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* 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆

日時: 2017/01/14(土) 08:24:27 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

どうも、ハイグレ好き(ブラック)です
今までにないハイグレssに挑戦します
ハイグレセックスやラブシチュなどに少々マンネリを感じましたので、たまには今までになかった別物ということで書いています。
バトルあり、シリアスあり、恋あり、友情ありなどを含めた感じですので、是非読んでみてください!
 
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* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.83 )
日時: 2018/02/09(金) 14:55:56 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ウィプリ「誰が私一人で戦うって言ったのよ…!?一人ではどうにもできないってことくらいバカな私でもわかるわよ!!

そうじゃなくて、あなたたちが協力して道を作るのよ!メルビスを倒せるチャンスという道をね!どんなに弱い力でも1%も効かない訳じゃない…!!…と、

思うけど、私はそんなやり方になる場合でもメルビスに挑んでみるわ…!!そうでなければ、一人の皇女としてカッコ悪いじゃないの!!」

すると、マルキアが突然笑いだす。

マルキア「はっはっはっはっは!!ようやく良い顔つきになったじゃないか!!気にいったぞウィプリ…!だが、まずはジェリーナの言う鍛錬を

乗り越えなければ意味はない…!当然私も鍛錬するつもりだが、お前はメルビスに挑む意思を持った以上…例えお前の親がここに来ても

逃げられると思うなよ…?もしもこの戦いから気が変わって、ハイグレの力で強制洗脳させるキャラに戻ったら、少なくとも私はお前を

殺す価値もない低俗な存在だという程に見下すだろうし、何よりもアーミアもフェルテミスもお前の事を見捨てるだろうしな…」

チラッとマルキアはアーミアとフェルテミスを見ると、二人はコクッと頷いていた。

フェルテミス「勿論私ももっと強くならないとだけど、ウィプリがここまで成長してくれたのは姉として嬉しいぞ?」

アーミア「ウィプリ…ここから先は恐らく地獄のような修行と見たわ…だから、例え姉である私でも、甘えられないと思ったほうがいいわよ…?

私も皇女の一人として、そしてこの星で新たな生き方を戦って学んで、新たな国の皇女になってみせるわ…!戦いに勝ってこそ征服するためにもね…!」

ライーネ「ジェルマリア王国を征服とは随分な野望じゃのぉ…まぁ、この世界の国の均衡を保てる皇女というのは、

まずは力…つまり、皇女との戦いに勝って、勝利を取ったものが新たな皇女として認められるということを教えたからのぉ。

そして王としての器も勿論じゃが、何よりも国民は納得してくれるかにもよるが…」

すると、ジェリーナがまだか、まだかと苛々しながら待ち続けていた沈黙を破るように叫び出す。

ジェリーナ「御託はいいですからさっさと訓・練・するのですぅ!!メルビス軍がいつ襲ってくるかもしれないのですよぉ!?

全く全く全くどうでもいいですから…さっさと私の研究成果を実らせるためにも早く強くなるのですぅ!!紹介したい機械はまだまだあるのですからぁ!!」

いつも以上に発狂するジェリーナ…しかも不吉っぽく聞こえる本音が響く。

パトス「ねぇシャナル…?ジェリーナの奴…何でハイグレ人間もどきになる前のキャラに戻っているんだ…?」

シャナル「ジェリーナ姉さんは研究が進むとああやって発狂するんですよ…実際には研究から頭が離れる時は、意外とおしとやかな一面もあるのですよ?」

パトス「僕はそっちの方が怖い気がするな…今の方が見慣れているだけに…」

シャナル「パトスさんって時々容赦ないですね…ちなみに…私とどっちがいいですか…?」

何故か何かを求めるように言うシャナルに、パトスはきっぱりと…

パトス「それは勿論シャナルだ。シャナルにもいろいろとお世話になっているからな…このハイグレ人間もどきにするためにハイグレステッキを

改造してくれなければライーネもジェリーナも見方になってくれなかったし…物凄く感謝している。」

真顔でハッキリと答えるパトスに、シャナルは顔を赤くする。

シャナル「あ…アハハハ…!そこまで言われると照れてしまいますねぇ…♪でも…ありがとうございます…私もパトスさんと出会ってから、

たくさんの研究ができました…!もっとこれからも、姉さんと共に実験の協力をお願いしますね♪」

パトス「ああ…さてと…僕も訓練をするがフォクネ、入ろうか」

フォクネ「うん♪」

パトスとフォクネは手を繋いだまま、ジェリーナの造った重力装置の中へと入って行く。続いてウィプリ、モラリス、ノルジール、

フェルテミス、アーミア、ベーマ、レオも入って行くと、装置の中はかなり広く、200人入っても充分余裕があるくらいの広さだった。

ダンベルやトレッドミルによく似たもの等、一般的な筋力トレーニング器具も置いてあった。

パトス「ここが重力装置の中か…とりあえずマルキアやライーネに教えてもらった通りの基礎的トレーニングを行ってみるか…そういえばウィプリ」

ウィプリ「な、何よ…?」

パトスはウィプリにある質問を投げかける。

パトス「君は身体的な訓練は大丈夫か…?ライーネに稽古を付けて来たとはいえ、今度はそれ以上の地獄かもしれないが…」

ウィプリ「な、舐めないでよね!一度決めたことは何が何でも諦めないから!!それとパンスト兵!!…いや…パトス!!」

ウィプリが初めてパトスの名前を言う。

ウィプリ「私がもっと強くなって、前とは違って心を入れ替えていることを思い知らせてあげるわ!約束する…もしも…次の戦いで生き残って、

皇女となれば…ハイグレ軍で洗脳された人たちを元に戻してあげるわ…」

パトス「え…?」

ウィプリからの思わぬ言葉を聞いたその時だった…装置の外側にいたジェリーナは何の説明もなく、突然重力装置のスイッチを入れる。

ジェリーナ「ポチッとな♪」

その瞬間、パトスたちのいる重力装置が作動し、パトスたちの体が一気に重くなる。

パトス「うぐっ!!?」

ウィプリ「んなっ!!!?」

モラリス「ぐっあ…!!」

ノルジール「おほっ!!?」

全員があまりの重さに動けず、立っていられるのが精一杯な程の重力が体中に襲い掛かってきた。

パトス「お…重い…っ!!」

ウィプリ「じょ…冗談じゃ…ない…わよ…!!これってマジで危険…っ!!」

モラリス「想像以上だな…!」

ノルジール「あぐぐぐ…!こ、拳もろくに振るえない…!」

ベーマ「こ…これはいい汗を…か、掻きそうだ…ね…!」

フェルテミス「ちょっとあんた…!いきなりこんな危険な装置を造って大丈夫なの…!?」

アーミア「ここでどう修行すればいいか…一応せ、説明…を…!」

装置の外側にいるジェリーナが、窓から顔を出しながら説明を始める。

ジェリーナ「修行は簡単でーす!!その重力に慣れるまで、ただ動き続けるだけでいいのでぇす!!ちなみに今はその装置の中の重力は10倍…つまり、

あなたたちの体重が10倍にまで増えたと思いなさーい!!どうでしょう!?いかがでしょう!?ダイエットもできないダメダメな超おデブに

なった哀れな豚になるとはこういう事なのでーす!!想像してごらんなさい…?超おデブな豚女がハイグレ姿になった時、ハイレグすら

見えない程の肉に覆われている姿を…!そしてハイグレをしても色気の微塵もない哀れな豚…いえ、ビヒーモスのような姿を…!」

あえて豚ではなくビヒーモスを思い浮かべると、女性陣はゾッとする光景が目に浮かんでいた。ちなみにパトスはビヒーモスを知らない為、

フォクネに教えてもらう…

ちなみにさっきまで黙っていたレオは、その5倍の重力の中でハイグレポーズを始める。

レオ「ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!ハァ…ハァ…ハイグレ…!ハイグレ…!」

黒色のハイグレ姿でハイグレをする小柄な黒豹のレオは、大汗を掻きながらハイグレをするが、ゆっくりハイグレポーズをすることが精一杯だった。

レオ「ハァ…ハァ…ハイグ…レ…ダメ…ハイグレポーズを数回するだけで疲れる…!」

ベーマ「だけどこの訓練…!決して無駄じゃない…!凄くやばいけど…!」

グリズリーの獣人で赤紫色のハイグレ姿のベーマは、元々マッスル体型なだけに筋力トレーニングは熟練の持ち主であるため、

パトスとウィプリの近くに寄ると…

ベーマ「パトス…ウィプリ…筋力トレーニングに関しては…アタイに任せな…!アタイがビシビシと基礎を叩き込んでやるからね…!!」

パトス「ハァ…ハァ…よ、よろしく…頼む…!」

ウィプリ「ギギギ…!も、もう倒れそ…う…!」

ウィプリがその場で四つん這いになると、窓から見ていたジェリーナが…

ジェリーナ「はいはいはーい!!そこで倒れてしまっては元も子もあーりませーん!!死にもの狂いで限界を超えるほどの修行をするには

正に打ってつけの訓練場ですよ〜!?ここで修行するだけでも生きていること事態が苦しい生き地獄でしょーう!!…さてさてさて…

ハイグレ人間の力を得たなら、ハイグレポーズをするだけでもかなりの修行となれま〜すが…まぁ、せいぜい死にそうになるくらいに

もがいて、それでもなお、戦争に勝利を治めたいなら…それくらいはやらないといけませんからねぇ…♪」

それを聞いたモラリスやノルジールもその場でハイグレポーズを始める。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.84 )
日時: 2018/02/09(金) 14:58:41 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「それ以上はダメじゃ!!パトスを変なことに巻き込もうとするでない!!」

ジェリーナ「ライーネ…あなた何をしているんですかぁ…?ここからが最高のパラダイスの始まりじゃないですか!!」

ジェリーナは半ギレで言い寄って来ると、パトスを一向に離そうとしないライーネは威嚇する。

ライーネ「グルルルル…パトスはワシが決めたつがいとなる者じゃ…!惚れた雄が取られて嫉妬しない訳がなかろう…!そもそもジェリーナ!!

貴様こういう展開をわかってこの装置を発明したのではなかろうな!!おい!!そこの貴様ら!!もう正気に戻ったじゃろう!?」

モラリス「あ……ハッ!?わ、私は…あ…あああああ…!!な、何をやろうとしていたのだ!?修行中に…!!」

ノルジール「え〜!?私はいいのにぃ…いいじゃない!パトスのこと私だって好きなんだよ…!?」

レオ「ライーネ様…独り占めよくない…交尾したい…」

ライーネは怒りのあまり、金色の長い髪がライオン型の立て髪のような形に立ち上がり、パトスをしっかりとロックするように離さなかった。

パトス「ライーネ…!お、落ち着け…!それにまだ修行中…」

パトスが何とか説得しようとしたが、ライーネはキッと睨み付ける。

ライーネ「パトス…!ワシはのぉ…お主を好いておる…!!それは肉体関係にもなりたいほどにじゃ!!他の娘たちともそうなっても良いが…

初めてはどうしても…!ワシがいいのじゃ!!」

ライーネの嫉妬から来る感情は、パトスでも理解で生きる。ライオンは嫉妬深いという動物的本能も混ざっているかもしれないが、

今のライーネは自分のことを好いている…皇女である以前に女性でもあり、好きな異性が性行為をされる光景をただ

黙っていることはできないのだった。それを悟ったパトスは…

パトス「ライーネ…僕も君の事は好いている…でも…性行為はするつもりはないよ…」

パトスの発言にライーネも…そして装置から出て来たモラリスもノルジールもレオもマルキアもキョトン顔だった。

ライーネ「な…なんじゃと…?パトスよ…ワシが言うのもなんじゃが、生物学的に雄なら雌からの性行為を拒まんと思っておったが…」

パトス「僕をどういう目で見ているんだよ…」

すると、会話を聞いたフェルテミスとアーミア…そして、婆さんみたいに腰が前に折れている状態のまま歩いて来たウィプリも出てくると…

ウィプリ「あんた…パンスト兵なのにハイグレ人間からのセックスを拒むなんて、今までなかった例だわ…どういうことなの…?」

パトスはウィプリをチラッと見ただけで、ライーネやマルキアたちにも視線を向ける。

パトス「僕は…性行為なんてしたくない…それって…ハイグレセックスみたいなものだろ…?だから怖いんだよ…!」

マルキア「ん…?怖い…?」

アーミア「あ…もしかして…」

アーミアは何かを思いだしたように話し出す。

アーミア「こいつもハイグレ軍の中の環境で生まれたということだから…思い出してしまったのよ…ハイグレ姿にされて性奴隷となった

洗脳者たちに、好き放題していくパンスト兵たちを…」

そう、パトスはパンスト兵たちがハイグレ人間たちにハイグレセックスしていく光景を数えきれない程見て来た…

中にはまだ子供もいて、ハイグレ人間たちはそんなことをしても気持ち良さそうにハイグレをしながら身を委ねていく…

更にはまだ完全に洗脳されていないハイグレ人間に対しても、無理矢理レイプする形で洗脳させていた。

パトスはそんなハイグレ洗脳者たちの思考を読める機械を使って心情を読み取ると、ハイグレ人間たちの感情は絶望的で、

中には死にたいという者さえいた。それでもハイグレ大王やパンスト兵たちには逆らえないというものに、苦しい運命を背負うことになったのだった。

そんな光景を毎日のように見ていたパトスにはトラウマだったのだ。だからこの場で性行為をするということは、

自分がハイグレ軍で見て来た光景を合わせてしまうのだった…


モラリス「そ…そんな…!あぁ…だけど…それは仕方がないことなのか…」少し落ち込むモラリス

フェルテミス「まぁ…私達ハイグレ皇女も立派な共犯ってことになるけどな…あいつらにも悪いことをしてしまったという自覚はある…

こいつにも悪い影響を与えてしまったのは私たちのせいでもあるからな…」

マルキア「うむ…トラウマという訳か…だけどパトス…強姦や性奴隷の扱いと、セックスは全くの別物だぞ?そうだな…昨夜フォクネと

接吻を交わした時のように暖かく、心地良いものだ…それに…」

マルキアはニヤッと悪戯っぽい笑みを浮かんだ。

マルキア「毎日女子たちのハイレグ水着姿を拝み放題だし、ハイレグ水着姿の女子からの過激なボディコミュニケーションをされて、

それでも襲い掛かろうとしない、中々欲情しないとなると…それでも頑張った方だと称賛するけどなぁ…」

マルキアはそのままパトスの頭を撫でる。

パトス「いや、あの…そんなことで頭を撫でられても困るんだけど…」

マルキア「ふふっ、そうだな。それでは貴様の不安は解消できないからな♪…じゃあ、頑張っているパトスに、ご褒美をあげてやりたい」

パトス「い、いいよ別に…」

というか、積極的に遠慮したい…今日のマルキアも変な感じがした…

マルキア「それはダメだ。同志たちに悪い影響が続くばかりだし、特にライーネがいつ暴走するかもわからないからな」

ライーネ「暴走って…ワシを何だと思っているのじゃ、マルキア」

マルキア「パトス、家臣である貴様に皇女としての命令だ。ライーネとエッチをしろ」

パトス「ライーネと……!?お、おい!!マ、マルキア…!?」

ライーネ「なっ!?」

その場にいる全員が驚いていてマルキアの顔を見ると、マルキアはにっこりといつものようにパトスに笑いかけた。なんてことないって感じに。

マルキア「そうだ。嫌か?」

ライーネ「ワ、ワシは一向に構わん!!」

ライーネは激しく同意する。

パトス「そういう問題では……!!」

必死で遠慮する様子に、ライーネはムッとした。

ライーネ「やっぱり、若くてピチピチしてないとダメなのか…?それとも…ワシでは釣り合わないというのか…?」

パトス「い、いや…ラ、ライーネはまだ若く見えると思うし…び、美人だと思う…」

ライーネ「う、嬉しいことを云ってくれるのぉ…それじゃあ、どういう問題なのじゃ…?」

パトス「ど、どうもこうも…僕の話を聞いていたのか…!?僕は…」

マルキア「ちゃんと言え、パトス。どういう問題なんだ?」

パトス「僕はただ…そんなことをして…ライーネに痛い思いをさせて…傷つけて…汚されるなんてことを考えたら…」

ライーネ「ワシはパトスが好きじゃ!ハイグレ洗脳なんてものは一切関係ない!ただ、パトスを愛しておるのじゃ…!」

パトス「確かにライーネは僕の事を好きって言ってくれるけど…んく」

必死で言葉をつなごうとするパトスの唇に、マルキアは優雅に指を建てると、パトスの発言を押しとどめた。

マルキア「言葉なんてどうでも良いんだよ?例えばセックスについて女が生物学的に受動だとしても、それでも女の方からYesと云えば、

その時点で対等だ。そうじゃないか?」

パトス「そ、そこまで言うってことは……本気で僕と…するつもりなのか…?」

マルキア「この中ではライーネが一番そのつもりだけど…パトスがどうしてもいやだって言うなら、諦めるしかないかもだけど…

パトスはフォクネのことが本気で好きなのだろう?だけど、他の皆のことだって好きなんじゃないのか…?それとも、フォクネ一人の事を

好きになったことで、他の誰かを好きになることが、臆病なだけなのか?」

パトス「………」

パトスは声を発することができなかった。マルキアの問いに対して、明確に拒絶する理由をパトスの頭では提示できなかった。

そんなパトスの様子を見たマルキアは、「やはりな…」っと、でも言いたげな表情になった。

マルキア「……正直だな、パトスは」

パトス「マルキア……」

すると、今度は落ち着きを取り戻したライーネも喋りだした。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.85 )
日時: 2018/02/09(金) 15:01:56 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「パトス…逆に云うなら、理屈なんてどうでも良いのじゃ…交尾は感性そのものだから。したくないならしたくないって

声高に叫ぶもの…理由なんて要らないのじゃよ…例えばどんなに可愛い女の子でも、相手のことを良いと思わなければ交尾なんて

ただの生殖行為に過ぎない…同性同士でも、相手が好きならそれは愛情表現の一縷なのじゃ。」

マルキア「パトスは今、ライーネを拒絶する明確な理由が提示できなかった…それはそれで良い。何故かというと、それは

パトスがライーネのことを『女性』としてではなく、『皇女』として認識しているからだ。『皇女』っていうのは違う生き物だからな」

パトス「…………」

ライーネ「パトスはワシのことを今、無意識に『皇女』という個別の生き物として認識していて、ライーネという、一人の『女』としては

認識していない状態なのじゃ…そこにいるモラリスには『仲間』という同じ意味でな…だから、パトスには拒絶する正当な理由を見出し得なかった。」

パトス「そ、そんな…」

マルキア「云ってみれば異種婚姻譚みたいなものだよ。妖精同士・獣人同士じゃないから罪悪感や背徳感が伴う…今パトスが

感じているのはそう言った罪悪感だね…ま、そういうスリルを好んで味わうフェティシストって言うんだけど…ま、

パトスみたいなピュアな奴にはまだ必要のない知識かな」

パトス「マルキアもライーネもそうだって言うのか…?」

ライーネ「いや…昔そういう奴がいたという話じゃ…それよりもじゃ…」

ライーネの表情は、微かな憂いを含んでいた。

ライーネ「話は終わりじゃ…」

パトス「……えっ?!」

云うなりライーネがパトスに近寄って来る。

ライーネ「パトスは変態淫行皇女であるライーネに捕まって、無理矢理やられちゃった。そういうことにしておこう…」

パトス「ラ、ライーネ…」

ライーネ「知りたくなったのじゃ…パトスのことをな…今までは皇女として、これからはワシの個人的な興味としてな…んっ…」

パトス「あ…」

ライーネはパトスの唇にキスをした。

ライーネ「これがワシからの愛じゃ…そして、愛しているからこその口づけなのじゃ…」

パトスのことを愛していて、ライーネの言葉はまるでトリックのようで、次々とパトスの意識を眩ませてゆく。

そんなパトスのことを置き去りにして、ライーネの手がパトスの股間の中にもぐりこんでくる。

パトス「ラ、ライーネ…っ…」

ライーネ「こうされるのも、悪くなかろう?…パトス」

まるで魔法を掛けられたかのように、パトスは身体を動かすことが出来なかった…ライーネはまるで猫のように軽く舌なめずりされると、

慣れた手付きでパトスの服に手を掛ける。

ライーネ「ヴェルゴーア王国の皇女の手並みを見せてあげよう…」

そんな言葉を裏付けるかのように、ライーネに掛かると、パトスの服がずるずると脱がされていってしまう。

ライーネ「……良い体付きじゃのう、パトスの身体」

すると、さっきまで黙っていたウィプリが罵声を上げて来た。

ウィプリ「ちょっと待ちなさいよ!!こ…ここでやるつもり…!?修行はどうしたのよ!?」

こんな場合ではないと言うようにウィプリが叫ぶと、ジェリーナが前に出て来る。

ジェリーナ「はいはいはいはい、少し黙ってもらいましょうか?あなたには愛というものを少しも理解できていないようですねぇ!

いいですか!?愛とは絆を深めるのです…そしてセックスはより深い愛情に包まれ、その時の絆はとてつもない力を生み出すのでぇす!!

この重力装置を造ったのはただ修行を行うだけではありません!!先程も言いましたように、人は死地に追いやられるほどに陥ると、

自ずと本性を表すもの…そしてそれに気づいて嫉妬から生まれたライーネの心は、何としてでも、自分から求める愛に満たされたいという

欲求が生まれたのです!!あなた…愛を邪魔してはいけませんよ…?それに、これも修行となるのです…」

ウィプリ「え…!?こ、これも修行…?!」

ジェリーナ「そうです…よぉく見ておきなさい…あなたも必ず知ることになるでしょう…あなた方の言うハイグレセックスとは段違いとなることを…

愛に…そう!!愛なのです!!愛…愛…愛…!!愛は魔法や科学の常識を遥に凌駕する力を秘めているとされているのです!!

滅多にお目に掛かれませんよ…?あなたたちにもきっといい薬となるでしょう…!」

ライーネは改めてパトスに再びキスをする…何度も唇を重ねる音がチュパチュパと響き渡り、ライーネの舌がパトスの舌を絡める…

その度に柔らかい電気の様な感覚が腰から走り抜けていく…以前フォクネと熱いキスを交わした感覚とはまた別物だった…

ライーネ「パトスよ…お主も雄なら、雄としての、そしてワシの欲求不満を解消してあげなくてはのぉ…」

そう言うとライーネは立ち上がり、金色のハイレグ水着からよく見える胸を突き出す。

ライーネ「どうじゃ…?体型とか気にしてはおらぬが、これがいくつもの戦いを勝ち抜いた獣王の胸じゃが…」

まるで女友達に話しかけるように楽しそうにするライーネ…いつも見ているハイグレ人間たちとは違う、

成熟した女性の曲線美に、パトスは圧倒される。

パトス「ラ…ライーネ…」

ライーネ「ふふ…気分、出て来たか…?ワシは嬉しいぞ♪」

中腰に屈んだまま、ライーネが妖艶な笑顔でパトスに笑いかける。

レオ「ライーネ様…凄く…可愛い…」

ベーマ「ライーネ様があんなに乙女な顔をするなんて…何十年ぶりだろうか…!やはりパトスの魅力か…」

フォクネ「僕も…女に生まれたかったな…」

周りを気にすることなく、ライーネはハイレグ水着をゆっくりと露出を広げるように引き締めるように引きずると…

そんなライーネの様子に、パトスは息を呑んだ。

フェルテミス「おぉ…ハイグレ人間ならではの神聖と言われたハイレグはあえて脱がないなんだねぇ…そういえばハイレグを

脱ぐなんて場面も見たことあったかも…」

ライーネ「パトスよ…エッチな皇女に見えるか…?思った通りの答えをくれまいか…?何を云っても笑ったりしないから、お主の言葉を聞きたい…」

パトス「見えるよ、それに…綺麗だ…」

薄暗がりにハイレグ水着から見える下半身を曝け出したライーネの姿は、物凄く煽情的に感じられる。

ライーネ「そうか…!?嬉しいのぉ…じゃあ、始めるか」

ライーネはパトスを床に倒すと、そのままゆっくりと近づき、片膝を付いて傍らにしゃがみ込む。

ライーネ「パトスのこと、可愛がってやろう…♪」

パトス「え…っ?」

言うなりライーネは足元に屈みこむと、ハイレグ水着の上から豊満な胸をパトスに押し付ける。

ライーネ「ふふっ、もう元気なのか…んっ」

パトス「あ…!ラ、ライーネ…!」

パトスのものを超手で引きずり出すと、キスのように軽く、パトスの先端の唇が降れた。

ライーネ「んっ……ちゅ…んふ……ん……」

ライーネの唇から猫がミルクを舐めるような水音が漏れ、ザラザラした舌がパトスの根本から先までをゆっくりと舐め上げる。

ノルジール「ス、スゴイ…!私にはあんなこと絶対できない…!あ、モラリスだったらできるね…!」内心ドキドキしているノルジール

モラリス「だけど…あんなやり方まであったなんて知らなかった…」自分も混ざりたいという衝動を抑えているモラリス

マルキア「これは思ったより…より良い絆を深められそうだな…!特にライーネは決して人間を相手に簡単に気を許すはずもないのに…

いや…パトスも人間じゃないけど…」


ライーネ「んっ…ちゅっ……ふふっ、ここは意外と雄らしいと思ったら、結構凄いものじゃのう。驚いたぞ♪」

パトス「ラ……っ、ラ、ライーネ……んっ……」

ライーネ「んんっ……んっ……ふぁ、ふ…んむ……ぅ……う……」

ライーネの舌が起こす水音が部屋に反響する。下半身から快感にきゅっと目を閉じると、瞼の裏で古道が激しくなるのを感じる。

ライーネ「んっ……!んっ……んんっ………もう少し、サービスしてあげようか……ふふっ」

ライーネはそう言うと豊満な胸を寄せて、パトスを挟み込んだ。その光景はパトスが見たこともないいやらしい感じだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.86 )
日時: 2018/02/09(金) 15:06:30 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「口に…全部入るかな……?んっ……む…ぅ…は…ふ……」

パトス「んんっ…あ、ら……ライーネ…っ……!」

ライーネの舌がずるりと口の中でパトスのものを舐め回す。舌がパトスの雁首の根元を撫でるたびに、パトスは情けない口から漏らさなくてはならなかった。

ライーネ「んっ……ん…んっ!ふ…ぅ……んんっ……んっ…ちゅくっ…んむ、ふ…」

パトスのものを銜えたまま、開ききったライーネの唇の隙間から唾液が流れ出し、ライーネの喉元を通って胸の谷間に垂れていく。

パトス「ライーネ……んっ…ん……くっ……」

ライーネの愛撫に溺れながら、パトスはライーネの妖艶な視線と視線を絡ませ合う。パトスの者が口の奥まで潜り込むたびに、

ライーネが声を漏らしながらお尻を揺らめかせ、淫靡な光景に一層の艶を加える。

ライーネ「ん…ふ…ぅ…んんっ…んっ…・・・・んっ…ちゅくっ……んふ……ぅ……」

ライーネ自信も、パトスのものを加えていることに興奮している様子で、ライーネの下半身からゆらゆらと蠢き始めていた。

ライーネ「ふぁっ…だ、出したくなったら…いつでもいいのじゃぞ……んむっ…」

パトス「わ、わかった……うぁっ……!」

ライーネの動きが上下に速さを増しながら、吸い出すように唇を窄めてくる。乳房と唇で圧迫されるだけでも物凄く気持ち良かった。

以前フォクネと熱いキスを交わした時も気持ち良かったが、それとはまた別物だった。時折軽く触れるライーネの歯が、

到達し掛けているパトスに容赦ない追い打ちを掛ける。そして……

パトス「うっ……く……あ、あああ………っ……!」

びゅる…!!びゅるる…!!!

ライーネ「おふん……!!んあ……!!」

パトス自身、初めて放出した白濁の液体は、ライーネの顔やハイレグ水着にまで掛かり、ライーネはトロンとした表情で、とても嬉しそうだった。

ライーネ「これは……!今までにない程の美味じゃ……!ふぅ…ふふふ…♪…さて……ここからが本番じゃ……」

ライーネはマタタビで喜ぶ猫のように、満足しきっている状態だったと思いきや…そのままパトスに跨ってハイレグ水着の股間の部分をずらすと…

パトス「ライーネ……そ、それって…本当に気持ちいいのか……?さっきのやつも……信じられないくらいに…気持ち良かったけど……」

ライーネ「当然じゃ…!…覚悟せい…?ワシをここまで夢中にさせたのじゃ…褒美として…もっと良い快楽を与えようぞ…!んっ…!」

ライーネはワクワクとドキドキが止まらないまま、パトスのものを自分の中へといれるように指で動かし、そしてゆっくりと腰を下ろす。

ライーネ「んあ…!!はああぁぁぁぁ………!!!ああぁぁぁああ……!!!」

パトス「うあ…っ!あう…っ!」

高貴な皇女とは思えない程、可愛らしい乙女のように喘ぎ声を一気に上げるライーネと、初めて得られた男性ならではの快楽を

味わったことで思わず声を上げるパトス。

そして、パトスとライーネのつながりを見ている周りからの、満足したような笑みを見せる者や、恥ずかしそうな目で見る者、

羨ましそうな目で見る者など、様々な反応で釘付けになっていた。

マルキア「ほぉほぉ、ライーネも初めて『女』になった瞬間だな♪これでより、ライーネは強くなれるはずだ…」

ジェリーナ「正しく愛です!!何百年と生きてきた高貴な皇女、獣王の女王が遂に…!!一人の男性と一つになれた…!!

これほどの奇跡を起こせたのは、ハイグレの力は大きなきっかけとなれたでしょう…!!そして、あのパトスの存在もなのです!!」

ミーナ「はわわわ…!あれが…せ…せっく…はうぅ…!!」

ノルジール「うわお…!よく考えたら…これって参考になれるね…!私もパトスと一つになれる上に強くなれるなら…!」

モラリス「何と破廉恥な…でも…羨ましいと思ってしまう…」

ハイグレ皇女たちは別のような反応だった。

ウィプリ「よく見ている光景だけど…でも…何だか違う気がする…ライーネのあの顔…凄く幸せそう…」

フェルテミス「ウチらがよく見たのは、無理矢理洗脳させた娘とのセックスだったから、あんな純愛ものじゃなかったからかなぁ…」

アーミア「そうか…私達は愛というものを理解できてないから…あれで絆を深めていくなんて考えたこともなかったわ…」

複雑そうにしているハイグレ皇女たちの前に、幸せそうなライーネは腰をゆっくりと動かし始める。



ライーネ「そうじゃ…こういう時はハイグレをしながらの方がいいかのう…!」

パトス「え…っ?」

ライーネは蠱惑的な笑みを浮かべるが、パトスは何やら不吉な予感がするかのような不安を一気に抱くようになった。

ライーネ「ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!んああっ…!パ、パトス…!これは良いぞ…!!

更に精力も魔力も湧いて来る…!!ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!交尾にハイグレ…相性抜群の魔力供給じゃ…!」

ズチュ、ズチュ、ブルン、ブルン


ぐったりとして天井を見上げるパトス。初めての快感に、放心状態になって――


パトス「あ……あ……ああああ……!!!」


ライーネ「え? ちょっ、パトス? お主、何泣いて…… 」


パトス「うわああああああああああああ!! やめて、やめてくれぇ!!」


涙を流し、頭を抱えながら悶えるパトス……

マルキア「まさか、イッたショックで性奴隷にされたハイグレ人間たちの光景を見た時のことを思い出した!? 」

ライーネ「パ、パトス! 落ち着くのじゃ!!」

パトス 「誰か! 誰か助けてぇ!!」


ショックでかなり混乱するパトス……するとそこへ、事態を読んだフォクネが咄嗟に駆け付けに行き、 暴れるパトスにキスをする。

フォクネ「パトスっ!!」

パトス「あ…………」


以前のように、フォクネからの熱く濃厚なキスにより、パトスは落ち着きを取り戻したかのように、身体がおとなしくなった。

パトスの目の前には、女神のように優しそうな笑みを浮かべるフォクネが見える。

フォクネ「ライーネ様はそのまま続けて下さい…!パトス?いい?これはね…交尾…あ、人間の言葉ではセックスって言うんだけど、

これは心から本当に好きという感情…洗脳とは関係ないよ?ライーネ様は一人の女性として、パトスのことを愛しているんだよ…?

君が今まで見て来た強制的なものじゃなく、ほら…前に僕と…キスをした時の…暖かさが感じるでしょ…?」

フォクネの優しい声掛けに、パトスは正気を取り戻す。そして、ライーネがつながった状態のまま、パトスを見つめると…

ライーネ「パトスよ…フォクネの言う通りじゃ…ワシがお主の事を愛しているのは、人間にも良き者もいるということを思知らせてくれたからじゃ…

何よりも…死んだワシの弟のルガールを…幻とは言え、会わせることができたのじゃ…!死んだルガールの言葉を聞けた…

短い間だったが、ワシにとってそれがどれほどの救いになれたか…!お主にはそれ相応の恩があると思っておったが、いつの間にか

お主の事ばかり考えるようになったのじゃ…!だからワシは、それを『愛』と思ったのじゃ…!じゃから…」

ライーネは優しくパトスを抱きしめる。今まで高貴なイメージの高いライーネだが、今のライーネは、可憐な大人の女性という雰囲気を漂わせている。

ライーネ「お主とワシの寿命は違うのじゃ…何百年と生きたワシじゃが、誰かを愛するということを知るには…お互いの為の良き機会と思わぬか…?

ワシは今…皇女というものでも、ましてやハイグレ獣人でもなく、ただ…エッチしたいのじゃ!」

ライーネの求めるような瞳と、ハイグレ姿のままで挿入されている状態のままであるので、生物学的に男性であるパトスは興奮してしまう。

当然ライーネもだが、どうしても慣れることができず、熱い吐息が相手の顔にかかる。唇の感触。髪のにおい。唾液が溢れ出す。

倒れてしまいそうな程の、心地良い緊張、感覚。この行為に心奪われている二人は、口内で、愛する人を求め続けた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.87 )
日時: 2018/02/09(金) 15:08:36 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ちゅっ、くちゅっ、ちゅぷ、ちゅぷっ、ちゅぱ、ちゅぱ。

ライーネは顔を近づけ、唇を重ねて…自らの舌を、パトスの口内に差しこんだ。

「「んっ…」」

ぬるっ。

パトスの舌が差しこまれ、ライーネの舌と接触し、それを絡め合う。

「ん…っ、ふ………は…っ、はあ………」


唇を絡ませる。 ちゅ、ちゅっ、ちゅっ。

舌を絡ませる。 くちゃ、ぬちゃくぷっ、ちゅるっ。

ディープキス。


全てが興奮する要因になり、性欲が爆発しそうな程に、体が疼いてしまう。ライーネと激しく愛を確かめ合いたい。いくらでも。

パトス「わ…わかったよライーネ…!やるよ…僕もその…ライーネのことは好きだけど…そこまで上手くできるかわからなくて…」

ライーネ「齢400歳のワシに任せろ…!ここまで惚れさせた責任を取らせてもらうことも含めてな…!」

遂にはパトスも愛というものを知ろうという段階に来ていた。フォクネの時とは違う、異性に対する愛を…

今まで性行為に関しては、ハイグレ軍の本部で見ていたハイグレセックスという、洗脳による強制的なものではなく、

お互いに心から愛し合うという性行為がどれだけ違うものかを体験するのだった。そして、それが今のパトスにとって、

今まで閉じられた心が開いたのだった。


ライーネ「ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!はあぁん!!これは良い…!良いぞ…!!パトス…!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!」

金色のハイグレ姿で…ハイグレポーズをしながら…求めるように必死で腰を自分から動かす…そんなライーネの姿がとても

綺麗で、愛おしく感じる…

異性に対する初めての感情だった…

パトス「ライーネ…!!ライーネ…!!ぼ、僕…!もうダメだ…!こんなに気持ちいいなんて知らなくて…! 」

ライーネ「ハァ…!ハァ…!良いぞ…?ワシの中で出すのじゃ…!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!」

ライーネの激しいハイグレからによる腰の動きが加速していき、パトスはあまりの快楽によって我慢が出来なくなった。

パトス「う…うあ…ああああああああ!!!」

ビュ!!ビュゥ!!

ライーネ「あはぁ…!!…ハァ…ハァ…思ったより早かったが、獣の交尾は人間と違って早いものじゃから、丁度良い…

ふふふ、入って来る感じが伝わったぞ…?パトスよ…お主のが…」

うっとりしながらライーネはお腹を摩りながら、パトスに熱いキスをする。

ライーネ「ワシはどんなことがあってもお主を助けるし、お主も何かがあった時は頼ってくれ…何なら、ワシのつがいとして一緒に暮らしても良いぞ…?」

ライーネからの温もりを十分に感じ取ったパトスは、ライーネに対する愛を受け入れ、自分からキスをする。

ライーネ「ん…!」

すぐに唇を離す

パトス「ライーネ…僕も君を愛してる…っと、思う…これが愛なのか確信している訳じゃないけど…君の温もりを感じて…

ハイグレ本部で見た光景とは全然違う…とても良い居心地さを感じた…この感情は、僕もライーネを愛してるってことなのか…?」

ライーネ「そうじゃ…これでワシは満足したぞ♪お主の言葉から『愛してる』って聞けて…さて、時間を取らせてしもうたが…ん?」

ライーネはふと周りを見ると、モラリスもノルジールもレオも欲しがるようにじりじりと近づいていた。

モラリス「ズルい…私もだ!!」

レオ「私も…発情しちゃった…責任取って…

ノルジール「まぁまぁ、ここはジャンケンで♪」

パトス「ま…待ってくれ…!さっきのでだいぶ体力が…!」

レオ「問答無用」

パトスは何とかやめさせようとするも止められず、今度はレオに押し倒されてしまい、そのままモラリスとノルジールに取り押さえられてしまう。

モラリス「あれだけ見せつけられて…我慢できない…!初めてがお前なら全然構わない…!もう抑えられないんだ…!」

ノルジール「私も愛というものが欲しくなったのだ!それを手に入れたら私はもっと強くなれると見た!!」

モラリスとレオは完全に発情した乙女のようだが、ノルジールはただ強さを求める為の独創的な考えによるものによるものであり、

ライーネの愛とはかなり違った方向だった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.88 )
日時: 2018/02/09(金) 15:10:53 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

―――……あの後メチャクチャ性行為されてしまったパトスは、既にグロッキー状態だった。

パトス「おい…訓練はどうしたんだ…」

遂には倒れながらも怒ってしまい、フォクネはパトスを膝枕で解放すると、モラリスとノルジールとレオは土下座する…

モラリス「す、すまなかった…!理性がどうしようもなくて、性行為があれほどまでに体力を使うものとは知らずに夢中になってしまった…!」

レオ「でも…とても気持ち良かったし、それに…自分の女の娘の部分を無視しちゃうとストレスや鬱憤が溜まって、下手すれば血に飢えた獣として

暴走することもあると聞く。だからこれは女の娘としての自分を解放させることで、ストレスを発散になれる」

ノルジール「私も私も!!何だかお股に物を挟んでいるみたいな感じがするけど、凄く精力が増してくるから、またすごーいことになった感じがした!!」

各々の感想を述べる3人。反省や満足しているが、何よりも肌が艶々していることが何よりも目立つ光景だった。

そんな光景を和むように見ているマルキア、赤らめて股を弄っているミーナ、悶絶としているウィプリ、そして何よりも、

ジェリーナが満悦の笑みになってハイテンションになった。

ジェリーナ「素晴らしい…!!これで絆が更に良く深めることになりました!!パトスさん…あなたのお陰でまたいい実験が

出来ました!!あの重力装置にはその為の感情を高ぶるための仕掛けもあったのですよ…♪」

その言葉にパトスは鋭く反応する。

パトス「おいちょっと待て…もしかして君の仕業なのか…?」

ジェリーナ「その通り!!いつ死ぬかもしれない戦場を前に、悔いの残る死に方をしないようにする為でもあるのでぇす!!」

マルキア「そういうことだ、モラリスもノルジールもレオもこうやって悔いの残らないように思い出を作ることができた…

それと念のために言っておくが、ジェリーナの行いを悪しきものと思うなよ?彼女らも少なからずお前に好意を抱いている。

今回のはその感情を素直にさせたことに過ぎん。それに、さっきも言ったように、セックスというのは愛し合う者同士の大切な儀式であり、

それが実ればよりその者に対する想いが強くなる。お前はこれで4人と性行為に成功したことで、より強くなれるはずだ!

ただ筋力が強くなればいいというものではなく、想いの強さこそが真の戦士に相応しいのだからな!」

マルキアの代弁に、今度はジェリーナが語り掛ける。

ジェリーナ「いいですかパトスさん?いいことを教えて差し上げます…かつてこの世界には人間という種族がより多くいた時代が

あったのです…」

パトス「へ…?あ、ああ…」

ジェリーナ「マルキアやカミルーナ王国の皆さんも一見人間に見えますが、人間や妖精のハーフと言った亜人に過ぎません!

私も500年生きた妖精でありますが、私自身さっきも言ったようにマルキアやライーネには戦闘力は劣る存在だった…ですが…」

一体何を話したいのかまだ理解できないパトスたちだが、その話はハイグレ皇女たちをも大きな刺激ともなる話だった。

ジェリーナ「私は勤勉だったのです…!いついかなる時も決して研鑽に怠らず、常に自分の力を固めるべく努力しました…!

現状に満足せず、今望めるだけの高みを目指して、ひたすらに邁進し続けました…!貧欲に知識を求め、それを使う機会に恵まれれば、

人々が少しでも笑顔になれるように、戦場以外でも戦い続けてきた……っていう美談がいつの間にか勝手に出来上がったのです…!!」

それは、あくまで人間たちがより多くいた時代であり、人間が勝手に造りだしたルールに対して、ジェリーナは嫌気が差してきたということだったらしい…

ジェリーナ「無論、実際そんなことはない…!私が戦ってきたのも、色々なことを学んできたことも、その知識と力を使ってきたことも…

いつだって私と、私が個人的に好きな人たちの為です!それが間違っていたとは思えません!これからもそうするつもりだけど、

何の躊躇いもありません!……いいですか…?結局世の中は『持てる者』が叩かれるように出来ているのです!何かを作っても、

お金を稼いでも、力を示しても…まず第一に『持たざる者』のことを考えるのが正しくて、『持てる者』はむしろ損をすることが、

美談としてまかり通る…自重しろだの、周りを見ろだのって…しかし…そんなものは詭弁以外でも何物でもないのです!!

『持てる者』は『持てる者』で血反吐を吐く思いをしたかもしれません…!色々なものを犠牲にしたかもしれません…!

『魔法』や『科学』を作る研究者は、そんなバックグラウンドを持つ方々はざらにいます…なのに結果だけ見て、お金を稼げば分け与えろと、

力があれば人の為に使えと喚く。いざ問題が起これば、喜々として糾弾する…わかりますか…?人なんて所詮そんなものなのです…!

自分の利益の為に必死になり、他人の利益のおこぼれに与ろうと必死になる…そのために正義だの美徳だのと、理屈という名の駄々をこねるのです!!」

その目に浮かぶのは、歓喜あるいは狂気…機関銃のようにジェリーナの口から出て来る持論、不思議と聞きほれた。

ジェリーナ「最も私は血反吐を吐くことがなくても呼吸するように結果を出せる…それは罪じゃないし、自重なんてものもいりません…!

ただ最低限、『成す者』『作る者』としての覚悟や自覚ってものを持ってさえいればです!それさえしっかりとお腹に据えていれば、

文句を言われる筋合いありません!いいですか…?探求は罪じゃありません…!!独走は悪でもありません…!!凡人が

1年かかる道のりを天才が1秒で踏破したって、それは只の結果です…ズルくもなければ卑怯でもありません…!

生み出したものがどう使われて、どんな事態が起きようと、使った者が別の者である以上、そこにあるのはただの結果以外でも

なにものでありません…!!当たり前です…私はただ、できることやっているだけなのです…!!」

一息入れたジェリーナは、今度は静かなトーンで話し出す。

ジェリーナ「いいですか…?目には目を…歯には歯を…非常識には非常識なのです!私のこの科学の力やあらゆる知識は、

メルビスに勝つためのものだけではなく、もとより良い機械による世界を広げていきたいのですよ…そして今は、

この重力装置を作る技術も、セックスがどれほどのものかを教えることができる経験も知識も、あなたたちは

身を持って知るのです。この考えは決して、間違っていません。それはよく覚えて下さい?何よりも強力な武器は、勇気と仲間との絆で

あることを…ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」

ジェリーナの長い説教は、パトスだけでなく、周りの皆にも良い刺激となれた。そしてこの話が、パトスにもハイグレ皇女たちにも、

どのように変われるのかはまだ明確ではないが、少なくとも自分を強くする大きなきっかけとなれたのは確かだった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.89 )
日時: 2018/06/04(月) 09:30:59 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

16章 モンディアル

 ジェルマリア王国から地上に降りていたモンディアルは、個人的にパトスという存在が気になると言う興味本位で

ヴェルゴーア王国に向かっていた。ただ、マイペースな性格でもあり、走ることなくひたすら歩いていた。森を超え、

谷を超え、更には崖という崖を何事もなくスキップするようにスイスイと移動する。

太陽の光が照らしだされる草原の中、赤いハイレグ水着1枚姿で歩いているモンディアルは、セクシーなモデルみたいだった。

モンディアル(はぁ…やっとダリぃ集会から抜け出した訳だけど…やっぱ外歩くの最高だわ。それはそうと…パトスだったかな…?

パンスト兵って聞いたけど、そいつが自分の国で叛逆を起こそうとしているらしいけど、あんな奴らの仲間だったんだよな…?)

モンディアルはクルッと後ろを振り返ると、緑色の草原の上で、多くのパンスト兵たちとハイグレ人間たちが血を流して

倒れたまま動かなくなっていた。頭や内臓を粉砕され、その大量の血によって草原は真っ赤に染まっている。そして当のモンディアルの拳には

まだ新しくついているパンスト兵たちの血がポタポタと滴り落ちていた。

モンディアル(雑魚にも程があるよなぁ…やっぱハイグレ人間たちの方がよっぽど強かったぜ…洗脳なんて姑息なことばかりする末路だな…

っと、言う事はそのパトスってパンスト兵も…いや…んな訳ねぇな…キュールとまともに戦えるくらいの奴だ…只者じゃねぇのは確かか…

けど、俺はキュールよりずっと強いぞ…?強い男と巡り合えるかもしれないチャンス何て滅多にないんだ。楽しませてくれよな…?)

不敵な笑みを浮かべたモンディアルは、その笑みを浮かべたままハイグレを始めた。

モンディアル「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハハハハ!やっぱこれいいよなぁ!精力も力もアップするなんてよぉ!

楽しみになってきたからテンションが上がって来たぜ…!」

モンディアルは悪顔しながら嬉しそうにハイグレをする。ハイグレをする度にモンディアルはどんどん力が膨れ上がる。

すると、その場で突然モンディアルは飛び跳ね、山を越える程の高さにまで飛ぶと、そのまま常人離れした脚力により、空を蹴って

走るように移動した。その速度は飛行機の速度にも匹敵するほどだった。

モンディアル(待っていろよ…?お前という男がどれほどのものか…果たしてメルビス様の存在を脅かせるほどの何かを持っているのか…

この俺自らが見定めてやろうではないか…!)

モンディアルはパトスに対しての執着心を抱きながら、ヴェルゴーア王国へと向かう。



一方、ジェリーナの造った重力装置の中で修行をしているパトスたちは、10倍の重力の中を数日の間、死に物狂いで訓練を乗り越えることが出来ていた。

遂にはものにすることが出来た。勿論その間、何度も死にかけていた思いもあったが、その為にミーナの治癒魔法によって助けられていた。

ミーナは魔力自体がハイグレの力によってよりプラスされているが、そんな状態のミーナもヘトヘトになる程魔力を使い果たしていたことも

多々あった。

僅か数日で乗り越えた修行は、パトスたちは自分でも気づかない程、強大な力にまでなっていた。

性交によって、より絆を深めることができた皆で一緒だったからこそできた成果かもしれなかった…

そんなパトスたちは重力装置から出てくると、最初の頃に比べて顔立ちも体付きもたくましくなっていた。


パトス「ふぅ…何だか物足りない気がするが、休憩も必要か…」

フォクネ「ボクももうちょっと暴れてもよかったけどね♪ベーマの指導された修行がやっと段々楽しくなってきたよ♪

あ、そうだパトス、一緒にある森の方に行かない?連れて行きたいところがあるんだ♪」

パトス「ある森…?わかった、行こうか」

ベーマ「あんたら化物かい…!?あたいも一緒に修行していたはずなのに…指示していたあたいのパワーを上回っちゃうなんて…!

おまけにあんな過酷な修行の後なのにピンピンしているし…」

モラリス「それは、女と違って元々男として生まれた体質によるものだろうな…特にこの二人は一番仲が良いから、

相性も抜群…こいつらは一人だけでも充分強くなったが、コンビを組めば更に強大な力となるだろう。例え弱い奴らでもコンビを

組んで相性が良ければ、強力な力となれるからな」

ノルジール「アハハハ!パトス君やっぱり強いねぇ!ますます好きになれたよ♪」

意気揚々と喜び合うパトスたち、そしてハイグレ皇女たちは…

アーミア「ふぅ…過酷な修行だったが、達成感はあるな。私も正直ここまで強くなれるって思わなかったわ。

今の私は元・父なんて目もない程よ…」

フェルテミス「まぁ、強さには元々自身はあったけど、マルキア様やライーネ様に基礎を教えてもらって参考になれたよ♪

今更ながらハイグレ皇女がハイグレ人間の指示を受けるなんて、歴代のハイグレ皇女たちが見ていたら激怒じゃ済まないかもだな♪

お、そうそう!ウィプリ!お前よく乗り越えられたな!この修行を!!」

最後に重力装置から出て来たウィプリは、前までの様な弱そうな感じはなく、キリッとした目付きになっていて、

非常に落ち着いた感じになっていた。

ウィプリ「当然よ…!シュリーの仇を討ち、メルビスを倒す…正確にはハイグレに洗脳させて服従させてもらうわ!!」

簡単には負けないという自信があるのか、ウィプリはアーミアとフェルテミスの前に立って動き出そうとすると、

フォクネがウィプリの腕を掴む。

フォクネ「ウィプリ!君も一緒に行こ?」

ウィプリ「え…?わ、ちょっと…!手を引っ張らないでよ!わかったから!自分で歩くから!」

何故かフォクネが強引にもウィプリを引っ張り出して王国の出口の方まで向かう…

フェルテミス「随分自身が身に付いたけど…調子に乗らなきゃいいけどね…?」

アーミア「ええ…今の力でも、まだあのファンサールやキュールに届いてないのに気付いてほしいわね…」

何となく心配そうにしている二人の思いに気づいてないまま、ウィプリはパトスたちと共に休憩を取りに行った…


地下の方ではジェリーナとシャナルの姉妹はメルビス軍に対する科学発明を行っていた。

ジェリーナ「お〜!これはまた素晴らしい発明ですね!!今までで最高傑作じゃないですか!!」

シャナル「はい〜!ジェリーナ姉さん!ハイグレの科学力をより進化させたこの技法…そして、メルビスの魔法にはジェリーナ姉さんの科学の

力が必要とされますが…これは非常識を具現化させたものとなりますよ〜!」

ジェリーナ「あはははははは!!そうでしょう〜!そうでしょう〜!これならばきっとメルビスに一泡くらい噴かせることが

できるでしょうね〜!魔法には科学…!非常識には非常識…!これ以上の傑作はないでしょう〜!……あ、話が変わりますが…」

さっきまで狂気に満ちたジェリーナの表情が、正気に戻ったかのような表情に変わった。

ジェリーナ「シャナル?あなたはパトスと性行為しなくてもよかったの?あなたも少なからず好意を抱いているようにも思えたけど…」

ジェリーナの思わぬ質問に、シャナルは赤面……は、しないまま、落ち着いた笑みを浮かべていた。

シャナル「パトスさんのことは確かに好きですよ…?ですが、私はあくまで補助をしただけの存在に過ぎません…これから先の戦いは

私は活躍できそうにありませんし、むしろ足手まといにしかなりえないでしょう…ですから、私は自分にできることをやるまでですので、

見守るくらいしかできません…」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.90 )
日時: 2018/06/04(月) 09:33:37 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

妙に気弱そうに言うシャナルだが、ジェリーナにはその言い分が分かって来た。

今までシャナルはパトスの持っているハイグレステッキを改造し、更にはパンスト兵の覆面や靴なども改造したくらいだが、

ジェリーナの場合は国そのものを非常識的に変えられる程の科学力を持っている。

この先の戦いはもはや、戦える者が前を行くしかないという現状だった…

しかし、ジェリーナは軽めにシャナルの頭上にチョップをいれる

ビシッ

シャナル「あう!」

ジェリーナ「そういうことじゃなくって、パトスの事を好きか好きじゃないかという問いですよ?立場とかそういう問題じゃなくて、

むしろ誰がそんな立場という問題を作ったのですか?そうじゃなくて、あなたもパトスのことを一人の男性として好きかという

ことだけです!いいですか?好きなら好きとハッキリ言えなければ、悶々としているあなたの心の病はどうすることも

できないものですよ?確かに胸の中にしまっておくことも大事ですけど、いつまでもそれで苦しい想いをしなければいけないなんて

あなたらしくもありません!」

シャナル「そ、そういうものなのですか…?」

ジェリーナ「そういうことです!それに…もしも今後の戦いでパトスが死んで、蘇生魔法でも生き返らない展開になることを

想像してみなさい!想いを告げる前に死なれるのは、例え生き残れても死ぬほど辛い事ですよ!?…私が何年あなたの姉をやってきたと

お思いですか…?いつものあなたなら、そういうことは…笑ってやり過ごせるじゃないですか…」

姉っぽく優しくシャナルの頭を撫でるジェリーナ。シャナルは嬉しそうに俯きながら身を委ねる。

シャナル「ジェリーナ姉さん…私は多分、皆さんの中では一番ストレートにものを伝えられるでしょう…これが恋と

認識してしまった以上…フォクネさんにもライーネさんにも負けていられませんね?」

シャナルはその場から離れてパトスの方へ向かう…はずだったが…

シャナル「そういえば…今パトスさんは…フォクネさんとミーナさんとウィプリさんと一緒に森の中でデートでしたっけ…」


――…ヴェルゴーア王国から北東のとある森…――

 パトスとフォクネとミーナとウィプリの4人が、フォクネに案内されてついて来た森へとやってきていた。

フォクネは青色、ミーナはピンク色のハイグレ姿のままで、フォクネの片手には大きなバスケットケースがあり、もう片方の手で

パトスの手を握っていた。

フォクネ「ここはかつて、僕たちが住んでいた森なんだ♪元々は人間たちからによって迫害されて逃げて来たからという、

苦い思いでもあったけど、住んでみればいいところだったんだよ?」

フォクネに案内された森…スフィーレムの森は、風が生暖かく、音も静かな感じで、森林浴効果もあってか、とても落ち着ける

環境でもあった。

ミーナ「ここはかつて、何千年も前から私たちのご先祖様たちが造られた森なのです。今となってもそれは忘れていません。」

パトス「綺麗だな…ただの森じゃなくて…うまく言えないけど…神秘的な感じがする…」

ウィプリ「ホントに…気分転換にって、あんたが無理矢理連れて来たけど…これは文句の言いようがないわ…今まで戦いや

死に物狂いの修行ばっかりだったからねぇ…」

ウィプリもうっとりするようにフォクネに言うと、フォクネはにっこりと笑みで返しながら、持っていたバスケットケースの中から、

レジャーシートにたくさんの食べ物が出て来る。

サンドイッチやおにぎり、ポテトサラダに魚のフライなど、様々な食べ物が出てきて、パトスたちは目を輝かせる。

フォクネ「えへへ♪僕が作ったんだよ?食べて食べて♪」

自信満々の笑みで言うフォクネは、サンドイッチをパトスに差し出す。

パトス「これは美味しい…!フォクネが作ったのか…?」

フォクネ「うん♪そうだよ♪花嫁修業の一環としてね♪」

大胆に嫁入り前発言をするフォクネの言う事に、一同は気にする様子はなく、ウィプリとミーナも食べる。

ミーナ「本当です…!この鱈のバター焼きも、イボイノシシのお肉入りのサンドイッチも…!」

ウィプリ「文句なしに美味しい…!こんな美味しいの食べたことないわ…!」

フォクネ「そうでしょ?綺麗な景色の中で食べるのも味が変わって来るものだよ?あとボクね、ずっと前からウィプリとも

仲良くしたいって思ったんだよ?君はもうただ同盟を結ぶだけの存在じゃなく、ましてや捨て駒なんかでもなく、

ウィプリ自信として気に入っているの!何故なら、君はこの世界で戦い、生きていくと決めたからね!その為には、

まずはボクたちとの関係を深めるべきだと思ってのピクニックなんだ♪」

フォクネは屈託ない笑顔でウィプリに言うと、ウィプリはその表情にドキッとする。

惚れていると言う意味ではなく、とても男性とは思えない可憐な女の子にしか見えないフォクネが、女であるウィプリでも

一瞬だがときめいてしまった。

ウィプリ「あんたってさぁ…ホントに男に見えないわよね…」

ウィプリはチラッと視線をフォクネの顔から、股間に目を向ける。ハイレグ水着からの膨らみは非情に小さくて中々分からない程だった。

フォクネ「う〜んと…これでも気にしているんだけどね…それよりウィプリ!どう?こういうのもいいものでしょ?

ピクニックをしながら、こうやってお弁当をみんなで食べると言う事も!」

苦笑いから、ぱぁっと明るい感じでウィプリに聞き出す。

ウィプリ「うぇ…!?あ…う、うん…そりゃあ確かに…私はハイグレ軍の皇女として、召使いのハイグレ人間もいて、

美味しいものを作ってくれるけど…でも…ここで食べるのに比べたら…何だか堅苦しい感じがしたわね…」

パトス「ほぉ…?君にもそんな感情があるのか…意外だったよ…ハイグレ姿で接待されることが当たり前であるかのように

振る舞いっていたと思ったが…」

ウィプリ「そりゃあ…小さい頃はそう思っていた…それが当たり前だという生活を送っていたから…でも…今と

なっては段々おかしいと思えるようになってきて…父のハイグレ大王がすべて指示をして、ハイグレ人間を増やして行って、

新興をもっと深めようと考えたのが始まりだったの…」

ミーナ「ハイグレ大王…パトスさんからも色々聞きましたけど…女性たちを完全に弄んでいるようにしか思えません…

彼女たちも可愛そうです…情報によれば、いくつかの地方で犠牲になった方々もいたそうで…」

フォクネ「それはまぁ、仕掛けて来たのはハイグレ軍であって、メルビス軍はそれを覆しただけのことだよ…戦争のある

この世界では別に珍しくもないよ…?だけど、確かにミーナちゃんの言う通り、パンスト兵とハイグレに洗脳されて

操られただけの彼女らは哀れに思うよ…元の世界から突然の支配下におかれて、挙句に命令通りに動く人形みたいに動いて、

そして殺される…生きたものはいずれ死ぬにしても、可哀そうな死に方だよ…」

ウィプリ「実はね…パンスト兵たちやハイグレ人間たちが犠牲になったのは、何もこの世界だけじゃなく、もっと前から

そのようなことがあったの…父は自分の身が危ないと分かれば、躊躇なくパンスト兵たちやハイグレ人間たちを盾にして、

自分が助かったと分かれば、その世界でハイグレ人間にされた人を犯して、そうやって生まれるハイグレ人間の子供を、

世代のハイグレ人間…あるいはより素質のあるものをハイグレ皇女としていたの…パンスト兵…?まだあなたがハイグレ軍に入る

もっと前の頃よ…そして、犠牲になった部下たちのことを嘆くように振る舞っていた父だけど、そうじゃない…

ただ消費していくだけだった…使い捨ての道具にしていたの…」

パトス「なんだと…?」

ミーナ「…っ!」

フォクネ「随分酷いやり方だね…小物以下だよ…」

ウィプリの口から聞いた意外な事実に、パトスたちは驚いていると、ウィプリは話を続ける。

ウィプリ「私はね…ただ小さいころから父の言いつけを守っていた…ちょっとでも背くことをすれば鞭で叩かれて…

逆らえないの…本当だったら私の方が強いのに…ハイグレフェロモンという、ハイグレの支配者ならではの力を得たものの

言う事には逆らえることができないの…!だから私はずっと従い続けて来たの!!いつの日か、自分たちでハイグレ人間を増やして、

自分たちの力で新しいハイグレの支配者となるハイグレ皇女になるって誓うように嘘をついたの!!本当は…

父から…ハイグレ大王から逃げたくて…!」

すると、ウィプリは話せば話す程思い出したのか、トラウマだったのか、ぽろぽろと涙がこぼれていた。

ウィプリ「うぐ…!ひぐ…!おかしいなぁ…このサンドイッチも…このフライも美味しい…!美味しいよぉ…!」

ウィプリは泣きながらフォクネのお弁当を食べている。

その光景を、パトスは何も言えなかった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.91 )
日時: 2018/06/04(月) 09:37:09 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

自分も知らないウィプリ…そして、フェルテミスもアーミアもシュリーも同じく、父からの虐待によって従い続け、

新たなハイグレの支配者となって振る舞うしかなかったのだと現実…

そしてやっとのことでこのアモティアス星に逃げて来たということだろう…

そう考えると、ある意味ハイグレ皇女たちも被害者といえるのではないかと考えるようになった。

するとそこへフォクネがギュッとウィプリを抱きしめる。

ウィプリ「え…」

フォクネから伝わる感触や、モフモフしたキツネの尻尾がウィプリの胴体を包み込み、温もりを感じていた。

フォクネ「よく言えたね…その言葉を待っていたよ…?」

そしてパトスもウィプリに言う。

パトス「君はずっと抱え込んでいたのだろ…?ハイグレ皇女という肩書きを捨ててまで、君はこの世界に

暮らすことを選んだ…それは、ハイグレ大王から逃れられるようにする為に…だったら、君はこれからこの世界を

どう生きていくか…今までの罪を悔い改めて、幸せになるべきだ。シュリーの分まで…少なくとも、君にはその権利があると、

僕は思うようになったよ」

パトスに慰められるウィプリは、益々涙が出る。

今まで自分のやってきたことをわかっていながらも、受け入れてくれて、そして生きてもいいと言ってくれたことが、

今のウィプリにとってはどれほど大きな言葉だったのか…

ウィプリ「パンスト兵…うぅ…!パトス…!あんた…生意気な事言うじゃない…!パンスト兵のくせにさぁ…!うぅぅ…!」

パトス「ハイグレ皇女がそのパンスト兵に泣かされるってどうなんだ…?」

ウィプリ「う…うるさいわよ…!私だって…泣きたいことくらいあるわよ!!」

泣きながらパトスをポカポカと叩くウィプリ、ちなみに力もない程で全く痛くもなかった。

その光景をミーナとフォクネは微笑ましそうに見ている。

その時だった、茂みの中から声がした。


「ほぉ?随分楽しそうじゃねぇか…」

一同はすぐさま振り返ると、森の木から赤のハイグレ姿のモンディアルが姿を現した。

フォクネ「モ、モンディアル…!!気を付けてパトス…!!こいつはメルビス軍の幹部だよ!!」

殺気を感じたフォクネはすぐさま槍を構え、パトスはナイフ、ミーナは杖、ウィプリは魔法の無詠唱を念じている。

モンディアル「お?早速やる気とはいい度胸だな…力のある気配を感じたからここに来たのだが…

お前はパンスト兵だな…?その服装はあいつらと同じだ…」

モンディアルはパトスに指を差しながら言う。

パトス「あいつらに会ったのか…?確かに僕はパンスト兵だが、君もハイグレ姿じゃないか…あいつらにハイグレ姿にされたんじゃ

ないのか…?」

モンディアル「はっはっは!この姿はハイグレの力を得たメルビス様からもらった力でな!だからこうして…

ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!このポーズをしなければ落ち着けねぇのが難点だが、自分でも驚く程力が湧いて来るぜ?」

ウィプリ「ちょっと待って!?何でメルビスがハイグレの力を…!?」

モンディアル「ん…?確かシュリーって言ったっけな…?ハイグレ軍の皇女だか何だか知らねぇけど、そいつの

ハイグレの魔法が気に入ったらしくて自分に取り込んだんだよ。最初はそんな魔法はどうかと思ったが、思ったより

強化魔法になれるってもんだ♪つまり…メルビス様をハイグレの力で支配させようってことを考えても無駄ってことだぜ…?」

ウィプリ「な…何てことを…!シュリーの力を…!」

フォクネ「ちょっと待ってよ…!モンディアルは普通の状態でもとんでもない強さだっていうのに…そこから更に

ハイグレの力で強化って…これは思ったより厄介になってきたよ…!」

モンディアル「ちなみに、俺に挑んできたパンスト兵やハイグレ人間共は全員、この手で潰してやったがな…」

拳を突き付けて言うモンディアルだが、パトスは平然としている。

パトス「そうか…」

モンディアル「ん?仲間が殺されたのに、何とも思わないんだな?」

パトス「確かに元々ハイグレ軍のパンスト兵だが、僕は叛逆者でね…ハイグレ大王によって操られた哀れな連中とは言え、

お互い生き延びる為には仕方がないと言えるだろう…」

モンディアル「ほぉ…?意外と覚悟の強い奴だな…俺をハイグレ洗脳させようとするハイグレ軍とはまるで別人じゃねぇか…」

パトス「元々叛逆の意思を持って、ハイグレ軍が攻めて来るということを伝えに来ただけだったが、僕はこの世界に来て

自分を変えられていると思っている…命を懸けて戦うことに善も悪もない…だから、君がどれだけハイグレ人間たちや

パンスト兵たちを殺したとしても、僕は責めもしないし恨む理由もない。例え彼女らは洗脳されただけの者達であっても、

そこに何とかしようという正義感では救えない…やらなければやられる…それくらいのことは弁えているつもりだ」

モンディアル「それじゃあ…今ここで俺がお前をブっ殺しても…?」

パトス「死にたくはないが…死んだらそこまでの者ということだ。恨みはしないさ」

そして、パトスは片手にナイフ、もう片方にハイグレステッキを持って構える。

モンディアル「へぇ…何だかすぐに殺すのは勿体ねぇなぁ…お前みたいな奴は中々の俺好みだぞ…?」

パトス「どこに惚れる要素があったんだ…?」

モンディアル「そりゃあお前…俺と意見が合致しているからだよ…!俺が戦いの道に行くきっかけとよく似ているからなぁ…!」

お互いの話は終わったのか、二人はその場で構えていると…

パトス「フォクネ、僕と一緒に戦ってくれ…!ウィプリ、修行の成果を見せる時だ…!」

フォクネ「わかった、パトス!ウィプリも頑張ってね!」

フォクネは持っている槍を構えると、パトスはパンスト兵用のパンストマスクを被って、ハイグレステッキと黒いナイフを用意する。

ウィプリ「正直、勝てる気はしないような気がするけど…指を銜えて見るよりかはマシね…!」

ウィプリの口は笑っているが、目は笑ってなく、むしろ内心怖いのがよくわかる

モンディアル「へぇ…?流石に一人では無理だと分かっているか…」

パトス「君を相手に一人で勝てるなんて思ってもいないし、男の意地で一人で戦う…なんてカッコつける何てことは

考えはしないさ…」

モンディアル「いいぜ…!益々気にいったよ…!相手の強さを見切った上でいい判断力だ…!死んでも文句言うなよ!?」

そして、モンディアルとのバトルが始まった…


両方同時に動き出した瞬間、モンディアルの拳と、パトスのステッキとフォクネの槍が同時にぶつかり合った。

少し離れているミーナとウィプリのいる位置からでも、その衝撃音に耳が響いて来るほどの轟音で、

ほとんど肉眼では見えない程のスピードとパワーが伝わる程だった。

そんなやり取りが僅か数秒であっても、並の人間ならば一瞬で疲れ切ってしまってもおかしくない程の動きをしたにも関わらず、

3人は平然としている。

モンディアル「いいねぇ…!やっぱお前…他のパンスト兵たちとは全然違う…!しかもこれほどの実力とはなぁ…

キュールと戦えたのも頷けるぜ…!」

フォクネ「パトスは凄いんだよ?元々パンスト兵と同じくらいの強さしかなかったのに、ここまで上り詰めたんだから!」

パトス「今の僕は簡単に負けるつもりはないさ…勿論…死ぬつもりもない…!」

パトスはナイフをその場で落とすと、ハイグレステッキだけを構える。

モンディアル「お?本領発揮か…?なら、ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!俺も本領発揮と行こうか!!」

モンディアルは力を込めた拳を、パトスからは10メートル以上離れた位置から、拳を放つ。その拳からの拳圧によって

強烈な衝撃波を生み出すことを見切ったパトスは、間一髪で避ける。

パトス「くっ!!」

パトスの避けた方向にあった木々が、メキメキと大きな音を立てながら、その衝撃波によって貫通して破壊されていた。

ウィプリ「な…なんて破壊力なの…!?あれって拳圧よね…!?」

ミーナ「モンディアルは、メルビス軍では最強の武術使いと言われています…!本来の実力ならあのファンサールをも上回る程かと…!」

ミーナの言葉に、ウィプリは固まってしまい、パトスも少し驚くリアクションだった。

ウィプリ「う…うそでしょ…!あんな巨人を上回る強さって…!」

パトス「予想以上かもな…」

ウィプリ「何であんたそんなに冷静なのよ!?せいぜいファンサールと互角かそれ以下くらいの強さを期待していたのに、

上回るってどういうことよ!?」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.92 )
日時: 2018/06/04(月) 09:40:25 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「お、そう言えばファンサールとキュールだが、お前たちが倒したんだよな…?まだ生きてんのか…?」

パトス「ちゃんと生きている…敵であれど命を簡単に無下にするようなことは、マルキアも僕たちも考えていない…」

モンディアル「へぇ…優しいんだなぁ…?」

パトス「どうしても倒さなければいけないとなれば別だが、マルキアには何か考えがあってのことだろうな…そして、

彼女らも立派な戦士…当然君もだ…殺し合いとなっては当然、それなりの誠意をもって挑むことだって僕は厭わないさ」

モンディアル「はっはっはっは…!!!いいねぇ!!気に入ったぞパンスト兵!!いや…パトスだったか…!話し合いは

ここまでにしておこう…」

パトス「言われなくてもだ…!」

パトスは自分から挑む…

修行の成果もあって、以前とは比べ物にならない強さだが、ハイグレの力を得ているモンディアルを相手に、とてもではないが、

勝てる見込みは薄いと見ていた。しかし、だからって絶対に勝てない訳でもないとしていて、フォクネとチラッと見つめ合っていた。

パトス「いくぞ、フォクネ!」

フォクネ「勿論だよ!」

パトスとフォクネは、息の合ったコンビネーションによってモンディアルに猛攻撃を仕掛けて来る。

パトスの接近戦によるステッキ使いに体術、フォクネのリーチのある槍術によってモンディアルにぶつける。

モンディアルも決して相手を舐めて掛かって来るタイプではなく、二人をより、強力な敵と認識していた。

モンディアル「へへ、おらよ!!」

モンディアルの間合いが遠い位置から素振りをかますと、その風圧によってパトスとフォクネが吹き飛ぶ。

パトス「くっ!」

フォクネ「うわっ!」

二人が宙に浮いたその瞬間を狙って、モンディアルは超人な脚力による瞬足で、銃弾にも匹敵するスピードでパトスに

拳を向けた。

モンディアル「おらぁ!!」

パトス「ぐぅ!!」

パトスは間一髪ハイグレステッキで受け止めたが、瞬く間に木々を貫通して吹っ飛んで行った。

パトス「うわああぁぁぁぁ……」

バキバキバキバキバキ!!ドォン…!

フォクネ「パトス!!!」

モンディアル「隙だらけだぞ…」

フォクネ「はっ!ごふぅ!!!」

モンディアルの驚異的な拳が、フォクネのボディに直撃し、フォクネはそのまま口から血を吐きだしながら仰向けに倒れてしまった。

ミーナ「パトスさん!!フォクネさん!!」

ウィプリ「嘘っ!!あの二人があっという間に…!!」

フォクネ「あふ…!かはっ…!」

フォクネは仰向けに倒れた状態でいると、モンディアルはあるものに気付いた。

モンデァイル「お、お前も…男だったのか!?」

ほんのり小さい股間の膨らみに気付いたモンディアルは、驚きのリアクションを見せる。すると、何やら物欲しそうな顔になって、

ベロっと舌を出す。

モンディアル「ははは…!まさかこんな可愛い男にも巡り合えるとはな…!」

ウィプリ「な、なに…?男がそんなに珍しいの…?」

戸惑うウィプリに、ミーナはあわあわと慌てている。

ミーナ「い、いけません…!ウィプリさんは知らないと思いますけど、この世界で何故か男性という存在は中々生まれもせず、

希少価値とされているのです!だから、男性を見ては子孫繁栄の為に寄りかかる女性は少なくないと言うことも…」

ウィプリ「はぁ!?って、ことは…まさかあのモンディアルは…」

ミーナ「は、はい…あの…その…お、恐らく…!お、犯すつもり…かと…あと…拉致して…性奴隷とかに…」

ウィプリ「んな…!?そ、それって普通逆でしょ…!っていうか、男ってそんなにレアな存在だったなんて…」

思いもよらない男という存在価値を知ったウィプリ…すると、モンディアルはフォクネに跨って来ると、フォクネの股間に手を付ける。

ギュッ!

フォクネ「イギィ…!!?」

モンディアル「良い反応だねぇ…?あのパンスト兵は中々の好みだったから、仕留めたら俺が婿にもらわせようと

思ったが、テメェみたいな可愛い男ならもっと大歓迎だぁ…!女に見える男なんて中々見分けつかねぇからなぁ…!」

獲物を捕らえる獣のような笑みになりながなら、モンディアルはフォクネの股間を手際よく触って来る。

フォクネ「ふぐっ!!や、やめろぉ!!」

フォクネは抵抗しようにも、先程のモンディアルの拳によるダメージの痛みがあり、モンディアルによって片手だけで

押さえつけられていた。

モンディアル「怒った顔も可愛いじゃねぇか…?おら、こんなもんはどうだ…?」

ムニュ、ムニュ

フォクネ「ひぃん!!うあ…!!や、やめ…て…!!」

モンディアルの手つきが非常に厭らしく、フォクネの股間が少しずつ大きくなってくる。

フォクネ「やだ…!ボクのここは…!」

モンディアル「ん〜…?誰かあげたい相手でもいるのか…?」

すると、モンディアルは背後から、何かが飛んで来る気配を感じて、フォクネの股間を触っていた手を離して、

その片手だけであるものを掴んでいた。

血相を変えたウィプリが放った、炎魔法で造った投擲だった。

ウィプリ「あんた…!いい加減にしなさいよ…!」

ミーナ「そ、そうです…!今度は私たちが相手です!」

ウィプリとミーナが勇むようにモンディアルに挑もうとしていた。

モンディアル「ああん…?お前らも俺に挑むのか…?弱そうだけどなぁ?」

ウィプリ「当然よ!!そいつは私の…私を受け入れてくれた大切な人よ!!勝てない相手とわかっても、目の前で

辱めを与えられるのを、指を銜えて見ていられる訳ないじゃない!!」

ハイグレ皇女の言う事とは思えない発言をするウィプリ…

そして、ミーナは戦いに備えてハイグレポーズをしていた。

ミーナ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!モンディアルさん!!今度は私たちが相手です!」

すると…

パトス「待ってくれ君たち…」

先程ブッ飛ばされた森の中から、パトスが歩いて来た。

ミーナ「パトスさん…!あ、治癒魔法を掛けますね!」

ウィプリ「あんた…平気そうだけど、大丈夫なの…?」

ミーナに治癒魔法を掛けられたパトスを見て、ウィプリは意外そうな表情だった。

パトス「いや、効いたよ…だけど…あの一撃だけでやられはしないさ…」

そして、パトスの傷が治ると、キッとモンディアルを睨み付けていた。

パトス「モンディアル…フォクネは僕の大切な人だ…戦うならともかく…そんな形で汚すのは感心できないな…

僕は君を少なからず評価しているんだぞ…?戦士としてな…」

モンディアル「へっ!それは光栄なこった!あれを食らって立っていられるとは中々だな!だったら…」

モンディアルは構えたその瞬間…

モンディアル「正々堂々戦士として戦ってやろうじゃねぇか!!」

モンディアルの驚異的なスピードにより、パトスに向かって拳を放つと、パトスはその拳を受け止めはせず、

片手で払いのけて、もう片方の手でモンディアルのボディをカウンターで殴り飛ばした。

ドゴォ!!

モンディアル「ぐはぁ!!!」

モンデァイルがブッ飛ばされた瞬間を見逃さなかったウィプリは、炎を纏った弓を構えて放った。

ウィプリ「たぁぁ!!」

ウィプリの放った炎の弓矢は、見事にモンディアルの腹に命中する。

モンディアル「痛ぇ!!って、舐めるなよオラァ!!!」

矢が刺さったはずなのに、平気そうなモンディアルの放った大きな掛け声とともに、空中から放たれた拳の拳圧…

その拳圧がより巨大で、数メートルにも及ぶほどの衝撃波が、パトスたちを叩きつける。

パトス「ぐあああ!!!」

フォクネ「うわあああ!!」

ミーナ「きゃっ…!!」

ウィプリ「ごふぇぇぇぇ!!!」

4人は散り散りに吹っ飛んで行った瞬間、パトスだけは靴に仕掛けられている飛行機能を作動させ、モンディアルの方まで

飛び上がり、拳を放った。同時にモンディアルも拳を放つ。

パトス「しっ!!」

モンディアル「オラァ!!」

二人の拳はお互いの顔を殴りつけていた。

モンディアル「ぐぅ…!!」

パトス「くぅ…!まだだぁ!!」

パトスは決してひるまずにモンディアルに飛びかかると、胸に肘打ち、顎にアッパーカット、腹に上段の蹴りを、

1秒も掛からない速度で繰り広げていた。

モンディアルも変化気に出るものの、パトスの動きが機敏かつ俊敏であり、中々捉えられなかった。そして…

パトス「お返しだ…!」

パトスは力を込めた拳をモンディアルにぶつけると、モンディアルは一瞬にして木々を貫通して吹っ飛んで行った。

木々は勢いよく破壊されていった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.93 )
日時: 2018/06/04(月) 09:44:40 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「ぐおあぁあぁぁ…!!!くぅ!!」

モンディアルは体制を立て直して着地すると、すぐ目の前にはフォクネが既に槍を構えていた。

フォクネ「次は僕の番だ!!」

フォクネは瞬速的な動きで槍を振り回し、モンディアルを瞬発に叩きつけ、槍で狙いを定めた力技による一閃突きによって、

モンディアルの心臓に狙いを定めて放つ。

フォクネ「たああああああ!!!」

モンディアル「おおおおおおおお!!!」

モンディアルは間一髪でフォクネの槍を受け止めると、その瞬間を見逃さなかったウィプリが、炎の投擲を放ち、

それがモンディアルの胸に見事直撃した。

モンディアル「ぐわああ…!!」

モンディアルが怯んでいるその隙に、フォクネの槍とパトスのナイフがモンディアルを切り裂いた。その期間、僅か3秒だった…

モンディアル(やべぇ…!こいつらマジでやるぞ…!)

モンディアルはあまりの強力な攻撃により倒れ……は、しなかった。

倒れると思って隙を見せてしまったパトスだが、流石に予想外だった。

倒れなかったモンディアルは、ほんの一瞬で体制を立て直して、攻撃をした瞬間のパトスに狙いを定めて拳を直撃させた。

パトス「ごっはぁ…!!」

モンディアルの強烈な拳をまともに食らったパトスは、胸骨が粉々に粉砕され、意識が飛びそうになると、

その隙を突いたモンディアルは容赦なく、次に放った拳をパトスの顔面に直撃させ、パトスは瞬く間に吹っ飛んだ。しかも…

ミーナ「なっ…!?ああ……っ!!!」

ミーナが巻き添えを食らって、パトスと共に木々を貫通させながら吹っ飛んで行く。

フォクネ「パトスゥ!!!ミーナァ!!!」

ウィプリ「クッ!!このぉ!!」

ウィプリは炎魔法を込めた拳を作り、モンディアルにぶつけようとしたが、モンディアルはそれを軽々と片手で受け止める。

モンディアル「ほぉ…?まだやろうとするのか…?実力差はあるとわかっても、挑んでくる度胸は褒めて…ん?」

モンディアルは、ウィプリがこうなるとわかったのか、笑みを浮かべていた。

ウィプリ「引っかかったわね!!」

ウィプリはモンディアルに捕まれていないもう片方の手から、モンデァイルの胸に触れた瞬間、ある魔法を唱えた。

ウィプリ「ハイグレ・リリース・ビーム(ハイグレ解除の光線)!!!」

ウィプリの放った魔法は、ほぼゼロ距離射程であるため、油断したモンディアルはその魔法を避ける間もなく直撃した。

モンディアル「ぐわあああああああ!!?」

モンディアルはウィプリの魔法をまともに食らった瞬間、ある大きな異変が起きた。

自分の着ていた赤いハイレグ水着が消えてなくなっていき、前まで自分が着ていた青い短パンに、赤いジャケットに、

白色のシャツという元の服装に戻ったのだった。

モンディアル「なっ…!!ど、どいうことだ…!?服が…戻ってる…!?は、ハイグレもしたいって思わなくなったし…

って、だああぁぁぁああああぁぁあ!!!!お、俺は…な…何て恥ずかしい姿にぃ!!?」

ハイグレ姿になっていた時のことを覚えていたモンディアルは、一気に恥ずかしさを超えて、悶絶していた。

フォクネ「は、ハイグレ姿じゃなくなった…!?これは一体…!」

呆気に取られていたフォクネに、ウィプリは得意げに説明した。

ウィプリ「ハイグレ解除よ!あの魔法はハイグレ姿から元の姿に戻す効果で、潜在能力を解放する力を持ったハイグレの力を、

元の姿に戻すことで無効化させた…つまり、今のあいつはハイグレの力を失ったことで、弱くなっているはずよ!!」

フォクネ「ええええええええ!!?」

ハイグレ人間の思わぬ弱点が、まさかの洗脳解除…

それも、ハイグレ皇女であり、修行で身に付けた技だとしているものだった。

モンディアル「何だと…!?こ…こんな…!!いや…いいのか…?元の俺に戻った訳だし…これが本当の俺だし…

いや…待てよ…」

元に戻ったことで混乱しているモンディアルだが、すぐさま状況を理解したことで、今の自分を受け入れていた。

モンディアル「これでいいか…元々この姿が本当の俺自身だし…やっぱこの姿の方が相性いいもんだしなぁ…」

モンディアルはウィプリを睨み付けていた。

モンディアル「もういちいちあんな恰好をしなくていいってことだし…それだったら、今の俺でもお前をぶっ殺しても一緒だよな…?」

すると、元に戻ったモンディアルは、目にも止まらない程の動きで、ウィプリに回し蹴りを食らわせた。

ウィプリ「ごっほぉ…!!!」

ウィプリは、モンディアルの回し蹴りをボディに食らったことにより、さっき食べた弁当の食べ物が飛び出てしまいながら

吹っ飛び、更にそのままモンディアルは素早く重い強力な拳と蹴りによる連続コンボをぶちかましていた。

ウィプリ「ごはぁ!!がふぅ!!あはぁ!!がああ!!!」(何て速くて重い攻撃なの…!ハイグレの力はもっと

強力だったはずなのに…!元に戻ってもこれほどまでなんて…!あのパンスト兵はハイグレ状態での拳をぶつけられたはず…

やっぱり強かったのね…あのパンスト兵は…それに比べたら私は…やっぱり私には…!)

諦めたように涙を流すウィプリ…

モンディアル「おらぁ!!!」

モンディアルは拳を放った瞬間、それをフォクネが前に出て、槍で受け止めた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.94 )
日時: 2018/06/04(月) 09:50:25 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「くっ!!」

フォクネ「ホントにハイグレの姿じゃなければ弱くなっているね…!やっと追いついたよ…!」

そして、フォクネからの槍術による総攻撃により、モンディアルは以前のような余裕が出ずにいた。

モンディアル「くぅぅ…!!ごあ!!」

元々槍術に優れたフォクネの槍によって、モンディアルは肩を射抜かれた。

フォクネ「よくもウィプリまで…!!今度は僕が相手だ!!」

フォクネが槍を構えていると、後ろから声がした。パトスだった。

パトス「待て、フォクネ!僕も一緒に戦おう!」

パトスとミーナが駆け付けていた。

フォクネ「パトス!!ミーナ!!無事だったんだね!?」

モンディアル「なに…!?俺の拳をまともに食らって生きているだと…!?鋼鉄さえもぶっ壊す拳だったんだぞ!?」

まさか生きていると思わなかったモンディアルは呆気に取られていると、パトスは胸を押さえつけていた。

パトス「正直死ぬかと思ったよ…ミーナの治癒魔法がほんの数秒遅れていたら死んでいたかもし…あれだけ修行してこの程度とは

僕もまだまだだと思い知らされた…」

ミーナ「私もです…木という木が、私の頭に何度も何度もバンバンバンバンって…正直私も怒りました…!」

珍しくミーナも表情は怒っていた…っと、言うより、ぷぅっと頬を膨らませていただけのもので、迫力の欠片もなく、

そのままウィプリに治癒魔法を掛けてあげていた。

ウィプリ「あ…ありがとう…それと…ごめん…私にはやっぱり…」

自分の力が全然及ばなかったウィプリは、あまりの悔しさにまた涙が出ていると…

パトス「ウィプリ、命があればいい…人によって出来ることが違うんだ…!それに、君はモンディアルのハイグレ姿を

解除してくれたおかげで、少なくとも勝てそうな気がするんだ…そんな希望を与えてくれたようなものだぞ…?

後は僕たちに任せろ…!」

ウィプリ「パンスト兵…」

パトスは決して振り向かずにいると、元に戻ったモンディアルを相手に拳を構えていると、フォクネはそんなパトスの

傍に寄ってきていた。

フォクネ「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!パトス…今度こそやっつけようね…」

パトス「勿論だ…いくぞ、モンディアル!!」

モンディアル「上等だぁ!!」

再びパトスとフォクネの二人が、モンディアルに挑む。

パトスの体術とフォクネの槍術による相性抜群の組み合わせによるコンボが、モンディアルをぶつけていく。

モンディアルも自身の磨き上げた元々の実力を全力で発揮させながら、二人に挑んでいく。

モンディアル「おらああああああ!!!」

パトス「はああああああああ!!!」

フォクネ「だああああああああ!!!」

3人の壮絶な戦いを、ウィプリとミーナはただ見るしかできなかった…

圧倒的な3人の実力に自分はついて行けずにただ見ることしかできず、今の自分を恥じていた。

しかし、パトスの言葉をハッと思い出す。

『命があればいい…人によって出来ることが違うんだ…!』

そう…自分には自分にしか出来ないことがあった。

そして今、その自分にしか出来ない自分の役目を果たし、後はパトスとフォクネが自分たちの役目を果たそうとしていた。

そんな二人に、今自分にできることと言えば…応援することだった。

ウィプリ「やっちゃえぇぇ――――!!!二人ともぉぉぉ―――!!!」

3人の激戦は長く続くことはなかった。お互いボロボロになった状態でも戦い続けていて、流石のモンディアルでも、

ハイグレから元に戻った状態となれば、二人相手に限界が来ていた。

勿論、それはパトスとフォクネも一緒だったが、二人の絆の方が一歩前…ただそれだけの差だった。

パトス・フォクネ「「はああああああああああ!!!!」」

フォクネが槍でモンディアルの腹を貫き、パトスの渾身の力を込めた拳が心臓を貫いた。

モンディアル「ごっふぅ…!!があぁぁ…!!!」

いくら強靭な肉体であるモンディアルでも、こうなっては一溜りもなかった…

もはや成す術もなく、そのまま地面の上に倒れこんでしまった。

モンディアル「がはぁ…はぁ…ふふ、ま…参ったぜ…」

心臓を貫かれてもなお、微かに喋るモンディアルは、笑っていた。既に覚悟の上だった。

パトス「はぁ…はぁ…そうだな…だが、このままミーナに蘇生魔法で生き返らせても…」

モンディアル「そんな余計なことは……するな…!俺はここで……リタイアだ……戦いに負けた俺は……

その時点でもう死んだ……これ以上は……生き恥を晒すようなものだ……」

フォクネ「モンディアル…」

モンディアル「メ…メルビス様に……気を付けろよ……あれは……か…怪物…だ……俺に勝った以上は……

簡単に……ま…負けるな……よ……」

すると、パトスは倒れているモンディアルの手を取ると…

パトス「モンディアル…最後に言わせてくれ…君はとても強かった…君みたいな人と戦えたことを…しっかりと

身に染みることが出来た以上、僕はもっと強くなってみせるよ…!それが君への…唯一の弔いだ…」

パトスの送る言葉を聞いていたのかわからないまま、モンディアルは既に息絶えていた。しかし、その表情は笑っていた。

ハイグレ洗脳されたハイグレ人間とは違う、心の底から満足した笑みにも見える…

メルビス軍の幹部の一人の戦いは、ここで終わった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.95 )
日時: 2018/10/05(金) 23:10:48 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

17章 カミルーナ王国への帰還

――――…ジェルマリア王国の宮殿…―――――

メルビス(……!まさか…っ!モンディアルがやられた…!?)

モンディアルの魔力が途切れた反応をキャッチしたメルビスは、モンディアルが死んだことを察知していた。

メルビス(モンディアルは我が軍での切り札と言ってもいい程の強さのはず…!あらゆる魔法や自然そのものを

拳だけで弾く魔拳法の使い手だったのに、それさえも凌ぐ力を持っていたの…?それも…マルキアでもライーネでもジェリーナの

魔力でもなかった別の誰か…どうやら…敵の強さを侮っていたようね…まさか、モンディアルが言っていたパンスト兵に…?

だとしたら、そのパンスト兵が気になるわね…もしや、マルキアやライーネよりも厄介なのかも…)

そう考えていたメルビスは、ジェルマリア王国から出ている幹部たちに魔力によってテレパシーを送っていた。

メルビス(みんな、モンディアルがやられたそうよ?恐らく例のパンスト兵によってね…どうやら敵は思ったより出来るみたい。

私に対する宣戦布告と言ってもいいみたいだけど、みんなは好きなようにしていいよ?戦うか否かは自分の自由で…でも、

もしも戦うとなれば、あまり自分の力を過信しないことね…あのモンディアルを倒す程の強さだから、舐めてかからないことね?)

そう通達すると、その言葉は幹部たち全員に届いていた。


―――……―――

アルス「キュールと戦っていたあのパンスト兵…少し見ない間にそこまで強くなっていたなんて…!マリス、あのパンスト兵は

早めに仕留めるべき…!」

マリス「そうね…!ハイグレの力を持ったモンディアルを倒せるほどなんて全くの予想外だわ…!アルス!今度は

私達姉妹で一緒に出動するわよ!私達が連携すれば、きっと勝てるわ!!」

アルスとマリスの姉妹は完全にやる気全開モードになっていた。


スージン「ねぇママ…!モンディアルがやられるなんて凄い相手だよ!?私たちも戦おうよ!!」

オーブリー「そうねぇ…そのパンスト兵…だったかな…?どうやら、私達も本気でやらなければいけないようだね…?」

モンディアルがやられたことを知ったスージンは驚きと興奮状態でいて、オーブリーはパトスを強敵と睨んでいた。


フローザ「ふ〜ん…?モンディアル程の方を倒したパンスト兵…とっても興味深いわね…?今まで食べたパンスト兵の内臓に

比べたら…さぞかし美味なのかもしれないわね♪内臓は私がいただくから、あなたはそれ以外をどう…?」クチュ、クチャ

口の周りに血を付けながら、殺されたパンスト兵の内臓を食べているフローザは、パトスを美味しそうな獲物と見ていた。

ザーリアン「そうですね…でも、僕も味見したいです!だって…よっぽど魔力もありそうですし、僕の大好物かもしれません…!

是非会って飲み込んでみたいのです…!」

ザーリアンも美味しそうな獲物と認識してしまっていた。


ロムリア「モンディアルが死んでしまうなんて…惜しい方をなくしてしまったけど…でも、そのパンスト兵の精液を根こそぎたい

気分ですぅ♪」

ユーマ「お前な…!相手は強敵だぞ…?気を抜くんじゃない…!次は私たちが仕留める番だ!メルビス様の手を煩わせる

訳にもいかんだろ!」

パトスの身体目当てに好奇心が湧くロムリアに、まともにツッコムを入れるユーマ。

幹部たちが一斉にパトスを標的にするように動き出そうとしている…


そんなことなど露知らず、パトスたちはヴェルゴーア王国に戻ると、マルキアたちに事の経緯を話すと、マルキアも

ライーネも驚きの反応だった。

マルキア「まさか…モンディアルを倒すとは…!ははは!!凄いぞパトス!!貴様も随分強くなれたじゃないか!!」

大喜びで褒めるマルキアだが、パトスは浮かない表情だった。

パトス「確かに勝てた…だけど、勝てたのは本当に運が良かっただけだ…フォクネの応戦…ミーナの治癒魔法と

蘇生魔法…そしてウィプリのハイグレ解除…これらの条件が整っていなかったら本当に勝てなかった…あいつは

それ程恐ろしい敵だったよ…」

ウィプリ「え…?ちょっと待ってパトス、蘇生魔法って…あんたまさか、モンディアルの攻撃で死んでいたの…!?」

パトス「ああ…あの時ミーナが一緒にブッ飛ばされていたから、蘇生魔法が間に合って、そして成功した…

だからこうやって生きているのが奇跡なんだよ」

そう、パトスはモンディアルとの戦いで一度死んでいた。

もしもミーナの蘇生魔法が成功していなかったら、確実に負けていたかもしれなかった。

だからこそ、モンディアルに勝てたことは、本当に幸運だったのだろう…

マルキア「だが、勝てたのは事実だ!運も戦い方の内に入る!……だが、同時にマズイことになりそうだな…」

パトス「え…?まさか…他のメルビス軍の幹部たちが敵討ちに来るのか…?」

マルキア「少し違う…興味を示されているんだ…モンディアルを倒すほどの奴がどんな戦士なのか…血の気が多い連中だから、

戦いたいという好奇心がある…それと同時にパトスはこの世界に滅多にいないとされる男だ…!女であるあいつらからは

ますます興味を唆られる存在ということだろうな…ここはマズイ!モラリス!ノルジール!ミーナ!

シャナル!パトスを連れて、カミルーナ王国へ戻る準備をするぞ!」

フォクネ「え…っ?」

モラリス「えっ!?い、いきなりですか!?」

ノルジール「えぇ!!?せっかくアーミアとフェルテミスと楽しく修行をしていたのに…」

パトス「そういえばマルキア…自分の国…3ヶ月も放っていたよね…国の皇女としてまずいことだったんじゃ…」

マルキア「うむ…私の国はここの国とは違って田舎だが、タフな連中だからちっとやそっとじゃやられはしないさ…

更にハイグレの力も+されているんだ…!だが、確かに自分の国をずっとほったらかしにしているのは皇女としては

いけないことだろうな…メルビス軍の幹部が動きも気になるだろうし…」

シャナル「わかりました!!ですがマルキア様!準備には色々ありますから、6~7時間程掛かります!それまで

お待ちください!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ハイグレポーズを決めるシャナルは、その場から何故かパトスを引っ張りながら走り去っていく。

パトス「って、何で…!?」

パトスは自分が連れ去られていく意味を理解できないままシャナルに連れられて行き、それを見ていたモラリスもノルジールも

ミーナも足が勝手に動くように付いて行った。

ライーネ「この国はファンサールとキュールが我が手中にあるから戦力には多分困らないじゃろうが…危険なことには

代わりはないのう…しかも、あのハイグレ皇女の一人、フェルテミスもここに残るそうじゃ…モリアがもうすぐ

出産しそうじゃから、それに立ち会う必要があるって聞かないのでのう」
マルキア「モリア…?ああ…確かファンサールとの戦いに巻き込まれそうになっていた狼の獣人の妊婦だったな…

フェルテミスはあの娘の保護者か何かか?」

ライーネ「あやつの考えは分からぬが、いい奴じゃよ…何せ、出産には激しい陣痛がするものでのぉ…じゃが、

あやつの治癒魔法によって出産中の陣痛がほとんどなかったそうじゃ。おかげで、モリアは先程生んだそうじゃぞ…?

新しい命が誕生したのじゃ!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.96 )
日時: 2018/10/05(金) 23:14:04 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

時は少し前に遡り、パトスたちがピクニックに行ってる頃だった…

ヴェルゴーア王国の病院にて、以前フェルテミスが助けたモリアが産気づいたという知らせを聞いたハイグレ皇女の一人、

フェルテミスは、大急ぎでモリアのいる病室へと走って行った。

フェルテミス自身も、何故一人のハイグレ人間ならず、ハイグレ獣人を相手にここまで必死になるのかわからなかった…

ただ、出産という言葉はめでたい事でもあるが、命に関わる危険と隣り合わせでもあるので、それを知った上で、

フェルテミスは本能的に必死で走って行ったのだった。

そして、ようやく病院に辿り着いて、モリアのいる病室へと向かう。

フェルテミス「モリアッ!!無事か!?」

フェルテミスは病室のドアを勢いよく開けると、そこにはナース帽を被っているハイグレ姿の獣人たちが3人いて、

担架に乗せられているモリアが、息を切らして苦しんでいた。

モリア「はぁ…!はぁ…!フェ、フェルテミスさん…?」

紺色のハイグレ姿のモリアが、苦しそうに息を切らしているのを、フェルテミスは必死で手を掴むと、表情が和らいでいた。

フェルテミス「モリア…!もうすぐ…生まれるんだな…?子供が…!」

モリア「はぁ…!はぁ…!はい…!」

すると、白色のハイグレ姿で、ヤギの角を生やしたショートカットの白髪若い女性の獣人が、モリアを乗せた担架を

動かそうとすると、フェルテミスはモリアの大きなお腹に治癒魔法を掛ける。

モリア「ああ…あ、ありがとうございます、フェルテミスさん…少し楽になれました」

モリアの表情は和らいでいると、それを見兼ねたハイグレ獣人ナースたちは、フェルテミスの治癒魔法を見込んで、

モリアの出産に協力してほしいとアイコンタクトを打つと、フェルテミスはそれに同意するように頷いた。

いくら治癒魔法で痛みを和らいでも、まだ陣痛が来ることには変わりはないので、フェルテミスは分娩室にて、

出産に悲鳴を上げるモリアに治癒魔法を掛けながら必死で声を掛けていた。

モリア「あああっ!!!あああああっ!!!」

フェルテミス「頑張れモリア!!お前の子供だ…!大切な命だ!!安心しろ!!私がずっと治癒魔法を掛け続けるから頑張れ…!!」

必死な表情で治癒魔法を掛け続けるフェルテミスは、モリアに頑張れ!頑張れ!と言い続け、ハイグレ獣人ナースたちも

必死でモリアのお腹の赤ん坊を引き出そうとしていた。


そして…

「ああああああん!!!ぎゃああああああん!!!」

モリアは無事に出産を終えたのだった。それも、ほとんど痛みも感じないままだが、疲労まではどうにもならなかったが…

ヤギナース「生まれましたよ!!カワイイ女の子です!!」

モリアは嬉しそうに我が子を見て、嬉しそうに涙を流した。

顔は人間の女の子だが、頭にはモリアと同じ狼の耳が生えていて、大泣きする赤ん坊を抱きしめると、その光景を

見ていたフェルテミスも嬉しそうに笑みを浮かべているのと同時に、ある違和感を覚えた。

フェルテミス(赤ちゃんが無事に生まれることが、こんなに嬉しいと思える日がやってくるなんて思わなかったな…

ハイグレ星の中では、無理矢理ハイグレ大王やパンスト兵たちに犯されたハイグレ人間たちが、そのまま望まない妊娠をして…

そして生まれた子供を即ハイグレを着せて即洗脳させていったものだ…生んだハイグレ人間たちは喜んでいたが、

ハッキリ言って暖かい感じはしなかった…おかしいな…私もハイグレ皇女のはずなのに、あの光景をよく思わないなんて…

しかも、ここの星の人達と一緒にいるから情が移ったからかもな…今のこの瞬間はちっとも悪く思わない…もしかしたら、

これが本来の私かもな…)

そう黄昏ていると、モリアはクイッとフェルテミスの手を取っていた。

フェルテミス「ん?おお、そうだ!モリア!もう大丈夫か!?」

モリア「はい…フェルテミスさんの治癒魔法のおかげです…ありがとうございます!」

モリアの屈託ない笑顔を見て、フェルテミスは思わずドキッとしていた。

元々可愛いもの好きであるフェルテミスだが、モリアの感謝される笑顔が、とても尊く思えて来た。更に…

モリア「フェルテミスさんも…抱いてみませんか…?私の赤ちゃん…」

モリアはゆっくりとフェルテミスに赤ちゃんを渡すと、フェルテミスは思わず受け取った。

「あああん!!!んぎゃあああ!!!あう!!あう!!!」

大声で泣く赤ん坊だが、ちっともうるさいと思わなかった…

それどころか、温もりを感じていた…

今にも消えてしまいそうな程小さい命が、大きな声を出して泣く姿が、フェルテミスの心を大きく動かしていた。

ハイグレとか人間とか獣人とか関係なく、フェルテミスは自分にとって可愛いと思ったものの命を守ることこそが、

自分の使命であることに気付いたのだった。

フェルテミス「モリア…」

モリア「はい…?」

フェルテミス「君は…旦那がいないんだよね…?かつてこの国を襲った人間たちに襲われたって聞いたけど…」

モリア「は…はい…ですが、ライーネ様からの支援で生活には困らないかと…後は働けるようになれば一人でも」

フェルテミス「私にも手伝わせてくれないか…?君の事だけじゃなく、この子も、他に親がいない子供たちのことも…」

モリア「え…!?それって…」

フェルテミスの思わぬ発言に驚くモリアと、その他のハイグレ獣人たち。

フェルテミス「これが本来の私なんだよ♪可愛いものには目がなくてね♪それに…ハイグレとか関係なく、ハイグレ人間も

この世界の住人も、同じ命を持って、違う生き方があるのに…それらを支配しようと言う考えがおかしいって

前々から思っていたんだ…私自身、それに気づくまでたくさんの悪事を働いていた…」

モリア「え…!?フェルテミスさんが…!?」

フェルテミス「ああ…とても謝っても許されない程のことをしてきた…最初にこの星に来た時も、同じことを考えていた…

本当は父であるハイグレ大王から逃げる根端だったが、ハイグレ人間にさせて支配したという本能があったのも確かだった…

ハイグレ皇女として生まれた運命なのかと、そう悟っていた…だけど…私が本当にしたいことをようやく見つけたんだよ!

この世界でな…!それが、この星の者たちを守りたいと思ったからだよ…!あ、すべては流石に無理だけどな♪」

モリア「え…?」

ハイグレ皇女らしからぬ発言だった。

ハイグレ人間にさせて支配するという、今までのハイグレの支配者とは考えられないことだろう…

ハイグレ獣人たちはハイグレの力を手中に取っているだけの、ハイグレ人間もどきであって、ハイグレ人間とは違う存在であり、

つまり、ハイグレに洗脳されていない者達だった…それらをわかって尚、フェルテミスは一人の戦士として

守ると決めたのだった。

フェルテミス「この国の可愛いハイグレ獣人たちや、子供たちのハイグレ姿を見ていたら、可愛くてたまらないんだよ!!

あんな可愛い娘たちを見たら守ってあげたいって思いが強くてねぇ!!」

モリア「アハハ…そ、そうでしたか…」

苦笑いするモリアだが、どこか残念そうにしているように思っているのをフェルテミスは見逃さなかった。

フェルテミス「大丈夫だよ、モリア?勿論君のことだって守るさ…私の惚れた可愛い娘だからなぁ?」

ベッド上に身を乗り上げながら、フェルテミスはモリアに顎クイをしながら口説くと、モリアは一気に顔を赤くしていた。

モリア「ふぇ…えええええええええ…!!?で、でもフェルテミスさん…!!わ、私にはその…未亡人とはいえ…

死に別れた夫のことを…い、今でも愛していまして…!」

フェルテミス「それでも守ってあげたいんだよ…君の事を一目見た瞬間にね…?」

モリア「あううぅぅ…フェルテミスさん…!」

ハイグレ獣人ナース「あの…ラブコメはそこまでにして…そろそろ奥さんを休ませておかないと…」

フェルテミス「おお!すまなかったな!ではモリアよ!回復したら、私のもとに来てくれよ?ここでの世界の生き方も

教えてもらいたいからな♪」

モリア「は…はい…!」

フェルテミスはハイグレにして支配するハイグレ皇女としてではなく、大切なものを守るために戦い続ける一人の戦士として

生きることを選んだ。

ただ、可愛いもの好きは変わりなく、ハイグレ姿も見る光景も快楽を得ているが、もはや支配しようと言うことも

ないだろう…それが今のフェルテミスだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.97 )
日時: 2018/10/05(金) 23:17:24 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

―――……―――

マルキア「ホホーウ…まさか未亡人のハイグレ獣人に、ハイグレ皇女が惚れた…それで『誰かを守る』という言葉が

生まれた戦士となったか…」

ライーネ「うむ…ハイグレで支配すること“だけ”しか脳がないなら、いずれ身を亡ぼすじゃろうな…何せ、

自分の快楽だけしか考えず相手の事を考えてあげなければ、例え洗脳されていても愛想を尽かされるか、あるいは

逆に殺されることもあろうな…昔そんな愚か者をみたことがあったわい。今のワシは…パトスに対する愛に支配されておるからのぉ♪」

マルキア「ふはは!その通りだな!あ、アーミアはどうなった?あれからどうなった…?」

ライーネ「アーミアは…」

―――………―――

また時間が遡り、アーミアはヴェルゴーア王国での大広場にて、ハイグレ姿に支配されていたファンサールと戦っていた。

いや、訓練をしていた。

ファンサール「だあぁぁ!!!」

アーミア「ぐぅぅ…!!はああぁぁぁ!!!」

ファンサールの巨体による拳を放ち、アーミアが3重による魔法障壁による防御で受け止め、そのままファンサールに向けて、

巨大な拳の形をした雷による魔法攻撃を放ち、ファンサールの巨体を吹っ飛ばした。

ファンサール「ぐぁああああ!!!」

ファンサールが吹っ飛んでノックアウトされると、キュールが合図を出した。

キュール「そこまでです!!」

翼で飛びながら審判役を務めていたキュールが終了の合図を出すと、アーミアもファンサールも息を切らしながら

ハイグレポーズをしだした。

アーミア「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ふぅ…中々いい勝負だったわよ…?どうかしら…?私も以前より

強くなれたでしょ?」

紅色のハイグレ姿で、顔に掛かった赤色のロングヘアーを手で退かせながらアーミアが言う。

ファンサール「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!そうだな…ハイグレで強化されている状態の俺をここまで

追い詰められるなんて…あんたも化物だよ…だが、今のままでもまだメルビス様には遠く及ばないぞ…? 」

ファンサールもハイグレをすると、巨体なだけに股間からの引き締まる感じがよく見える。

アーミア「これでもハイグレ星の皇女よ?そりゃあ、最初の頃はあんなに戦力差があったことには驚いたけど、

皇女としてもっと強くなれるようにならなきゃいけないし、いずれジェルマリア王国を乗っ取るわ!私だって、

守りたい者達もいるし、シュリーの仇も撃ちたいの…数少ない妹の一人だし、私達はいつだって4人だったの…

それが一人でも欠けただけで全然違う…でも、だからこそ今の状況を受け入れて…ジェルマリア王国をハイグレ国にして、

この星の皆の平和と共に戦い続ける…それが今の私の使命になった気がしたの…」

すると、キュールが羽を羽ばたかせながらアーミアの元に飛んで来る。

キュール「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!アーミア様…一つ聞きたいのですが…」

羽をパタパタと羽ばたかせながらハイグレをするキュールは、アーミアの間近にまで迫って来ると…

キュール「私たちはあなたに忠誠を誓う身であり、メルビス様とは敵対することになるでしょう…あなたたちは

なぜジェルマリア王国を乗っ取ろうと考えるのですか…?ジェルマリア王国の住人たちも、各々の生き方をしているのですよ…?」

キュールの何らかの正義感があっての発言なのか、アーミアはその質問に対してあっさりと返事をした。

アーミア「それはもちろん、私達が命を懸けて戦い、そして勝利を得てこその象徴の為よ!勝利をしてこそ征服し、

征服してこそその住人たちもハイグレ人間の国として君臨することで、私達ハイグレ皇女は新たな時代をその

ジェルマリア王国で、一から築き上げること!それが答えよ!その為なら、私はいくらでも命を懸けてみるわ!」

さも、当たり前であるかのように言うアーミア。

しかし、可能性はなくもなかった。

アーミアはハイグレ皇女の4姉妹の長女であり、剣術や槍術、更に魔法まで使いこなせる魔法戦士であり、

ハイグレ皇女の中でも頂点に立つ実力であるのだった。

そんなアーミアは、今でも修行をして更なる強さの為に力を尽けていた。

すべてはメルビスとの戦いの為に…

ファンサール「だがなぁ…メルビス様は次元そのものが違い過ぎる…ちょっと前まではマルキア・ライーネ・

ジェリーナたちの皇女に並ぶくらいだったが、ある日を境に極限以上の力を得てしまった…」

アーミア「…なに…?そのあたかも倒さなければいけない悪の魔王が降臨する事態のシチュエーションは…」

ファンサール「そう思うだろ…?だが、メルビスは元々暗黒界の魔王の血縁者でもあるらしいから、その力が何らかの

影響で発揮したんだろう…」

アーミア「私もそんなきっかけ欲しいわね…簡単に力が手に入ってそうで…」

キュール「アーミア様はハイグレの力を持つ、ハイグレ大王の血縁者ですからそのような力があるのでは…?」

アーミア「そんな簡単なものじゃないわよ…今の私たちはハイグレ皇女としての皇位を捨てたも同然の存在だし、

まだまだ中途半端なのよ…何て言うか目標が色々あり過ぎる感じなのよね…それを考えたら、私よりもウィプリの方が

一番、真のハイグレ皇女合っているかもしれないわね…」


――――……――――

ライーネ「ウィプリが真のハイグレ皇女か…まぁ、今のあやつはまだ弱い…じゃが、初めて会った頃に比べれば

だいぶ変わったのぉ…」

マルキア「そうだな…ハイグレで支配するだけにしか能がない奴だと思っていたが、あいつはあいつなりに、

自分で間違ったことを認め、自分だけでなく他人の命を思う気持ちもあって、この国のハイグレ獣人たちを

上から目線で見ようともしない…その点はフェルテミスも同じだが、何よりもパトスとの繋がりがあいつを大きくさせるな…

これはもしかしたらだが、ウィプリの奴…案外パトスと相性がいいかもしれないぞ…?」

マルキアの言葉に、ライーネは若干歯を食いしばっていた。

ライーネ「んぐぐ…!ワ、ワシも何となく勘付いてはおっておったがのぉ…!じゃが、口うるさいツンデレなハイグレ皇女に、

元とはいえ、そのハイグレ皇女に反抗的でクールなパンスト兵…以外に面白い組み合わせにもなりうるが…」

ヤキモチを妬くようなライーネに対して、マルキアはそっと笑みを浮かべたが、眼は真剣に戻っていた。

マルキア「ライーネ…もうじき私はカミルーナ王国に戻るところだが、一応気を付けておけよ?」

ライーネ「おう…!そうじゃな…!ジェリーナの『例の機械』もまだ少し時間が掛かるようじゃから、ここに隔離

しておいてやるが…あやつ、自分の国のリンガイア王国はいいのじゃろうか…?」

マルキア「ああ…あいつの超マイペース振りは知っているだろ…?それに、前にも言ったように、メルビス軍に勝つには

ジェリーナの力がなくてはいけないからな…」


――その頃、シャナルに無理矢理連れて行かれたパトスは、青色のハイグレ姿のモラリス、白色のハイグレ姿のノルジール、

桃色のハイグレ姿のミーナと共に帰りの船の準備をしている最中だった。

少しでも人手が必要であるため、パトスも連れて来たということで、パトスも納得して整備をしている…

パトス「シャナル、これで後は何か必要なものはないか?」

シャナル「そうですね!更なる機能も付けなければいけないですから、燃料の方をお願いしますね!

ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「わかった、それじゃあ僕は燃料を買いに行って来る」

ノルジール「あ!私も行く!!燃料って結構重い量が多いからね!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「そうだな、ベーマもいてくれたらいいが…」

ノルジール「きゃはは!気持ちわかるよぉ!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.98 )
日時: 2018/10/05(金) 23:20:40 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パトスとノルジールは燃料を買いに街中を歩いている…

すれ違いにハイグレ獣人たちに、笑顔でハイグレをしながら挨拶をしてくる…

別にハイグレ洗脳されている訳でもないのに、すっかり慣れてしまっているようだった…

ノルジール「ねぇねぇパトス!そう言えばさ、私達が一緒になるのって久しぶりだよね!?」

目をキラキラ輝かせるようにしながらノルジールが言う。

パトス「そう言えば…確か、カミルーナ王国で僕に訓練した時以来だったかな…あの時はマルキアだけじゃなく、

ノルジールにも修行で殺されかけたっけ…?」

ノルジール「キャハハハ!!そんなことあったねぇ!!あの頃のパトスは弱かったから、手足の骨がとんでもない方向に

曲がっていたこともあったっけ!!」

パトス「普通はトラウマものだけどな…でも、あんな滅茶苦茶な修行だけど、おかげで今の僕があるってことだし…」

ノルジール「そういうこと!!一々気にしないところも好きだよ!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

元々バカっぽい元気っ子なノルジールは、元気よくハイグレをして見せると、パトスは自分の手を見つめていた。

パトス「ノルジール…」

ノルジール「うん?どったの?」

パトス「僕はこの手でモンディアルと殴り合った…とても重い拳だったよ…元々この力はアクション仮面の

パワーがあってこその力だと思っている…だけどもう一人…ハイグレ魔王の力も入り混じっているんじゃないかと

思うんだ…」

パトスのマジな顔に、ノルジールはキョトン顔だった。

ノルジール「ほえ?ハイグレ魔王って、確か昔地球を支配しようとしていたけど、ハイグレ大王って奴に殺されかけて、

そこでアクション仮面と共に倒れているパトスに命を捧げた人だよね?」

パトス「ああ…だけど思うんだ…いくら厳しい修行を熟して、戦いを乗り越えたからって成長速度が良すぎる気がする…

今の強さなら多分、ノルジールやモラリスを超えているかもしれないし…」

ノルジール「んにゃ!?そ、それは聞き捨てならないなぁ!だったら一度勝負なり!!」

パトス「え……」

そして、買い物の途中だが、街中でパトスとノルジールが武闘で対決することになり、他のハイグレ獣人たちが

観戦していた。その中にはフォクネも混じって…

ノルジール「単純に先に倒れた方が負けだよ?覚悟はいいね?」

パトス「わかった…」

早速ノルジールは瞬足でパトスに接近し、拳を顔面にぶつけようと振り回す

パトスはその拳を難なく避け、その振り回した腕を掴み、ノルジールの胸に肘打ちで強打させる

ノルジール「がはっ!?」

更にパトスはそのままノルジールの足払いを掛け、そのまま回し蹴りで蹴り飛ばす

ノルジール「うふぅ…!!」

ノルジールは一瞬にして吹き飛ばされると、家の壁に足を付け、そのまま瞬足でパトスの方にまで飛ぶと、

ノルジールは敢えて直進をせず、空を蹴って跳ねながらの回し蹴りを放つ。

それを察したパトスが、瞬時にノルジールの頭上に飛び上がり、脳天に拳をぶつける。

ノルジール「ぎゃふん!!」

パトス「どうだ、ノルジール?これでもまだ実力を出し切ってない方だぞ?」

ノルジール「アタタ…やるねぇパトス…でも、強い者は大好きだから、全然悔しくないよ?むしろ嬉しい♪

出会った頃はあんなに弱かったパトスが、いつの間にかここまで強く…それもハイグレの力を取り込んでいる私を

本当に超えているなんて思わなかったよ♪だけど…そんな強い奴が相手だからこそもっと挑みたいという、

私自身の好奇心もあるから、まだまだ付き合ってもらうよ?ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

パトス「あ!ズルい…!」

ハイグレをすることで気力を増量させたノルジールは、長年磨き上げた武術を発揮させながら挑む。

パトスからしてみれば避けられない攻撃ではなく、受け止めても多少の重い攻撃ではある衝撃ではあるものの、

モンディアルに比べれば軽いものだった…

そんなモンディアルの戦いを生き延びたからこそ、また強くなれたパトスは既にノルジールの強さを超え、

そして時間が経った頃には…

ノルジール「はぁ…はぁ…はぁ…ま、参った……!完全に私の負けだよ……」

ノルジールは息を切らして、大量の汗を流しながら大の字になって倒れていた。

パトス「よく頑張ったよ、ノルジール。これでもモンディアルの戦いから生き延びたからこそ自分の身体で学んだんだ。

あいつとの出会いは僕にとっては大きかったよ」

ノルジール「モンディアルね……そう言えばあいつに勝ったんだよね…?」

パトス「僕だけじゃないよ?ウィプリとミーナ…それに、フォクネもいたからこそ勝てたんだから…そうだろ?」

パトスは観戦しているハイグレ獣人たちの中いる、青色のハイグレ姿のフォクネを見つめながら言う。

その声はフォクネも聞こえていた。

フォクネ「うえ…!?気づいていたんだ…!それにしても凄かったよパトス!ノルジールに素手で勝てるなんて!」

ノルジール「おやや?フォクネちゃんも来ていたんだ!あ…」

パトスはハイグレ獣人たちを避けながら進むと、フォクネの方へ駆け寄り、そのまま手を掴んできた。

フォクネは、パトスからのいきなりの行動に素になっていた。

フォクネ「ふぇ…?ど、どうしたの、パトス…?」

パトス「フォクネ…これから僕はマルキアたちと一緒にカミルーナ王国に戻らなきゃいけないと思っている…

だから、僕と一緒に来てくれないか…?」

フォクネ「え…!?」

まるで告白しているみたいに感じで言うパトスに、フォクネは更に驚いていたのと同時に、迷いが生じていた。

確かにフォクネはパトスのことが好き…ずっと一緒にいられるなら喜んで付いていきたいと思っている…

しかし、自分は元々ライーネの騎士団でもある為、ライーネの許可もなしに勝手に他の国へと赴いていいのかどうかを

迷っていたのだった。

フォクネ「でも…僕は今まで国を出たのはライーネ様の命令や特別許可で出ていただけであって、今度はそんな

許可を取る時間もないし…」

パトス「そんなの…ライーネならあっさり許してくれると思うが…?」

フォクネ「君って奴はライーネ様をどんな目で見ているのかな…?」

パトス「それにだ…」

フォクネ「うわっ!?」

パトスはフォクネを無理矢理引っ張ると、そのまま優しく抱きしめて来た。

フォクネ「パ…パパ…パトス…!?何かな…!?い、一体何かな…!?」

思った以上に赤面しながら動揺するフォクネにパトスは…

パトス「僕は…フォクネが傍に来てほしいと思っている…勿論皆と一緒にいるときは楽しいし、心が温まる感じがする…

でも…君がいないと、やっぱり僕は寂しい…好きな人と別れることが、例え少しの間でも嫌だから…」

パトスの思いを聞いた瞬間、フォクネの頭の中にある理性が一気に爆発してしまい、いきなりパトスを抱え込んで

走り出した。

パトス「んなっ!?ふぉ…フォクネ…!?ど、どうしたんだ!?」

フォクネはパトスに返事もしないまま、ハイグレ獣人たちを避けながら、超特急である場所へと連れて行った…

連れて行った場所は、かつてフォクネがパトスに告白し、想い人となれた場所、ファンサールとの戦いで壊された

廃墟の中だった。

パトス「ここは…!」

フォクネ「覚えているよね…?ここで僕たちは初めてキスをした場所で…パトスが僕のことを好きって言ってくれた

場所であること…」

フォクネはそう言いながら、魔法によって青色のハイグレ姿から、元の王国の騎士の私服を上から纏っていた。

黒い服にフリルの付いたスカート、その上に鉄の腰巻に黒いブーツ姿だった。

パトス「何故前の服に…?」

フォクネ「あは…やっぱりハイグレ姿じゃないと力がガクッと落ちたよ…本当に不思議だよね…?ハイグレの力って…」

パトス「フォクネ…?急にどうした…?」

フォクネ「出発までまだ時間があるよね…?だったらさぁ…」

フォクネは言うが早く、パトスに突然キスをしだした。

パトス「んんん…!!?んぐ…!!ぷはぁ!フォクネ…!毎回突然だよ、君は!」

フォクネ「ご、ゴメン…だけど、僕…あの時怖かったの…!」

フォクネは女の子のように可愛らしく、弱々しい感じで涙目な表情になっていた。

パトス「あの時…まさか、モンディアルとの戦いで一度死んだ時か…?」

フォクネ「うん…いや、それも勿論ある…あの時ミーナちゃんがいなかったらどうなっていたかという恐怖もあった…!

でも、他にもあった…モンディアルが、ボクが男であるとわかった瞬間に、ボクを性的に襲い掛かってきたこと…」

パトス「あぁ…あの時か…」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.99 )
日時: 2018/10/05(金) 23:24:14 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

フォクネ「あの時モンディアルは、本気でボクを犯そうとした…初めては大好きな人にあげたいと思っていたから…」

チラッとパトスを見ながらフォクネが言うと、パトスはフォクネのいている意味を察した。

パトス「もしかして…僕と…?」

フォクネ「そうだよ…パトス以外に誰がいるって言うの…?」

パトス「だけどフォクネ…僕は君が好きだ…だけど、僕たちは同性同士…」

フォクネ「もしかして…嫌なの…?僕はパトスと交尾したいのに…」

パトス「違う…!嫌じゃなくてだ…!ただ、その…同性同士なのに、性行為って物理的に出来ないんじゃないのか?」

ポリポリと赤面しながら言うパトスを見て、フォクネはハッとあることに気付いた。

パトスは何だかんだでまだ1歳くらいの子供も同然だったこと。

ハイグレ軍にいた頃は性行為を何度も見たことがあるが、同性同士の性行為までは見たこともなく、ましてや

同性同士に関する知識すらないのだった。

フォクネ「わかったよ、パトス…だったら、僕が直接教えてあげる…!またあの時みたいな幸せな感じを…」

パトス「フォクネ…んん…!」

パトスは知識だけでは得られない、触れて触れられる幸せを実感する。

肉と肉の触れ合いが心まで伝わってくるようだ。

愛する人と繋がっている歓びをいっぱいに味わって、会話の時間すらもどかしいとでも

言うように、また唇を、舌を、重ねては口交に耽る。

淫らな水音だけが室内に響いてお互いの熱が伝わり少しずつ高まっていく。


パトス「ん、くぅ……!?」

キスに熱中しているパトスが新たな快楽に襲われて、フォクネの口内へと驚きの吐息を送る。

フォクネの手がズボン越しに股間へ触れたのだ。

フォクネ「ね……パトス、もっと気持ちよくしてあげるから……もっともっとボクが幸せにしてあげるんだ……」

パトス「ぐっ……フォクネ……」

フォクネ「うわぁ……おっきくなるとすごい……パトスのオチンチンって立派なんだね…ライーネ様やレオと交尾をする時も

こんな感じだったかな…?」

ズボンが細い指で脱がされていき、フォクネが股間へと顔を下ろしていく。

そこにはフォクネの可愛らしい小顔を覆い隠せそうなぐらいのモノが情欲で満ち満ちていた。

キスをしているだけで知らず知らずのうちにそうなっていたのだ。

パトス「くっ、ぅ……!」

フォクネはうっとりと微笑みながら逞しいモノを甲斐甲斐しく手で覆って、小さく整った唇で先端へとキスをした。

ソフトに唇で撫でるようにして押し付けてきて、柔らかいその感触だけでパトスは快感に呻く。

ちゅっちゅっと丸みのある亀頭部分をキスされただけで苦しげな、でも気持ちよさそうな顔になってしまう。

パトス「ま、待て……こんな所を……汚い、ぅっ……だろう……」

フォクネ「ん……汚くなんかないよ……もし汚かったとしても、ボクが綺麗にしてあげる…………れろぉっ……」

パトス「あ、ぐ、あぁぅ……!」

キスだけではなく敏感な尿道部分を舐められると悲鳴のごとき叫び。

しかしそれは痛みではなくより強い快感のためだ。

開いた唇で亀頭を挟み舌で丹念に先を濡らす。

柔らかくぬめる舌が粘膜の上で踊りエラばった所や、筋めいた部分を這い回った。


フォクネ「ん、れおぉっ……お汁出てる……ねぇ……パトス、気持ちいい……?」

パトス「くぅ、ああ……ぞくぞくとして柔らかくて……ライーネとはまた違う感じだ……」

フォクネ「うん……人が変わればそうなるみたいだよ…?…それじゃあ、もっと教えてあげるから、ボクのお口で

気持ちよくなって……パトス……」


パトスは耐え切れないようにフォクネの髪をくしゃりと握った。

フォクネが顔を沈めてそそり立つモノを咥えたのだ。

ちゅぽんっと棒が半ばまで口内に入り込み、熱くとろみのある涎と舌に包まれたまま

唇がきゅっと締めつけてきて頭を前後に動かし始める。


パトス「はぁ、くっ……」


パトスは悶えながらもフォクネを見つめる。

不格好な性器が薄く整った唇に飲み込まれては引き出されていき、たっぷりの涎で濡らされる。

太いモノで唇がぷくりと膨れているのに咥えてる顔はなお可憐。

角度をつけて入り込んだ時は内頬が亀頭の形に膨らんでしまい汚しているように思える。

征服欲などとは無縁のパトスであっても、フォクネを性の従属者のように扱っているようで、快楽と共に背徳感まで覚えてしまう。


パトス「フォクネ……気持ちいいのだが、これは、なにかいけ、ないもの……では……? ぅっ、ぁっ……」

フォクネ「ちゅぷっ、んぇ、……はぁっ、もぉ、パトスは気にしすぎ。素直に楽しも? ちゅじゅぅっ……!」

パトス「……く、あぁっ……!」

パトスがこんなことをされるのは初めてではなく、以前にライーネにも同じことをされ、更には性行為さえも

していた。それに流されたのか、モラリスとレオとも性行為を行っていたので、パトスはこのような快楽を知っている…

ただ、フォクネがやるとまた違う感じがしていた…


フォクネの頬が窪み、音が響くほどに強く吸われた。

半ばどころか根本近くまで口内に入り込み、喉の壁に亀頭が押し当たる。

頬肉が幹を包み、縦横無尽に蠢く舌が気持ちいい所を全部舐めていく。

フォクネの口腔はまるで湧き上がる快楽の泉。

何をされても気持ちが良くて、パトスの中からまだ知らぬ感覚を汲み上げていく。


フォクネ「ちゅっ、ぽんっ! ん、れおぉっ、んくぅっ……んっふ、ふっ……びくびくしてきてる……

パトスいっちゃいそうなんだね」

パトス「い、いく……?あぁ…この……気持よくて堪らない感覚のことか……」

フォクネ「もう少しだよ。パトスはサイコーに気持よくなる直前なの。ボクがイカせてあげるんだから……

んぉおぉっ……」


フォクネがパトスの腰を抱きしめて、膨れあがった肉棒を全て飲み込んでいく。

引き締めた唇が亀頭から根本へとどんどん進んでいき、ついには喉の中まで入ってしまうほどに深い。

狭隘な食道粘膜に全部が包まれると、ごくんっとそこが蠢きパトスはあ、と声をあげてしまう。

嚥下している動きそのものがパトスを締め付けたのだ。


パトス「苦しくないのか……?」

フォクネ「ふぇーきふぇーき……んぶぶっ……んっくんっくぅ…………」


くぐもった声で答えるフォクネはどういう手管を持っているのか

何度も何度も飲み込む動作で亀頭を喉肉で責めてくる。

そのまま頭を前後に動かせば、狭く熱い喉で亀頭を扱いているようだ

飲み込みすぎてドロドロの涎が溢れだし潤滑油となって滑りも格別。

口内に入っていく時は舐めまわすようにして、引き出す時は吸い付いて刺激をより強くする。


パトスは快感で熱のこもった視線でフォクは見つめる。

口奉仕しながらうっとりと目を細めていて、舐める行為を楽しんでいるように思えた。

いや、楽しむだけではなく実際パトスの気持ちよくなっている様子を五感で受け止めて感じているのだろう。

唇と舌と喉で丹念にフェラチオを続けている顔は赤く色づいていて、パトスの昂ぶりに同調しているようだ。



ぐいっとまた深く飲み込んだまま音が響くほどに吸う。

先端がくにくにとした部分に擦れながら棒全体を吸われると内側から絞り出てしまいそう。

じゅっじゅっじゅっじゅっと、髪が振り乱れるほどに速く顔を振って射精感がどんどんと高まっていく。


パトス「フォ、フォクネ……!」

フォクネ「くふぅっんっ……! ん、んんっ……、んぉっ……んっくぅ……んぅっ……」


フォクネの口内に全部飲み込まれたままパトスは至った。

頭の中が真っ白に溶けてしまいそうな感覚。

今日幾つもの覚えて感じた感覚を上回る快感を腹の裡から吐き出していく。


パトス「く、あ、ああっ……!フォクネの舌が…!こ、こんなに気持ちがいいのか……!」


パトスはフォクネへの吐精によって感嘆の叫びをあげた。

量も多くて肉の震えのたび、気持ちよさそうに、切なそうに、パトスの顔が歪んだ。

喉の入り口となる所にずっぽりとハマった先の空間へと、精を何度も何度も撃ち放っていく。

口というよりは食道か胃へ直接射精しているような有り様だ。



フォクネ「ん、ちゅじゅぅっ、ん、ごくっ! こくっ……ちゅじゅぅっ……」


されどフォクネは苦にもせずパトスの精通となった固形のごとき精液を飲み下していた。

可愛らしい顔は美酒によってうっとりと蕩けており、大きなモノが喉元まで入っているのを感じさせないほど堪能している。


フォクネ「…………ちゅっぽんっ! っんぇ……ふふふ、パトスの全部飲んじゃった」



吸い付いたまま音を立てて肉棒が抜き出されて、フォクネが見せつけるようにして舌をさらけ出す。

桃色の舌と口内には精の一片もなくて、ずくりとパトスは込み上げる何かを感じた。

* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.100 )
日時: 2018/10/05(金) 23:28:41 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パトス「……堪らないほど……はぁ……気持ちがよかった。ありがとう、フォクネ…………」

フォクネ「キミが喜んでくれるのがボクだって嬉しいんだ! お互い様だよ!」


本当にそう思っているのが伝わってきて、まるで犬のようにキツネの尻尾を振っている。

パトスも満足そうに微笑を浮かべている。

パトス「ただ……少し恥ずかしいな」

フォクネ「なんで?」

パトス「……君が僕の排泄したものを飲んでくれているのを見ていると、またそうしてほしいと思ってしまった」

フォクネ「ふぇ……」


フォクネの表情が一瞬驚きに固まって、胸の奥がきゅんっとときめいた。

にへっと笑いながら自身の頬を両手で隠す。

嬉しすぎて顔がおかしくなってないか気になってしまったのだ。

パトスが自分で興奮してくれている。

それはフォクネにとって堪らないくらい嬉しかった


フォクネ「もーパトスったら!パトスったら! ボクをそんなに喜ばせてどうするつもりなのかな!

なんでもしちゃいたくなっちゃうじゃないか!」

パトス「どうするというかなんでもというか……その前に俺が君に返したい。同じように舐めたりすればいいのか?」

フォクネ「あー待って待って。あれは結構高等テクニックだからね。初心者のパトスには難しいのさ。

ボクが教えてあげるから傍にきて」


半身だけ起こしていたパトスが逆に仰向けに寝ているフォクネの上に位置する。

そうしてフォクネがスカートをめくると、艶々としている美脚が覗かせる。

中心には青色のハイレグ水着から覗かせる、パトスと同じように興奮を表しているモノがあった。

パトスと比べると随分小さくて毛も生えておらずどこか幼い作り。

フォクネの美少女そのものの外見に似つかわしくなく、でもある意味それらしい性器だ。


フォクネ「でね……ハイレグをずらしちゃうから触ってくれるかな……」

パトス「こうか」

フォクネ「ふひゃぁっ!?ずらしてからだってば!」


変な声をあげてしまうフォクネ。

少し触られただけで感じてしまうぐらいにフォクネも興奮のボルテージが上がっている。

脚を少し広げてハイレグの股間の部分をずらすと、ハイグレに隠された細く、でも鍛えられた均整の取れた脚線が描かれる。

股間からハイレグをずらした時には、モノが反動でしなって真上を向くほどに張り詰めているのがわかる。


フォクネ「なんだかボクも恥ずかしいかも……パトスよりちっちゃいのにこんななっちゃってさ……」

パトス「可憐なフォクネらしくて僕は可愛いと思うぞ」

フォクネ「可憐で可愛い……!? もー、もーってば、もー! いつからこんなタラシになったのかなー!」

パトス「僕は思った事を述べただけだ」

フォクネ「天然で言っているほうがタチ悪いんだから!」



ぷんぷんと怒った振りをしているフォクネの頬は更に赤くなっている。

そんな風に思ってくれている事が嬉しくて嬉しくてしょうがない。

続く言葉も喜びを全然隠せていない。



フォクネ「いいからやろう!パトスが手で優しく触ってくれたらそれだけでボクはいっちゃうかも!」

パトス「わかった。君も気持ちよくなってほしい」

フォクネ「あっ! ふあぁっん……!」



力は入れすぎず、でも手と指全体でしっかり包んだ。

きゅっとパトスの手の中で隠れてしまいそうなそれを握ると、高い声が部屋に響く。

声が女性のように高いフォクネだが、普段の快活な調子から出たとは思えないほど甘い。

普通の男性のように自慰の経験もなく、テクニックなどあるはずもないパトスが触れただけでこれだ。


フォクネ「んんっ……! パトスの、手! 気持ちいい! そのまま動かしてっ!」

パトス「ああ……君の声を聞いていると……僕もなにか……」

フォクネ「んっくぅ……! やぁっ! ふぅっあ、ああっ……」


優しい手つきで上下に扱くとそれだけでフォクネは身悶える。

快感に染まった表情に昂ぶりを覚えて、パトスは技巧の代わりに思いを込めながら奉仕する。

先ほどフォクネが舐めていてくれたみたいに、カリの所を擦った。

気持ちいいのだろう。

手の中で跳ね、こぼれた先走りが滑りをよくして、より手コキの潤滑を上げていく。


フォクネ「あ、んぅ……! あ、やぁぅっ……! ホントにいっちゃうそう……!」

パトス「フォクネがいく所を僕に見せてくれ……!」



喘ぐ可愛らしいフォクネの表情や、艶かしくくねる肢体にパトスも昂っていく。

一度射精して萎えたモノを張り詰めさせたまま、フォクネを高みへと誘っていく。


フォクネ「ふぁあっっっんんぅっっっっ…………!」

パトスの手の中でびくびくと脈動して、快楽が溢れだした。

白混じりの透明に近い液が掌中で放たれていく。

パトスはフォクネがそうしてくれたように、軽く扱きながら律動を助けていく。

手で絞り取ってあげる度に身悶えするフォクネはとてもかわいらしかった。


フォクネ「……はぁぅ…………きもち、よかったぁっ……」

パトス「喜んでくれると僕も嬉しい」



しばらくの時間を置いてふにゃっとしたフォクネがうっすら笑みを浮かべながら呟いて、パトスもまた笑顔を返す。

二人の表情は今までの戦友だけの関係とは違っていて、信じ合える、そして愛し合える信頼関係なものが含まれている。

熱っぽい視線に込められたそれはきっと愛情というものだろう。


パトス「……これが君の味なんだな」

フォクネ「わわわっ舐めちゃダメだよ! ばっちいってば!」

パトス「君も飲んでくれた。フォクネの言葉を借りるなら君に汚いところなどない」

フォクネ「……もー…ボクが綺麗にするから手出して」


嬉し困った顔で笑うフォクネはパトスの手を自分で舐めとる。

指の又から先までを舌を這わせて、ちゅちゅぅっと吸う。


フォクネ「……我ながらあんまり匂いとか味がしないね……自分のだからかなぁ?」

パトス「そういうものなのか?」

フォクネ「パトスのはね、味も匂いも濃くて魔力もいっぱいで美味しいんだけどね。ちゅぅ……れろ……んっ……」

パトス「む……そんな風に指を舐められると……」

フォクネ「ふふふ、さっきの思い出しちゃった? エロエロのパトスもボクは大好きだよ!」

パトス「……どうやら俺はフォクネに夢中になってしまっているらしい」

フォクネ「うわぅっ……パトスったら殺し文句まで覚えちゃったよぉ……」


真剣な、でも渇望に満ちた瞳でフォクネを見つめるジークの表情。

ドキドキが止まらない。もっともっとしてあげたくなる気持ちが溢れ出しそう。



フォクネ「……ね、パトス…………続きしたいよね……?」

パトス「ああ。君にもっと触れたい」

フォクネ「それじゃあボクに入れて……」


フォクネは脚を抱えて見せつけるように開く。

射精したばかりの性器はパトスの言葉によって硬度が高まりつつある。

皺のほとんど無い玉袋の下に見える窄まりは薄いピンク色をしていて

何かを求めるように盛り上がって口を開いていた。

フォクネの言葉の通り受け入れるのを待っているようだ。


パトス「排泄するための所だが……そこでいいんだな?」

フォクネ「うん……パトスのが欲しくてしょうがないんだ……ボクのお尻にパトスのおちんちん頂戴…………」

求められる。

それだけでパトスの鼓動が速まり、雄の欲求に襲われる。

重ねた快感が肉の実感となって、生まれて間もない少年を愛と欲に染めている。

けれどそれが、例えパンスト兵であっても、人間と同じというもの。生きている証。


フォクネ「あ、きてる……あっ、あぅっんんんっ…………!」

パトス「ふぅっ、くっ……熱い……」

パトスは硬くそそり立つ肉竿をフォクネの中心へと向け、くびれた細い腰へ手を添えながら挿し入れた。

中は熱く、湯だった肉の襞に亀頭が柔らかく包まれているよう。

同時にきゅんきゅんと尻穴の輪が食い込んでくる。

柔らかく入っていって、なのにきつく締めつけてくる矛盾した快感にパトスは息を吐く。

そして腰を少しずつ推し進めていく。


フォクネ「あっ、ふぁっ……すご……!」

パトス「大丈夫なのか……?」

フォクネ「へい……き……! きもちよくて……ふぁっ…………」

目を瞑り、切なげに打ち震えるフォクネの肢体。

臍が腹筋と共にくぼみ、内を満たしていく肉を深く深く感じている。

幼さの残るモノは先端から薄くて白く滲んだ液を零して、ビクビクと痙攣する。


フォクネ「きもち、いいから……! もっと、ボクのお尻おかしてぇっ……!」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.101 )
日時: 2018/10/05(金) 23:31:57 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

そう言われては我慢できるはずもない。

入れているだけで快楽を引き出す魅惑の穴。

擦れ合わせればより気持ちがよくなると、もうパトスは経験上知っているのだ。

情動のままフォクネの深い所で前後運動を始めた。

わずかに蛇行した排泄器官の道のりを逆しまに進めていく。

先端が腸粘膜を削っていき、括約筋がきゅんきゅんと根本から半ばまでを絞っていく。

フォクネ「はぁう……んっ…はいぐれ…パトスうぅぅ…はいぐれ…ん、ちゅっ……れぉん、ぴちゃ……」


見下ろせば今までで一番いやらしくも可愛らしくハイグレをしているフォクネの表情。

パトスが中へと肉を叩きつけるたびに涙ぐんで高い声で喘いでいる。

愛しさと情欲のままパトスがキスをして、舌を絡め合わせた。

短く早く腰を揺すりながら甘い甘い舌をねぶっていく。

パトスの逞しい腹筋に潰されたフォクネのモノが、感じているのか先走りを零していく。

上下の粘膜を擦り合わせて二人は一緒に快楽を高めあっていく。


フォクネ「あぁ……んっ!はいぐれ…!それ、……!はいぐれ…!すごく気持ちい……い……!」

パトス「それとは……?」

中を何度も摩擦している最中にフォクネが嬌声をあげた。

不意の快感にうっすらとした液が先端から漏れ出る。


フォクネ「ボクのおちんちんの裏側辺りを……パトスのおちんちんがゴリってしてきて……」

訴えにパトスは上半身を起こし、フォクネの尻を軽く持ち上げた。

パトス「こうか?」

フォクネ「ひゃぅっぅっ……!?そ、れ、あ、やぁっ……!はいぐれ…!はいぐれ…!す、ごぉっ……!」

言葉の通りの位置に当たるようモノの先端を上向きにして突き入れた。

効果は劇的で、強風に煽られた旗のごとくフォクネの可愛らしさの残る性器が跳ね揺れて

薄い色をした先走りと精液の混合物を、フォクネの青いハイレグ水着の上にまき散らす。

軽くイキかけてしまうぐらい気持ちがよかったらしく、だらしなく開いた口からは涎が零れている。


フォクネ「はいぐれ…!はいぐれ…!おっ、お、おぉっ……ボクお、かしく……なっちゃうよぉっ……」

そんな風に感じてしまうのもしょうがない。

肉棒が突き捏ねている所は前立腺と言って男の器官でもっとも敏感な所。

先走りや精液を分泌するためのそこを内蔵から直接弄られて、勃起したモノがびくびくと反り上がり痙攣する。

それどころかフォクネの締め付けに合わせて全身も震えていて、裡の快感を抑えきれていないようだ。


パトス「くっ……フォクネの中が締まってきて……僕も……」

そしてパトスだってフォクネと同じくらい感じている。

フォクネを一方的に責めているようでも射精感はどんどんと高まっている。

突きながらクニクニとした前立腺が先端に当たる。

フォクネの泣きそうなのに甘い喘ぎ。

グリリッと擦るように奥まで入れればかすかな抵抗と包み込むような柔らかさな感覚。

引き抜けば食いつくような締りがグイグイと根本から先端までを刺激する。


フォクネ「パトス…!はいぐれ…!はいぐれ…!…もう、……ボク…!ボク…!」

パトス「ああ、わかってる…!僕もだ…!」

フォクネ「はいぐれ…!はいぐれ…!うん……一緒に……いこ……?」


感じすぎて不安になっているのかフォクネは突かれながらもきゅっとパトスの腕を掴み

パトスが安心させるように、指を絡めて交差させるように握った。

すがりつくようにフォクネがパトスを引き寄せて抱き合う。

パトスは泣き笑いの顔で見上げるフォクネと見つめ合いながらスパートをかけていく。


じゅくりっちゅくりっと深い所で湿った音が響く。

激しくはない動きだが深い官能へと浸かりきった身体は繋がっているだけで快楽を高める。

フォクネの中がヒクヒクと痙攣して。パトスのモノも脈動を繰り返して。


パトス「ぐっ……で、る……!」

フォクネ「ふぁっっっ……! あ、あ、んあぁぁぁっっ……!!!はいぐれぇぇぇぇ…!!!」

二人は同時に達した。

どくどくどくと心臓がもう一つあるかのように肉棒が脈動して愛の証を注ぎ込んでいく。

疼きに導かれるまま、熱い想いをぶつけていく。

複雑に蠢く腸内が後押しをしてくれるよう全部飲み込んでいてくれていた。

そしてフォクネのほうも同時にイッていて挟まれた腹の中で竿が打ち震えながら精液を吐き出している。

まるでパトスに注がれた分だけ出るように射精が止まらない。

パトスがフォクネのモノを引き抜き、大きく息を吐いてフォクネへと身体を預けきった時には、二人の下半身は

ドロドロの液にまみれてしまっていた。


フォクネ「よ、かったよ……パトス…………」

パトス「はぁはぁ……僕もだ…フォクネ……」


息を荒げながら言葉で伝え合い、まだ余韻がある快感混じりの気だるさに二人はうっすらと微笑み合う。

抱きしめ合いずっとそのまま寄り添い合う


フォクネ「へっへっへ♪パトス大好きー!……ってそういえば……」

パトス「……?なんだ?」


逞しくなったパトスの身体を下から抱きしめながら、フォクネはぷくっと頬を膨らませた。

フォクネ「あのね、パトスはボクをいっぱい喜ばせてくれたけど肝心な言葉を聞いてないんだ。ちゃんとボクのことを

好きだとか愛してるとか言ってほしいし、聞きたい」

パトス「…………それはそうだな」


考えてはいた。頭の中で思ってはいた。

しかし言われてみるまで発していない事に気づいてはいなかった。

フォクネと愛しあっていたのに、それを伝えていなかったなどと。

またも自分の至らなさをフォクネに気付かされたらしい。


パトス「ああ、僕は君が好きだ。フォクネ――――君を、愛している」

気負いなく、本心のままに言えた。舌に載せた言の葉の流れに小気味よさすら感じた。

ごく自然に放った告白は今まで言わなかったのがおかしいとすら思えてしまう。

フォクネ「うわわわわ!すっごい嬉しくて嬉しくて堪んないけど別離っぽい調子で言うのやめて!」

パトス「なんのことだ?」

慌てながら、でも顔が真っ赤で笑みが蕩けて崩れちゃいそうな複雑な表情をしているフォクネが誤魔化すように

パトスをまたぎゅっと抱きしめる。

フォクネ「えーいまあいいや! ボクもパトスが大好きで愛してる!」

パトス「ああ。改めて聞くと僕も嬉しい」

フォクネ「それじゃあさ、嬉しいついでにって言っちゃなんだけど……」

パトス「……ん……どうしたんだ?」

調子よく言っている最中にフォクネが口ごもった。

珍しく瞳には迷いの色が見えて、何か恥ずかしがっているように思える。


パトス「聞かせてくれ。僕に出来ることならなんでもしたい」

だから今度こそ自分から踏み込む。

今はまだわからずとも、パトス自身からフォクネに歩み寄りたいのだ。


フォクネ「うんとね……えーとね……前にパトスの言っていた地球という星…の話を聞いて思い出したことがあったけど…

その世界では重婚が認められていない国ってあるのを聞いたのを思い出してね……」

パトス「あぁ……そういえばそんな話をしていたな……でも……今は地球という星の存在すら記憶から消えているのだが……」

そう、パトスは元々地球人からパンスト兵となったホムンクルスであり、記憶さえもかつて本当の家族がいたという

記憶も徐々に消えて行き、そして今となっては生まれた星の存在すら記憶が消えた状態であったのだった…


フォクネ「この世界では……重婚も……同性の結婚も認められているから……だから、この戦いがすべて終わったら、

この星で暮らして、ボクと結婚してほしいの…!!」

パトス「ん? そんなことなのか…」

フォクネ「そんなことだよ!!もうボクとパトスは他人じゃないんだし!パトスのことで頭がいっぱいだから

恥ずかしくなっちゃったの!」


横にあった布団へと顔を押し付ける。

髪から覗く耳が真っ赤になっていて、理性が蒸発しているフォクネらしくない様子だ。

ただそれも可愛らしいとパトスは思った。


パトス「君が望むならそうしたい。フォクネ、こっちを向いてくれ」

フォクネ「んひゃぅっ……うー…今日のパトスはどうなっちゃってるんだよぉ……んぅ……」

振り向いたフォクネ、パトスにとって愛しい人の唇を塞ぐ。

口付けが続き、舌を絡めてお互いの唾液を啜って飲み合う。


フォクネ「ん……またパトスのおおきくなってるよ……」

パトス「ああ。フォクネとまだ愛しあいたい」

フォクネ「うんボクもしたい。いいよ……きて……」


そうしてパトスはフォクネを深く抱きしめた…

とてもとても甘い空間……二人だけの世界……

だからこそ二人は気づいていなかった…人間より聴覚も嗅覚も視覚も優れている獣人たちに、愛し合った時の喘ぎ声を

聞かされていることを…匂いに気付かされていることを…見られていたことを……
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.102 )
日時: 2018/10/05(金) 23:36:33 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

(フォ、フォクネ様とパトス様が…!!きゃああああ〜!!!)

(な、何て素敵な二人だけの世界…!!)

(雄同士での交尾があんなに美しい光景だったなんて…!!)

(パトス様ったら逞しいし…フォクネ様ったら凄く可愛いかったぁ…!!)

真っ赤な顔で目をキラキラさせながら楽しんでいる女の子の獣人たち…

もはやあの二人の間に付け入る隙はなく、見ているだけで幸せになっていた…


そんな二人の空間をぶち壊す…っと、言うより今終わったところというタイミングで…


ノルジール「おーい!パトスー!フォクネー!どこにいるのー!?そろそろ燃料を運ばないといけないんだけどー!」

ノルジールの掛け声を聞いたパトスよりも先にフォクネがガバっと起き上がると、すぐさま起き上がると、

パトスをお姫様抱っこさせた状態で、今いる廃墟の中から素早く飛び跳ねていき、ノルジールの前に現れる

ノルジール「わっ!?何だパトスとフォクネか…!今までどこに…って、どったの?パトスを抱え込んで…」

フォクネ「いや〜、ごめんねノルジール…?このままパトスを連れて行くから!!勿論僕も一緒に行くとしてね!!」

そして、言うが早く暴走したフォクネはそのまま、ノルジールを置いて走り去っていく…

パトスを抱えた状態で…



そして、飛空船の前にまで辿り着くと、ようやくシャナルは船の整備が終わったところみたいだった…

シャナル「あれれ?早かったですね…って、燃料を持って来てって頼んだのに何でフォクネさんを…?」

フォクネ「何故なら僕はパトスと一緒に付いていきたいからだよ!例えライーネ様の命令に背いてでも…譲れないものが

あるからね!!」

パトス「フォクネ…き、気持ちはありがたいが、その前に燃料を…」

ノルジール「はいはーい!ちゃんと持ってきたよぉ!!」

ウィプリ「はぁ…!はぁ…!な、何で私までこんな重いものを…!!」

燃料タンクを持ってきたノルジールと、いつの間にか燃料を重そうに運んでいるウィプリも一緒に来ていた。

パトス「ウィプリ…!何で君まで…」

ウィプリ「はぁ…はぁ…ふぅ…決まっているでしょ…?私もあんたに付いていくのよ!!」

パトス「え…?だけど、アーミアとフェルテミスはこの国に残るそうだが…」

ウィプリ「そんなことわかっているわよ!!だけど、私は何て言おうとあなたに付いていくわ!!あなた危なっかしいし、

ハイグレの力を手に入れているメルビス軍と戦う時の為に、私の『ハイグレ解除』の力はかなり強力になれる

はずでしょ!?モンディアルの戦いの時、私もいなかったら勝てなかったって言ってくれたじゃない!」

パトス「ん…確かにそうだが…」

ウィプリ「それに…」

ウィプリは重い燃料を足元に置くと、自信満々の笑みになっていた。

ウィプリ「私はね…何となくだけど、あなたに付いて行った方が、幸先良さそうな気がするのよ!生意気だけど、

あなたは私よりずっと強い…でも、それ以上にあなたは私たちを引き連れてくれる何かがあると見ているの!

上手く言えないけど…あなたと一緒に戦うということが、私の何かを変えてくれる…そんな気がしてならなくて…」

後からもじもじしながら言うウィプリに、パトスはどうするか迷っていると、そこへ紫色のハイグレ姿のマルキアが合流してきた。

マルキア「パトス、準備は出来たか?」

皇女のオーラを放つマルキアは、いつものような能天気なイメージとはかけ離れている…

自身の国が危ういと察したからこそ、皇女としてすぐに戻らなければいけないとわかったからこそだ

パトス「マルキア…フォクネとウィプリも連れて行くことになったが、構わないか?」

マルキア「構わん、一々許可を取るだの取らないだのに拘っている場合じゃないからな…行くぞ!」

船の整備と燃料の補給が終わり、船に乗り込んだパトスたち一向…

ウィプリはアーミアとフェルテミスに別れを告げ、フェルテミスからは揶揄うように「頑張りなよ〜?」っと、

告げられると、ウィプリは赤面しながらフェルテミスに引っ掻き回す(全然当てられず)。

フォクネはライーネたちに別れを告げられる間もなく、飛空船に乗り込むと…

ライーネはパトスがもうじき帰国の時間ということを聞いて、見送りに来ることを考えていなかったので、

無理矢理フォクネを引きずり出すライーネに、泣きながらジタバタと暴れるフォクネ

フォクネ「嫌だ嫌だ〜!!僕はパトスと一緒がいい!!いくらライーネ様の命令でもパトスと別れるなんてやだー!!」

ライーネ「ええい!!いい加減にせぬか!!ガキか貴様は!!パトスよ、貴様のフォクネに対する気持ちも

わかるが、お主らが向かうカミルーナ王国の問題ならばお主らだけが行くべきであろう…この国はワシらの問題じゃから、

そんな個人的な理由でこの国を離れることは許されぬことじゃ…フォクネ、貴様も本来の立場を忘れておる訳じゃなかろう…?

今はメルビス軍の幹部たちが動く頃じゃ…!一番に狙われやすいのはこの国であろう…!今のワシらにはハイグレの

力があるとはいえ、危険な相手であることには変わりあるまい…!そんな時に民達を守る立場のお主が

そんなのでどうするのじゃ!!」

フォクネ「それでも、戦力なら充分揃っているじゃないですか!!今ヴェルゴーア王国にはハイグレ皇女の

フェルテミスとアーミア…更にメルビス軍の幹部のファンサールとキュールもいるんですよ!?それに比べて

マルキア側はウィプリ一人が追加されただけで、明らかに万が一何かあった時の戦力が足りません!!それに、

カミルーナ王国にメルビス軍の幹部が現れて、戦力不足が原因でパトスの身に何かがあったらどうするのですか!?」

このフォクネの尤もな反論に、流石のライーネも応えたようだった。

ライーネ「ぐぬ…っ!た、確かにそうじゃな…パトスにもしものことがあれば…」

パトス「ごめん、ライーネ…元々僕だってフォクネを連れて行きたいと思っている…モンディアルとの戦いでも、

相性が良かったからこそだと思っているんだ…」

マルキア「まぁ…フォクネのことをOKしたのは私だが…あと、パトスは元々私の所有物でもあるからな♪

まぁ、ウィプリの場合は例外ではあるから私と共に来ても良しとしよう…貴様もとっくに立派な戦士であることは

認めているのだから」

ウィプリ「そっ…!いや…それを聞いてちょっと安心したかな…何だか…少しでも信頼されたみたいで…」

危うくいつもの悪い癖で、『そんなの当然よ!』っと、調子に乗って自信満々に自己主張するところだったところを

思い踏みとどまれたウィプリは、これからまた危険な戦いが始まることには変わりはないことを自覚していた。

マルキア「うむうむ、そうやって自分の強さだけじゃなく、弱さも知ることが大事だぞ?それも強さとなるからな。

さて、では我々はカミルーナ王国に一端戻るが…って、そういえばお前もだったな…」

マルキアの視線の先には、パトスの胸に張り付くように黒色のハイグレ姿で、黒豹の獣人のレオが泣きついていた。

レオ「フォクネだけずるい…私も連れて行ってほしい…!」

若干涙目で懇願するレオ…パトスはそんなレオの頭を優しく撫でる。

以前、流れに乗ってと言いう訳だが、レオもパトスと性行為を交わした仲でもあったため、いつも以上にパトスに

懐いていたのだった…

パトス「レオ、そんなに泣くな…わかった…連れて行くからそんなに泣くな…」

レオ「ありがとう…」

パトス「それじゃあライーネ…しばらくフォクネとレオを借りておくけど、いいだろ?」

ライーネ「まぁ…最近ワシの言う事を今一聞かんようになっておるようじゃし…戦力の問題があるなら仕方ないか…

あい、わかった。レオとフォクネも気を付けるのじゃぞ…?絶対に生きて帰るのじゃ!」

パトス「ありがとう、ライーネ…」

レオ「パトスなら大丈夫だと思う…パトスは死なせない…私だって守ってあげたいから…」

フォクネ「うん!!そうだね!!僕も絶対に死なないし、死なせないから!!」

ウィプリ「ほらほら、それじゃあ行くわよ?イチャついている間にカミルーナ王国に何かあったらどうするの…!」

パトスの腕を力強く引っ張るウィプリ…

それを見てニヤつくフェルテミス…

そして、マルキア・パトス・モラリス・ノルジール・ミーナ・シャナル・フォクネ・レオ…そしてウィプリが飛空船に乗り込み、

シャナル「では、皆さん乗りましたね?では、ポチッとな♪」

シャナルの押したボタン一つで、飛空船は瞬く間に地平線の彼方にまで飛んで行き、カミルーナ王国へと向かって行った…

そして、マルキアたちの取ったこの行動は決して間違ってはいなかった…

その後には、また新たな戦いが始まろうとしているから…
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