレの力を逆に利用することで…さ…更にとんでもない強さになっているかと…

しかもそれだけではなく、その幹部たちをハイグレ姿にさせたメルビスに忠誠心があるとして、恐らくハイグレ大王様の

洗脳が効いていない可能性が非常に高いかと…」

このハイグレ研究員の調べは決して出鱈目でもなければ、考え過ぎによるものでもない。

人間だった頃でも聡明な存在であり、今までもハイグレ人間を増やす為の必要な情報収集力や知識としても

信頼を得ている程のハイグレ人間であり、ハイグレ大王からも称賛されているほどだった。

そんな彼女からの言葉を聞いたハイグレ大王は、もはや内心恐怖に襲われそうになったが、直ぐに我に返る

ハイグレ大王「なるほど…ならば、ボクちんの切り札を使う時が来たようだね…もしやつらが来た場合は、ハイグレ解除を

してから、再びハイグレ洗脳させればいいことだ…!つまり、それでボクちんの忠誠な下部へと寝返させるのだ!」

ハイグレ人間「流石はハイグレ大王様です!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パンスト兵「居場所を特定して全員で突撃…これでいいということですか…?」

ハイグレ大王「その通り!!ハイグレの力で強化させているなら、ハイグレ解除で弱らせ、そしてその後で

再びハイグレ光線で一斉射撃すればいいのだ!!なぁに、こっちは数十万の戦力があるのだ!!どんなに強大な力でも

数で圧倒すればいいだけのことだ!!」

単純な考え方ではあるが、間違ってもいない作戦と言いたい。

数も戦力であることには変わりはないし、殺す訳でもなく、あくまでハイグレ人間として下部に変えるだけのことである。

しかし、ハイグレ大王はまだ知る由もなかった…

この考え方は全くの間違いであること…

そして、着陸した場所も悪すぎたこと…

何故なら、現在ハイグレ大王のいる場所は、ジェリーナが君臨する機械の国、リンガイア王国の近くであることを…


パンスト兵「ハイグレ大王様!この近くに大きな都がありますが、どうやら機械ばかりの街のようです!

サイボーグ型のハイグレ人間がたくさんおられます!」

ハイグレ大王「んん…?機械の国か…それにハイグレ人間のサイボーグ…まぁ、色気があれば良しとするか…!

それに、サイボーグだとより戦力になれそうな気もするし、早速そこへ行ってボクちんの忠誠を見せてもらおう…!」

そう言ってハイグレ大王は、リンガイア王国へと入って行く…この行為が最も危険なことだと知らずに…

ハイグレ大王と数千人のハイグレ人間とパンスト兵たちが入って行く。

女型のハイグレサイボーグを見て、ほとんど人間と見分けがつかない程の美女ばかりで、ハイグレ大王は見惚れて

しまうほどでもあった。

その中で、リンガイア王国の住人で元・人間である、緑色のハイグレ姿のナオミと、オレンジ色のハイグレ姿の

ムルファナがハイグレ大王の存在に気付く。

ナオミ「ん…?あれは…?」

ムルファナ「見たことのない方々ですね…?どこのどいつかわかりませんが…」

そういうと、ムルファナは前に出てくると、ハイグレコールを行う。

ムルファナ「ようこそリンガイア王国へ…ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ」

挨拶をハイグレとしながらムルファナが言うと、ハイグレ大王は嬉しそうにする。

ハイグレ大王「ほほぉ…大変よろしい!ボクちんをハイグレ大王と知ってのことだな!!がっはっはっは!!」

ハイグレ大王の調子に乗った感じの笑い方に、ムルファナはゲスを見るかのような細い目付きになった。

ムルファナ「はぁ…?何言っているんですか、このヤローは…?」

ムルファナの毒舌にハイグレ大王や他のハイグレ人間たちは驚愕していた。

ハイグレ大王「ふぁ!?き、ききき貴様ぁ…!!このボクちんに向かって…!!このヤロー…!?」

ハイグレ人間「ぶ、無礼ですよ!?あなた…ハイグレ人間なのにハイグレ大王様に向かって…!!」

ハイグレ騎士「貴様…!!ハイグレ大王様に向かってその言い方は、いかにハイグレ人間であろうと極刑に値するぞ!!」

大勢のハイグレ人間がムルファナを敵視しながら攻撃態勢に入ると、ムルファナはそのハイグレ大王の名前を

聞いた瞬間、目を光らせていた。

ムルファナ「ナオミさん…聞きましたね…?ハイグレ大王っと…」

ナオミ「はい、聞きました…ジェリーナ様の命により、『キラーマシンモード』を発動致します…!」

ナオミの合図により、街中にいるサイボーグたちや、マシンたちが緑色に光っている通常モードから、

赤色に光りだし、ハイグレ大王一同に向かうと同時に、身体中に仕込まれているあらゆる武器を引きだすと、

その武器をハイグレ大王一同に向けていた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.104 )
日時: 2019/01/07(月) 21:35:53 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ハイグレ大王「へ…?ど、どういうことだ…?」

すると、マシンたちの間に緑色のハイグレ姿のミミークルと、赤色のハイグレ姿のカリナが前に出てくると、

早速戦闘態勢に入った。

ミミークル「ヒヒヒヒ…!ハイグレ軍がよりにもよってここに来るとは思わねぇ…ジェリーナ様からハイグレ軍がここに来た場合…

抹殺しろとのことだよ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

カリナ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!あなた方の酷い行い振りは聞いております…私も一人の剣士として

決して許しません…そして、あなた方ハイグレ人間も同罪と見做し、抹殺致します…ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ハイグレ大王たちは訳が分からなかった…

目の前にいるのは確かにハイグレ人間であり、ハイグレサイボーグでもある…

どんなに遠くでもハイグレ人間にされてしまっては、必ずハイグレ大王に忠誠を使う下部となって洗脳されるはず…

それが敵対視されて、今まさに自分たちに危機が迫っていたことに気付いた時は、襲撃が始まった…

4脚マシンの放ったレーザーがハイグレ人間の身体を貫通し…

数体のハイグレサイボーグの持っている剣や槍がハイグレ剣士を貫き…

カリナの剣が、4人のハイグレ人間を纏めて斬首し…

ミミークルの巨大化した口が開きだして、スレーブ化のハイグレ人間3人の肉を纏めて食いちぎった…

それらはほんの一瞬での出来事であり、ハイグレ大王がようやく危機を感じ取られたのにはその後でのことだった…

ハイグレ大王「なっ……!?え……っ!?ひ、ひいいぃぃぃぃ!!!?う、うわあぁあぁぁぁ!!!お、お前らぁ!!

あいつらを打ちのめせぇぇ!!!そして俺様を守れぇぇ!!!」

あまりの出来事に悲鳴を上げながらも、逆襲命令を出すハイグレ大王に、ハイグレ軍の戦士たちは逆襲を開始した。

しかし、ほとんど戦闘準備を整えていない状態での逆襲は、あまりにも無謀と言ってもいいくらいだった。

相手の戦力や出方もわからず、ハイグレ大王は自分の命だけを優先させ、下部のハイグレ人間たちやパンスト兵たちに

戦わせながら逃げる行為は、それほど多くの犠牲者を出してしまうもの…

ハイグレ大王が何とか自分の船まで逃げ切ることができた時には、既に何十人ものハイグレ人間たちやパンスト兵たちが

いなくなっていて、遠くで悲鳴が聞こえていた。

「いやああああああ!!!ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!命だけはぁぁぁ!!!あああぁぁぁ!!!」

「ぎゃあああああ!!!ハ、ハイグレ大王様ぁ!!!助け…ぐぎゃあああああ!!!」

「すべては…!!ハ、ハイグレ大王様のためにぃぃ…!!!行っているのに何でぇぇぇ!!?」

「うわああああああ……!!!」

「きゃあああああああ…!!!」

まだリンガイア王国から聞こえるハイグレ人間やパンスト兵たちの悲鳴が聞こえる頃には、ハイグレ大王はその悲鳴を

聞く間もなく飛行船に乗り込んでいった。

ハイグレ大王「撤退!!撤退だぁ!!今すぐ船を出せぇ!!!」

?「ハイグレ大王様!?落ち着いてください!我々がいるから出動命令を…!」

幹部らしきハイグレ人間の声掛けにも耳を傾けず、大焦りで言うハイグレ大王の命令に、ハイグレ人間たちも

パンスト兵たちもすぐさま動き出し、船を動かした時にはサイボーグたちにギリギリで追いつかれるところだった。

ムルファナ「チッ!逃がしましたか…しかし、部下たちがやられていって迷わず自分の命だけを優先にして逃げやがるなんて…

あのパトスというパンスト兵は逃げずに戦っていたぞ…?」

持っていたククリ刀でハイグレ人間の斬りつけながらムルファナが言うと、銃でパンスト兵を撃ち抜いたナオミは…

ナオミ「あのハイグレ大王って方は能力や部下たちに頼り過ぎたから、きっと大した器の持ち主ではなさそうですね…

あんなのに洗脳されたハイグレ人間たちもパンスト兵たちもある意味哀れですが、この世界は常に弱肉強食…

どんな理由があろうと、襲ってくる以上は殺されても文句は言えない世界…あの方たちは別世界から来た者達ですから、

この世界の生き方を舐めていた結果だとしか思えません…それはそうと、ジェリーナ様に連絡を入れておきましょう」


そして、ヴェルゴーア王国で、ナオミから通信を聞いた白色のハイグレ姿のジェリーナは、まだメルビス軍への進撃に備える為の

機械を造っている最中だった。

ジェリーナ「なるほどなるほど〜ようやく来ましたか〜!遂に面白くなれそうな生贄が来ましたねぇ!!

もうすぐあの機械が完成するところですが…さてさてさてさて!!ライ――――ネ――――!!!!!」

国中に響くような言霊の大声を出すジェリーナ。

そこへ、獣の如く素早い身のこなしで現れる金色のハイグレ姿のライーネ。

ライーネ「やかましいわい!!地上まで地響く程の言霊を吐き出すでない!!っで、どうしたのじゃ!?例の機械とやらが

完成したのか!?」

ジェリーナ「そこはもう直で〜す…それよりも朗報がありますよ〜…?何とハイグレ軍がこの星に来たとの情報が

ありました――――!!!」

ハイテンションに言うジェリーナに対して、ライーネは殺気を放つような目付きになった。

ライーネ「ほぉ…?ハイグレ人間にさせて好き放題するふざけた連中のことじゃな…?」

ジェリーナ「しかし…大した連中じゃないかもですよ…?私の部下やサイボーグたちにやられるくらいですからねぇ…?

しかも、いくらハイグレ光線を撃っても既にハイグレの力を手に入れた彼女たちには効かないですし、マシンたちは

特に聴きませんしね〜♪今頃、ハイグレ軍も『ハイグレ人間もどき』の構造に気付くかもですよ〜?」

ライーネ「じゃが…パトスにも連絡を入れておこう…それにあやつらはタイミングの悪い時に来たものじゃ…

既にメルビス軍の幹部たちがワシらを魔女にしようと動き出しておることも知らずにしておるからのう…」


――――………――――

パトスたちがマルキアの国であるカミルーナ王国の近くに着いた頃には、通信でハイグレ軍がこの星に来たことを

聞いた時だった。

パトス「どうやら、ハイグレ軍がこの星に来てしまったらしいが、よりにもよってリンガイア王国を攻めようと

したところを逆にやられてしまったらしい…」

ノルジール「え〜…?確かハイグレ軍って数十万の数がいるって聞いたけど…肉弾戦で持ち込めばソコソコ勝てると思うよ…?」

ウィプリ「いや、父は…ハイグレ大王は自分ではほとんど戦わない人よ?戦うと言っても、隙あらばハイグレ光線を

撃つことだけ…戦いはいつも部下たちか私達ハイグレ皇女に任せっきりなの…あの人は何よりも自分の身だけを優先にして、

少しでも危険と察知すればすぐに逃げる臆病者なの…普段は強がって見せているだけの男よ」

モラリス「そんな奴にハイグレ姿にさせられて、更に慰めものにされた人たちは哀れな者たちだ…」

パトス「それだけではないぞ…ハイグレ大王は例え自分の為に死んだ部下たちのことを何とも思っていない…

ただ単に盾を失ったも同然のように思う奴だ…失えばまた新しいのを手に入れたらいい…つまり、ハイグレ人間に

させて快楽の為の玩具だの戦いの為の盾だの、命そのものを何とも思わないただのクズ野郎だ…だから僕はハイグレ大王を

許せないんだ…それに、ハイグレ大王に洗脳されたハイグレ人間たちもパンスト兵たちも被害者であると言える…

だから僕としては、そんなみんなを救ってあげたいと思っている…」

マルキア「うむ…それもそうだな…それがお前だ…だがパトスよ…だからと言ってすべてを救おうと思うなよ…?」

パトス「マルキア…?」

マルキア「何十万人もの洗脳者たちを一気に洗脳解除して、すべてを救える…なんてことはハイグレ皇女たちでも無理だと、

以前アーミアから聞いた…つまり、救えるのはその何十万人の内の氷山の一角にも満たすか満たさないかの数だけだ…!

残りは私たちをハイグレ人間もどきとばれた時に、一気に殺しにかかるだろう…だとしたら、私達は殺されるよりかは

殺してでも生き延びることを選ぶ…それは、この世界でたくさん戦争をして生き延び続けて来た私たちの経験則だ…!

だからパトスよ…冷徹になれ…!」

パトス「れ、冷徹に…」

マルキア「そうだ…お前は強い…だが、優しさ・甘さがお前の中にある…それが仇となって殺されることもあるんだ…!

だからお前は生き延びろ…!戦って…前に進んで…そして勝利した後で…自分で何かを知るんだ…!例え、失うものがあると

わかってもな…!」

パトス「あ…ああ…わ、わかった…」

マルキアの言葉に、パトスはその意味を深く理解しようとしていた。

ライーネやジェリーナ、そしてモンディアルとの戦い方だって生き延びたからこそ、マルキアの言葉を理解できる。

そう深く考え込んでいながら歩き続けていたパトスは、カミルーナ王国に辿り着いていた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.105 )
日時: 2019/01/07(月) 21:39:05 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

「あ!!マルキア様よ!!マルキア様が帰って来たわ!!」

「モラリス様ぁ!!ノルジール様ぁ!!シャナル様ぁ!!」

「お帰りなさーい!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

カミルーナ王国の皆が、皇女マルキアの帰りに大喜びになっていて、中にはハイグレをしながら出迎えていた。

そして、ミーナの妹のエリナが笑顔で駆け寄ってきた。

エリナ「お姉ちゃん!!お帰りなさい!!パトスさんも!!はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!」

黄緑色のハイグレ姿のエリナはハイグレをしながら出迎えると、ミーナも…

ミーナ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ただいま、エリナ♪無事に戻ってきましたよ♪」

お互いハイグレポーズを交わしながら無事を喜び合う…そんな光景を、パトスは特に笑ってはいなかった。

むしろ、どうでもいいかのようにマルキアたちと一緒に城へ向かった。

フォクネ「ここに来るのも久しぶりだな〜♪まだ僕が小さい頃だったよね♪」

レオ「うん…!かつてここで、ミーナやノルジールと遊んだ…!」

ウィプリ「へ〜…あんたたちって元々この国にも交流があったんだ…」

フォクネ「そうだよ♪昔は戦争も無い時代もあったんだけど、その頃によく遊びにきたりしてたんだよ!」

レオ「他国であっても交流は大事…その昔、ライーネ様がそう言ってた…」

レオはそう答えると、パトスの肩の上に飛び乗って、そのまま肩車の形になり、パトスはそんなレオをチラッと見るだけで、

そのまま何事もなく歩いていく。

パトス「僕はマルキアから聞いたが、元々マルキアとライーネとジェリーナ…そしてメルビスは、同じ皇女として

交友を深める仲だったらしい…まぁ、何百年も前の話だけどな…」

ウィプリ「昔は昔…今は今だもんね…ねぇあんたさぁ…これからそのメルビス軍と戦いの為の準備は何をするの?」

パトス「僕は既に準備している…ハイグレステッキとナイフで槍に改造しているし、ジェリーナから改造してもらった

パンストの覆面とブーツも既に装備している…」

ウィプリ「ああ、その帽子みたいなものってパンスト兵の覆面だったんだ!へぇ、用意がいいのね…!」

パトス「君も出来るだけ早く準備して、常に警戒した方がいい…メルビス軍の中には暗殺に特化した者だっているみたいだし、

モンディアルの時みたいなことがあってはならないからね…」

ウィプリ「うぅ…確かにあれはヤバかったわね…ねぇ…あんたはもしもこの国にもメルビス軍が攻めて来たら

戦うのでしょ?例え、命が危うい状況になっても…」

ウィプリの質問に、パトスは何でそんなことを聞くんだ?って感じの表情で…

パトス「当然だろ…?僕は今までそうやって戦ってきたんだ…戦わなければ何も変わらないし、何もせずに

ただ生き延びるだけとなれば、死ぬまで絶望を味わうだけの人生だ…っと、これもマルキアから教わったことだけどな…

それに、前から戦って自分でも身に染みてわかったことだから、僕自身の答えでもあるが…」

パトスの言葉を聞いて、ウィプリは感心するように見つめていた。

ウィプリ「やっぱりあんたは父とは違うわ…!そこまで命を懸けて戦うという器は、ただマルキアから厳しさを教えてもらった

だけじゃなかったのね…」

パトス「今の僕には大切な人達…守るべき人達がこの世界にいる…だからこそ強くなれるんだ…君だって、

ここまで強くなれたのは、シュリーの仇を撃つことじゃなかったのか?」

ウィプリ「勿論よ!シュリーを殺したメルビスが許せない…!」

パトス「だったら、今の僕たちは同じ穴の狢だ…例え敵同士であっても、今は味方だからな…」

ウィプリ「え……」

パトスの『敵同士であっても』…と言う言葉に、ウィプリは言葉を失いそうになっていた。

ファンサールたちや、モンディアルとの時も共に戦っていたのに、それでもパトスからすれば自分は敵であるということ…

ウィプリは少なからずパトスに対してそれなりの信頼があるというのに、パトスからすれば自分はまだ敵であると

認識されていることに、ショックを感じていた。

ウィプリ「何よそれ…あんたにとって私達ってまだ敵ってことなの…?」

パトス「ん…?君も僕の事をわかっていると思ったが…」

ウィプリ「え…?」

パトス「敵も何も、君はハイグレ皇女だ…ハイグレ皇女として生まれた君が、ハイグレ人間たちをハイグレ解除したあとで、

その後どうなるって言える…?君が共に戦い、ハイグレ人間たちを元に戻すと言ったあの日からずっと考えていたけど…

ハイグレ人間にさせないハイグレ皇女は、ハイグレ皇女って言えないのではないのか…?時期に君は何らかのきっかけで

またハイグレ人間にさせたいということも考えられる…そうなれば僕たちは…また敵同士になる可能性もある…

その時は…いくら君でも容赦できない…元々僕の故郷も家族も潰した君たちを、最初から信用しないことに何故気づかないんだ?」

ウィプリ「……っ!!」

ウィプリは言葉が出なかった…

パトスの言い分に、何も言い返す言葉が見つからなかったのだ。

パトス「それに…君はマルキアたちから多少の評価は受けてはいるようだけど、少なくとも僕はまだ君に対する

答えは見つかっていない…例えばこの戦いがすべて終わった後で、君は果たして誰もハイグレ人間にさせて支配させない

保証があるのかということだ…」

ウィプリ「んな…っ!?そ、それは…」

ウィプリは『そんなことしない!』っと、喉から出そうなところで、言葉が出なかった…

確かに自分はハイグレ星人であり、ハイグレ皇女として生まれた身であること…

パトスは元々地球人であり、自分もハイグレ大王の命令だったとは言え、地球人たちをハイグレ人間にさせた挙句、

好き放題しているハイグレ大王やパンスト兵たちに関して自分も立派な共犯であり、ちょっと前の自分だってそんなハイグレ大王と

同じく、ハイグレで支配しようとしていたのも事実…

そう簡単に変わられるものでもないし、ましてや簡単にハイグレにさせないという言葉が信じられると思ったら大間違いだった…


それでも…


ウィプリ「それでも……っ!それでも私は戦うわ!!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.106 )
日時: 2019/01/07(月) 21:42:54 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ウィプリの出した答えに、パトスは特に表情はあまり変わっていなかったが、目が少し大きく開いていた。

そんなパトスにウィプリがズンズンと近づく。

ウィプリ「いい!?私は確かに最低なことをしたかもしれない…!!でもそれが私自身であること…!!生き方でもあったのよ!?

人々をハイグレ人間にさせて支配することが私達ハイグレ星人として生まれ持った使命なの!!父にも…

ハイグレ大王からそう教えられ、育てられた子供なの!!あんただって今は子供みたいなものじゃない!!そんなあんたが

親代わりになっているマルキアに色々教えてもらって、今では命を懸けて戦う戦士として変わっているじゃない!!

そんなあんただってこの戦いが終わったらどうするつもりなのよ!?」

パトス「僕はマルキアたちに、この星での暮らし方を教えてもらいながら過ごすつもりだ…今の僕には、例え

故郷の星での記憶があったとしても、その故郷へ帰るつもりはない…僕にとっては、このアモティアス星が

僕の世界でもある…それに、僕には愛する人たちがいるからね…」

パトスはチラッとフォクネ、レオ、モラリス、ノルジールを見つめながら言うと、後ろからマルキアが堂々と割り込んでくる。

マルキア「はいはい!そこまでだよ、パトス?って、言うか、愛する人なら私も入っていいんじゃないかな…?」

大人の余裕振りを見せながら笑みを浮かべるマルキア…

パトス「マルキア…」

マルキア「ダメだよパトス…?戦う前にそんな精神的に追い詰めてしまう発言は…確かに君の言い分は間違っていないと

思うところはある…だけど、今は共に戦うべき仲間としようじゃないか♪それに、このウィプリはまだまだ若いし、

何が良くて何が悪いかの区別がわからないとこだらけなのさ。だから今はまだウィプリのことを受け入れなくてもいい…

でも、一緒に戦うことで芽生える感情がある…それに、ライーネもジェリーナも、ハイグレがきっかけだったとは言え、

最初は敵同士だったのに今は味方じゃない?しかも、ハイグレで支配するということ無しでだよ?だからきっと、

いつか君はウィプリのことを信じられるようになれるさ♪少なくとも、私はウィプリがいつの日か大きな戦士となれる日が

やってくると信じている…これも、何百年生きた女戦士の勘さ♪」

ウィプリ「マ、マルキア…!」

感心するような目でマルキアを見るウィプリに対して、今度はウィプリに振り返るマルキア。

マルキア「ウィプリ…信頼というものは簡単に生まれやしない…パトスがさっきのような態度を取っていたのは、

私がパトスに簡単に人を信用してはいけないと教えたのだ…パトスはまだ1歳にも満たない子供も同然…

だからこそ純粋なのだ…パトスは元々人を疑うという事を知らないから、怪しいと思う者共や、敵に対しても、

簡単に信じてしまったら命取りになるということを教えてやる義務がある…」

ウィプリ「あ……そういうことだったのね…そうか…まだ子供だったんだ…そうかそうか…だったら!!!」

マルキアの言い分に何やら納得したウィプリは、力強そうな感じでパトスに指を差す。

ウィプリ「いい!?パトス!!あんたがまだ私のことを信頼してないならそれでいい!!子供のあんたには難しい問題だからね!!

だから、いつの日か私はもっと強くなって、あんたにとって信頼できるくらいの戦士になってやるんだから!!

あの時『私だってあなたたちを死なせたくない』って言ってた言葉の意思が本物であるかどうかを証明させてやるからね!!

それまで私の傍を離れないように!!いいわね!?」

一気にポジティブかつ強気な態度のウィプリに、パトスは呆然としていた。

本来敵同士であるはずの二人なのに、何故かパトスは敵意が薄れる感じがしていた。

しかも、傍を離れないようにという発言は、どう考えても意識している者であるとしか思えなかった。

その結果…

戦いの準備をしている時も、修行中の時も、食事中の時も、睡眠の時も、ウィプリはパトスから離れようとせず、

場合によってはパトスを独り占めするな!というお怒りの声が上がって大喧嘩する騒ぎにもなったのは言うまでもなかった…

モラリス「おい!今は折角の私とパトスと修行中だぞ!後にしろ!」

ウィプリ「だったら私も参加するわよ!一人増えようが大したことないでしょ!?」

パトス「一理あるが、モラリスの主張も聞いてあげた方が…」

レオ「ここは譲らない…パトスの膝の上は私の特等席…!」

ウィプリ「じゃあいいわよ!ほら、パトス…あ〜ん」

パトス「いや…自分で食べられるから…(汗)」

フォクネ「ちょっと〜!狭いよウィプリ〜!ボクがパトスと一緒に寝たいのに〜!」

ウィプリ「あんた散々一緒に寝ていたでしょ!?今度は私が添い寝する番よ!」

パトス「ね、眠れない…」

しかし、ウィプリは決してパトスを諦めようとしなかった…

なぜそこまで考えるようになったのかはわからないまま、ウィプリはただただ、パトスに信頼されたいという

感情が強かった…

それは、ウィプリ自信による何らかのプライドが働いているからだろう…

そしてそんなウィプリに対して、パトスは本当に信じていいのかどうか、半信半疑ではあったが…


―――――………――――

パトスたちがカミルーナ王国に過ごして数日…遂に、メルビス軍の幹部の3人がやって来る…

黒色のハイグレ姿になっている猟奇的殺戮者のフローザ…

白色のハイグレ姿になっているメタルスライムのザーリアン…

薄紫色のハイグレ姿になっている狩人のオーブリーの娘のスージン…

これら3人がカミルーナ王国の前に立ち入っていた…

フローザ「ここがカミルーナ王国…気になっていたパンスト兵が見つかるといいわね♪きっと美味しいと思うわ♪」

ザーリアン「ボクは誰でも美味しいので何でもいただきますなのです♪」

スージン「はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!この動きをするとホントに魔力上昇するなんて信じられないけど、

メルビス様の魔力も込めた力だもんね…例え殺しても死体だけでもあればメルビス様の力で魔女に変えられるなら文句はない…」

フローザ「でも、他の戦士たちはともかくマルキアはまともにぶつかり合っては危険過ぎる相手ね…あの子があんなに強く

なれるなんて思わなかったけど…ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ザーリアン「だからこそ、ボクたちが本気であの国を滅ぼす程の実力を発揮する時なのです…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

スージン「いくら皇女でも、すべての住人たちを守れるほどでもないってこと…見せてあげましょう…

モンディアルと同格の私たちの強さを…!はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!」

そして、それはもうすぐ始まる戦いとなる…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.107 )
日時: 2019/01/07(月) 21:45:20 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

宮殿の中の玉座に座り続けていたマルキアは、3人の気配を遠くでも察知できるようになっていた…

マルキア「皆の者…メルビス軍の幹部が3人この国に迫って来ているぞ…誰かまではわからんが、暗殺に特化している奴なら、

フローザが関わっていることは間違いないだろうな…」

マルキアの気配察知を聞いた一同は、息を呑む思いだった。

特にパトスとフォクネとミーナとウィプリは、以前モンディアルとの戦いで、4人がかりでやっと倒した相手…

そのモンディアルと同格の3人がやって来るのだから尚更だった。

マルキア「さてと…どう戦うかだが、パトスよ、お前が指示を出してみろ」

何故かパトスに振るマルキアに、パトスはキョトン顔だった。

パトス「へ…?な、何で僕が…?こういうのはマルキアが一番適しているはずなのでは…」

マルキア「万が一私がいない場合を想定してのことだ…戦いの中、いつまでも私がいるとは限らないだろ?

それに、支持力を高めるにもこういう窮地がいいものだ♪安心しろ、私だって戦うから私にも指示を出してみろ?

もしかしたら、お前の指示が周りにもやる気を大きく出させるかもしれん。指示を出すと言うのは、ただ命令するだけでなく、

一人一人に適した能力・実力をバランス良く好都合にできるかで、どれ程強い相手でも倒せる可能性が

導き出せるのだ!これも、その昔まだ弱かった頃の私の経験則だし、モンディアルを倒した時もそうだっただろ?」

モンディアルとの戦いを思い出してみたパトス…

モンディアルだけではない…ファンサール…キュール…マリス…ジェリーナ…ライーネなどの戦いの時のことも、

そして、長く共にいる仲間たちの戦いを思い出し、どのような戦略ならいいかと考えてみた…その結果…

パトス「うん…まずはこの国にいる子供たちや戦えない民の人たちを避難させて、僕たちや戦える人たちを全戦に参加だ。

レオとシャナルはミーナを守りながら身を潜める。ミーナは僕たちにとっての命綱みたいなものだから、万が一敵に知られては厄介だ」

レオ「なるほど…わかった!私の隠密でミーナを守る!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

シャナル「私の最新の機械を使う時です!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「ミーナは僕たちの誰かがやられそうになった時は治癒魔法を頼む。そして、もしも敵に見つかった時は

見捨てる覚悟で逃げてほしい。」

このパトスの案に、ミーナは青ざめるように驚いていた。

ミーナ「え…!?み、見捨てるのですか!?」

パトス「そう…さっきも言ったように君は僕たちの命綱…万が一誰かが殺されても、君には蘇生魔法も付いている。

簡単に逃げ切れる相手とは思えないけど、運よく生き延び、そして蘇生魔法を唱えてくれさえすれば、また戦える…

君には抵抗のあることかもしれないけど、死んだらすべてが終わりなんだ……いや…ごめん、死ぬという事は簡単には

言ってはいけなかったな…僕たちが死なないように力を尽くしてほしい…!ミーナだからこそ信頼できる…」

ミーナ「…っ!…そうですね…わかりました…!頑張ります!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「次に、モラリスとノルジールは長年のタッグで相手を攻めてほしい…そして、フォクネとウィプリは僕と組む…

二人はモンディアルとの戦いでの成果は大きかったと思うし、何よりも相性の良し悪しで考えるとこの組み合わせが一番打倒だと

思っている…」

モラリス「了解だ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ノルジール「いざって時は援護するからね!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

フォクネ「またパトスと一緒に戦えるんだね!ボク頑張っちゃうよ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ウィプリ「私を選んでくれるなんて…しかも相性の良し悪しってことは、私とあんたって相性良かったりするの…?」

もじもじしながらウィプリがパトスに聞く

パトス「そうだな…何だかんだで、君の『ハイグレ解除光線』はハイグレ化した敵を相手にはうってつけの技だ…

それに、相性に関してならまだわからない…ただ、君はこんな状況でも戦うと言うのなら、一緒に戦おう…ただし、簡単に死ぬなよ…?」

パトスからキッと冷たいような視線で見られているウィプリだが、ニッと笑みを浮かべていた。

ウィプリ「フン…!上等じゃない…!それにもう、ちょっと前の私と思わないでくれるかしら…?」

パトス「怖くないのか…?」

ウィプリ「勿論怖いわよ…!メルビスとさえまだ会ってもいないのに、死ぬかもしれない戦いをしなくちゃなんだから…!

だけど…生きる為には戦うしかないということくらいとっくに自覚しているわよ!」

パトス「意外に僕と意見が一致しているな…僕だって怖いし、そのメルビス軍の幹部たちが何をするかもわからないからな…

だけど、だからって仲間たちを見捨てて逃げることだけは絶対にしたくないのは事実だし…あ、ごめんマルキア、

君の指示を忘れていた…!」

パトスはふとマルキアの方を振り返ると、マルキアは待っていましたかのように笑みを浮かべていた。

マルキア「うむ!さぁ、私にはどんな指示を与えるつもりだ…?」

パトス「マルキアは…敵に慈悲を与えるつもりも考えずに好きなだけ暴れてくれ…!僕たちはできるだけ

巻き込まれないようにしながら戦う…!」

マルキアへの指示を聞いて、ウィプリ以外の皆が動揺していた。

モラリス「パ、パトスよ…!マルキア様に本気で暴れさせる気か…!?」

ノルジール「か、幹部と戦うより怖いと思うよ…!」

ミーナ「敵よりもマルキア様で死人が出そうですよ…!」

シャナル「あの…それって私たちが正面から戦うのは無意味なのでは…?」

この動揺振りに、流石のウィプリもキョトン顔だった。

ウィプリ「え…え…?み、みんな…?どういうことなの…?マルキアってそんなに強かったっけ…?」

パトス「そうか…そういえばウィプリはまだ知らなかったね。ジェリーナが造ってくれた重力装置の修行だけど、

僕たちは10倍の重力で修行していただろ…?」

ウィプリ「ええ…死ぬほどの修行だったけど…それが…?」

パトス「マルキアやライーネは100倍の重力で修行しているんだ。だから、今のマルキアは身体能力も魔力も多分、

メルビス軍の幹部にも匹敵するほどの強さだと思うぞ?」

その話を聞いてウィプリは呆然として固まってしまった…

ウィプリ「え………ひゃ…100倍……?………ハァァァァ!!!???」

思わぬマルキアの強さを聞いたウィプリは驚愕するあまり、大声を張り上げる。

そして、そんな今のマルキアの強さを知らないまま、メルビス軍の幹部と、大量の魔女たちが迫ってきた…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.108 )
日時: 2019/04/25(木) 19:54:59 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

19章 始まるメルビス軍対カミルーナ王国での戦争

カミルーナ王国の前に佇む3人のメルビス軍の幹部と、何万匹といる魔女の軍勢…

負ければ死ぬ…あるいは心がない魔女にされてしまうだろう…

更にそんな魔女たちを束ねるメルビスが何を考えているのかも根本的にわからないのに、命を懸ける戦いとなってしまう

ことになっているのだった…

ジェルマリア王国に一人いるメルビスは、窓から外を眺めている…

まるではるか上空から地上が見えているかのように…

メルビス「それぞれの国を部下たちに任せたけど…流石に任せてばかりじゃダメだし…何よりも退屈してきたなぁ…

丁度いい…まずは、ヴェルゴーア王国へ移動してみようかな…?ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

黒色のハイグレ姿のメルビスは、ハイグレをする度に魔力も身体能力も増してくることに、改めて感心していた。

メルビス「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ふふふ♪このハイグレの力は実に愉快…♪シュリーって子の力を

吸収したのは正解だったね…♪そういえばあのシュリーの魔女は…確か戦場に行っているんだったっけ…?

まぁ、どこでもいいけど、そろそろ私も久しぶりに戦ってみたいわね♪」

メルビスのいる飛空しているジェルマリア王国が向かう方向のヴェルゴーア王国では、既にライーネたちが戦闘準備を整っていた。

獣人ならではの野生の勘が働き、ハイグレ皇女のアーミアとフェルテミスにも既に準備を整えるようにライーネが指示をしている。

アーミア「またメルビス軍の幹部たちがここに来るのね…この国ってよく戦場になってて踏んだり蹴ったりね」

フェルテミス「まぁ、こっちにはファンサールとキュールもいるんだし、何とかなるんじゃね?なぁ!お前たちも

一応こっち側ってことで異存はないんだよな?」

フェルテミスは元・メルビス軍の幹部で紫色のハイグレ姿の女型の巨人のファンサール、黒色のハイグレ姿で鳥女のキュールに

話しかける。

ファンサール「くくくく…!勿論異存はない…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!だが…同時にお前たちの命はここまでかもな?」

アーミア「え…それってもしかして…強力な幹部たちがここに迫って来るってこと…?」

キュール「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!違います…メルビス様自身が動き出したそうです…あの方は

気分次第で動くような方ですので…」

アーミア「え…!?メルビス自身が動き出した…!?」

フェルテミス「おいおい、マジかよ…こりゃマズイな…」

すると、背後から話を聞いていた金色のハイグレ姿のライーネが…

ライーネ「いずれは戦うつもりじゃ…!ワシはこの時の為にマルキアと共に鍛錬をしてきたのじゃ…よいか?

メルビスは確かにとんでもない強さ…更にハイグレの力も加わるとなると、ワシでも勝ち目は薄い…じゃが、

お主らハイグレ皇女たちならメルビスのハイグレを解除できるであろう?ならば、勝機はそのハイグレを解除できた時じゃ…!

まぁ…尤もここにパトスがいなかったのがせめてもの救いじゃがな…」

アーミア「つ…つまり…わ…私達が鍵ってことね…」

フェルテミス「あはは…何だか凄いプレッシャーだね…正直怖いよ…?幹部たちだけでも怖いのに…」

アーミアは青ざめていて、普段はポジティブなフェルテミスも苦笑いになっていた。

これからどうなるかわからない戦い…

何人生き残り、何人死んでしまうのかわからない…

特にフェルテミスは、守らなければいけない者がいる…

ハイグレ皇女としては考えられない経験であり、だからこそフェルテミスは怖いと感じていた。

自分が死んでしまうかもしれない以上に、この国の皆が…そして、一途に惚れたモリアにもしものことがあればと

余計に怖くなってきたのだった。

フェルテミス「悪い…ちょっとモリアに会ってくる…」

そう言いながらフェルテミスはその場から走り去ろうとするが、ライーネがそれを引き留めた。

ライーネ「待つのじゃ!そんな中途半端な顔で会いに行ってどうする?モリアに余計な不安を与えるだけじゃろ!」

フェルテミス「だ、だけど…会わないと…いや…会いたい…!今会いたいんだ…!せめて死ぬ前に…!」

すると、ライーネから大きな声で叱責された。

ライーネ「最初から死ぬと決めつけるでないわ!!よいか!?お主はハイグレ皇女であると同時に一人の戦士じゃ!!

戦士が死ぬかもしれない覚悟をして戦うのと、戦う前から諦めて死ぬのを決めつけるのとでは全く違うぞ…!

モリアとは既に会ったのじゃろ?守りたいのじゃろ?だったら、そんな顔で会いにくることをモリアが望むと思うのか?」

フェルテミスはいつもマルキアのように自信満々で、誰に対しても屈託ない笑顔でからかったりする男勝りでもあるが、

生まれて初めての不安と恐怖に、まだ落ち着きがない感じのフェルテミスだった…そこでアーミアが…

アーミア「フェルテミス…私がモリアって娘と同じ境遇なら、確かにライーネの言う通りだと思うわ…正直私だって怖い…

シュリーを失ったことがどれだけ辛かったことか…そして、もしもフェルテミスとウィプリまで失えば、きっと私は

自決していた可能性があったわ…あるいは狂い果てて死ぬまで戦う狂人と化していた可能性もある…

そんな私を見たいって思う…?」

フェルテミス「どちらかというと…見たくないな…」

アーミア「そうでしょ…?私たちがハイグレ皇女という皇位を捨ててまでこの星に来たのは何の為だったか忘れた訳じゃないでしょ?」

ライーネ「そう言えば何の為じゃったかのぉ…?」

フェルテミス「今のハイグレ大王のやり方に愛想が尽きた私たちは、ハイグレ軍から逃げて別の世界での暮らしを

求めてこの星にやってきた…だからそれと引き換えにどんな困難でも乗り越えるほどの戦いも覚悟しなければいけないということ…」

アーミア「そう…私達4姉妹でそう誓い合ったでしょ…?その時の事を忘れないで…とっくに覚悟はできていたはずだし、

今ではこんなに味方のハイグレ人間たちがいるでしょ?それに、私達が今もこうやって生き延びているのは、

あのパンスト兵のお陰じゃない。たった一人で、これだけの数のハイグレ人間を増やし、しかも、洗脳というやり方以外の方法で

味方にすることができた…!それには何度も命を懸けて戦った功績でもあってのこと…!それなのに、元・ハイグレ皇女が

こんなところで弱音を吐いていいものじゃないでしょ?あの、強気かつ陽気なフェルテミスはどこにいったのかしら?」

アーミアに説得にフェルテミスは、しばらく黙っていた。

自分が何者なのかを思い返し、改めて決心がついたようだった。

フェルテミス「うん…ごめん、アーミア…ちょっと元気が出たよ…こんな形のままじゃ、戦いもクソもなく死んじゃうよな…

私としたことがこんなに弱くなると思わなかったぜ…」

苦笑いしながらも少し元気を取り戻したフェルテミスにキュールが…

キュール「気持ちはわかりますね…私もかつて愛する者達がいました…しかし、戦争によって殺されてしまい、

それがいかに自分を絶望に陥れて弱くしてしまうのか…身をもって思い知らせました…何年も心が壊れる思いでした…

そんな私を導いてくれたのがメルビス様でした…」

フェルテミス「そんなメルビスと戦うのはヤバくないか…?」

キュール「多分、メルビス様の事です…このハイグレの力も役に立てないかもしれませんよ…?あの方には常識何て通用しませんから…」

すると、ライーネから野生の勘を感じたのか、何かが近づいて来る気配を感じた。

ライーネ「おしゃべりはそこまでじゃ…!既に近づいて来る者共がおるぞ…!数は千…五千…いや…四万ほどはおるのぉ…

メルビス軍の幹部が4人…更にかなり遠くからじゃが巨大なものが近づいておる…恐らく、メルビスがジェルマリア王国ごと

この国に近づいておる…全く…まずは幹部たちを早めに倒すかが鍵となるが…」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.109 )
日時: 2019/04/25(木) 19:57:29 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

現在ヴェルゴーア王国の東西南北の方向から囲むように出て来たメルビス軍の幹部たち…

北…紫色のハイグレ姿の戦士でスージンの母親、オーブリー…

西…紅色のハイグレ姿でサキュバスのロムリア

東…緑色のハイグレ姿の女狩人のユーマ

南…赤色のハイグレ姿の魔導士姉妹の姉のマリス

オーブリー「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!どんどん力が湧いて来る…

何年ぶりだろうかね…?久しぶりに骨のある奴らと戦えるなんて…」

キリッとした眼鏡を掛けながら、鍛え抜かれた筋肉を剥き出しにしている状態でハイグレをしているオーブリー…

背後には何十mもの巨大な剣が大地に突き刺さっている

ロムリア「ハイグレ〜!あん…!ハイグレ〜!んんん〜…ハイグレ〜ン!あはぁ…!これホントに気持ちいいわ〜…!

でも残念…私の好物の♂の匂いがあまりしないわね〜…お強いパンスト兵とお相手したいのに〜…」

ハイグレをしながらオ○ニーをしているロムリアは、パトスやフォクネがいないことを残念がっていた。

ユーマ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!どんな相手でも決して揺るがないように備えておかねばな…

このハイグレの力…メルビス様の名において失敗は許されぬ…必ずや仕留めてやろう…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

生真面目な性格のユーマは、戦闘に備えるようハイグレポーズを続ける…

マリス「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!最初はやな感じだったけど…やり続けていれば意外と慣れるものね…

それにしても…アルスと一緒がいいのにまさかあみだくじでこういう組み合わせでヴェルゴーア王国を襲うとはね…

さてと…そろそろ合図が出る頃かしら…?」

何かで合図をするのを待っているらしく、予め様々な魔法を放出するための遅延詠唱を唱えていた。


その頃、ライーネたちは力を備えるよう、力強くハイグレをしていた。

ライーネ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!お主ら!!戦場は目の前じゃ!!

しっかり力を備えるのじゃぞ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」(パトス…お主だけでも死ぬでないぞ…!

お主に死なれてはワシが悲しむのじゃ…!お主にはお主の戦いがあるが、ワシらにはわしらの戦いがある…!

それに…いつかやっていた交尾で、お主のが身籠っておればよいが…)

ライオンの獣人の金色のハイグレ姿のライーネは、決して死ぬわけにはいかないという思いでハイグレをしていた。

ベーマ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」(またここが戦場と化すとは…これで3回目だよ…

しかも今回に限ってメルビスがここに向かってくるなんて…あたいもヤバそうだね…)

熊の獣人の赤紫色のハイグレ姿のベーマは、自分の命の危うさを感じながらも、覚悟を決めていた。

モーカ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!(やっと出番が出てきましたわ…!

ですが、いくらハイグレの力もあるとはいえ、メルビス軍の幹部を相手にはとてもじゃありませんが私の魔力では

太刀打ちできませんわね…せめて何らかのサポートさえできれば…)

牛の獣人の牛柄のハイグレ姿のモーカは、今でも自分は役立たずと卑下するも、決して逃げようとはしなかった。

ラッサギ「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」(リンガイア王国から色々武器を仕入れて改造したが…

何とかなるかもしれねぇな…俺の魔力も込めれば魔女たちを一層することも…)

黒ウサギの獣人の茶色のハイグレ姿のラッサギは、何やら自身がありそうな感じでハイグレをしていた。

ライーネたちと、そのライーネが束ねる何十万人もの獣人たちが、国中に響く程のハイグレをしている。

そして、この国でも新たな戦いが始まろうとしていた…



―――――…………―――――

カミルーナ王国との戦いが始まっていた…

人としての原型もない魔女たちが国中を襲い掛かり、戦える者達すべての住人たちが戦っていた。

住人たちもハイグレの力が備わっている為、普段戦えない者も勇敢に戦えるようになり、魔女たちとまともに

戦うことができる…

人型とは思えない形状をしているものもいれば、小人のように小さい者、巨人のように大きな者もいる…

カミルーナ王国の住人たちは武器を持って魔女たちと戦い、魔女たちは火や氷などの基本的な魔法によって戦っていた。

パトスとウィプリとフォクネの3人の連携によって、多くの魔女たちが消滅されていくと、その魔女たちの中心にいる

幹部の一人、黒色のハイグレ姿のフローザが2丁のダガーナイフを構えていた。

フローザ「うふふ…あなたが例のパンスト兵ね…?初めてお会いすることになりますね…私はフローザといいますわ…♪

ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!これって奇妙な動きだけど…段々力が増してきますわ…♪」

パトス「僕はパトス…元・ハイグレ軍の叛逆のパンスト兵だ…早速で悪いが、僕としては生憎負けるわけにはいかないからね…!」

パトスはパンストの覆面を被ると、早速持っている槍でフローザに挑む。

パトスの槍術はかなり手慣れていて、動きも超人的なスピードにもよるものだったが、フローザはそんなパトスの攻撃を、

体がまるで紙みたいヒラヒラとした動きで軽々と避け、ハイレグのお尻に挟んでいたダガーナイフで斬りつけようとする。

しかし、その動きを瞬時に見切ったパトスは槍で弾き返す。更にはフローザのナイフ裁きをごり押しで貫こうとする。

フローザはそんなパトスの動きに驚いていた。

フローザ「驚いたわ…!まさか初めて出会った方に私の攻撃を弾き返すなんて…やっぱりあなた…私好みだわ…!

一体どんなに美味しい内臓をしていれるのかしら…?」

ペロリと舌を出すフローザに、パトスは気味悪がっていると、周りから突然魔女たちに襲われそうになり、

パトスはその魔女たちとも戦っていた。

その周りにはウィプリとフォクネも戦っている。

ウィプリ「こいつら何匹も何匹も出て来るわ!雑魚敵ばかりだと思っていたけど中には強い奴もいるし!」

フォクネ「気を付けてね!元々魔女になる前では名のある戦士だった者もいるみたいだから、簡単には倒せない奴もいるんだ!

それにこの魔女たちは感情そのものがないから、魔物より何を考えているかわからないよ!」

フローザ「あらあら…流石はヴェルゴーア王国の騎士であるわね…ですが、私たち幹部の能力はあまりご存知ありませんでしょう…?

私達はよっぽどのことがなければ能力をお使いにはなりませんので…」

フローザが今まさに戦おうとしている中、周りの緊急事態に察して逃げ回っていた。

そう…お互いに敵よりももっと恐いものが魔女の群れを相手に暴れ回っているのだから…

マルキア「ほらほらぁ!!どうかしたのかぁ!?さっさと呪文詠唱しないと消し飛ぶぞぉ!!パトスゥ!!

さっさとそいつを倒してみな!!でないと死ぬぞぉ!!」

深紅色のハイグレ姿になっていたマルキアが、ほぼ目にも止まらないスピードでの剣技と体術により、魔女たちを一層していく。

しかし、マルキアの度を超えた強さにより、周りにいるパトスたちまで逃げ回らなければいけないので、

正直そっちの方が大変だった。

パトス「今のマルキアを簡単に倒せそうか…?」

フローザ「そうですわね…今のマルキアはとんでもない強さだけど…だからって簡単に引き下がる私達じゃなくってよ?

命あってこそ躊躇なく挑む…私がもっと若かった頃はそうして生きてきました…それは他の皆さんも同じよ…?」


パトス「君が何歳かは知らないが、今でも若く見えるけどな…」

フローザ「あら、嬉しい事言うわね♪では、改めて続きを始めましょうか…?そこにいる二人も含めて…」

フローザはフォクネとウィプリを見て言う…

フォクネ「生憎、タイマンで戦わせようと思わないでね?パトスを殺させたりはしないから!」

ウィプリ「あんたは私たちが倒すわ!そしてメルビスも倒してみせるんだから!」

フローザ「あなたがメルビス様を…?死にたいのかしら…?」

ウィプリ「うっさい!!今は無理でもいずれの話よ!!」

今度はウィプリが得意な体術と炎魔法の連携によってフローザに挑む。

10倍の重力で修行をした成果により、以前とは比べ物にならない程の動きでフローザに攻撃を送り出すウィプリ。

風のように素早く無駄のない動きによるパンチやキックを繰り出すものの、フローザはそんなウィプリの攻撃を難なく

紙のようにヒラヒラした動きで避けながら、ダガーナイフを振り回す。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.110 )
日時: 2019/04/25(木) 19:59:37 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

その手の動きはとても俊敏であり、目にも止まらない動きで、ほんの一瞬でも油断をした瞬間に斬りつけられ、

僅かでも怯めば一気に全身を斬りつけられそうだと思ったほうがいいだろう…

フローザ「うふふふ♪中々やりますわね♪では、これはどうかしら…?」

フローザは持っていたダガーナイフをウィプリに投げつける。

高速急なスピードだったが、ウィプリはそのダガーナイフを腕で弾き返す。

フローザ「あらあら…」

まるで本当に驚いているかのような表情を見せていた。

ウィプリ「私だって死ぬほど修行をしてきたのよ!そもそもあんな攻撃くらい…」

っと、その時だった…

パトス「ウィプリ!!離れろ!!」

突然何かに気付いたパトスは咄嗟にウィプリのハイレグの背中の部分を掴んで、その場から離れるように飛び出していく。

ちなみに丁度引っ張られた瞬間、ウィプリのお尻に食い込んでしまっていた。

ウィプリ「ひゃあん!?」

思わず変な声を出すウィプリ…だが、地面からによる異変に気付いた。

フローザの足元から、まるで生きているかのように蠢く紫色の染みによって、小さく生えていた草原がみるみる死んでいく。

もしもパトスに助けられなかったら、その染みが自分の足元にまで辿り着いてしまうところだった。

フォクネ「じ、地面が死んでいく…!こいつはまさか…!毒…!?」

フローザ「その通り…私は『毒魔法』の使いよ?よく見抜けたわね…♪初めて出会ったのに私の魔法を見抜けたは

滅多にいなかったわ♪」

フローザの毒魔法と聞いて、ウィプリは背筋がゾッとした。

ウィプリ「ど、毒…!?ヤ、ヤバイわよ…!!こんなのと接近戦なんて…!!」

フォクネ「う〜ん…確かに相性が悪いかもね…」

流石のフォクネでも参っている様子だった…もしも先程の戦いでフローザが毒魔法を使っていたらどうなるかわかったものじゃなかったから…

しかし、それで退き下がるパトスではなかった…

パトス「ならば、それなりの戦いでやろう…」

そう言うと、パトスは持っていた槍を地面に置くと、背中に背負っていた弓を出してきた。

フローザ「あら?あなた弓までお使いになって?」

パトス「僕が使える武器はなにも槍だけじゃない…それに、出会ったばかりの君を相手にあまりいい対処が見つかっていないのでね…」

そう言いながらパトスは弓を構えると、直ぐには放たなかった。

フローザの動体視力、体術、周りの空気の流れなどを計算しながら感じ取っている。

フローザ「あらあら…どうやら本気で私を打ち倒そうとしているのね…なら、こんなものはいかがかしら?」

フローザは瞬足と言えるスピードで、パトスに急接近してくると、毒付きのダガーナイフで首元を目掛けて放ってきた。

っと、そこへフォクネが割って入るように槍で受け止める。

フォクネ「タイマンにはさせないって言ったよね…?僕が何も槍を振り回すだけだと思ったら大間違いだよ!」

すると、フォクネは何やら呪文詠唱を唱えていると、突然フォクネの周りからキツネの形をしたゴーストを放出して、

フォクネはそのゴーストの上に乗りながらフローザに挑む。

フォクネ「僕だって強くなれたんだ!!パトスをやらせないよ!!」

ウィプリ「私だってやる時はやるわよ!!」

フォクネのゴーストは意思があるかのようにフローザを襲い、更にウィプリの炎魔法による火炎放射が放たれる。

フローザ「っ!!」

フローザはそれらの先制攻撃を纏めて掛かられると、流石に避けようもなく、ゴーストに掛かった瞬間に爆発し、

ウィプリの火炎放射による爆炎、更にはパトスの構えていた弓から矢が放たれ、フローザの腹に直撃すると、

そのままフローザは瞬く間に吹っ飛び、そのまま民家へと貫通する。

パトスは次の矢を、ウィプリは次の炎魔法を、フォクネは次のゴーストの準備をしていた。

あれで倒せたとは思っていないから…

すると、吹っ飛ばされた時に出て来る砂埃から、ハイグレコールが聞こえてくる。

フローザ「ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!中々やるじゃない…少し効いたけど…どうやら私も本気を出さなくてはね…?」

不敵な笑みを浮かべるフローザ…

パトスたちの対フローザ戦はまだ続く…


一方、水色のハイグレ姿のモラリスと、白色のハイグレ姿のノルジールは、元々付き合いの長い者同士により、

魔女たちを一掃しながらメルビス軍の幹部、スージンと戦っている。

スージンは瞬間移動の能力で、消えては出現しながら体術で戦い、どこに持っていのかわからない自分の身体より大きい金棒で叩きつける。

スージン「アタタタタタタ!!!」

スージンのコンボはモラリスとノルジールでも防ぐことだけでもてこずる程であったが、しかし、それはお互いさまでもあった。

ノルジール「そこぉ!!」

ノルジールの放った右後ろへの拳が、スージンに命中すると、モラリスの剣撃による一撃で咄嗟に防いでいた金棒ごとスージンをブッ飛ばす。

スージン「うわっ!!ととと…!!」

スージンはすぐに態勢を立て直すと、ハイグレポーズを始めた。

スージン「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!すごいよ二人とも!私楽しくなってきちゃった♪」

ノルジール「おお!気が合うねぇ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!……でも、君は私たちを殺す気でしょ…?

こっちとしては死ぬわけにもいかないんだよね…だから、今から私は本気出すよ…?」

ノルジールは殺気を込めたような、異様な気を感じ取るようなオーラを身に纏い、そしてスージンに向かって

瞬足ともいえるスピードでスージンの顔に肘打ちを食らわせる。

ドゴォ!!

スージン「ぐうぅ…!!!!???」

あまりに突然過ぎた為、瞬間移動できる間もなく、スージン自身にも何が起こったかわからなかった…

ノルジールからの一撃を与えられた痛覚が自身の身体に認識するまでにほんの1秒くらいかかるものだが、

その痛覚を認識できるまでの間に、ノルジールから更に怒涛の拳が連発されていく。

ノルジール「アータタタタタタタタタタタタタタタァ!!!!!オワッタアアァァ!!!!!」

痛烈な拳に驚異的な蹴りを入れ、スージンは一気に大ダメージを受ける。

スージン「ごふぅ…!!!」

流石のメルビス軍の幹部のスージンでも、今のノルジールの攻撃は溜まらずブッ飛ばされると、すぐに立ち上がる。

スージン「いたたた…」

ノルジール「どうかな…?私だっていつも君たちからしたら弱いってだけじゃないんだよ…?ハイグレ姿になっても

ずっと厳しい修行を怠けてた訳じゃないし、何よりも…沢山の経験を積んできたからね…命を懸ける戦いを…」

キッとノルジールを睨み付けるスージンは、金棒を捨てると、お尻に挟んでいたククリ刀を取り出して構えた。

スージン「舐めるなよ…?私だってメルビス様の為に命を捨てる覚悟で戦ってるんだ!!」

スージンはノルジールの背後に瞬間移動して首の後ろを狙う…しかし…

ノルジール「そんな初歩的なやり方…」

ノルジールはスージンの攻撃を素早く屈んで避けると、オーバーヘッドシュートでスージンを蹴り飛ばし、その

蹴り飛ばした方向にいるモラリスが、剣を素早く振り回し、スージンは瞬間的に3回斬られる。

スージン「ぐああああ…!!」

スージンはそのまま倒れてしまった。

流石のスージンもまさかの予想外の展開だった。

まだ子供であるが故に、自身の力を過信して、二人の強さを侮っていた結果だった…

ノルジール「ちょっと大人げなかったかな…ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

モラリス「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!いや、まだ子供だから良かったものの、恐らくオーブリーはそうは

いかんだろ…何せ…世界最強の女戦士と言われているからな…おい!魔女たちが襲って来るぞ!気を抜くな!!」

ノルジール「あいよ!!あ、ウィプリにスージンのことを伝えないと!」

モラリスとノルジールは倒れているスージンに背を向けたまま、魔女たちと戦い続けると、ノルジールは

まだフローザと戦っているウィプリに大声で伝える。

ノルジール「ウィプリ〜!!スージンを倒したよ!!今の内に…!!」

ウィプリ「え…!?もう…!?わかった…!!今行く!!ごめん、パトス!一端離れるね!!」

パトス「わかった…!」

フローザ「スージンがやられた…!?あなたたち…もしかしなくても思ったより強い…!?」

流石のフローザも驚いた様子であり、ウィプリはその場から離れると、パトスは余裕の表情であることがうかがえる。

パトス「確かに君たちは強い…だけど、強いのは僕たちも一緒だ…僕はさっきから半分の力も使っていない…!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.111 )
日時: 2019/04/25(木) 20:02:28 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

そう言った瞬間、パトスはノルジールを超える瞬足でフローザに急接近し、ハイグレステッキでフローザの頬を

叩きつけ、その後ボディ、顎、足、そしてまたボディを狙って地面に叩きつけた。僅か2秒の出来事だった。

フローザでも今までに見なかったパトスの驚異的な強さに、フローザは目を大きく見開いたままだった。

今までの戦いで自分たちはパトスたちに勝てる…

そう思っていた…

だが間違いだった…

パトスだけでなく、その仲間たち想像以上に強くなっていたのを、フローザはこの瞬間に気付いた…

フローザ「そう…どうやら私たちはとんだ勘違いをしていたようね…だったら…これで最後です…!!」

フローザが最後に声を張り上げた瞬間、一斉にフローザの周りの地面が毒によって浸食されていき、仲間たちや魔女たちにも、

もちろんパトスたちにも襲い掛かる。

フローザの放つ毒に侵食されたカミルーナ王国の戦士たちが、次々と悶えながら苦しむ間もなく倒れていく。

即効性の猛毒であることを知り、更に問題が発生していた。

フローザ「確かハイグレをすると、その力が更に増してくるのですよね…?ならば…ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

フローザがハイグレをすることによって、毒の浸食がさらに拡大していき、地面だけでなく、空気感染による

猛毒の霧が発生していた…

迂闊に近寄れない状況だった…

しかし、遠距離戦に優れる技を持っている者だっている…

先程フォクネの放ったキツネのゴーストがフローザに襲い掛かり、ハイグレをしている状態のフローザに触れた瞬間に爆発した。

フローザ「かはっ…!ぐあ…!」

更にパトスの投げたハイグレステッキがフローザの腹に貫通し、そのまま木に突き刺さったまま、ほとんど身動きが取れなかった。

パトス「ハイグレの弱点は、ハイグレポーズをする間は無防備になっていることだ…戦場でハイグレポーズを取る

タイミングにかけてはまだ経験不足だったようだな…」

フローザを見事に倒したパトスだが、フローザはまだ生きている為、何をするかわからない間にその場から離れると…

フローザ「ふふふふ…見事としか言うしかありませんね…あなたの肉を食べられなかったのがせめてもの

思い残しでしたが…死んでも死に切れません…せめてあなたたちを道連れに致しましょう…この技によって…!」

フローザは突然身体から毒液を放出させると、瞬く間に戦場が毒沼へと変わって行き、周りの生き残りたちを巻き込もうとしていた…

それに気づいたパトスとフォクネはいち早く、他の仲間たちに逃げるように声を張り上げながら逃げる…


一方、ウィプリは気を失っているスージンにハイグレ解除を掛け、そこからハイグレ光線を掛けると、スージンは紫色の

ハイグレ姿は変わってないが、ウィプリに向かってハイグレを捧げた。

スージン「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!……負けたのは仕方ないわね……このハイグレの力に懸けて、

あなたに従うわ…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

スージンは洗脳された様子もなく、ただ圧倒的な力を前に負けたことで仕方ないと判断したものであり、そして

殺されても文句を言えない戦士として、メルビスを裏切ってでもウィプリに従う者としていた。

ウィプリ「まずは何て命令すればいいかね…状況によっては…」

ウィプリは周りを見る…

大勢の魔女たちと戦っているカミルーナ王国の戦士たち…

魔女たちを一瞬にして圧倒しているマルキア…

ミーナとレオはまだザーリアンと対決…

襲ってくるフローザの自滅による巨大な毒沼から逃走しているパトスとフォクネ…


巨大な毒沼…?


ウィプリ「……っ!!って、あれってヤバそうな奴じゃない!!スージン!!あれって絶対毒よね!?」

スージン「うん、あれはフローザが自滅覚悟で放出する毒沼だよ?フローザを倒すなんて流石だけど、あれに浸かったら

即死するわね。はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!」

動揺するウィプリに、妙に冷静にハイグレをするスージン

ウィプリ「ハイグレなんてしてる場合じゃないでしょ!!まずはあの二人を助けに行って!!」

スージン「了解」

スージンはその場で瞬間移動すると、パトスとフォクネを掴んでウィプリの元へと移動させた。

フォクネ「わっ!?」

パトス「こ、これは…!?そうか…スージンの能力だな…!」

スージン「そうよ、はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!新しく仲間になったからよろしく!それで?

この後どうすればいいの?」

フローザの毒沼はまるで生きているかのように一斉に襲い掛かって来る…

すると…そんな毒沼を簡単に打破できる程の力を持っている者が一人いた…

マルキアだった…

マルキア「この程度の毒沼…何てことないわぁ!!」

マルキアの放った氷結魔法により、巨大な毒沼が瞬く間に一斉に凍り付いた…

まるでてこずる様子もなく、フローザの切り札を消し去ってしまったマルキアだが、その氷結魔法によって、

モラリスとノルジールも巻き込まれそうになっていたのは別の話…


スージン「え…?フ、フローザの毒ってマリスの氷結魔法の氷すら一瞬で溶かせるのに…!も、もしかして私達って…

と、とんでもない化け物と戦おうとしていたの…?マルキアってこんなに強かったっけ…!?」

マルキアの圧倒的な強さを前にして、流石のメルビス軍の幹部のスージンでも驚愕していた。

マルキア「確かに昔の私はお前らにすら勝てなかっただろうが、弱さを知っているからこそ強くなれるのだ…!今の私なら

メルビスに負ける気がせんなぁ!まぁ、昔からだが…フハハハハ!!」

まだ弱い頃から根拠のない自信に満ち溢れていたマルキアであり、予知能力でもあるのではないかと思うその自信が、

今の強さにまで至った…が、誰もマルキアの底知れない強さなどわかることもないが…

フローザ「あ…あらあら…マ、マルキアちゃんったらいつの間にあんなに強くなれたのかしら…これでは私も…

もう…終わりですね…」

フローザは最期になっても、笑顔のまま絶命する…

一方、残りはザーリアンのみとなったが、スライムなだけに中々攻撃が通用しなかった。

更にザーリアンからの放たれるスライム状の触手により、ミーナとレオが捕まってしまった…

レオ「クッ!!離れられないっ…!」

ミーナ「ご、ごめんなさい〜!!」

原因はミーナの鈍さであった。

レオはミーナを守りながら、ミーナは万が一のことがあれば逃げるようにという作戦だったが、ザーリアンを相手に

逃げることは至難の業といってもいいくらいであり、ミーナは運悪くこけてしまった瞬間に捕まってしまい、

それに気を取られたレオも同様に捕まってしまったのだった。

しかし、だからと言って簡単にやられるレオではなかった…

レオは軟体的な動きでザーリアンの触手を切り裂き、ミーナを救出する。

ザーリアン「僕の触手を斬るなんてやりますね〜…ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!でも、いくらでも再生しますが…」

ミーナ「た、助かりました…!」

レオ「まだ…!あいつの攻撃がまだ始まる…!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.112 )
日時: 2019/04/25(木) 20:06:48 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ザーリアンはハイグレを終わらせると、素顔を隠して兜を身に付けると、触手を剣に変え、超人並のスピードでレオに襲い掛かる。

レオもスピードには特化して鉤爪で襲い掛かり、ザーリアンの無数の触手を弾く。

ザーリアン「少なくとも僕にその程度の物理攻撃は効きませんよ…?スライムですからね…!」

ザーリアンはレオを超えるスピードで襲い掛かる。

レオはザーリアンの猛襲を何とか弾いたり受け止めたりしているものの、それが精一杯だった…

更に、それだけでは終わらなかった…

ザーリアンは、魔女たちと戦っているカミルーナ王国の戦士たちにも襲い掛かる。

スライム状の触手は戦士たちに襲い掛かろうとした…が…

苦戦し、命が危うい凄まじい展開を予想する戦いを簡単に台無しにさせてしまう人物によって、無数のスライムの触手が

弾かれてしまった…やっぱりマルキアだった。

マルキア「そんなスライムなど…魔力を込めて撃破すればいいってことよ!!」

マルキアの剣から放たれる大爆撃によって、スライムの触手どころか、ザーリアンにまで大爆発が発生した。

ザーリアン「わっ!?」

レオ「んにゃああああ!!!」

ミーナ「ひいいいぃぃぃ!!!」

その爆撃によって、瞬時に危険を察知して逃げだしたレオとミーナにまで巻き込まれてしまって吹っ飛んで行った。

命までは大丈夫だったようだ…

ザーリアンは一気に自慢の触手が破滅させられてしまったことで、驚きの表情を見せると、目の前のマルキアを相手に、

すぐに態勢を立て直し、すぐに急接近を開始する。

自らのスライムの身体を巨大な剣そのものに変えて襲い掛かり、更にその剣から無数のスライム状の延びる剣を放出させながら襲い掛かる。

一撃一撃が肉眼でも捉えることがほぼ不可能なスピードであるが、マルキアはそんな迎撃を苦にもせず剣で弾く。

それも、段々ザーリアン本体へと斬り刻んでいき、その刻まされた部分が小爆発を引き起こし、蒸発していく…

ザーリアン「わっ!?わっ!!そ、それはマズイ…!!僕が消えてなくなっちゃう…!!」

流石のザーリアンも慌てて回避しようにも、急接近してくるマルキアからは逃げられず、やがて手に…足に…胴体に…

そして首へとマルキアの俊敏なる剣が、ザーリアンのスライムの身体を斬り刻んでいく…

ザーリアン「あやや…せめて…もう少し活躍したかったな…?」

マルキア「ふん…悪いがそれはキャンセルだ…戦争だからな…!」

覚悟したザーリアンは最期の笑みを浮かべ、マルキアも笑みを浮かべながらザーリアンの首を斬り刻み…そしてやがて消滅した…


3人の幹部たちを倒し、魔女たちもパトスたちやカミルーナ王国の戦士たちによって全滅させられた…

パトス「ようやく倒したな…その…みんな…大丈夫か…?」

パトスは心配そうに仲間たちに声を掛けると、仲間たちは体力的にというより精神的に参っていた。

幹部たちの戦いよりも、マルキアの戦いに巻き込まれそうになったのを回避したことの方が応えたそうだった…

モラリス「はぁ…はぁ…はぁ…やっとマルキア様からの氷から脱出できたわ…!」

ノルジール「ハ〜ックショイ!!しゃ…洒落にならない寒さだったよ…!し、死ぬかと思った…!」

レオ「あの爆発から意識がなくなっていた…もうマルキアと一緒に戦いたくない…」

ミーナ「とりあえず無事で良かったですよ…ただ…やはり犠牲になられた方々もいますが…」

ミーナはチラッとある方向を見つめていた。

魔女たちにやられてしまい、命を犠牲にしてしまった兵士たちの数も少なからずいた…

勿論、ミーナが蘇生魔法を行うも、成功すれば成功しなかったこともある…

救えた命はあっても、救えなかった命もあったことに、ミーナは悲しそうに俯いていた。

パトス「ミーナ…もしもマルキアが戦っていなかったら、被害はこんなものじゃすまされないだろう…

それに、ミーナだって頑張ってくれた…犠牲になってしまった彼女らも君の事を恨む訳がないだろう…?むしろ

共に戦ってくれたみんなのことも、勿論君のことだって誇らしく思ってくれているはずだ…!」

フォクネ「パトスの言うとおりだよ?それにミーナちゃん…戦いはまだ終わってないんだ…!僕たちがここで戦っていたのは

あくまでこの国の住民たちを出来るだけ守りながら戦う事だよ。そして、これからヴェルゴーア王国に戻って

僕たちの民を救いに行かなくちゃいけない…レオも早く行く準備を…!」

レオ「わかっている…!」

レオも何とかミーナから治療してもらい、戦闘復帰できる状態になると、パトスとウィプリはスージンに既に捕まっていた。

パトス「スージン、君をハイグレで支配するつもりはない…だから今は頼みを聞いてほしい…これから僕とウィプリ、

マルキア、シャナルはリンガイア王国へ…フォクネとレオ、モラリス、ノルジールをヴェルゴーア王国へ瞬間移動させてくれ。

次のメルビス軍の幹部たちの決戦だ!」

スージン「はいぐれっ!はいぐれっ!はいぐれっ!そこまで言われたら断れないわね…でも、ヴぇルゴーア王国には

ママがいるのよ?私が一緒にいることがバレたら殺される…」

母親に殺される娘ということが想像できないパトスだが、すぐに指示を出す。

パトス「なら、ヴェルゴーア王国へ送り込んだ後に、僕たちと一緒にリンガイア王国にいてくれ。それと、なるべく

戦えない住人たちの避難経路を確保するように魔女たちと戦ってほしい…」

スージン「それならいいわ!」

パトス「それと、くれぐれもマルキアの戦いに巻き込まれないようにしてくれよ?さっきも見た通り、今のマルキアには

チームワークは完璧に向いてないから」

マルキア「君はたまに毒舌を吐くね〜」

パトス「今のみんなの疲労の原因の9割以上は君だからだよ。幸い、敵は僕たちの今の強さを知らない…っと、

あまり長く話している暇もなかったね!スージン急いでくれ!」

スージン「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!わかった!それじゃあ、元・敵が言うのもなんだけど、

気を付けなよ…?特にママは、モンディアルと互角と思った方がいいよ…?それくらいメチャクチャ強いからね…」

スージンがそう言うなり、それぞれの場所へと瞬間移動させた。

パトス、ウィプリ、マルキア、シャナルはリンガイア王国へ…フォクネ、レオ、モラリス、ノルジールはヴェルゴーア王国へ瞬間移動する…

ちなみにミーナはカミルーナ王国の住人たちを治癒・蘇生に専念…スージンはパトスと一緒に行くことにした。

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