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* 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆

日時: 2017/01/14(土) 08:24:27 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

どうも、ハイグレ好き(ブラック)です
今までにないハイグレssに挑戦します
ハイグレセックスやラブシチュなどに少々マンネリを感じましたので、たまには今までになかった別物ということで書いています。
バトルあり、シリアスあり、恋あり、友情ありなどを含めた感じですので、是非読んでみてください!
 
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* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.69 )
日時: 2017/12/24(日) 10:34:13 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

13章 動き出す連合軍とフォクネの想い

シュリーの死を知ったハイグレ大王は、遠くの星にいてもそれを察知できていた。

ハイグレ大王「シュリーが…死んだ…?」

現在、フカフカの大きなベッドで横になっているハイグレ大王の周りには、多くのハイグレ人間たちが、目をハートにさせながらハイグレコールをしていたり、

ハイグレ大王の左右横で甘えるように寝ていたり、元・女戦士が赤いハイグレ姿のままハイグレセックスをしている光景だった。

女戦士「ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!あはぁ…!んぁ…?ハイグレ大王様…?もっと良い反応見せてください…!」

もはや戦士という気迫の欠片も感じられない程、ハイグレ大王への愛を求めている甘えん坊となっていた。

ハイグレ大王(シュリーが死んだ…だと…!?俺様の娘が…!一体どうなっている…!?あいつらの行った星先で何かあったのは

間違いないようだな…!…大方星の強敵との戦いで死んだということか…!だが…)

ハイグレ大王「ま、いいか」

シュリーの死を知ってなお、全く気にする様子はなかった。それどころか…

ハイグレ大王「ボクちんのハイグレ娘は大勢いるし、また新しいハイグレ皇女が造れるように教育すればいいだけのことだ…!」

驚いたことに、シュリーの命を親としての情の欠片もなく、まるで古くて使えなくなった物を新しく変えるという感覚だった。

ハイグレ大王「それに、あいつらが行った先の星にも大勢のハイグレ人間ができているらしいし、そろそろ行こうかな…?ボクちんの新しい嫁たちを捕まえにぃ♪」

ハイグレ大王がベッドから起き上がり、肩の上にピンク色のハイグレ姿の10歳くらいの女の子を乗せながら移動する。

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!あぁん!ハイグレ大王様の肩の上…!とても居心地がいいですぅ!」

「ハイグレ大王様ぁ!待ってくださぁい!もっとお傍でハイグレをさせてくださぁい♪」

ハイグレ大王にメロメロになりながらハイグレをするハイグレ人間たち…

そしてハイグレ大王は基地にいる全パンスト兵たちを呼び出した。

ハイグレ大王「パンスト兵共!!ハイグレ人間共!!直ちにボクちんの部屋へ招集せよ!!」

何万人もいるパンスト兵たちは、何万人ものハイグレ人間たちと抱き合ったりしている光景だったが、ハイグレ大王からの招集と聞いて、

すぐに集まって整列しだした。

パンスト兵たちは片手にハイグレ銃、後ろには剣や槍や斧などの武装をしている。

ハイグレ人間「「「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」」」

ハイグレ人間たちはハイグレコールをしていると、ハイグレ人間たちも全員ではないが、武装している者たちもいた。

かつて人間だった頃の様々な戦術を磨いてきた戦士であった為である。

ハイグレ大王は制止の合図として片手を前に出すと、ハイグレコールは瞬く間に止んだ。

ハイグレ大王「まずはお前たちに報告しておかなければいけないことがある…!ハイグレ皇女のシュリーが死んだそうだ…!」

この一言でザワザワと驚いているが、ハイグレ大王は話しを続けた。

ハイグレ大王「ボクちんは少し嫌な予感がするのだ…!ハイグレ皇女の一人が欠けることは、余程の強敵と戦ってのことだと思っている…

だが、我々全軍が動き出し、ハイグレ人間にさせてしまえばこちらのものだ…!どんなに強くても戦力で勝てないなら

数で圧倒すればいい…!!そして好みの女子がいればボクちんのものにすればいいがな…そう言う訳で、我が全軍が例のあの星を攻め落として、

あの星もろともハイグレ洗脳をさせるぞ!!」

パンスト兵「「「ハッ!!」」」敬礼するパンスト兵たち

ハイグレ人間「「「すべてはハイグレ大王様の為に!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」」」ハイグレコールを捧げるハイグレ人間たち

ハイグレ大王(シュリーを倒す程の敵であり、もしも俺様好みの女なら、そいつもハイグレ人間にさせれば、正に俺様の新しい妻に

させてあげて、たっぷり可愛がってやるさ…!そしたらまた新しいハイグレ皇女を作ればいい…完璧だな…!)

単純な考え方だが、ハイグレ大王はまだ知らなかった…

アモティアス星に潜んでいる圧倒的な戦力の持ち主が大勢いることに…そして、叛逆のパンスト兵…パトスの存在に…

そして、既にアモティアス星に偵察に行っているパンスト兵たちやハイグレ人間たちの状況に…

その状況に気付いたのは、一人のパンスト兵が大急ぎで駆け付けに来た時だった。

パンスト兵「ハイグレ大王様!!た、大変です…!!例の星に偵察に行っていた同胞たちやハイグレ人間たちが…!」

ハイグレ大王「な…何だと…!?何があったのだ…!?」



それは、アモティアス星の各地域でのとある場所…

多くの住人たちをハイグレ人間にさせようと、秘かに偵察部隊に行っていたパンスト兵たちやハイグレ人間たちが襲撃しようとしていた。

以前、マリスとアルスの姉妹が壊滅させたと言われるカシス村…今では廃村と化し、そこでハイグレ軍が偵察用の基地を建てていたが、

その基地の内部では既に、星の住人をハイグレ洗脳させる前に悲劇が起こっていた…多くの死体が転がっていたのだった…

パンスト兵たち…ハイグレ人間たち…襲撃していた痕跡があり、ほとんど壊された武器が転がっていて、

辺りには血が地面に張り付くように散らばっていて、まだ生き残っていたパンスト兵やハイグレ人間たちは、現在鎖で磔にされて震えていた。

これから自分たちに起こりうる恐怖に…そして、目の前にいる赤髪の美女によって…

その赤髪の美女の名前はフローザ、メルビス軍の幹部で、フワフワの赤いセミロングで、全身黒タイツに黒いコート、胸元を曝け出すファッションに、

グラマーなスタイルをしている20代後半って感じの色っぽいお姉さんって感じだが、その見た目とは裏腹に、多くのパンスト兵やハイグレ人間たちを

殺害している実行犯でもある…

両手には獣を狩るような鋭く長いダガーナイフを持っていて、まだ新しい血が滴れていて、兎に角残虐極まりない性質を持っているのは確かだろう…

ズシュ!ブシュ!

ハイグレ人間「イタァ!!!アアアアア!!!イタイ!!イタイ!!た、助けてぇ!!!」

フローザ「ふふふふ…良い悲鳴が私の耳の中にまで聞こえてくるわ…どうかしら…?内臓を何度も刺される痛みというのは…」

拷問している白色のハイグレ姿で、黒いショートヘアの女性であるハイグレ人間の腹を何度もナイフで刺し、ハイグレ人間は断末魔の叫びを上げると、

フローザはその光景に愉悦を抱いていた。それを傍で光速されているパンスト兵が震えて見ている。

フローザはパンスト兵やハイグレ人間が持っているハイグレ銃を持って、拷問しているハイグレ人間の前に出す。

フローザ「さっきから私にこの銃を向けて撃ってきたけど…これはただの光線銃じゃないわよね…?一体これはどんな銃で、撃たれたらどうなるの…?

お姉さんに…教えてくれないかしら…?」

柔和な微笑みを見せながら、フローザは拘束しているハイグレ人間の刺し傷から手を無理矢理押し込むように入れると、心臓を掴みだす。

それが今まで以上にどれほどの恐怖なのか、想像もつかないものだった。心臓を掴まれるというものがホラー映画でしかないものだと思ったが、

それが実際に自分に起こっている。ハイグレ人間はもはや恐怖と絶望の嵐だった。

ハイグレ人間「いやあああああああああ!!!教えます!!!教えますから掴まないでぇ!!!」

ハイグレ人間はもはや、自分の命に藁にも縋る思いでハイグレ銃の構造や、ハイグレの効力、洗脳など話を洗いざらい吐き出し、

フローザはハイグレの力を理解できた。

フローザ「はいぐれ…ね…まぁ、嘘はついてないようだけど、不思議な魔法の力もあるものねぇ…意味がわからないことが多々あるけど…」

ハイグレ人間「あ…の…!も…もう…ぬ…抜いて…!」

まだ心臓を掴まれているハイグレ人間は、ブルブル震えながら命乞いをすると…

フローザ「いいわ♪抜いてあ・げ・る♪」

ブチンッ!!

フローザはハイグレ人間の身体から手を抜いた…それも、そのハイグレ人間の心臓ごと抜き取ったのだった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.70 )
日時: 2017/12/24(日) 10:37:10 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パンスト兵「ひ…ひいぃぃ!!!」

その驚愕な光景を、今度はパンスト兵が悲鳴を上げる。勿論ハイグレ人間の方は悲鳴を上げることもなく…

ハイグレ人間の血がボタボタと音を立てると、フローザはその光景を面白そうに見ている…するとフローザはその抜き取ったハイグレ人間の心臓を、

何と口に入れて丸飲みしたのだった。

ジュル、ジュルン

フローザ「ふぅん…少しくらいは魔力が籠っている心臓ね…でも、とても美味しかったわ♪さてと…次はあなたね…」

フローザは、今度はパンスト兵に向かって来る。

パンスト兵「ひいいぃぃぃ!!?や、やめてくれ…!!頼む…!!助けてくれぇ!!」

必死で命乞いをするパンスト兵だが、フローザの拘束魔法による鎖で身動きが取れなかった。もはや自分も殺される…そう悟ったパンスト兵だが、

フローザは予想外の行動に出た。何と、パンスト兵に跨り、股間をいじりだしたのだった。

パンスト兵「んな…!?」

フローザは慣れた手付きでパンスト兵の股間を弄りだすと、今度は片手に持っているナイフを腹になぞるように動かす。

パンスト兵「ひぃ!!!」

パンスト兵はみるみる股間が膨らんでくると、フローザはまた微笑んでいる。

フローザ「どうかしら…?恐怖と快楽をミックスさせることで、より良い刺激になれたでしょう…?さて、実は私まだお腹が空いているから、

ホットドッグを食べたくなっちゃたわね…」

パンスト兵「ホ、ホットドッグ…?」

何故この場でホットドッグなのかを理解できないパンスト兵だが、フローザはどんどん手付きがいやらしくなり、

遂にはパンスト兵の股間が最大限にまで大きくなった。

パンスト兵「んあ…!!そ、それ以上は…!!」

フローザ「うふふ…可愛いわね♪私ね…パンを持っているけどウインナーが無くてね…でも、今丁度いいウインナーが出来上がったから、

きっと美味しいホットドッグになるわよ♪」

パンスト兵「ま…まさか…っ!!?」

『ウインナー』という言葉に、自分の股間が示しているということをようやく理解したパンスト兵は、必死で拘束されている鎖から

逃れるように暴れ出すが、鎖はほとんどビクともしない…すると、フローザはパンスト兵の股間に鼻を当てて匂いを嗅ぎだした。

フローザ「たくさんの雌の匂いがするわね…あなた…一体何人の雌と遊んだのかしら…?あの水着を着せておかしな洗脳をさせたのをいい事に…

どれほど好き放題してきたのかしらねぇ…?」

口は笑っているが目は笑っておらず、そしてナイフを大きくなったパンスト兵の股間に押し付けると…

パンスト兵「や、やめてくれぇ!!!頼む!!!た、助けてくれぇ!!!」

フローザ「覚えておきなさい…あなたのような人たちの事を…女性の敵っていうのよ…?」

ザンッ…!

この後…パンスト兵の壮大な断末魔の叫びが、廃村中に響き渡る…無論その叫びを聞いた者はフローザ以外はいることはなかった…


フローザ「あむ…んん…んふ♪異星人のお肉も中々美味なものねぇ♪血がケチャップ代わりになれるし…♪さてと、メルビス様に一応報告のようなものを

聞いたけど…またおいしいお肉が食べられるかもしれないし、トロールとして胸が躍る気分だわ♪どこかに私好みの食べたいものがあればいいけど…」

そう、このフローザは魔法使いと怪物トロールのハーフであるハーフトロールであり、何よりも人や動物の腸が好物であるという殺戮者だった。

手にはウインナー(?)とケチャップ(?)入りホットドッグを食べ歩きながらルンルンとしている姿は、まるで子供みたいな印象でもある…



 ノッスルーという、とある山中の都にて、パンスト兵たちとハイグレ人間たちが、次々と襲撃して民の女性たちをハイグレ人間にさせていく。

「きゃああああ!!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

「あああああああ!!!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

ハイグレ人間にされていく民たちは、恥ずかしがったり抵抗するようにハイグレコールをしていて、それを楽しそうに眺めるパンスト兵たちや、

一緒にハイグレポーズや、後ろから手を掴んで無理矢理ハイグレポーズを強要するハイグレ人間たちがいる。

ハイグレ人間「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!さぁ、早く洗脳されなさい!」

民「うぅ…!だ、誰が…!ハイグレ…!ハイグレ…!」

ハイグレ人間「こうやって手をもっと振り上げて!」

民「いやぁ!ハイグレッ!ハイグレッ!こんなのいやぁ!!」

ハイグレをすること以外で何も抵抗できないままでいる都中の人々がいる中、その都の中央にある巨大な建物の屋上から、誰かが立っていた。

一人の名前はオーブリー…全身に紫色の毛皮の胸当てに紫色の毛皮のパンツだけの露出度の高いファッションで、緑髪のボブカットでかなり鍛え抜かれた筋肉を

しており、30歳前後に見え、眼鏡を掛けているかなりの巨乳だった。もう一人はスージン…オーブリーの娘であり、オーブリーと同じ紫色の

毛皮の胸当てとパンツのファッション、緑髪のおさげ、クリッとしている可愛いらしい目をしている10歳くらいの女の子だった。

そんな母娘が、ハイグレ姿にされている都の光景を見つめている。

オーブリー「ふぅん…随分変わったやり方をしているねぇ…」

スージン「お母さん、あいつら殺してもいい?何だかああやって女の子が好き放題されるのって…同じ女として許せない気がするの…」

オーブリー「そうね…私達魔法使いでも、あの訳のわからない呪い…?っの、呪縛手段がないし…」

すると、オーブリーとスージンは建物の屋上から軽々と飛び降りると、オーブリーは空間魔法により、空間に穴を開けて手を入れると、

その空間から巨大な剣が現れる。それも、30メートルはあり、ファンサールの巨体以上の大きさだった。

オーブリーはその巨剣を掴むと、軽々と振り回して建物も木々も瞬く間に破壊されていく…そしてパンスト兵たちも、ハイグレ人間たちも、

更にハイグレ姿にされた民の者達までもがオーブリーの巨剣によって、身体がトマト的にグシャっと潰されたり、破裂される者達がいる…

パンスト兵「な、何だあいつは!?民の者達までも容赦なしか…!?」

パンスト兵「と、とにかくハイグレ光線連射だ!!何が何でもハイグレ人間にさせて下部にするんだ!!」

生き残っているパンスト兵たちやハイグレ人間たちがハイグレ銃を、オーブリーに向かって乱射させようとすると、突然一人のパンスト兵の背後から

スージンが現れ、後ろに持っていた二刀のククリ刀を瞬間的にパンスト兵の首の後ろを斬りつけてきた。

首の後ろの延髄の頸動脈を斬りつけられたことで、一気に血が噴射するように流れ出る。それを周りのパンスト兵たちが状況を理解するのに、

まだほんの少し時間が掛かるようだ…それほどの一瞬の出来事である…

スージン「お母さんに手は出させないよ…?」

スージンは年頃の女の子とは裏腹に、先程のクリッとした目付きとは打って変わって獲物を狩るような鋭い目付きに代わり、

次々と他のパンスト兵たちやハイグレ人間たち、背後へと瞬間移動しながら首の後ろを斬りつけて惨殺していく。

更にはハイグレ軍にハイグレ人間にされた民の人達も巻き添えにしながら…


 こうして、ノッスルー都はほとんど原型の留めない形となり、ほとんどの民が殺される被害となった。生き残った民たちは恐怖でガタガタと震えていた。

オーブリー「それじゃあ行こっか、スージン♪今日はあなたの大好きなハンバーグを作ってあげるわね♪」

スージン「うん♪でもお母さん、メルビス様から招集の命令が来ているから、先にお城の戻ってからにしよ?」

オーブリー「そうしましょうか♪いい子ねスージン♪あ、そうそう、あなたたち…?」

オーブリーは生き残っている民達をチラッと目線を向けながら話しかける。

民「ひっ!?」

殺されるかもわからないという恐怖心からか、かなり怯えているが、オーブリーは気にかけることなく話を続ける。

オーブリー「さっきのような呪縛は私達でもどうしようもないし、あのまま洗脳される状況になる前に殺しておいた方が情けだと思ってね…

それに…仮に操られることになるとしたなら、操られる方が悪いのよ…?自分の身は自分で守れるようにね…それじゃあね…」

スージン「ばいばーい♪」

親子で空間魔法の使い手であるオーブリーとスージンは、ノッスルー都を出て行き、ジェルマリア王国へと向かう…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.71 )
日時: 2017/12/24(日) 10:39:14 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

砂漠の都、アラーフスの町では既に住人たちがハイグレ姿にされていた。褐色肌の人々が色とりどりのハイグレ姿で、

ハイグレポーズをしている。恥ずかしがっている者や、抵抗する者、それとは反対に真剣な表情や笑顔でハイグレをする者、更には快楽を得ている者もいた。
 

「いやぁん!!恥ずかしいよぉ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

「すべてはハイグレ大王様の為に!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

「こ、股間がぁ…気持ちいい…ハイグレ…ハイグレ…ハイグレエェ!」

「ママ…はいぐれ…こわいよ…!はいぐれ…助けて…!はいぐれ…」

「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!大丈夫よ!すぐに気持ち良くなるから!」

その光景を、都から少し離れた砂漠の丘で見ているパンスト兵たちやハイグレ軍たちは、満足げに眺めている。

ハイグレ戦士「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!パンスト兵様!すべての住人をハイグレ人間にしました!」

ハイグレ魔導士「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!元・アラーフスの魔導士、新しくハイグレ軍の戦士として忠誠を誓います!」

パンスト兵「よしよし、ハイグレ魔導士だなんて早々に見つかるものじゃないからな…俺がきっちり調教してやるぞ?」

パンスト兵「それでは引き上げだ!時期に全員洗脳されるだろう!」

パンスト兵が引き上げようとしたその時、背後から誰かが声を掛けて来る。

「あなたたち…随分変わったやり方をするんですね…」

一同は一斉に振り向くと、いつの間に背後にいたのか…全身が白銀色で、白色の法衣を身に纏っていて、口調がおとなしそうな感じで殺気が感じられなかった。

「僕はザーリアンと言います、こう見えても『メタルスライム』何ですよ?」

ザーリアンとがそう名乗った瞬間、付けていた法衣に付いているフードを外して素顔を見せてくれた。

スライムというのはアメーバ状のどろどろした得体の知れない怪物であるというイメージがあったが、その見た目は

15歳くらいの女の子だった。ショートカットでおっとりとした感じを漂わせていて、銀色の肌にして

髪の色は若干水色に染まっている。そして瞳の色もブルーライトで輝いている。おまけにボクっ娘らしい…

パンスト兵「これはまた変わった娘が出て来たな…!」

パンスト兵「だけど中々可愛いじゃないのか…?あの娘もハイグレ人間にしてしまおうぜ!」

ザーリアンに向かってハイグレ光線を放つパンスト兵…すると、そのハイグレ光線は確かに命中したが、ザーリアンの身体に埋め込まれるだけで、

ザーリアン自身には何の影響もなかった。それどころか、何事もなかったかのように平気で立っている。

ハイグレ人間「え…ハイグレ光線が効かない…!?」

パンスト兵「どうなっているんだ!?こいつの身体は!?」

ザーリアン「ふむふむ…こういう魔法なのですね…あ、僕はスライムなので、その程度の魔法も物理攻撃もほとんど効かないのですよ…?

このハイグレ光線…?って、いうものがどんな魔法なのかを体内に埋め込んで構造を調べたのです。でもこれってとっても悪い魔法としか思えませんね…?」

ほわ〜っとしている感じのザーリアンはハイグレ光線の構造を、身を持って理解すると同時に、自分の身体がうねうねと蠢いている。

一同はその姿に、戦闘の構えとして、パンスト兵たちはハイグレ銃を、ハイグレ人間戦士たちは様々な武器を構えた。

そしてザーリアンは先程のほわ〜っとした感じから、口は笑っているが、目は殺気に満ちていた。

ザーリアン「僕をアラーフスの住人たちと同じ姿にさせようとしましたね…?しかもそこにいるハイグレの魔法に掛かった魔導士も見覚えがあります…

僕はこの都の水で取れたジュースが好物でよく来ていたのですが…もう飲めそうにありませんね…っと、言う訳で、代わりにあなたたちを僕の栄養としてあげます」

そう宣言したザーリアンは、一気に身体が触手のように伸びて、瞬間的にパンスト兵たちの首に巻き付く。

パンスト兵「ぐえぇ…!!」

パンスト兵「何だこの触手は…!?」

その触手がザーリアンの身体の一部なのだと理解する前に、首を鞭に巻きつかれたその瞬間、パンスト兵たちの首が切断されてしまった…

ハイグレ人間たちはその光景に絶句する。危険な凶器そのものだということを…

ザーリアン「僕を怒らせた罰です…そして、君たちはどう見てもその洗脳魔法が解かれていないようですね…?」

ザーリアンはチラッとハイグレ人間たちの方を見ると、ハイグレ人間たちはパンスト兵たちが殺されたことに怒りを露わにして、

武器を構える。

ハイグレ戦士「よくもパンスト兵様たちを…!!あなたどうかしてるわよ…!!」

ハイグレ魔導士「いくらあなたでも、私達にとって偉大なるパンスト兵様たちを手に掛けたことは許せない…!!」

興奮が強くなるほどの刺激を与えた結果となり、今でもザーリアンを殺そうという勢いだったが、ザーリアンは動じることはなかった。

ザーリアン「あなたたちの方が強そうなのに、こんな奴らの言い成りなんて、よっぽどひどい洗脳魔法ですね…」

ザーリアンは、もうハイグレ人間たちは手後れだと察した。何が手後れかというと、一度ハイグレ人間に洗脳された以上、ハイグレ洗脳による

首謀者を何とかしない限りは元に戻すことは不可能かもしれないし、それで元に戻るとも限らない…ハイグレの洗脳魔法は

完全たる新たな生命体として目覚め、当たり前のように脳も体も活動してしまう…それ程特殊な魔法なのだということを察したからだった。

ザーリアン「あなたたちには悪いですが…僕としては君たちのようにはなりたくないので…」

ザーリアンはさっき被っていた兜をアメーバで再生させ、完全な騎士の姿となると、剣も槍もなく、拳を構えていた。

剣を持っている元・騎士、もとい青色のハイグレ姿のハイグレ騎士が、ザーリアンに向かって得意な剣術で斬り掛かって来る…はずだった…

ハイグレ騎士「え…っ」

ハイグレ騎士が剣を振り回そうとする寸前に、自分の顔の前に銀色の拳が現れ、そしてぶつけられた瞬間に、0.1秒前まで前を向いていたはずが、

その視線が空と地面が交互に入れ替わる程回転し、そのまま地面に触れ伏していた状態になった。

他のハイグレ人間たちは、あまりの速さに何が起こっているかわからず、ザーリアンの次の攻撃に目をやる暇もなかった。

ザーリアンの体中のアメーバの触手が、まるでライフルのような威力で、それも目にも止まらない程のスピードで無数に放たれ、

瞬く間にハイグレ人間たちにその触手に体を貫通させる。

「きゃあああ…っ!!!」「ちょ…ま…!!がはぁ!!」「いやぁぁ…っ!!」「や…!!やめて…!!ぐ…あぁ…!!」

ザーリアンの身体の触手の威力は圧倒的だった…ハイグレ人間に対して、例え女性でも容赦なく殲滅させていく…

その時のザーリアンは無表情で、心から笑えなかった…

ザーリアン「操られたあなたたちを殺すのは気が引けますが…仕方のないことですよね…?僕だって今のままを生きる者として

やっているだけなので…では、約束通り、栄養とさせていただきます」

そう言ったザーリアンは、スライムの触手により、死んだパンスト兵やハイグレ人間たちを絡めると、見る見るその触手の中に

引きずり込まれていき、やがてザーリアンの身体の中で溶けてなくなってしまった。

ザーリアン「ふぅ…満足なのです…これでまた、僕の魔力が上がったのです…強い戦士程僕にとっては良い栄養源となりますね♪さて、

また次のお気に入りの場所探しでも…あ、メルビス様に招集を受けていたんだった…たまには帰りましょう」

マイペースな感じでアラーフスを去っていくザーリアン…まだ響いているアラーフスからのハイグレコールを無視しながら…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.72 )
日時: 2017/12/24(日) 10:41:20 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ヴェルゴーア王国から南西方向にある深緑の森、かつてライーネたちが人間たちに理不尽な差別な扱いという暴動を受けて逃げ込んだ森だった。

その森の中で、メルビス軍の幹部の一人、ユーマという女狩人がいた。森というイメージに合う黄緑色のショートカットをしていた。

黄色の毛皮のマフラー、水色の半袖の服、灰色の短パンを身に付けている。男勝りなイメージがある。そんなユーマはキリッとした目付きで、

狩人ならではの弓を構えていた。

ターゲットは、森の上の浮遊している中型船や、オマル機に乗っているパンスト兵たちや、元・自衛隊員で迷彩柄のハイグレ姿のハイグレ人間たちだった。

どうやら、森でユーマを見つけてハイグレ人間にしようと襲おうとしている。それをいち早く察したユーマは森の中に身を潜めていた。

自分の得意な環境である森の中、ユーマはパンスト兵たちが敵だと認識していた。それは、パンスト兵たちの所業を見ていた訳ではなかった。

ユーマの魔法は予知魔法であり、自分に何をしようとしているのか、そして、あのハイグレ銃に掛かれば自分がどうなるのかさえも認識できたのだった。

そして今、弓を構えて中型船に向けて矢を放った。その速度は光速にもよるものであり、その閃光の矢の威力は圧倒的だった。

中型船はユーマの放った矢により、大爆発を引き起こした。ただ狙いやすい大きな船だからではなく、船の中にある燃料庫を予知して、

引火による爆発を引き起こすにまで至ったのだった。更にその爆発は、近くにいたパンスト兵やハイグレ人間たちにまで巻き込まれて落下する。

ハイグレ隊員「パンスト兵様…!!あそこだぁ!!撃てぇ!!」

ハイグレ隊員が、ユーマが矢を放った位置を特定して、残りのハイグレ人間たちがハイグレ光線を放つ。しかし、森の中にいるユーマの姿を

捉えることまではできないままだった。そしてハイグレ軍たちはまだ知らなかった。ユーマの弓術の実力だけでなく、身体能力そのものだった。

ユーマは森の中を、高速移動しながらスルスルと木々を抜けながら走り、次の矢を放つために弓を構えていた。

パンスト兵「どこだ…!ハッ…!おい!!全員退避!!この森はダメだ!!このままだと全滅する…っ!あ…っ!」

パンスト兵がユーマの危険度を察知して退避命令を出すが、その瞬間に額を矢で撃ち抜かれると、更にそのまま矢が無数に放たれ、

他のハイグレ人間たちもパンスト兵たちも全員ユーマの矢が撃ち抜かれていった…あっという間の出来事だった…

ユーマ「…どこの異星人かわからないけど…私達を脅かそうとするなら、それは敵であることだ…さて…」

ユーマはクルッと後ろを振り返ると、その森の中からもう一人の人物が現れた。名前はロムリア…サキュバスだった。金髪のフワフワのロングに、

エルフのような尖った耳、巨乳を見せつける黄緑色の胸出しワンピース姿、身長2メートルはあるかないかの長身、トロンとした目付きで

おっとりした感じの女性だった。そして両手には4人のパンスト兵をズリズリと引き摺りながら歩いて来た。

ロムリア「うふ♪何十年ぶりの雄かしら…どの殿方のモノというのは美味ですわ♪」

ペロッと舌を出しながら、美味しいものを食べて来たように言うロムリアを見て、ユーマは呆れる。

ユーマ「ロムリア…いつの間に絞りつくしたのだ…?それに私以外の者にそう言う相手をするのは…」

ちなみに、ロムリアに引きずられているパンスト兵たちは、ガリガリに痩せて干からびているようにも見えるが、その死に顔はとても幸せそうにも見える。

ロムリア「あら〜…もしかして嫉妬かしら…?」

悪戯っぽく笑いながらロムリアが言うと…

ユーマ「当たり前だ!ロムリアのような金髪巨乳美人を目の前に欲情しない方がおかしい!ましてや私がいつも相手しているから、

お前がサキュバスだと分かっていても嫉妬して何が悪い!?」

思ったよりハッキリ言うユーマに、ロムリアは笑みを返す。

ロムリア「あらあら…下心が見え見えですけど、そういう素直過ぎるところも好きですよ♪あ、ところで…珍しくメルビス様から招集命令が出ているわね?」

ユーマ「ああ…どうやら、アルスの知らせで、ファンサールとキュールがやられたらしい…」

仲間がやられたことで、ロムリアは本当に驚くリアクションだった。

ロムリア「まさか…彼女らが…あの二人がやられるなんて…!」

ユーマ「ヴェルゴーア王国でやられたらしいが、ライーネたちも強くなっているようだ…戦いの中だ…強さに自信があり過ぎて僅かな油断があったという

可能性もある…ここからじゃ私たちが一番近いが、今はメルビス様の招集が先だ…!」

ユーマはジェルマリア王国のある方向へと振り返ると…

ユーマ「その後は…仲間を討ったあいつらに地獄を見せてやるさ…メルビス様は恐らく、表情は変わっていないと思うが、心の中では

お怒りかもしれないからな…」

ロムリア「うふふ♪そうね…それじゃあ、私達も行きましょうか♪」

ユーマとロムリアは魔法で浮遊すると、ジェルマリア王国へと音速のようなスピードで飛んで行った…



 やがて、ジェルマリア王国の居城にある、広い居間で10m程長テーブルがあり、人数分の椅子に、メルビス率いる幹部たちが揃って座っていた。

居間の中は様々な絵画や金属や宝石などの装飾を施されてあり、床には赤いカーペットが引かれていて、数十mにまで高い天井で、数多くのシャンデリアが飾られてある。

そんな居間の中、まだ座っていない幹部たちの席が空いていて、全員揃っていないようだった。そして、しばらくしてから

メルビスと、その後ろには何人かの幹部たちが出揃っていて、それぞれ自分たちの席に座り、最後にメルビスは長テーブルの中央のソファーへと

座り込み話を始めた。

メルビス「これで全員揃ったわね…本来ならここの席にはキュールとファンサールも座る予定のはずだったけど、

念話で話した通り、ヴェルゴーア王国でやられたらしいの…元々ライーネ相手ならファンサール一人で充分だったけど、

それが結果としてファンサールだけではなく、キュールまでやられた…しかも、その二人はライーネと、何故か同盟を結んだマルキア一同と共に

やられた…マルキアなど皇女の中でも戦力として最弱だが、何故かいつも自身に満ち溢れているけど、今のマルキアはアルスの最上級魔法を打ち砕いたそうよ?」

アルスから聞いた情報を元にした話を始めたメルビスに、一同は誰も同様することなく、むしろ興味津々になっていた。

ユーマ「もしかしたら、ここ最近現れている異星人と何か関係あるのでしょうか…?」

アルス「うん、敵は同じハイレグ水着を着ていて、妙なポーズを取ると何故か魔力・身体能力共に上昇していった…」

ザーリアン「でも、僕がアラーフスで見た光景とは全然違っていたよ…?僕が見た限り、ハイグレ大王って奴に忠誠を誓うような精神汚染魔法が

掛かっていたよ…?」

ロムリア「うふふ…♪どうせならその姿で私に忠誠を向けてくれる男性がいたら…真っ先にいただいちゃいたいくらいね…♪」

フローザ「私としては…そのハイグレ大王のウインナーや、ウインナーに付いている巾着袋ごと切り取って焼いて食べてみたいわね〜♪」

スージン「あなたたちね…今はそういうエグい話をしているんじゃないでしょ…!そのハイグレという力が別の使い方によって同盟を結んでいるとしたら…

あのハイグレ軍をあっさり倒せたという考え方には少しおかしな点があると思うの…」

オーブリー「ええ、ハイグレ軍は一方的にこの星の住人たちをハイグレ姿にさせているけど、アルスの聞いた話だと、マルキアもライーネも

その住人のたちも皆自分の意思をしっかり持っているんでしょ?だけど、私達が訪れた都や町はそうじゃなかったのよ」

マリス「大方、リンガイア王国の皇女、ジェリーナの発明によるものかもしれないわよ…?ジェリーナもハイレグ水着姿になっている

という情報があったらしいしね…」

幹部たちがそれぞれ話し合っている中、メルビスが本題に移りだすように話を続ける。

メルビス「そのハイグレという力だけど、ハイグレの力は既に、私の手中にあるわ?」

メルビスは自信に満ちた表情で手を上げると、自らピンク色の光に包まれ、何とハイグレ姿になった。黒色のハイグレ姿になったのだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.73 )
日時: 2017/12/24(日) 10:44:29 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

その姿に一同はゾッとするように固まってしまった。変わり果てた姿に…ではなく、ハイグレ姿になったメルビスの力に圧倒されていたのだった。

ただでさえ、メルビスの強さは自分たちの力を圧倒的に凌駕するのに、ハイグレの力で更に強化されたのだった。

メルビス「先程アルスの連れて来たハイグレ皇女の力を吸収して得た力だけど、この力は確かに精神汚染魔法による洗脳魔法の力を持っているわ。

この力の源はハイグレ大王によるものへの忠誠の誓いを立てるように仕組まれている構造となっているが、それがハイグレ皇女の力としても備わっている。

ということは、ハイグレ皇女からハイグレ洗脳されたら、そのハイグレ人間たちはハイグレ皇女本人に忠誠を誓うという構造みたいよ?

それだけじゃなく、パンスト兵というハイグレ軍の兵士が持っているハイグレ銃から、ハイグレ姿にされたら、そのパンスト兵の下部となって、

命令に逆らえない構造にもなっている…敵だったものをあっという間に見方に乗り変えてしまう…ファンサールとキュールはそれにやられた以上、

私達の敵になっている可能性はあるわ」

オーブリー「洗脳ね…まさかウチの同胞を見方に付け加えるなんて…そうなるとしたらあいつらが敵になって襲ってくるとなると厄介じゃないの…?

パワーアップな上に敵になったってことでしょ?」

メルビス「そういうことになるわ。だけど、そのハイグレ洗脳の力を今、私が持っているという事は、私はこのハイグレ姿になっても

ハイグレ軍に屈することもなく…自由に動くことが出来る上に、魔力もより向上する…それに、マルキアたちがファンサールとキュールを

打ち負かしたのは、この力の影響によるものだったものであり、一度ハイグレの力を私みたいに取り込んだ存在だとしたら、

彼女らはもうハイグレ洗脳は効かないという構造になっている。だったら、私達もそれなりの対策として、ハイグレ姿になってもらうわよ?」

幹部たち全員が固まる。

ザーリアン「あの〜…ひょっとして僕たちもそのハイグレ姿になれってことですか…?」

スージン「さ、流石にそれは…」

フローザ「あら、私は別に構わないわよ?ハイグレ軍に支配されるよりかは、メルビス様の方が遥かにマシじゃないの?」

ロムリア「うふふ♪それにその姿、とってもエッチなので、性欲が湧いてきそうですから、もっと殿方と戯れたいわ〜♪」

ユーマ「それは私が許さんぞロムリア…!だけど…敵からそのハイグレの力で支配される前に、そのハイグレの力を取り込むという考えは

私としても文句は言えませんね…それに、マルキアもライーネも…恐らくジェリーナもハイグレの力で同盟を結ぶきっかけとなるなら、

メルビス様をハイグレ姿にさせて変に支配させようとすることも頷けます…」

マリス「だったらアルス!私たちもメルビス様からハイグレ姿にさせてもらって、あいつらを吹っ飛ばすわよ!ファンサールとキュールの仇も

討つという前提でね!」

アルス「姉さんがそう言うなら、私は構わない…今度こそマルキアを撃ち滅ぼす…」

こうして一同が一致団結したところで、他の幹部たち3人の内、1人が声を出してきた。名前はモンディアル…茶髪のサイドテールの凛々しい顔つき、

ツリ目で気の強そうな感じで、小麦色の肌に引き締まった筋肉に覆われていて、白い薄着のシャツに、その上には赤色のジャケットを着ていて、

下には青い短パンを履いていて、首には茶色いマフラーをしていた背の高い女性だった。

モンディアル「メルビス様…思うことがあったんだけど、そもそもハイグレの力を取り込んで動きを始めたのはマルキア一同だったのですよね…?

少なくとも一番可能性があると思っていたジェリーナではなく、マルキアだった…だけど、そう考えるなら、マルキアがハイグレの力を利用するようになった

きっかけは何だったのでしょうか…?」

メルビス「っと、言うと…?」

モンディアル「最初はパンスト兵という奴をマルキアたちが打ち倒して、そのハイグレの力を何らかの実験や、単にメルビス様と同じように取り込んでいるのかと

思っていました…だけど、今はまだ情報を聞く限りですが…そもそもパンスト兵たちがこの星に襲撃に来たのは、マルキアがライーネやジェリーナを

打ち倒した後だった…いつも自身に満ち溢れるマルキアだけど、今ではファンサールとキュールでさえも倒す程に至った…

命がいくつあっても足りない戦場の中を、最弱であったカミルーナ王国の戦力がそこまで強敵となったからには、そこまで戦うことができたきっかけを

築かせた人物がいたってことが考えられるのでは…と…」

つまり、今まで最弱扱いされていたマルキアが、何故そこまで強くなれたのか、モンディアルの言いたいことがよくわかったメルビスだったが、

そこでアルスが割って入って来た。

アルス「そう言えば…ヴェルゴーア王国で一人妙な奴がいた…パンスト兵と姿がよく似ていたけど、そいつはハイグレ姿にさせて女を犯すような…

そんな話を聞いていたパンスト兵とは明らかに違っていた…!」

メルビス「…っと、言うと…?」

アルス「遠くから見ていたけど…そのパンスト兵は、キュールとまともに戦っていた…!」

それを聞いた一同は流石に驚きと感心と興味を引く様々な反応をしていると、メルビスも目を大きく開いた。

メルビス「キュールとまともに…?しかも戦った…?」

アルス「うん…しかもそいつ…結構強いと思う…マルキア程じゃないけど、他のパンスト兵とは明らかに違うし、簡単に言えばまともな部類に値する

一人の戦士だと思う…」

アルスに言葉にふと何かを感じ取ったモンディアルは、パトスがきっかけを作った可能性があると踏んだ。

モンディアル「気になるな…そのパンスト兵がきっかけを与えた人物なのか…もしそいつが他のパンスト兵と同じであるなら、

性的な意味で支配するつもりかと思っていたが、一人の戦士として戦う…それはつまり、命を懸けて戦う覚悟があるというものだ…

メルビス様、私はそのパンスト兵の事が気になるので、ちょっくら暴れてきていいですか…?何なら今すぐにでもぶっ殺してもいいですけど…」

クールそうな感じだが、パトスに興味を抱いたモンディアルの表情は、獲物を狩るような目付きになって笑みを浮かべていた。

その表情に、背筋がゾクッと感じている者が何人かはいた。モンディアルがその場から離れようとするが、メルビスに制止させられる。

メルビス「待ちなさい…?その前にあなたにはハイグレもどきになってもらうわよ…?潜在能力を引き出すだけでなく、万が一の為の対策を練るべきだからね…」

メルビスに言われたことに、モンディアルは「うっ…」と、気まずい感じのリアクションをする。

モンディアル「や…やっぱりその姿になる必要があるのかよ…あまりノリ気はしないが…」

嫌そうな表情なモンディアルだが、メルビスの命令には逆らえず、むしろ筋が通っている部分は確かにある。

モンディアル本人も自分の強さに自信はあるが、僅かに足元を掬われるという油断が生じて、敵にハイグレ姿にされて何かしらの逃れられない束縛によって、

自分が自分でなくなるようになるのは死んでもご免だった。そう聞き入れたモンディアルは観念する。

モンディアル「わかったよ…その…メルビス様のその姿と同じになるのは…は、恥ずかしいから…正直ちょっと逃げたかったんだけどな…」

若干顔を赤くしながらモンディアルはブツブツと呟く。

スージン「あぁ…私も同感ですよ、モンディアルさん…?私も恥ずかしいですし…」

同情するように言うスージン…後に自分ももどきとはいえ、ハイグレ姿になると分かれば尚更である。

メルビス「はいはい、ではモンディアル、新しく得た魔法…『テネブラリス・ハイグレーザー(闇のハイグレ光線)』を試させてもらうわね…?」

メルビスはモンディアルに向かって指を出した瞬間、モンディアルは思わず慌てる。

モンディアル「お、おい…!?試すって実験台かよ俺は!?ちょっと待て…!!それってだいじょう…アバババァァアァ!!!」

最後の『ぶ』という言葉が出る前に、メルビスに試作魔法の黒いハイグレ光線を容赦なく浴びたモンディアルは、

着ていた服も短パンも消えてなくなり、黒い光が止むと、モンディアルは赤色のハイレグ水着姿になった。ただし、マフラーだけを残して…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.74 )
日時: 2017/12/24(日) 10:47:36 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モンディアル「うぅぅ…へ、変な声を出してしまったな…って、うわ…!思ったより引き締まるじゃんか!コレ!」

メルビス「それでは、例のポーズを取ってもらおうかしら…?説明はその姿になった時点でわかると思うけど…?」

モンディアル「うぅ…!わ、わかったよ…!ハ、ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」

しっかりと腕を上げ、しっかりクロスさせ、ハッキリと声を張り上げる。さっきまで嫌がっていた割には、動きが様になっている。

ロムリア「まぁまぁ!モンディアル可愛いわぁ!」

オーブリー「動きは確かにアレだけど…でも…魔力も戦闘力も徐々に向上しているのがわかるわ…!マルキアがライーネやジェリーナにも

頷けるわね…!」

モンディアル「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!ホントだ…!この姿にこんな秘密があったなんて…!あ、あれ…?何だ?

勝手に体が動くと思ったら、自由にやめられるじゃねぇか…」

突然ハイグレの動きを止めたモンディアルを見て、メルビスはニヤッと笑みを浮かべる。

メルビス「実験は大成功ね。あのシュリーというハイグレ星から来たハイグレ皇女の魔法を、私のオリジナルを含めてアレンジした魔法だからね」

するとそこへ、メルビスの傍らにいる幹部が前に出て来る。名前はラミアス、実年齢は130歳らしいが、とてもそう見えないくらいに幼い感じがする。

腰にまで届く程のピンク色のロングヘアーで、クールな感じを漂わせ、グラマーな体付きに、それに似合った純白のドレス、手には丸いハンマーを片手に持っていた。

それも、只のハンマーではなく、大きさから見て、自分の顔の数倍は大きい重りで、青いベルトの様な物で巻きつけていて、

更には2本の大きな針が付いているが、そこから何やら魔法絡みのものを漂わせる。

アイリス「メルビス様…?『テネブラリス・ハイグレーザー』と名乗っていましたが、”闇のハイグレ光線”という意味ですよね…?普通のハイグレ光線とは

違うのですか?」

アイリスの質問に、メルビスはこう答える。

メルビス「それはね…単純にハイグレをするだけではなく、余計な洗脳魔法を無効化させる力も含まれているのよ?例えば万が一、

ハイグレ大王がハイグレ洗脳を支配させる力があることを想定して、それをかき消す効果がある。他にも、敵がハイグレの力で、

私のハイグレを解除して乗り換えさせることもできるかもしれないから、それも想定済み…そして、潜在能力を極限以上にまで

引きずり出す効果も含めてあるわ?これで敵なしと思う程の戦力になれるハズよ?現に今、私もそのハイグレの力を得て体感じているのだから…!

ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」

メルビスはハイグレをしながら説明する。見れば見るほど異様な光景だが、魔力が引き摺り出されているのが伝わるのは事実だった。

スージン(それって何となく…)

オーブリー(チート魔法ね…)

ユーマ(チートと言えば…)

フローザ(死亡フラグ…かしら…?)

モンディアル「なるほどなぁ…オモしれぇ!ならば俺の実力を久々に発揮する時だな…!ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!

段々俺の力が膨れ上がって来る感じがするよ…!まぁ…この姿とポーズは何とかなんねぇのか…?」

メルビス「そういうお約束だと思いなさい?あと…くれぐれも油断なく、容赦なく敵を叩き潰すことも別に構わないけど、

その前に言わなくてはいけないことがあるわ。それは、先程のシュリーというハイグレ皇女への魔女の生贄の結果だけど、

想像以上の魔女になれたわよ?」

自信満々に言うメルビスの背後にある扉が開かられると、そこから何やら、メイド服を着ている女性と、執事服を着ている女性の二人が出てきて、

その二人の中央には何やら黒く蠢いている存在そのものがいた。その存在というものは、実体はしているように見えて、実体していない存在…

幽霊と似たようなものであるが、まず姿は人ではなく、人であるという原型がほとんどなかった。顔が大きくて真ん丸く、頭には二つのポンポン、

オペラ座の怪人が付けていそうな鼻から上のマスクに口がなかった。ボディが細く丸い形をしていて、中央にはハイレグの形がくっきりと残っていて、

手はガチガチのダイヤモンドを何個も埋め込まれているようにキラキラと光っていて、足がない代わりに床の上を浮遊していた。

勿論シュリーには全く似つかない、メルビス曰く魔女らしい。

メルビス「彼女の魔力の核そのものが具現化した魔女…時期にマルキアもライーネもジェリーナも魔女にする予定だけど、もしもハイグレ軍が攻めて来たら、

その時はそいつらも全員魔女に変えてあげれば、争いは何一つなく、永遠の魔女の世界が造れるのも遠くはないわね…」

メルビスは不敵な笑みで言うと、モンディアルは残していたマフラーを、口元を隠すように巻くと…

モンディアル「さてと…余興は終わりにして、そろそろ行かせてもらうぜ…?俺が気になっている例のパンスト兵のところへよ…」

その場を去っていき、それを見届けたメルビスはクルッと残りの幹部たちに向かってにこやかな表情を見せると…

メルビス「さて、次はあなたたちの番よ?おとなしくハイグレ姿になりなさい?」

一同は「やっぱりこうなるか…」と、げんなりしつつも諦めた者もいれば、面白そうにしている者もいて、その場にいるメルビスの幹部たち全員が、

ハイグレ姿にされてしまった。当然、強大な戦力となって…



―――ハイグレ星 ハイグレ軍本部―――

パンスト兵「――…っと、以上の報告により、偵察に行かれたパンスト兵団及び、ハイグレ人間戦士たち、計約200人程ですが、

生き延びたのは僅かパンスト兵8人だけでして、そのパンスト兵からの情報であります…恐らく、シュリー様を打ちのめした者の軍団かと…」

更に、その生き延びたパンスト兵たちから取得した映像カメラに、パンスト兵たちもハイグレ人間たちも惨殺される映像があり、

それを見た他のパンスト兵たちもハイグレ人間たちも、恐ろしく動揺している…が、ハイグレ大王は別だった。

ハイグレ大王「うぅむ…我が同胞たちが簡単に殺されるとは…だが…他の星へと目標を変えることはせん…!」

ハイグレ大王の発言に、パンスト兵たちもハイグレ人間たちも「え…?」素になった状態のリアクションだった。

パンスト兵「し、しかしハイグレ大王様…!?その星では既に多くの同志たちが殺されております!ハイグレ戦士だけでなく、シュリー様までもが…!」

ハイグレ大王「だからと言って…同志たちの死をそのままにしてもいいのかな…?」

パンスト兵「え…?」

ハイグレ大王は、整列しているパンスト兵たちをハイグレ人間たちに聞こえる程の大きな声で言い放つ。

ハイグレ大王「我々は何のために人々をハイグレ人間にしていき、パンスト兵にしていったと思う…?それは、ハイグレで新たな世界の為に築き上げる

ためではないか!その意味はよくわかっているはずだ!!その目的の為に、危険を伴ってまで行動した同志達の死を無駄に、我々が何もしないことは

死んだ同志たちは報われはせん!!ならば我々がやるべきことは、全軍が動き出して、その星のやつらをハイグレ人間にすることだ!!

それに、父親としてハイグレ皇女たちの命も守るためにも、お前たちは戦わなければいけないのだ!!そして、敵わない相手なら武力ではなく、

数で攻めるのがよかろう!!例えどんなやり方であろうともな!!それに、我が軍にはまだ切り札のハイグレ人間共もいるのだ!そうだろ!?」

激励するように言うハイグレ大王は、先程までの変態キャラとは打って変わって、凄まじい威厳を放つ男だと感じ取られる。

先程まで委縮していたハイグレ軍たちは、ハイグレ大王に対する敬意を改めて感じ取り、敬礼を始める。ちなみにハイグレ人間たちはハイグレポーズで…

パンスト兵「「「ハッ!!!」」」

ハイグレ人間「「「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!!」」」
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.75 )
日時: 2017/12/24(日) 10:58:30 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ハイグレ大王「直ちにアモティアス星に向かい、すべての者どもをハイグレ人間、及びパンスト兵にさせろ!!特に…同士共を打ちのめした者共に、

我がハイグレ軍の戦力を思い知らせてやれ!!」

ハイグレ全軍団が一致団結してアモティアス星に向かう…しかし、ハイグレ大王は…

ハイグレ大王(やれやれ…俺様としたことが、つい格好付けちまったが、これで全軍団を率いていればそれでいい…チョロいもんだ…!

それよりも…俺様の娘を倒せるほどの戦力で、もしも女だったらそいつをハイグレ洗脳させて、新しい嫁にすればいい…!そうすれば、

その間に生まれる新しい娘をたくさん生ませて、新たなハイグレ皇女とすれば…きっとより強大なハイグレ帝国が造れるということだ…!

我ながら恐ろしいものだなぁ…洗脳という力は…!)

完全なクズ的な思考だった…結局自分の私利私欲によるものであるが故に、全軍団を率いては、例え何百人、何千人いるこのハイグレ軍の

パンスト兵・ハイグレ人間たちを犠牲にしようとも、それを厭わない感情であり、減ればまた増やせばいいという考え方だった…

その犠牲者が、アーミア達ハイグレ皇女であったとしても…

そんなハイグレ大王の後ろには、切り札と言うべき4人のハイグレ人間たちが、ハイグレ大王を囲むように立っていた…


――ヴェルゴーア王国――――

メルビス軍の幹部との激戦を終えたが、シュリーを失ったことで、ウィプリもフェルテミスもアーミアも、誰一人喜べずに無言で俯いたり、

嗚咽しながら泣いたりしていた。

ウィプリ「うあああぁぁぁあ!!!…あぐ…!しゅりー…!!うああああああああぁぁぁぁん!!!」

フェルテミス「ウィプリ…!」(ウィプリを抱きしめながら涙を流す)

アーミア「………」(頭を抱えながら怒りを堪えている)

そんなハイグレ皇女たちの様子を、ジッと眺めているパトスは何も声を掛けはしなかった。本来パトスにとって敵であるはずのハイグレ皇女たちに、

何も同情も感じなかった…それとは別の感情が浮かんで来る感じだった。ハイグレ皇女の一人が死んだことは、パトスにとっての敵が一人死んだという

ことだったので、心から喜ばしいことになってもおかしくないはずなのに、パトスは何故かそんな感情にはなれないまま、その場を離れることにした。

そんなパトスの後を、フォクネが付いて行く。今のパトスの感情をどう取らえるべきなにかを確認するためでもあった。

現在ヴェルゴーア王国は半壊状態で、またいつ戦場が起こるかもしれないとのことで、メルビスとの戦いが終わるまでは、

とりあえず雨風を凌げる程度で復興作業を始めていた。獣人たちやマルキアたち、更にハイグレ姿にされたファンサールとキュールも、

命令によって復興作業やけが人の手当てなども行う…

そんな中、復興作業中の家の中で、さり気なくフォクネがパトスに声を掛けて来る。

フォクネ「ねぇパトス君…君に聞くのもなんだけど、ハイグレ皇女の一人が死んだことは、敵が死んだってことだけど…どう思った…?嬉しい…?それとも…」

パトス「……わからない…僕にとって確かに憎むべき敵なのに…あのハイグレ皇女たちの涙を見た時に思ったんだ…あいつらにも…

大切な者が死んだ時に芽生える悲しみの感情があったのだと…涙を流す時があるのだと…僕がハイグレ軍で見ていた時のハイグレ皇女たちとは、

明らかに見たことがなかった一面だった…そんなあいつらにとって、大切な者が殺された時に、素直に喜べないんだ…敵なはずなのに…」

もしも強い憎しみに駆られて、その矛先である敵を討ち取ることで喜び、勝ち誇る者もいるだろう…しかし、パトスの場合はそうなれなかった…

その答えが何なのかがわからないまま、ヴェルゴーア王国の復興作業を手伝うことにしていたパトス…フォクネも一緒に手伝いながら自身の考えを述べ始めた。

フォクネ「パトス君ってさぁ…きっと心が綺麗なのかもしれないね♪そういう感情って、人としてとても大切なことだよ?

どんな敵であろうとも、相手の感情を考えられる…そういうのって、ただ憎しみを持って殺すというやり方は似合わないし、

心の中ではハイグレ大王って奴から逃げたことで、新しい人生や戦いを頑張ろうとしているハイグレ皇女たちを応援しているくらい、

気を許しているっていう感情がパトス君の中にはあるってことじゃないかな…?」

パトス「あいつらに…?冗談じゃない…!あいつらは…!ん…」

ハイグレ皇女たちに対する憎しみがないはずのないパトスは、若干怒りを露わにすると、フォクネは人差し指でパトスの口を押える。

フォクネ「君が彼女らを許さなくてもいい…ボクがパトス君と同じ立場だったら、簡単に許すはずがない…でも、僕はパトス君が自分自身を見失ってまで

戦わなくてもいいと思う…パトス君は元々人間だったらしいけど、パンスト兵に生まれ変わってしまって、まだ子供みたいな存在…

ホムンクルスだったっけ…?この星に来て様々な出会いがあって、色々な新しい感情が芽生えることができた…

そこから生まれたたくさんの感情はきっと他のみんなもわかってくれているはずだよ?誰かを好きになったり、嫌いになったり、

誰かの為に動いてくれて…戦って…何よりもそんなパトス君の雄姿はみんなが認めている…君はあまり泣かないし、笑わないし、怒らないけど…

それでもボクは今のままのパトス君が大好きなんだよ…!」

僅かに頬を赤らめながら言うフォクネを、パトスは見逃さずにその場から立ち止まってフォクネを見つめる。

フォクネ「パトス君…?」

パトス「フォクネ…前から聞きたかったのだが…よく僕の事を好きって言ってくれるけど…それって、どっちの意味なんだ…?」

フォクネ「ふぇ…!?」

いつもは大人っぽくパトスに対応するフォクネが、逆に取り乱すようになると、パトスはそのままフォクネの方をまっすぐ見つめる。

パトス「戦友としての意味か…?仲間としての意味か…?それとも…恋い慕うという意味なのか…?」

フォクネ「パ、パトス君…!」

あまりに予想外な質問に、かなり戸惑うフォクネ…それと同時に、ハッキリとしたことがわかった…自分にとっての想いを伝えるタイミングとしては、

今しかないこと…

だからフォクネは覚悟を決める…

もしも、次の戦いが始まれば本当に死ぬかもしれない…ミーナの蘇生魔法でも生き返れないかもしれない…

死んだまま想いも告げられないなら、それ以上に残酷な死に方はないだろう…

そして…夜の月の光に照らされる黄色いハイグレ姿が眩さを漂わせ、髪を片手でどかす仕草を見せると…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.76 )
日時: 2017/12/24(日) 11:02:59 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

フォクネ「勿論…こういう意味だよ…パトス君…!」

パトス「ん、んんっ……!?」

唐突に、フォクネはパトスの身体を抱きしめて唇を奪った。可憐な美少女が、自分から恋する男性にキスするようにも見える光景だった。

前にもフォクネに一度キスされたことがあったパトスだが、その時とは感じが違っていた。


フォクネ「……パトス君…どう?」

ちゅっ、ちゅっ、としばらくそうしていてフォクネが離れると、驚きでパトスは固まったまま。

反応が無いのでフォクネがまたキスしようとした所で…

パトス「待て、待ってくれ!いきなり何をするんだフォクネ…!?」

ようやくのように言葉を発した。

フォクネ「嫌だった?」

パトス「そういう話をしていない…何故そうしたかがわからないと言っている…」

フォクネ「ボクがパトス君のことが大好きだからしたんだ。本当にわからない?」

パトス「愛情表現とぐらいは僕にだってわかる。何故今……」

フォクネ「今だからだよ! ボクがパトス君とキスしたいからするに決まってるでしょ!」

完全に自分の都合であった。わかったのは親愛を示しているということだけで、それが何故今したのかはわからない。

いやある意味わかっているのかもしれない…フォクネはいつでもどこでも刹那的なところがあり、パトスにはスイッチがわからなかっただけで、

フォクネにはすべき場面だったのだろう…

フォクネ「前も話したよね?パトス君は頑張りすぎなんだよ…パトス君が向こう見ずの怖いもの知らずってならまだいいのに、

怖いくせに頑張り過ぎるから困るんだ。前みたいに無茶な戦いをして、これから始まるかもしれないメルビス軍を倒すために

死んじゃいそうでさ……ボクはそれが怖いんだよ…こんなボクを怖がらせるだなんてホントパトス君は相当だよ?ボクはそう思っている…」

パトス「そう言われても……マルキアもライーネもジェリーナも、仲間を助けれるのに僕一人の生命で済むのなら妥当だ。報うだけの価値がある。

それに半端な僕が生き延びるよりもフォクネやみんなが、ハイグレ洗脳されず、そして生き続けていけさえすれば、僕は何の悔いも…」

フォクネ「ストップ! そういうのがダメなんだ! 助けるにしろ倒すにしろパトス君が生きてないと意味がない!」

パトス「そうできるのならば最善だろうが…………」

パトスは困り顔を作った。フォクネが無茶な事を言うのはよくある事だが、流石に欲張り過ぎるだろうと思ったのだ。

フォクネ「ボクだって無茶を言っているのはわかってるんだ。これは心構えの話…戦力の足し算や引き算じゃなくてパトス君自身に

生き伸びたいって思って欲しいんだ」

パトス「僕だって死にたいわけじゃない。フォクネもよく知っているだろう?敵はメルビス軍だけじゃない…いつ来るかもわからない

ハイグレ軍とも戦うんだ…!」

フォクネ「わかってるよ。パトス君の生きる意味があるってことを…でも……うん、もうパトス君は生命を捨ててどうにかなるかもしれない。

それか生命を捨ててでもどうにかしたいって場面では迷わないと思う」

パトス「……」

フォクネ「うん。パトス君はそれでいいんだ。これはボクのわがまま。そんなパトス君が……ボクは大好きなんだからね」

パトス「……ありがとう…フォクネ」

フォクネ「パトス君がそうしたいのは止めれないからね。ほんっと強情なんだから……でもね…パトス君が生きたいと思う手助けはボクにもできるんだ」

パトス「今更何を。フォクネがいつも傍に居てくれるから今の僕が在る」

フォクネ「そういう意味じゃなくて……いいや…ね、もう一回キスしようしようそうしよう!」

パトス「……こういうものは一度すれば伝わるものでは?」

フォクネ「そんなにボクが嫌なの!?」

パトス「そういうわけではないのだが……」

フォクネ「じゃあパトス君からキスしてよ!」

ズボッとなにやら落とし穴にでもハマったかのような感覚。フォクネが目を瞑って唇を向け、パトスを待ち構えた。

多分、いや絶対ここで身を引いたらフォクネが怒る、泣く、喚く。そのどれもが起きうるだろう未来が待っている。

どこぞの軽快小説のごとく、暴力に訴えるようなフォクネではないにしろ激情家なのは言うまでもない。

ただそれと同時に、先ほどの初めて触れた唇の感覚が未だに残っているのも感じた。朴念仁どころではない、恋愛という単語に含まれた意味を

ほとんど理解できていないパトスにとって初めてのものだ。そして未知の体験は不快ではなかった。

またフォクネがしたいというのならばあえて拒否する理由はなかった。フォクネのよく聞く言う大好きと同じものであるかはわからないが、

パトスもフォクネを好きだと思っているからだ。


パトス「……わかった」


パトスがフォクネの両肩に手を置くと、びくりと尻尾も耳もピンと跳ねた。指先から微かな怯えとそれ以上に喜色の気配が伝わってくる。

パトスは無造作にフェクネへと唇を重ねた。


フォクネ「……ん、んんっ……パトス……」

うっすらと触れ合うような、長時間をかけてのキス。二人の息遣いが部屋に小さく響く。呼吸の度お互いの口内へと消えていく。

ちゅっと、フォクネが音を立て、パトスは応えるように唇を強く押し付ける。しばらくそのままでいて二人は離れた。


フォクネ「……わっはー! ホントにしてくれた! 凄い凄い凄く嬉しい!唇からぐわーってきて胸の中までいっぱいになりそうだ!

パトスありがとう!大好き!」

全身いっぱいで喜んでいるといった様子でパトスを抱きしめる。しばらく頬ずりを繰り返したり、ぎゅーっとしたりと、

ひとしきりパトスを堪能した所で、はたっと顔をあげる。

フォクネ「パトス君はどうだった? ボクだけ舞い上がったりしてない?」

少し不安げな様子で、抱擁してる間にぴょんぴょこ跳ねていた耳も尻尾も心なしかしょぼんとしているように見えた。

パトス「……いや、僕も嬉しかった。そのなんと言えばいいか……多分、心地よかったと思う」

つっかえつつもぎこちなく想いを伝える。

好意、信頼、友情、思慕、敬愛、恋愛、愛情、情愛、そのうちのどれかなのか、それともどれでもないのか。

知識だけでは得れるはずもない織り交ぜた感情はキスをすることで実感ができた。

パトス(ああ……僕はフォクネが好きなのだろうな)

素直にそう思えた。

フォクネ「ボクもだ…!うん!…うん! 好きな人とキスするとね、心地がよくて気持ちよくて幸せな気分になるんだ!」

キツネ色の尻尾と耳が一緒に跳ね回る。

フォクネ「パトス君に知ってほしいんだ! 世界にはそんな幸せがいっぱいあるって言う事を!使命は大切だし他のみんなも守れたらいい!

でも死んでしまったら、これから得れるかもしれない幸せを想う事も感じる事もできなくなっちゃうんだ!」

パトス「そうか……ありがとうフォクネ…誰かと共に未来へ想いを馳せる…人間なら当たり前の事すら想像もできないくらい、今の僕は幼いんだな」

フォクネ「いいっていいって! パトス君はたった今知ったんだもん! これからこれから!仮令ボクが弱くたってさ、

この後の戦争にも勝って、生き延びて、パトス君を幸せにしてあげるんだから!」

燦々と太陽を浴びている向日葵のような笑顔。

誰だってこんな風に笑いかけられれば、嫌でも幸せな未来を想像してしまうに違いない。

パトス自身からすれば、また新しい生きる目的を目的が見つかったかもしれなかった。…が、そこでまた空気が変わる事態になる

発言をしてしまうパトスだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.77 )
日時: 2017/12/24(日) 11:05:21 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

パトス「だがフォクネ、気持ちは伝わったのだがこういった事は普通異性同士でするものではないのか?僕とフォクネはおと―――」

フォクネ「むぅぅぅぅぅ……パトスの大バカ野郎――――!!!!!!」

爆弾が連鎖爆発するイメージ。どんっと怪力でパトスは押されて、壊されていなかったベッドへ倒される。

マウントポジションを奪われ、下から見上げるフォクネの表情に表れたものは烈火のごとき怒り。ハイレグから見える美脚を絡ませ、

白い肌でサラサラしている手でパトスの顔を掴む。目の前にいるフォクネは、胸が小さめの可憐な少女そのものの姿のようだった。

フォクネ「もー全然わかってない!ボクはパトスが大好きで!パトスもボクが大好き!それだけで十分でしょ……!?

そこに男とか女とかなんの違いもないでしょうが!」

パトス「しかしキスとは生殖に繋がる行為では……」

知識だけが優先しているとはいえ、常識的な発想で口答えしようとするパトス。やはりどうしてもそういった感情には疎いらしい。

いよいよもって大好きの基準が二人の間でズレていると感じなくもなかった。けれどもそのズレは続く言葉でカチリと噛み合う。

フォクネ「だったら…!パトスはボクがパトスじゃない他の誰かとキスしてもいいの!?
パトスを放っといて別の誰かと気持ちよくなって

幸せになってもパトスはどうだっていいの!?最悪、ハイグレ軍にハイグレ洗脳されて、パンスト兵たちと悪い意味で仲良くなってもいいの!?」

パトス「な……!」

賭けとも言えるフォクネの問い掛けを聞いて、言葉が出なくなる。フォクネとキスを終えたばかりのパトスの心には音叉のごとく強く響いた。

あり得るかもしれない未来を思い描いただけに揺らがされた。自分が発した言葉はそんなにも残酷なものだと理解したのだ。

もちろんフォクネがそんな事を望むとは思っていない。みんなも一緒だろう…考えもしない…信仰すらしている…

それだけにフォクネの口から聞く言葉は衝撃的だった。


パトス「……どうでもよくない…フォクネに去られるのは困る…そんな未来ならいらない」

フォクネ「パトス……」

応えるフォクネの顔がぼやける。ほんの三言。それだけの間でパトスの瞳には涙が溢れていた。

例えでも聞きたくはない想像したくもない言葉は、得難い未来を感じたばかりのフォクネの心を強く苛んだ。

フォクネ「ごめんねパトス……ウソだよウソ…絶対有り得ない。ボクがパトスから離れるはずないじゃないか…ハイグレ洗脳なんてされたりしないよ」

フォクネがパトスを抱きしめ、涙ぐんでいる瞳を唇で拭っていく。まるで親猫が子猫の毛づくろいでもしているよう。

愛情いっぱいに頭を撫でながら抱きしめてキスを繰り返したりと慰めている。


フォクネ「ごめんね……ボクがパトスをどれだけ大好きか証拠を見せてあげるから」

パトス「……っ!」

上から覆いかぶさってくるフォクネのキスにパトスは目を見開き驚いた。

今度のキスは唇を擦れ合わせるだけじゃなくて、ぬめる舌で口内を掻き回してきたのだ。

フォクネ「んっ……ちゅ、れろっ、くちゅ……」

神経そのものに触れられたかのような激感。粘膜と粘膜を触れ合わせる感覚は、パトスの想像もできないくらいに刺激的で官能的。

ソフトなキスよりもずっと気持ちがよくて、口内をねぶっているフォクネにされるがままになり、だんだんとパトスも柔らかな舌を舐めるようにキスを返す。

幼い少年のようなパンスト兵は、与えられたばかりの快感の果実を貪る。味覚が薄くとも、いや味覚が薄いからこそ鮮烈過ぎる舌肉の触れ合いに傾倒していく。

気持ちがよすぎて止められなくなってしまう。


フォクネ「ぁ……いいよパトス……ちゅ、ちゅ、んむっ……んぇ……」

舌を入れられるばかりではなく、逆にフォクネの口内へと差し返して小粒の歯や涎を掬い舐めしゃぶる。

粘膜を擦れ合わせるうちに溢れた唾液を飲み込み合う。

パトスは深いキスによって紛れも無い快楽を感じていたのだ。

フォクネ「ん、はぁ……知らなかったでしょ……キスはこういう風にしたほうがずっと気持ちいいんだよ…?」

パトス「ああ……パンスト兵として生まれ変わって初めて知った。この世にはこんなにも心地いいものがあるのか……

君と……フォクネとキスをしていると説明できないほどに気持ちがよくて………多分、これは幸せだと言うものなんだと思う」

フォクネ「ん、ボクも……嬉しくてすっごい幸せだよ……」

しばらくの時間を置いてトロンとしたフォクネがうっすら笑みを浮かべながら呟いて、パトスもまた笑顔を返す。

二人の表情は今までの戦友だけの関係とは違っていて、信頼関係とはまた別なものが含まれている。

熱っぽい視線に込められたそれはきっと愛情というものだろう。

しかし、パトスとフォクネは気づいていなかった…今二人がいる場所は復興作業中のヴェルゴーア王国の中心地であり、

周りには大勢のハイグレ獣人たち…そして、マルキアたちに見られていたことを…

「パトス様とフォクネ様が…!」「キャー!素敵ですー!」「あの二人は同せ…いえ…ありです!」「やだ…私ったら…目覚めちゃいそう…」

モラリス「フォクネの奴…すっかりパトスに洗脳されたかもしれないな…ハイグレからの強制洗脳ではなく、絆を深めることでより強い思いに

なり、そしてより強くなれる…私もここまで強くなれたのは、ただハイグレの力に頼っただけではないようだ…」

ノルジール「でも羨ましい…こうなったら、私もパトスに好きって伝えなきゃね!私は強い男が大好きだから、私とだって相性が合うと思うよ!」

マルキア「ちょっと待て…!それは後だ…今は二人だけにして、しばらくしてからにしろ…それはそうとミーナ…お前はいいのか…?

お前も少なからずパトスに好意を抱いていたと思うが…」

ミーナ「い…いえ…わ、私は…その…パトスさんのことは…恋人ではなく…お…弟に欲しいと…あぁぁぁあぁ…!!だとしたら私の弟が…!

ふ…不潔…!いえ…でも…とても綺麗にも見えました…!」

マルキア「うむ…?そう言えば前にもそんなこと言ったような…なるほどなるほど…姉弟による家族愛か…それもいいだろう…ならば私は…ん…?」

マルキアがどういうやり方でパトスの口説こうかと言おうとしたその時、背後から強烈な殺気を感じていた。

一同は恐る恐る後ろを振り返ると、牙を露わにして唸り声を出しながら、明らかに殺気丸出しの状態のライーネがいた。

ライーネ「フォクネ〜…ワシを出し抜いてパトスに手を出すとはのぉ…1番はワシじゃと決めておったのじゃぞ…!!?ガルルルル〜…!」

フォクネの危機を悟ったマルキア…更にベーマもレオもラッサギもモーカも止めに入る。

マルキア「落ち着かんかライーネ…!後でお前も婦人候補となればいいだろ…!パトスを悲しませる気か…!?」

ベーマ「あんたねぇ…!嫁入り前だからって未来の婿を傷つけちゃダメだろ!?」

レオ「ライーネ様…後で私を使っていいから落ち着いて…?ライーネ様の後でパトスは私ともつがいにしたいけど…」

モーカ「もう少し空気読みなさい!!あぁぁ…何だか違う方向で危険が迫っている気がするわよ〜…!パトスさ〜ん…!」

ライーネ「ぐぬぬぬぬ〜!!こうなったら…パトスが寝ている間に既成事実でも…!」

マルキア「それを後にしろと言っているのだ!もう少し空気読まんか!」

ノルジール「モラリスも一緒に婦人候補にならないの…?私は全然OKだけど…」

モラリス「ん…そうだな…私も最初に会った頃は、突然の曲者が出たと思って速攻に首を斬ろうと思っていたのだが…今では

色々な戦いに勝って、今ではメルビス軍にまで挑むまでに至った…そのきっかけを作ったのは間違いなくパトス…しかも、私より弱かったのに

誰よりも勝てないとわかっている強敵を相手に、臆せずに挑む勇気があって…私はいつの間にかそんなパトスに惹かれていた…

どうやらこれは、私もパトスに惚れているのかもしれないって思うよ…だからいつか私もパトスの女になりたいって思うのが素直な感想かな…?

今のフォクネとのやり取りを見て、そう感じ取ったよ…」

今まであまり何も喋らなかったモラリスが、ここまでパトスに対して本音を語ったことがなかったが、ノルジールも負けずと語り始める。

ノルジール「そうだね…私は最初に出会った頃のパトスは、この世界どころか、常識ということすら右も左もわからない子供みたいだったのに、

今ではどんどんハイグレの力に頼らずにここまで強くなっている…もしかしたら私以上かもしれないね♪強い男は大好きだけど、

もしも、私ともつがいになれば、きっとその間に生まれる子供は強い男の子か女の子になっているよ!…そう考えると、

パトスの子供作ってみたくなるきがするよ〜!」

モラリスもノルジールもそれぞれの想いを述べ、パトスによって恋や友情などの絆を深めることによる洗脳をされてしまったようだった。

とりあえず、今はパトスとフォクネのことを温かく見守る一同だが、ライーネの威嚇の声によって気づかれてしまうのは別の話…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.78 )
日時: 2018/02/09(金) 14:44:04 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

15章 目には目を、歯には歯を、非常識には非常識を

パトスとフォクネが恋仲になる時間から少し遡り、ファンサールとキュールの方は、復興作業中に泣いているハイグレ皇女たちの方に駆け寄ってきた。

その瞳には同情と言う感じはしなかったが、決して見下すような言い方をしなかった。

ファンサール「くくくくく…その涙…あんたたちはもっと強くなれるかもよ…?だけど、メルビス様に挑むなんてよっぽどの大馬鹿者としか思えないねぇ?

自分から死にに行くようなものなのに…」

キュール「シュリーと言う者は恐らく、魔女の生贄にされたのでしょう…そうなれば、それは死を意味します…」

キュールの言葉に、アーミアが反応する。

アーミア「魔女の生贄…?一体それはどんなものなの…?」

キュール「あなた方は異星人なのだから知らないでしょうけど、メルビス様の造る『魔女』というのは、魔法使いの中にある『魔力の核』そのものが

具現化された存在であり、一見何らかの生命体に見えますが、心も目的意識もなく、ただ魔力がある限り永遠に生命活動を続け、中には

強力な戦力となって暴れる者もいます…」

アーミア「っと、言う事はシュリーもその魔女に…!?」

キュール「そうなります…ですから、仮にそのシュリーによく似た魔女と出会うことがあっても、説得に応じることはまずありません…

何らかの奇跡…ってものも期待しない方がいいです…いえ、むしろ、するなです。魔女となれば、魔力の核の持ち主の肉体も心も死んだということで、

新しい生命体…魔女から見れば、あなたたちを見たこともない赤の他人…と言えばわかりやすいでしょうが…そうなると思ってください…」

 もうシュリーは助からない…魔女と化した以上、どうすることもできないと分かった以上、アーミア達は受け入れるしかなった。

アーミア「………もういいわ……シュリーの仇は討つつもりよ…そのメルビス軍をハイグレ人間にしてコントロールできれば…」

アーミアはメルビスたちをハイグレ人間にさせて、とにかく支配させるやり方を考えてはいたが、メルビスたちは既に、シュリーの力を

吸収したメルビスによって、既にハイグレ人間もどきになっていることをまだ知らなかった。

アーミア「そう言えば…あなたたちをハイグレ姿にさせて支配させてもらったから、色々質問させるわよ?まず、メルビス軍の幹部って何人いるの?」

アーミアの質問にキュールが答える。

キュール「私たちを抜いてもまだ10人います」

フェルテミス「まだ…10人だと…?おいおい、勘弁してくれよ…」

ウィプリ「そんな…ファンサール一人だけで、私達3人掛かりでもまだまだだったのに…あと10人…!しかもその上に立つのがメルビスって訳でしょ…!」

ウィプリもフェルテミスも愕然としたのと同時に、気力を失いそうになった。そしてアーミアも…

アーミア「シュリー…くっ…!力が足りない…戦力も足りない…仇も取れない…!どうすればいいの…!?」

そう…確かに戦力が足りないのは事実だった。数は多くても、肝心な強力な戦力となれる者が少ないということもあり、せめて幹部を相手に一人で

戦えるくらいの力が必要だった。当然、今はそんな力もなく…

今はファンサールとキュールもいて、味方に付け加えて参戦も可能だが、それでも足りない程だった。

ファンサール「俺は別に誰と戦ってもいいのだがな…戦こそがすべてとして生まれ育ったようなものだからよぉ…!」

キュール「私もあなた方に従いますが、死ぬ覚悟で行ったほうがいいですよ?私としてはメルビス様に逆らうようのものですが、メルビス様に罰を受けて

死ぬ覚悟は既に持っています…それが本望の様なのですから…」

ファンサールとキュールは戦うことは覚悟の上だが、同時に益々不安に駆られる発言をしてくる。

ウィプリ「……あんたたちってさぁ…よっぽどそのメルビスって人に対する忠誠が強いらしいけど…その幹部10人以上にメルビスって強いのでしょ…?

一体何者なの…?メルビスって…」

気を落ち着かせたウィプリが質問をしてくると、キュールがそれに答える。

キュール「メルビス様は、人種問わず受け入れてくれるお方です…あの方はその昔、ハルピュイアである理由で人間に迫害された私を拾って下さり、

そして…ただ私を部下にさせるのではなく、生きる道へと導いてくれるのです…ですが、その答えをまだ見つからないまま、ただメルビス様の

お供として仕えることが生きがいとなっています」

ファンサール「ちなみに俺は見てわかるが巨人族だ。ただ戦をすることを生きがいとしたメルビス様は、そんな俺を受け入れて、戦の機会を与えてくれる…

まぁ、今となってはお前らの指示に従ってメルビス様に歯向かうハメになっちゃったけどな…くくくく」

キュール「そして、メルビス様ですが、見た目は10代の女の子のように見えますが、実際には我々が生まれる遥か昔からお生まれになり、

現在では835歳です」

ウィプリ「は、835歳…!?」

フェルテミス「うわ〜…永遠の若さキャラかよ…二次元だけにしてほしかったけど…」

アーミア「そこまで生きていられるものなのかしら…?」

キュール「メルビス様は、元々魔界を君臨する王族だったのです…ですが、魔界の薄暗い環境に飽きたメルビス様は、魔界に比べればとても明るい

この地上世界をとても気にいり、王位を捨ててこの世界の国を君臨する皇女となったのです。寿命にしても数千年は生きていられるとされています」

アーミア「魔界の王族…そんなものまでいるのね…それで…?今メルビスは魔女を造るって聞いたけど、魔女を造ってどうするつもりなの…?」

このアーミアの質問に、後にキュールから語り掛ける言葉は、驚愕なものだった。

キュール「メルビス様が魔女を造る理由は…特にないのです」

ウィプリ「は…?ないって…」

キュール「ですから、例えば戦力を増やす為だとか、同志が欲しいという理由ではなく、単純にメルビス様の好奇心によるものなのです。

先程も言いましたように、魔女というのは魔法使いの魔力の核そのものが具現化された生命体…そんなものでできる生命体なんて、そこら中捜しても

いないでしょう…魔法使いは古来より受け継がれることによって、この世界に住む人間の間にできた子供として生まれた…

しかし、魔女とは魔法使いの核そのものとして誕生させることで、一体どのような世界になるかを

ただ傍観したいという好奇心によるものから始まったのです。結果として多くの魔女が存在する世界となり、ジェルマリア王国を築き上げたのです」

フェルテミス「ちょっと待ってくれ…魔法使いの魔力の核そのものだろ…?それは魔法使いそのものの命を奪うことであり、命を奪ってまで

魔女を造ると言うのは、その国に住んでいる魔女の住人たちも危ういのでは…!?」

ファンサール「いいことを教えてやろう…メルビス様は常識なんてものは通用しないのさ…強さという意味だけではなく、神経そのものさえも…

簡単に言えば気分屋という意味でだ…!魔女を造ることは戦力になるだけじゃない…魔女そのものさえも、何か目的を持って新しい生き方をしようとしている…

それが戦いだけじゃなく、ただ何も考えずにひたすら動き続けるだけのものもいる…生命みたいな身も心もない存在としてな…」

つまり、魔女にさせること事態に根本的な意味などなく、単なる好奇心により、新たな生命体としてただ何の目的もなく動くだけの存在として造り上げ、

自身の国の中で、人や動物みたいに食べることも寝ることもなく、ましてや人みたいに喋ることも、怒ることも、泣くことも、笑うこともなく、

ただ動くだけの存在として住んでいるだけだった。いや、住んでいるとは言えず、帰る場所すらないのだろう…

ウィプリ「訳が分からないわよ…それって生きているって言わないじゃないの…完全な悪夢としか思えないわ…!」

 キュールの話はしばらく続いたが、メルビスの考えには未だに要領を得ない話ばかりで、段々話についていけなくなったウィプリはその場を離れて

気分転換に散歩をすることにした。

ウィプリは周りを見回しながら歩いていると、一人一人ハイグレ姿となっている獣人たちが、手慣れた腕で復興作業を行っている。

並の人間とは比べ物にもならないくらいだった。しかし、よく見ると、街の被害は尋常じゃないほど崩壊しており、まるで大地震の痕のようでもあった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.79 )
日時: 2018/02/09(金) 14:46:05 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ウィプリ(これがファンサール一人の力か…あんなのがまだ10人…更にその上にメルビスか…あれ…そういえば私って何しにこの星に来たっけ…?

確かメルビスに代わって新しいジェルマリア王国の皇女になるようにするという計画だったはず…これって…どう考えても無理じゃないの…?

うん…無理だよね…?前にあのパンスト兵を相手に素手で負けたこの私が? メルビス軍の幹部相手に何らかの形でタイマンすることになって

殺されかけてしまう…そんな大ピンチになったその時?ギリギリのところでヒーローが助けに来てくれるとか?それとも

何らかの不思議な力に目覚めて都合よく強敵を倒すだなんて?弱肉強食なこの現実世界はきっとそんなに甘くはない…

あ…こう思う私って一番死亡フラグかな…)

自分の弱さを知っているからこそ、ネガティブに陥るウィプリだが、そんなウィプリに鉢合わせになった数人のハイグレ姿の獣人たちが…

「あ、ウィプリよ?」「あらら…すっかり落ちこんじゃって…」「ねぇ、折角だしさぁ…」

ピンク色のハイグレ姿で白兔の耳と尻尾の付いている白いロングヘアーの女の子と、小麦色のハイグレ姿でシマウマの耳と尻尾の付いている

ツインテールの女の子と、黄色のハイグレ姿でリスの耳と尻尾の付いているポニーテールの女の子の3人組がウィプリを見ると、何やらボソボソと話している。

ウィプリ(前に来たとき、自分がハイグレ皇女だ!っと、主張してハイグレコールを求めて散々バカやっちゃったからねぇ…

敵と認識された上に、更に無様を見せられたからきっとバカにされるのよね…いいわよ…今の惨めな私にはお似合い…)

ネガティブ思考に陥るウィプリだが、その獣人たちは意外なことに…

「「「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」」」

ウィプリに対して笑顔でハイグレポーズをしてきた。

ウィプリ「え…?」

敵視されていた獣人たちから、まさかのハイグレコールを向けられて驚くウィプリ。そしてハイグレポーズが止むと…

「ウィプリだったっけ?この国の為に戦ってくれてありがとう!」

「あなたたちハイグレ皇女たちって、そんなに悪い人達でもなかったみたいだね♪」

「見直しました〜!私たちにはこれくらいしかできませんが…今はお時間を取ってゆっくり静養してくださいね〜!」

ウィプリにとっては意外過ぎて呆気に取られていた。まさかハイグレ姿になっても敵視された自分にハイグレコールを向けてくれることが、

ほんのわずかだが、力が湧いた気がした…っと、言うよりも精神的に落ち着きを取り戻した気分だった。

ウィプリ「ど、どうして…?私一応…あなたたちの敵みたいなものなのに…」

「それでも、この国の為に戦ってくれたことには変わりはないわ?私達には危険過ぎて避難するしかできなかったもん!」

「その…お姉さんのことは気の毒だけど…生きて行けば例え弱くても希望は捨てちゃダメだよ!?」

「そうです〜!私たちもその昔…人間たちに差別扱いされて生き延びて、この国に逆襲してようやく平和を得たのですから!

きっとあなたも命がある限り、きっとジェルマリア王国を乗っ取ることができるかもですよ〜!」

「そうよ!今は何を考えれば分からなかったら、誰か頼れる人に聞くといいわ!誰だって一人ではどうにもできないことってたくさんあるんだから!

だから、あなたはあなたにしかできないことを活かして、希望を見つけるのよ?」

ハイグレ獣人たちにまさかの励ましを受けたウィプリは、何か心が開く感じがした。洗脳とは違った方向でのハイグレコールは、

どこかしら悪くない心地を感じていた。

ウィプリ(なに…この感じ…?この娘たちは別に洗脳されている訳でもないのに…嫌な感じじゃない…こんな娘たちを好き放題支配しようとしていた

私って…相当穢れているのかしら…?)

手後れかもしれないが、ウィプリは少し落ち着きを取り戻すことができたようだった。

しばらくしてからウィプリは周りを見回しながら散歩をすると、他のハイグレ獣人たちが、戦ってくれたお礼として、ハイグレコールをしてくる。

ウィプリだけではなく、アーミアにもフェルテミスにもハイグレコールをしてくるハイグレ獣人たちがいた。特に

フェルテミスの元へ先程助けてくれた妊婦のモリアが、美味しそうな食べ物を持ってきて一緒に食べていて、フェルテミスにとっては

最高に心地が良かった。更に…

ウィプリ(ん?あいつら何を見ているんだろう…?)

ふと、崩れた家々の瓦礫の陰から、マルキアが面白そうなものを見るかのような笑みで、ミーナとモラリスとノルジールが顔を赤くしていて、

ライーネが怒りの形相になりながら今にも暴れそうなところを、ベーマとモーカとレオが必死で押さえつけていた。

ウィプリ(んん…?)

気になってウィプリも別の建物の物陰から、マルキアたちが見ている方を見つめると、そこにはパトスとフォクネが情熱的なキスを交わしていた。

フォクネ「ぁ……いいよパトス……ちゅ、ちゅ、んむっ……んぇ……」

パトス「フォクネ…んっ……ちゅ、れろっ、くちゅ……」

ウィプリ(なっななななな…!!!!何やってるのあいつら…!!!???キスしてるのはわかるけど…!!!あいつらっておとk…!!

いや…そうじゃなくてあんなに濃厚なキスを…!!!)

とても長く熱いキスを目撃してしまったウィプリは、思わず口を押えながら赤面していた。すると、ウィプリの背後から…

「いや〜…まさかこの世界にこんな夢の光景が見られるとはね〜…」

ウィプリ「ヒッ!?」

ウィプリが思わず振り返ると、白いハイグレ姿の上に白衣を纏っていたシャナルがニヤニヤしながら立っていた。

シャナル「前から来るんじゃないかと思っていたけど、本当に来ちゃいましたね〜…ちょっと悔しいですけど、お似合いですよあのお二人は」

ウィプリ「あ、あんた、あの二人があんな関係だってこと…知ってたの…!?」

シャナル「まぁ、分かりやすいものですよ♪例え同性同士でも愛は愛なのですから♪いいですか?あの二人はああやって…

特にパトスさんはまだ子供みたいな存在…そんな彼が愛というものを知って、そして愛をわかり合えることで絆を深めていく…

そうすることであの二人は更に強くなっていくでしょう…!ただ力があれば良いと言う訳でもなければ、知識があればいいというものでもなく、

それは心です!!」

ウィプリ「心…?」

シャナル「はい!!心が強くなるほど、戦いに掛ける想いも強くなり、やがては強大な戦力にまでなると聞いたことがあります!

私としてはそこまで心が強くなったことまではありませんが、マルキア様は国を愛し、そして国民を愛しているからこそ強くなれるのですよ?

そこから更にハイグレの力を+すれば更に強くなれた…でも、まだまだメルビスには届きませんけど…」

ウィプリ「愛ね…愛…私の…私達姉妹による家族愛は…ダメなの…?」

シャナル「まぁ、愛は種類それぞれというのもありますし、あなたの家族愛がどれほどのものにもよるってことでもありますけど、

シュリーって言いましたっけ…?あなたのお姉さん…シュリーの死を受け入れて涙を流したあなたは決して弱い訳ではありませんよ?

その悲しみを忘れなければ強くもなれるんです!」

その言葉にウィプリは胸に杭を打たれるほどの痛い思いがしていた。相手が強過ぎるというのもあるが、自分の力の無さにも原因があるということ。

弱いからこそシュリーを死なせてしまう結果になってしまったということを…

シャナル「あ、そうだったわ!実はジェリーナ姉さんが皆さんをより強くするためのとっても良い機械をようやく完成しましたの!!」

テンションが高くなったシャナルの発言に、ウィプリは心を痛める思いが、一気になくなり、思わず変顔になってまで驚く。

ウィプリ「は、はぁ!?そういえばあのジェリーナって人…今まで全然見かけないと思ったら機械を造っていたってこと!?

あんな非情時になにをやっていたのよ!!」

国が崩壊しかけるほどの命懸けの戦いをしている間に機械を造っていたことに、ウィプリは怒りを露わにすると、シャナルが静止させる。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.80 )
日時: 2018/02/09(金) 14:48:35 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

シャナル「落ち着くのです!!あの戦いではこの国を守ることが先決でありますがそれと同時にジェリーナ姉さんのある機械を造る為の

時間稼ぎでもあるのです!!何故なら、メルビス軍との戦いの為の要となるのはジェリーナ姉さんなのですから!!」

ウィプリ「ジェリーナが…?要…?どういうことなの…?あの変人が…?」

シャナル「変人は認めますが…次の戦いの相手は無数の魔法使いたちと魔女たちです!常識何て一切通用しない相手が多くいます!

ジェリーナ姉さんはマルキア様やライーネさんと違って力は劣ります…ですが、頭の出来は違いますよ?ありふれた知識を駆使して、

自分の出来ることをなさっているだけです!そしてその知識を駆使した結果…完成した科学の結果を利用する時なのです!!」

ウィプリ「か、科学…?」

シャナル「はい…!相手が魔法なら、こちらは科学です!ジェリーナ姉さんが久しぶりにマッドサイエンティストに覚醒しましたので…あ、

パトスさんとフォクネさんのベロチュータイムは終わったようなので早速呼んでおきましょう♪」

ウィプリ「あ、ちょっと…ん…?マッドサイエンティスト…?」


 シャナルに呼び出されたパトスとフォクネ…更にマルキアたちとライーネたちも、ヴェルゴーア王国の地下で、ライーネに研究室として

仕えそうな部屋を貸してもらったジェリーナは、ファンサールとの戦いの最中にも関わらずに、ある機械を造り続けていたらしい。

ジェリーナ「ようこそいらっしゃいました皆さん!!ようやくようやくようやくぅ…!!完!!成!!したのです!!」

灰色のハイグレ姿に白衣を纏っているジェリーナは、ハイテンションで背後にある要塞型の機械があった。

それが何の機械かをジェリーナが説明を始める。

ジェリーナ「これは重力装置です!!この星の重力を何倍にも上げることで、体中により重い重量が掛かります!!例えば50キロの体重の人が

10倍の重力にすることで、500キロにもなります!!そんな要塞の中で基礎訓練を行って重力に慣れるようになれば、

短期間で今とはとんでもなく比べようがない程強くなれるのです!!」

フェルテミス「ほぉ〜!重力か〜!今より強くなれる…!…ん…?でもちょっと待てよ…?短期間ってことはそれって…

その分より過酷な訓練ってことになる訳だよね…?」

ジェリーナ「そうです!!その通りです…!!楽をしながら強くなれるなんてどこの世界でもそんなに甘くはないのです!!

この重力装置の中での訓練を乗り越えさえすれば当然強くはれます…!!ですが…下手をすれば死ぬ場合もありますので責任は負いかねませんが…」

ウィプリ「ちょ…ちょっとぉ!!そんな危険な装置の中で訓練しろっていうの!?」

ジェリーナ「当ったり前です!!い・い・で・す・か!?マルキアさんやライーネさんはともかくです!!あなた方は今後メルビス軍に挑むための

戦力に相応しいとお思いですか!!?ダメダメダメダメ…全っ然の大ダメなのです!!ファンサールとキュールの二人を相手に、

何とか勝てたっていう程度の戦力で、もしも10人の幹部たちが一気に攻めて来たら、この国は木っ端微塵になるでしょう!!!

更にあのファンサールを超えるものだっているのですよ!!?そんな戦力を相手に戦えるのですか…!?無理でしょう…!!

特にそこのハイグレ皇女3姉妹!!」

ジェリーナがビシッとハイグレ皇女たちに指を差す。

アーミア「んん…!?」

フェルテミス「は、はい…」

ウィプリ「な、何よ…?」

ジェリーナ「あなたたち…シュリーって人の仇…討ちたくありませんか…?」

静かに言うその言葉に、ハイグレ皇女たちの表情は一気に豹変し、怒りや憎悪に満ちていた。

ジェリーナ「忘れるはずはありませんよね…?あなた方は異星人でありながらもこの星の戦場に足を踏み入れた以上は、

その戦いから生き延びなければいけません…それに、あなた方はジェルマリア王国を乗っ取って皇女になるおつもりらしいですが、

私はそのやり方を否定しません…ジェルマリア王国の人々をハイグレ人間として支配するなら結構です…ですが…それなりの力と皇女としての器を

示さない限り…それは不可能と思うことです…!」

アーミア「確かにそうね…私達に足りないものは戦力…この星に来るまでに訓練をしたものの、あまり実戦の経験がないのがネックってことになるわ。」

フェルテミス「あんな戦いをしていたから嫌でもわかるよ…でもさぁ、ウィプリはどうする…?私はこの重力装置の訓練を受けるつもりだけど…?」

フェルテミスが聞きに来ると、ウィプリは黙りこくっていた。その表情は憎悪と共に、悔しさが滲み出ているようにも思えた。

ウィプリ「私も強くなりたい…シュリーの仇はもちろんだけど…私はずっと自分に後悔していたわ…人々をハイグレの力によって洗脳させ、

そのハイグレ洗脳者たちの力を利用してばかりで、自分は快楽や遊戯の為に扱う人生を送っていたの…だからアーミアもフェルテミスもシュリーも

鍛錬をしているのを見て、何でそんな無駄なことするんだろう…?何があってもハイグレ洗脳した下僕たちがいるのに…って、思っていた…

だけど、私は間違っていたの…!!自分の力で何とかしようって言う気持ちが少しでもあればって…!!今まで好き放題してきたツケが

シュリーを死なせてしまったんだって…!!よく今まで生きて来たってものよ!!口先ばかり偉そうにしてきて!!いざ戦えばそこのパンスト兵を

相手に素手で負けてしまう程に弱かったことに気付かされた!!それでもハイグレ洗脳や無理矢理忠誠を誓わせることばかりを考えて、

楽をしながらジェルマリア王国の皇女になればいいって思っていた程の卑怯者で!!……なのに…そんな私に…

この国の住人たちはハイグレをしながら慰めてくれた…ハイグレ姿になっても洗脳された訳でもないのに…私の事を受け入れてくれた…

戦ったとはいえ、あまり活躍できなかったのに…お礼を言ってくれた…こんなに優しい世界があったのに…私は無理矢理自分の思い通りに

洗脳させようと考えていた自分がバカみたいだったわ…!だから私は…」

今まで思っていた自分自身の後悔とともに謙遜するウィプリの瞳には、涙が見る見る溢れ出て来る。

ウィプリ「私は強くなるだけじゃない…!!この国を守りたい…!!こんな私を受け入れてくれた獣人たちを…!!あなたたちのことも…!

私にだって何かできることがあれば…!戦いたいの…!!戦わなくちゃいけないの…!!たとえあんな父を裏切ってでも…!

今の私はあなたたちを選ぶわ!!だって…ハイグレ洗脳者とか未洗脳者とか関係なく…あなたたちを死なせたくないの…!!」

初めて自分の感情を打ち開いてくれたウィプリの表情は、悔し涙を流していた。自分が弱いことを理解し、最愛の姉の一人を失い、

同時にウィプリは今回の戦いで多くの事を思い知った。今まで人々をハイグレ人間にしていき、ハイグレ奴隷を弄ぶことを

小さいころから身に付けて育った。しかし、命を懸けた戦いを経験したことにより、そんなウィプリを大きく変えた答えが出て来たのだった。

ウィプリ「会ってそんなに間もないけど…でも…あなたたちはあんな命を懸けて戦って…死ぬかもしれないのに…結果としてシュリーは死んだけど、

これが今の私の答えよ…!私は…メルビス軍の幹部たちと戦って…ジェルマリア王国の新しい皇女となるわ!!そのために

メルビスを倒すわ…!!」

今までにないくらいに真っすぐな目つきで言うウィプリを見て、誰も笑わなかった。むしろ驚愕していた。

モラリス「君は…バカなのか…!?幹部一人でも一国を滅ぼせるほどの力を誇る戦士…!そんな奴らが10人いて、更にその上に立つのが

メルビスなのだぞ…!?お前に何が…!」

焦るように言うモラリスに、ウィプリは自信に満ちたように言いだす。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.81 )
日時: 2018/02/09(金) 14:50:54 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ウィプリ「誰が私一人で戦うって言ったのよ…!?一人ではどうにもできないってことくらいバカな私でもわかるわよ!!

そうじゃなくて、あなたたちが協力して道を作るのよ!メルビスを倒せるチャンスという道をね!どんなに弱い力でも1%も効かない訳じゃない…!!…と、

思うけど、私はそんなやり方になる場合でもメルビスに挑んでみるわ…!!そうでなければ、一人の皇女としてカッコ悪いじゃないの!!」

すると、マルキアが突然笑いだす。

マルキア「はっはっはっはっは!!ようやく良い顔つきになったじゃないか!!気にいったぞウィプリ…!だが、まずはジェリーナの言う鍛錬を

乗り越えなければ意味はない…!当然私も鍛錬するつもりだが、お前はメルビスに挑む意思を持った以上…例えお前の親がここに来ても

逃げられると思うなよ…?もしもこの戦いから気が変わって、ハイグレの力で強制洗脳させるキャラに戻ったら、少なくとも私はお前を

殺す価値もない低俗な存在だという程に見下すだろうし、何よりもアーミアもフェルテミスもお前の事を見捨てるだろうしな…」

チラッとマルキアはアーミアとフェルテミスを見ると、二人はコクッと頷いていた。

フェルテミス「勿論私ももっと強くならないとだけど、ウィプリがここまで成長してくれたのは姉として嬉しいぞ?」

アーミア「ウィプリ…ここから先は恐らく地獄のような修行と見たわ…だから、例え姉である私でも、甘えられないと思ったほうがいいわよ…?

私も皇女の一人として、そしてこの星で新たな生き方を戦って学んで、新たな国の皇女になってみせるわ…!戦いに勝ってこそ征服するためにもね…!」

ライーネ「ジェルマリア王国を征服とは随分な野望じゃのぉ…まぁ、この世界の国の均衡を保てる皇女というのは、

まずは力…つまり、皇女との戦いに勝って、勝利を取ったものが新たな皇女として認められるということを教えたからのぉ。

そして王としての器も勿論じゃが、何よりも国民は納得してくれるかにもよるが…」

すると、ジェリーナがまだか、まだかと苛々しながら待ち続けていた沈黙を破るように叫び出す。

ジェリーナ「御託はいいですからさっさと訓・練・するのですぅ!!メルビス軍がいつ襲ってくるかもしれないのですよぉ!?

全く全く全くどうでもいいですから…さっさと私の研究成果を実らせるためにも早く強くなるのですぅ!!紹介したい機械はまだまだあるのですからぁ!!」

いつも以上に発狂するジェリーナ…しかも不吉っぽく聞こえる本音が響く。

パトス「ねぇシャナル…?ジェリーナの奴…何でハイグレ人間もどきになる前のキャラに戻っているんだ…?」

シャナル「ジェリーナ姉さんは研究が進むとああやって発狂するんですよ…実際には研究から頭が離れる時は、意外とおしとやかな一面もあるのですよ?」

パトス「僕はそっちの方が怖い気がするな…今の方が見慣れているだけに…」

シャナル「パトスさんって時々容赦ないですね…ちなみに…私とどっちがいいですか…?」

何故か何かを求めるように言うシャナルに、パトスはきっぱりと…

パトス「それは勿論シャナルだ。シャナルにもいろいろとお世話になっているからな…このハイグレ人間もどきにするためにハイグレステッキを

改造してくれなければライーネもジェリーナも見方になってくれなかったし…物凄く感謝している。」

真顔でハッキリと答えるパトスに、シャナルは顔を赤くする。

シャナル「あ…アハハハ…!そこまで言われると照れてしまいますねぇ…♪でも…ありがとうございます…私もパトスさんと出会ってから、

たくさんの研究ができました…!もっとこれからも、姉さんと共に実験の協力をお願いしますね♪」

パトス「ああ…さてと…僕も訓練をするがフォクネ、入ろうか」

フォクネ「うん♪」

パトスとフォクネは手を繋いだまま、ジェリーナの造った重力装置の中へと入って行く。続いてウィプリ、モラリス、ノルジール、

フェルテミス、アーミア、ベーマ、レオも入って行くと、装置の中はかなり広く、200人入っても充分余裕があるくらいの広さだった。

ダンベルやトレッドミルによく似たもの等、一般的な筋力トレーニング器具も置いてあった。

パトス「ここが重力装置の中か…とりあえずマルキアやライーネに教えてもらった通りの基礎的トレーニングを行ってみるか…そういえばウィプリ」

ウィプリ「な、何よ…?」

パトスはウィプリにある質問を投げかける。

パトス「君は身体的な訓練は大丈夫か…?ライーネに稽古を付けて来たとはいえ、今度はそれ以上の地獄かもしれないが…」

ウィプリ「な、舐めないでよね!一度決めたことは何が何でも諦めないから!!それとパンスト兵!!…いや…パトス!!」

ウィプリが初めてパトスの名前を言う。

ウィプリ「私がもっと強くなって、前とは違って心を入れ替えていることを思い知らせてあげるわ!約束する…もしも…次の戦いで生き残って、

皇女となれば…ハイグレ軍で洗脳された人たちを元に戻してあげるわ…」

パトス「え…?」

ウィプリからの思わぬ言葉を聞いたその時だった…装置の外側にいたジェリーナは何の説明もなく、突然重力装置のスイッチを入れる。

ジェリーナ「ポチッとな♪」

その瞬間、パトスたちのいる重力装置が作動し、パトスたちの体が一気に重くなる。

パトス「うぐっ!!?」

ウィプリ「んなっ!!!?」

モラリス「ぐっあ…!!」

ノルジール「おほっ!!?」

全員があまりの重さに動けず、立っていられるのが精一杯な程の重力が体中に襲い掛かってきた。

パトス「お…重い…っ!!」

ウィプリ「じょ…冗談じゃ…ない…わよ…!!これってマジで危険…っ!!」

モラリス「想像以上だな…!」

ノルジール「あぐぐぐ…!こ、拳もろくに振るえない…!」

ベーマ「こ…これはいい汗を…か、掻きそうだ…ね…!」

フェルテミス「ちょっとあんた…!いきなりこんな危険な装置を造って大丈夫なの…!?」

アーミア「ここでどう修行すればいいか…一応せ、説明…を…!」

装置の外側にいるジェリーナが、窓から顔を出しながら説明を始める。

ジェリーナ「修行は簡単でーす!!その重力に慣れるまで、ただ動き続けるだけでいいのでぇす!!ちなみに今はその装置の中の重力は10倍…つまり、

あなたたちの体重が10倍にまで増えたと思いなさーい!!どうでしょう!?いかがでしょう!?ダイエットもできないダメダメな超おデブに

なった哀れな豚になるとはこういう事なのでーす!!想像してごらんなさい…?超おデブな豚女がハイグレ姿になった時、ハイレグすら

見えない程の肉に覆われている姿を…!そしてハイグレをしても色気の微塵もない哀れな豚…いえ、ビヒーモスのような姿を…!」

あえて豚ではなくビヒーモスを思い浮かべると、女性陣はゾッとする光景が目に浮かんでいた。ちなみにパトスはビヒーモスを知らない為、

フォクネに教えてもらう…

ちなみにさっきまで黙っていたレオは、その5倍の重力の中でハイグレポーズを始める。

レオ「ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!ハァ…ハァ…ハイグレ…!ハイグレ…!」

黒色のハイグレ姿でハイグレをする小柄な黒豹のレオは、大汗を掻きながらハイグレをするが、ゆっくりハイグレポーズをすることが精一杯だった。

レオ「ハァ…ハァ…ハイグ…レ…ダメ…ハイグレポーズを数回するだけで疲れる…!」

ベーマ「だけどこの訓練…!決して無駄じゃない…!凄くやばいけど…!」

グリズリーの獣人で赤紫色のハイグレ姿のベーマは、元々マッスル体型なだけに筋力トレーニングは熟練の持ち主であるため、

パトスとウィプリの近くに寄ると…

ベーマ「パトス…ウィプリ…筋力トレーニングに関しては…アタイに任せな…!アタイがビシビシと基礎を叩き込んでやるからね…!!」

パトス「ハァ…ハァ…よ、よろしく…頼む…!」

ウィプリ「ギギギ…!も、もう倒れそ…う…!」

ウィプリがその場で四つん這いになると、窓から見ていたジェリーナが…

ジェリーナ「はいはいはーい!!そこで倒れてしまっては元も子もあーりませーん!!死にもの狂いで限界を超えるほどの修行をするには

正に打ってつけの訓練場ですよ〜!?ここで修行するだけでも生きていること事態が苦しい生き地獄でしょーう!!…さてさてさて…

ハイグレ人間の力を得たなら、ハイグレポーズをするだけでもかなりの修行となれま〜すが…まぁ、せいぜい死にそうになるくらいに

もがいて、それでもなお、戦争に勝利を治めたいなら…それくらいはやらないといけませんからねぇ…♪」

それを聞いたモラリスやノルジールもその場でハイグレポーズを始める。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.82 )
日時: 2018/02/09(金) 14:53:30 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

モラリス「ハイグレッ!!ハイグレッ!ハイグレッ!!ぐああ…!!体中がきしむ…!!」

ノルジール「ハイグレ…!!ハイグレ…!!ハイグレ…!!これって凄い修行だよ…!お、お股から汗が流れ出るぅ…」

モラリスもノルジールもハイグレをしながら、多量に汗が一気に流れ出る…そして、その汗は肌が出ている部分全身から流れ出ていて、

ハイレグの上からでも勿論汗が出ている訳だが、その汗によって透けてきていることには気づいていなかった…

白色のハイグレ姿のハイグレ皇女のフェルテミスと、紫色のハイグレ姿のハイグレ皇女のアーミアは、それぞれ自分にあった修行を

行っていた。フェルテミスは剣術を、アーミアは魔法拳法によって、魔法を兼ねそろえた武術で修行を行っている。

10倍の重力によって非常に体が重い状態なので、勿論その動作は非常に遅いのだった。その場にいる全員が一気に身体が熱くなっていき、

オーバーヒートしそうな感じでもあった。まだ30分も経っていない状況の中…


パトス「ぐうあぁぁ…!!1…!2…!3…!4…!」

ベーマ「そうだよ…!!それが腕立て伏せだ…!!その調子で…!まずは50回を目指してごらん…!!ふぅ…!ふぅ…!」

パトスはベーマに習って腕立て伏せを行っていた。

以前、マルキアやライーネに稽古をつけられたことがあったが、ほぼ実戦ばかりであり、基礎的な筋力トレーニングまではろくに行っていなかった。

その為、常日頃から筋力トレーニングを欠かさずに、マッスル体型にまで鍛えたベーマに教えてもらうのが得策だった。

ちなみにウィプリは…

ウィプリ「負…け…て…たまるか…!」

立っていられるのが精一杯であり、一応両手を後頭部に置いてスクワットくらいはしていた。足をM字型にしてしゃがみ、足を蟹股に開いた

状態のまま立ち上がる仕草を見せる。赤色のハイレグ水着姿なので、スクワットだけでもエロく見える光景だったが、パトスは全く気にする様子もなかった。

そして、パトスの横にはフォクネも一緒に腕立て伏せを行っていた。

フォクネ「15…!16…!ハァ…!ハァ…!17…!18…!パトス…大丈夫…?」

パトス「19…!20…!くぅぅ…!!ま…まだだ…まだいける…!これくらいの修行をしなければ…メルビスどころか…幹部の一人にも届かない…!

僕の中に眠っている…アクション仮面と…ハイグレ魔王の力を引き出せるようにも…しないとね…!!21…!22…!」

汗で手が滑りそうになりそうなところも耐えながら、必死で腕立て伏せをやめなかった。

ベーマ「いいよ…!その調子…!ほらフォクネ…!あんたが出遅れてどうするんだい…?」

ベーマも腕立て伏せを、10倍の重力の中でも順調に熟しているが、フォクネはパトスより少し遅れてきている。

フォクネ「ふいぃ…!!パトスの成長が凄まじいよぉ…!あと…これって1時間ももつかな…!」

パトスはベーマに習って、腹筋や背筋運動…指立て伏せや細かいストレッチ法、更には打たれ強くするために、ベーマから何発も体中に

拳をぶつけられて耐えるようにまで修行をしている。かなり過酷と言ってもいい修行だった。

一方、レオは腕と脚の筋力を鍛える為に、ドスン!ドスン!と音を立てながら走ろうとしているが、はたから見れば歩いているのと

変わらないペースで動かしている…

モラリスは得意の剣術で、いつも身に付けている剣が10倍重いため、振り回すのも必死だった。

ノルジールも自分の日課のトレーニングを熟そうとしているものの、身体が重すぎて中々思うように動けない状態だった。


そして、装置の外側から見ていたミーナは…

ミーナ「み、皆さん…とても苦しそうですよ…!ジェリーナさん!!これって大丈夫なのですか!!?」

かなり心配そうにミーナが問いかけると、マルキアとライーネは首を横に振る。

マルキア「ミーナ…メルビス軍に勝つためにはそれ相応の力が必要だ…あいつらもそれを分かった上で自分から望んでいるんだ…」

すると、その会話が聞こえたウィプリが窓から顔を覗かせるようにして怒鳴りだした。

ウィプリ「それにしたって……限度があるでしょうがぁ!!いきなりハードルが…高すぎるのよぉ!!ハァ…!!ハァ…!!」

そんなウィプリの様子を、ライーネは笑いながら見ている。

ライーネ「はははは!!それくらい耐えなければ次の舞台には立てぬぞ…?シュリーの仇も取れんじゃろうし…それに…貴様さっきまで

たつのがやっとじゃったのに、ここまで歩いて来れておるではないか」

ウィプリ「そ…そういえば…」

ライーネ「まぁ、火事場のバカ力というのもあるが、よいか…?貴様の力はまだまだ弱い…ここにいる誰よりもな…!じゃが、

弱いからこそ新たな力に目覚めやすいものじゃ…!自分に合った戦い方や魔法…何でも構わん…!その修業を熟すのは何も筋力を鍛える為だけではなく、

精神をも鍛え、自分の弱さと戦う…!そして新しい自分を見つけてみるのじゃ…!!お主のことはお主自身が一番わかっておろう…!」

ウィプリ「新しい自分…うぐぐ…!は、話し長いけど…簡単言えばこの…うぐぐ…!地獄の試練を…突破しろってことでしょ…!

あんたとの修行の時の方がよっぽど楽に思える…自分が怖くなったわよ…!それよりジェリーナ…!」

ウィプリは、今度はジェリーナに声を掛ける。

ウィプリ「これってどれくらいやるのよ…!?…ハッキリ言って…1時間ももたないわよ…!限度ってあるでしょ…!」

ウィプリの言い分に、ジェリーナはまた不気味な笑みを浮かべる。

ジェリーナ「ヒハハハハハハ!!!それは勿論…死ぬまでに決まっているじゃないですかぁ…?」

洒落にもならないセリフをウィプリだけではなく、パトスたちにも聞こえた。

ウィプリ「ハァ…!!?」

パトス「……フォクネ…万が一死ぬ時は一緒だ…」

フォクネ「わかった……ベーマ…僕たちを…一緒の棺の中へ…入れてね…?」

ベーマ「死ぬ事前提で決めちゃうんじゃないよ…!ああいう場合は…死ぬほどの窮地に立たされる程の修行をしろってことだよ…!」

レオ「ハァ…!ハァ…!ハァ…!あう…熱くて死にそうだけど…ハイレグが…いつもよりキツく感じちゃう…!それに…

熱くて…キツくて…死にそうってこんなことかも…」

違う意味で聞いているレオは、既に全身汗びしょ濡れで、他の皆もそうだけど、オーバーヒートになりかけている。

すると、レオはチラッとパトスを見る。パトスのそれほどイケメンじゃないが、10倍の重力の修行を必死で耐えながら頑張っている。

そんな男らしく凛々しい姿が、雌の本能として目覚めていきそうだった。

レオ「パトス…フォクネだけ何だかずるい気がしてきた…」

レオはゆっくりとパトスの方へと寄って行く…

モラリス「死ぬまでか…フゥ…フゥ…本当に死ぬなら…ハァ…ハァ…せめて…思い出だけでもと思ったが…何かないか…?ハァ…ハァ…」

ノルジール「ここで…?ハァ…!フゥ…!こんな暑苦しく…死にそうな窮地の中で…!?あるとすれば…」

すると、ノルジールはチラッとパトスを見つめると、モラリスもつられて見つめる…

マルキア「んん…!?おい、ジェリーナ…あいつら、熱さがオーバーヒートしてヤバい方向になっていきそうだぞ…!」

ジェリーナ「これは…!おやおやおやおや…!!これはこれはぁ…!!」

ミーナ「え…!?もしかして…!」何かを察して赤面

ジェリーナ「何という事でしょう…!!!彼女たちは死ぬほどの窮地に立たされたその瞬間に発情してしまったらしいですねぇ!!

恐らく恐らく彼女たちは既にオーバーヒートして、今までに隠された自我を呼び覚ましてしまったのでぇす!!」

パトス「ん…?」

パトスは周りの異変に気付き、さっきまで離れて修行をしていたモラリス、ノルジール、レオの3人がいつの間にか近くにまで寄ってきていた。

モラリス「ハァ…ハァ…パトス…聞いてくれ…」

パトス「フゥ…フゥ…どうしたんだ…?悪いけど今は…話を聞く神経すら使いたくないのだけど…」

フォクネ「ん…?大丈夫…じゃないよね…」

モラリス「パトス……こんな状況ですまないが…」


限界近くにまできているモラリスは、水色のハイレグ水着の胸の部分をずらし、大きな生乳を露わにすると、パトスとフォクネは一斉に驚く。

パトス「んな…!?」

フォクネ「えええ!!?」

モラリス「私の身体を…触ってくれ…!」

普段はキリッとしてクールな感じなのに、熱くてオーバーヒートしているモラリスの表情は、トロンとしていて、涙目になりながら

上目遣いになってせがんでくる。とても普段のモラリスからじゃ考えられない程可愛く見える。

ライーネ「させるかぁ!!!」

事態を把握したライーネは勢いよく窓から覗き込み、すぐさま重力装置の解除スイッチを押す。すると、装置の中の重力が元に戻り、

パトスたちはようやく落ち着きを取り戻すと、ライーネが扉を開けてパトスを掻っ攫う。

モラリス「あ…」

モラリスは目の前でパトスを取られたことで、残念そうにしながら手を伸ばしていた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.83 )
日時: 2018/02/09(金) 14:55:56 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ウィプリ「誰が私一人で戦うって言ったのよ…!?一人ではどうにもできないってことくらいバカな私でもわかるわよ!!

そうじゃなくて、あなたたちが協力して道を作るのよ!メルビスを倒せるチャンスという道をね!どんなに弱い力でも1%も効かない訳じゃない…!!…と、

思うけど、私はそんなやり方になる場合でもメルビスに挑んでみるわ…!!そうでなければ、一人の皇女としてカッコ悪いじゃないの!!」

すると、マルキアが突然笑いだす。

マルキア「はっはっはっはっは!!ようやく良い顔つきになったじゃないか!!気にいったぞウィプリ…!だが、まずはジェリーナの言う鍛錬を

乗り越えなければ意味はない…!当然私も鍛錬するつもりだが、お前はメルビスに挑む意思を持った以上…例えお前の親がここに来ても

逃げられると思うなよ…?もしもこの戦いから気が変わって、ハイグレの力で強制洗脳させるキャラに戻ったら、少なくとも私はお前を

殺す価値もない低俗な存在だという程に見下すだろうし、何よりもアーミアもフェルテミスもお前の事を見捨てるだろうしな…」

チラッとマルキアはアーミアとフェルテミスを見ると、二人はコクッと頷いていた。

フェルテミス「勿論私ももっと強くならないとだけど、ウィプリがここまで成長してくれたのは姉として嬉しいぞ?」

アーミア「ウィプリ…ここから先は恐らく地獄のような修行と見たわ…だから、例え姉である私でも、甘えられないと思ったほうがいいわよ…?

私も皇女の一人として、そしてこの星で新たな生き方を戦って学んで、新たな国の皇女になってみせるわ…!戦いに勝ってこそ征服するためにもね…!」

ライーネ「ジェルマリア王国を征服とは随分な野望じゃのぉ…まぁ、この世界の国の均衡を保てる皇女というのは、

まずは力…つまり、皇女との戦いに勝って、勝利を取ったものが新たな皇女として認められるということを教えたからのぉ。

そして王としての器も勿論じゃが、何よりも国民は納得してくれるかにもよるが…」

すると、ジェリーナがまだか、まだかと苛々しながら待ち続けていた沈黙を破るように叫び出す。

ジェリーナ「御託はいいですからさっさと訓・練・するのですぅ!!メルビス軍がいつ襲ってくるかもしれないのですよぉ!?

全く全く全くどうでもいいですから…さっさと私の研究成果を実らせるためにも早く強くなるのですぅ!!紹介したい機械はまだまだあるのですからぁ!!」

いつも以上に発狂するジェリーナ…しかも不吉っぽく聞こえる本音が響く。

パトス「ねぇシャナル…?ジェリーナの奴…何でハイグレ人間もどきになる前のキャラに戻っているんだ…?」

シャナル「ジェリーナ姉さんは研究が進むとああやって発狂するんですよ…実際には研究から頭が離れる時は、意外とおしとやかな一面もあるのですよ?」

パトス「僕はそっちの方が怖い気がするな…今の方が見慣れているだけに…」

シャナル「パトスさんって時々容赦ないですね…ちなみに…私とどっちがいいですか…?」

何故か何かを求めるように言うシャナルに、パトスはきっぱりと…

パトス「それは勿論シャナルだ。シャナルにもいろいろとお世話になっているからな…このハイグレ人間もどきにするためにハイグレステッキを

改造してくれなければライーネもジェリーナも見方になってくれなかったし…物凄く感謝している。」

真顔でハッキリと答えるパトスに、シャナルは顔を赤くする。

シャナル「あ…アハハハ…!そこまで言われると照れてしまいますねぇ…♪でも…ありがとうございます…私もパトスさんと出会ってから、

たくさんの研究ができました…!もっとこれからも、姉さんと共に実験の協力をお願いしますね♪」

パトス「ああ…さてと…僕も訓練をするがフォクネ、入ろうか」

フォクネ「うん♪」

パトスとフォクネは手を繋いだまま、ジェリーナの造った重力装置の中へと入って行く。続いてウィプリ、モラリス、ノルジール、

フェルテミス、アーミア、ベーマ、レオも入って行くと、装置の中はかなり広く、200人入っても充分余裕があるくらいの広さだった。

ダンベルやトレッドミルによく似たもの等、一般的な筋力トレーニング器具も置いてあった。

パトス「ここが重力装置の中か…とりあえずマルキアやライーネに教えてもらった通りの基礎的トレーニングを行ってみるか…そういえばウィプリ」

ウィプリ「な、何よ…?」

パトスはウィプリにある質問を投げかける。

パトス「君は身体的な訓練は大丈夫か…?ライーネに稽古を付けて来たとはいえ、今度はそれ以上の地獄かもしれないが…」

ウィプリ「な、舐めないでよね!一度決めたことは何が何でも諦めないから!!それとパンスト兵!!…いや…パトス!!」

ウィプリが初めてパトスの名前を言う。

ウィプリ「私がもっと強くなって、前とは違って心を入れ替えていることを思い知らせてあげるわ!約束する…もしも…次の戦いで生き残って、

皇女となれば…ハイグレ軍で洗脳された人たちを元に戻してあげるわ…」

パトス「え…?」

ウィプリからの思わぬ言葉を聞いたその時だった…装置の外側にいたジェリーナは何の説明もなく、突然重力装置のスイッチを入れる。

ジェリーナ「ポチッとな♪」

その瞬間、パトスたちのいる重力装置が作動し、パトスたちの体が一気に重くなる。

パトス「うぐっ!!?」

ウィプリ「んなっ!!!?」

モラリス「ぐっあ…!!」

ノルジール「おほっ!!?」

全員があまりの重さに動けず、立っていられるのが精一杯な程の重力が体中に襲い掛かってきた。

パトス「お…重い…っ!!」

ウィプリ「じょ…冗談じゃ…ない…わよ…!!これってマジで危険…っ!!」

モラリス「想像以上だな…!」

ノルジール「あぐぐぐ…!こ、拳もろくに振るえない…!」

ベーマ「こ…これはいい汗を…か、掻きそうだ…ね…!」

フェルテミス「ちょっとあんた…!いきなりこんな危険な装置を造って大丈夫なの…!?」

アーミア「ここでどう修行すればいいか…一応せ、説明…を…!」

装置の外側にいるジェリーナが、窓から顔を出しながら説明を始める。

ジェリーナ「修行は簡単でーす!!その重力に慣れるまで、ただ動き続けるだけでいいのでぇす!!ちなみに今はその装置の中の重力は10倍…つまり、

あなたたちの体重が10倍にまで増えたと思いなさーい!!どうでしょう!?いかがでしょう!?ダイエットもできないダメダメな超おデブに

なった哀れな豚になるとはこういう事なのでーす!!想像してごらんなさい…?超おデブな豚女がハイグレ姿になった時、ハイレグすら

見えない程の肉に覆われている姿を…!そしてハイグレをしても色気の微塵もない哀れな豚…いえ、ビヒーモスのような姿を…!」

あえて豚ではなくビヒーモスを思い浮かべると、女性陣はゾッとする光景が目に浮かんでいた。ちなみにパトスはビヒーモスを知らない為、

フォクネに教えてもらう…

ちなみにさっきまで黙っていたレオは、その5倍の重力の中でハイグレポーズを始める。

レオ「ハイグレ…!ハイグレ…!ハイグレ…!ハァ…ハァ…ハイグレ…!ハイグレ…!」

黒色のハイグレ姿でハイグレをする小柄な黒豹のレオは、大汗を掻きながらハイグレをするが、ゆっくりハイグレポーズをすることが精一杯だった。

レオ「ハァ…ハァ…ハイグ…レ…ダメ…ハイグレポーズを数回するだけで疲れる…!」

ベーマ「だけどこの訓練…!決して無駄じゃない…!凄くやばいけど…!」

グリズリーの獣人で赤紫色のハイグレ姿のベーマは、元々マッスル体型なだけに筋力トレーニングは熟練の持ち主であるため、

パトスとウィプリの近くに寄ると…

ベーマ「パトス…ウィプリ…筋力トレーニングに関しては…アタイに任せな…!アタイがビシビシと基礎を叩き込んでやるからね…!!」

パトス「ハァ…ハァ…よ、よろしく…頼む…!」

ウィプリ「ギギギ…!も、もう倒れそ…う…!」

ウィプリがその場で四つん這いになると、窓から見ていたジェリーナが…

ジェリーナ「はいはいはーい!!そこで倒れてしまっては元も子もあーりませーん!!死にもの狂いで限界を超えるほどの修行をするには

正に打ってつけの訓練場ですよ〜!?ここで修行するだけでも生きていること事態が苦しい生き地獄でしょーう!!…さてさてさて…

ハイグレ人間の力を得たなら、ハイグレポーズをするだけでもかなりの修行となれま〜すが…まぁ、せいぜい死にそうになるくらいに

もがいて、それでもなお、戦争に勝利を治めたいなら…それくらいはやらないといけませんからねぇ…♪」

それを聞いたモラリスやノルジールもその場でハイグレポーズを始める。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.84 )
日時: 2018/02/09(金) 14:58:41 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「それ以上はダメじゃ!!パトスを変なことに巻き込もうとするでない!!」

ジェリーナ「ライーネ…あなた何をしているんですかぁ…?ここからが最高のパラダイスの始まりじゃないですか!!」

ジェリーナは半ギレで言い寄って来ると、パトスを一向に離そうとしないライーネは威嚇する。

ライーネ「グルルルル…パトスはワシが決めたつがいとなる者じゃ…!惚れた雄が取られて嫉妬しない訳がなかろう…!そもそもジェリーナ!!

貴様こういう展開をわかってこの装置を発明したのではなかろうな!!おい!!そこの貴様ら!!もう正気に戻ったじゃろう!?」

モラリス「あ……ハッ!?わ、私は…あ…あああああ…!!な、何をやろうとしていたのだ!?修行中に…!!」

ノルジール「え〜!?私はいいのにぃ…いいじゃない!パトスのこと私だって好きなんだよ…!?」

レオ「ライーネ様…独り占めよくない…交尾したい…」

ライーネは怒りのあまり、金色の長い髪がライオン型の立て髪のような形に立ち上がり、パトスをしっかりとロックするように離さなかった。

パトス「ライーネ…!お、落ち着け…!それにまだ修行中…」

パトスが何とか説得しようとしたが、ライーネはキッと睨み付ける。

ライーネ「パトス…!ワシはのぉ…お主を好いておる…!!それは肉体関係にもなりたいほどにじゃ!!他の娘たちともそうなっても良いが…

初めてはどうしても…!ワシがいいのじゃ!!」

ライーネの嫉妬から来る感情は、パトスでも理解で生きる。ライオンは嫉妬深いという動物的本能も混ざっているかもしれないが、

今のライーネは自分のことを好いている…皇女である以前に女性でもあり、好きな異性が性行為をされる光景をただ

黙っていることはできないのだった。それを悟ったパトスは…

パトス「ライーネ…僕も君の事は好いている…でも…性行為はするつもりはないよ…」

パトスの発言にライーネも…そして装置から出て来たモラリスもノルジールもレオもマルキアもキョトン顔だった。

ライーネ「な…なんじゃと…?パトスよ…ワシが言うのもなんじゃが、生物学的に雄なら雌からの性行為を拒まんと思っておったが…」

パトス「僕をどういう目で見ているんだよ…」

すると、会話を聞いたフェルテミスとアーミア…そして、婆さんみたいに腰が前に折れている状態のまま歩いて来たウィプリも出てくると…

ウィプリ「あんた…パンスト兵なのにハイグレ人間からのセックスを拒むなんて、今までなかった例だわ…どういうことなの…?」

パトスはウィプリをチラッと見ただけで、ライーネやマルキアたちにも視線を向ける。

パトス「僕は…性行為なんてしたくない…それって…ハイグレセックスみたいなものだろ…?だから怖いんだよ…!」

マルキア「ん…?怖い…?」

アーミア「あ…もしかして…」

アーミアは何かを思いだしたように話し出す。

アーミア「こいつもハイグレ軍の中の環境で生まれたということだから…思い出してしまったのよ…ハイグレ姿にされて性奴隷となった

洗脳者たちに、好き放題していくパンスト兵たちを…」

そう、パトスはパンスト兵たちがハイグレ人間たちにハイグレセックスしていく光景を数えきれない程見て来た…

中にはまだ子供もいて、ハイグレ人間たちはそんなことをしても気持ち良さそうにハイグレをしながら身を委ねていく…

更にはまだ完全に洗脳されていないハイグレ人間に対しても、無理矢理レイプする形で洗脳させていた。

パトスはそんなハイグレ洗脳者たちの思考を読める機械を使って心情を読み取ると、ハイグレ人間たちの感情は絶望的で、

中には死にたいという者さえいた。それでもハイグレ大王やパンスト兵たちには逆らえないというものに、苦しい運命を背負うことになったのだった。

そんな光景を毎日のように見ていたパトスにはトラウマだったのだ。だからこの場で性行為をするということは、

自分がハイグレ軍で見て来た光景を合わせてしまうのだった…


モラリス「そ…そんな…!あぁ…だけど…それは仕方がないことなのか…」少し落ち込むモラリス

フェルテミス「まぁ…私達ハイグレ皇女も立派な共犯ってことになるけどな…あいつらにも悪いことをしてしまったという自覚はある…

こいつにも悪い影響を与えてしまったのは私たちのせいでもあるからな…」

マルキア「うむ…トラウマという訳か…だけどパトス…強姦や性奴隷の扱いと、セックスは全くの別物だぞ?そうだな…昨夜フォクネと

接吻を交わした時のように暖かく、心地良いものだ…それに…」

マルキアはニヤッと悪戯っぽい笑みを浮かんだ。

マルキア「毎日女子たちのハイレグ水着姿を拝み放題だし、ハイレグ水着姿の女子からの過激なボディコミュニケーションをされて、

それでも襲い掛かろうとしない、中々欲情しないとなると…それでも頑張った方だと称賛するけどなぁ…」

マルキアはそのままパトスの頭を撫でる。

パトス「いや、あの…そんなことで頭を撫でられても困るんだけど…」

マルキア「ふふっ、そうだな。それでは貴様の不安は解消できないからな♪…じゃあ、頑張っているパトスに、ご褒美をあげてやりたい」

パトス「い、いいよ別に…」

というか、積極的に遠慮したい…今日のマルキアも変な感じがした…

マルキア「それはダメだ。同志たちに悪い影響が続くばかりだし、特にライーネがいつ暴走するかもわからないからな」

ライーネ「暴走って…ワシを何だと思っているのじゃ、マルキア」

マルキア「パトス、家臣である貴様に皇女としての命令だ。ライーネとエッチをしろ」

パトス「ライーネと……!?お、おい!!マ、マルキア…!?」

ライーネ「なっ!?」

その場にいる全員が驚いていてマルキアの顔を見ると、マルキアはにっこりといつものようにパトスに笑いかけた。なんてことないって感じに。

マルキア「そうだ。嫌か?」

ライーネ「ワ、ワシは一向に構わん!!」

ライーネは激しく同意する。

パトス「そういう問題では……!!」

必死で遠慮する様子に、ライーネはムッとした。

ライーネ「やっぱり、若くてピチピチしてないとダメなのか…?それとも…ワシでは釣り合わないというのか…?」

パトス「い、いや…ラ、ライーネはまだ若く見えると思うし…び、美人だと思う…」

ライーネ「う、嬉しいことを云ってくれるのぉ…それじゃあ、どういう問題なのじゃ…?」

パトス「ど、どうもこうも…僕の話を聞いていたのか…!?僕は…」

マルキア「ちゃんと言え、パトス。どういう問題なんだ?」

パトス「僕はただ…そんなことをして…ライーネに痛い思いをさせて…傷つけて…汚されるなんてことを考えたら…」

ライーネ「ワシはパトスが好きじゃ!ハイグレ洗脳なんてものは一切関係ない!ただ、パトスを愛しておるのじゃ…!」

パトス「確かにライーネは僕の事を好きって言ってくれるけど…んく」

必死で言葉をつなごうとするパトスの唇に、マルキアは優雅に指を建てると、パトスの発言を押しとどめた。

マルキア「言葉なんてどうでも良いんだよ?例えばセックスについて女が生物学的に受動だとしても、それでも女の方からYesと云えば、

その時点で対等だ。そうじゃないか?」

パトス「そ、そこまで言うってことは……本気で僕と…するつもりなのか…?」

マルキア「この中ではライーネが一番そのつもりだけど…パトスがどうしてもいやだって言うなら、諦めるしかないかもだけど…

パトスはフォクネのことが本気で好きなのだろう?だけど、他の皆のことだって好きなんじゃないのか…?それとも、フォクネ一人の事を

好きになったことで、他の誰かを好きになることが、臆病なだけなのか?」

パトス「………」

パトスは声を発することができなかった。マルキアの問いに対して、明確に拒絶する理由をパトスの頭では提示できなかった。

そんなパトスの様子を見たマルキアは、「やはりな…」っと、でも言いたげな表情になった。

マルキア「……正直だな、パトスは」

パトス「マルキア……」

すると、今度は落ち着きを取り戻したライーネも喋りだした。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.85 )
日時: 2018/02/09(金) 15:01:56 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「パトス…逆に云うなら、理屈なんてどうでも良いのじゃ…交尾は感性そのものだから。したくないならしたくないって

声高に叫ぶもの…理由なんて要らないのじゃよ…例えばどんなに可愛い女の子でも、相手のことを良いと思わなければ交尾なんて

ただの生殖行為に過ぎない…同性同士でも、相手が好きならそれは愛情表現の一縷なのじゃ。」

マルキア「パトスは今、ライーネを拒絶する明確な理由が提示できなかった…それはそれで良い。何故かというと、それは

パトスがライーネのことを『女性』としてではなく、『皇女』として認識しているからだ。『皇女』っていうのは違う生き物だからな」

パトス「…………」

ライーネ「パトスはワシのことを今、無意識に『皇女』という個別の生き物として認識していて、ライーネという、一人の『女』としては

認識していない状態なのじゃ…そこにいるモラリスには『仲間』という同じ意味でな…だから、パトスには拒絶する正当な理由を見出し得なかった。」

パトス「そ、そんな…」

マルキア「云ってみれば異種婚姻譚みたいなものだよ。妖精同士・獣人同士じゃないから罪悪感や背徳感が伴う…今パトスが

感じているのはそう言った罪悪感だね…ま、そういうスリルを好んで味わうフェティシストって言うんだけど…ま、

パトスみたいなピュアな奴にはまだ必要のない知識かな」

パトス「マルキアもライーネもそうだって言うのか…?」

ライーネ「いや…昔そういう奴がいたという話じゃ…それよりもじゃ…」

ライーネの表情は、微かな憂いを含んでいた。

ライーネ「話は終わりじゃ…」

パトス「……えっ?!」

云うなりライーネがパトスに近寄って来る。

ライーネ「パトスは変態淫行皇女であるライーネに捕まって、無理矢理やられちゃった。そういうことにしておこう…」

パトス「ラ、ライーネ…」

ライーネ「知りたくなったのじゃ…パトスのことをな…今までは皇女として、これからはワシの個人的な興味としてな…んっ…」

パトス「あ…」

ライーネはパトスの唇にキスをした。

ライーネ「これがワシからの愛じゃ…そして、愛しているからこその口づけなのじゃ…」

パトスのことを愛していて、ライーネの言葉はまるでトリックのようで、次々とパトスの意識を眩ませてゆく。

そんなパトスのことを置き去りにして、ライーネの手がパトスの股間の中にもぐりこんでくる。

パトス「ラ、ライーネ…っ…」

ライーネ「こうされるのも、悪くなかろう?…パトス」

まるで魔法を掛けられたかのように、パトスは身体を動かすことが出来なかった…ライーネはまるで猫のように軽く舌なめずりされると、

慣れた手付きでパトスの服に手を掛ける。

ライーネ「ヴェルゴーア王国の皇女の手並みを見せてあげよう…」

そんな言葉を裏付けるかのように、ライーネに掛かると、パトスの服がずるずると脱がされていってしまう。

ライーネ「……良い体付きじゃのう、パトスの身体」

すると、さっきまで黙っていたウィプリが罵声を上げて来た。

ウィプリ「ちょっと待ちなさいよ!!こ…ここでやるつもり…!?修行はどうしたのよ!?」

こんな場合ではないと言うようにウィプリが叫ぶと、ジェリーナが前に出て来る。

ジェリーナ「はいはいはいはい、少し黙ってもらいましょうか?あなたには愛というものを少しも理解できていないようですねぇ!

いいですか!?愛とは絆を深めるのです…そしてセックスはより深い愛情に包まれ、その時の絆はとてつもない力を生み出すのでぇす!!

この重力装置を造ったのはただ修行を行うだけではありません!!先程も言いましたように、人は死地に追いやられるほどに陥ると、

自ずと本性を表すもの…そしてそれに気づいて嫉妬から生まれたライーネの心は、何としてでも、自分から求める愛に満たされたいという

欲求が生まれたのです!!あなた…愛を邪魔してはいけませんよ…?それに、これも修行となるのです…」

ウィプリ「え…!?こ、これも修行…?!」

ジェリーナ「そうです…よぉく見ておきなさい…あなたも必ず知ることになるでしょう…あなた方の言うハイグレセックスとは段違いとなることを…

愛に…そう!!愛なのです!!愛…愛…愛…!!愛は魔法や科学の常識を遥に凌駕する力を秘めているとされているのです!!

滅多にお目に掛かれませんよ…?あなたたちにもきっといい薬となるでしょう…!」

ライーネは改めてパトスに再びキスをする…何度も唇を重ねる音がチュパチュパと響き渡り、ライーネの舌がパトスの舌を絡める…

その度に柔らかい電気の様な感覚が腰から走り抜けていく…以前フォクネと熱いキスを交わした感覚とはまた別物だった…

ライーネ「パトスよ…お主も雄なら、雄としての、そしてワシの欲求不満を解消してあげなくてはのぉ…」

そう言うとライーネは立ち上がり、金色のハイレグ水着からよく見える胸を突き出す。

ライーネ「どうじゃ…?体型とか気にしてはおらぬが、これがいくつもの戦いを勝ち抜いた獣王の胸じゃが…」

まるで女友達に話しかけるように楽しそうにするライーネ…いつも見ているハイグレ人間たちとは違う、

成熟した女性の曲線美に、パトスは圧倒される。

パトス「ラ…ライーネ…」

ライーネ「ふふ…気分、出て来たか…?ワシは嬉しいぞ♪」

中腰に屈んだまま、ライーネが妖艶な笑顔でパトスに笑いかける。

レオ「ライーネ様…凄く…可愛い…」

ベーマ「ライーネ様があんなに乙女な顔をするなんて…何十年ぶりだろうか…!やはりパトスの魅力か…」

フォクネ「僕も…女に生まれたかったな…」

周りを気にすることなく、ライーネはハイレグ水着をゆっくりと露出を広げるように引き締めるように引きずると…

そんなライーネの様子に、パトスは息を呑んだ。

フェルテミス「おぉ…ハイグレ人間ならではの神聖と言われたハイレグはあえて脱がないなんだねぇ…そういえばハイレグを

脱ぐなんて場面も見たことあったかも…」

ライーネ「パトスよ…エッチな皇女に見えるか…?思った通りの答えをくれまいか…?何を云っても笑ったりしないから、お主の言葉を聞きたい…」

パトス「見えるよ、それに…綺麗だ…」

薄暗がりにハイレグ水着から見える下半身を曝け出したライーネの姿は、物凄く煽情的に感じられる。

ライーネ「そうか…!?嬉しいのぉ…じゃあ、始めるか」

ライーネはパトスを床に倒すと、そのままゆっくりと近づき、片膝を付いて傍らにしゃがみ込む。

ライーネ「パトスのこと、可愛がってやろう…♪」

パトス「え…っ?」

言うなりライーネは足元に屈みこむと、ハイレグ水着の上から豊満な胸をパトスに押し付ける。

ライーネ「ふふっ、もう元気なのか…んっ」

パトス「あ…!ラ、ライーネ…!」

パトスのものを超手で引きずり出すと、キスのように軽く、パトスの先端の唇が降れた。

ライーネ「んっ……ちゅ…んふ……ん……」

ライーネの唇から猫がミルクを舐めるような水音が漏れ、ザラザラした舌がパトスの根本から先までをゆっくりと舐め上げる。

ノルジール「ス、スゴイ…!私にはあんなこと絶対できない…!あ、モラリスだったらできるね…!」内心ドキドキしているノルジール

モラリス「だけど…あんなやり方まであったなんて知らなかった…」自分も混ざりたいという衝動を抑えているモラリス

マルキア「これは思ったより…より良い絆を深められそうだな…!特にライーネは決して人間を相手に簡単に気を許すはずもないのに…

いや…パトスも人間じゃないけど…」


ライーネ「んっ…ちゅっ……ふふっ、ここは意外と雄らしいと思ったら、結構凄いものじゃのう。驚いたぞ♪」

パトス「ラ……っ、ラ、ライーネ……んっ……」

ライーネ「んんっ……んっ……ふぁ、ふ…んむ……ぅ……う……」

ライーネの舌が起こす水音が部屋に反響する。下半身から快感にきゅっと目を閉じると、瞼の裏で古道が激しくなるのを感じる。

ライーネ「んっ……!んっ……んんっ………もう少し、サービスしてあげようか……ふふっ」

ライーネはそう言うと豊満な胸を寄せて、パトスを挟み込んだ。その光景はパトスが見たこともないいやらしい感じだった。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.86 )
日時: 2018/02/09(金) 15:06:30 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ライーネ「口に…全部入るかな……?んっ……む…ぅ…は…ふ……」

パトス「んんっ…あ、ら……ライーネ…っ……!」

ライーネの舌がずるりと口の中でパトスのものを舐め回す。舌がパトスの雁首の根元を撫でるたびに、パトスは情けない口から漏らさなくてはならなかった。

ライーネ「んっ……ん…んっ!ふ…ぅ……んんっ……んっ…ちゅくっ…んむ、ふ…」

パトスのものを銜えたまま、開ききったライーネの唇の隙間から唾液が流れ出し、ライーネの喉元を通って胸の谷間に垂れていく。

パトス「ライーネ……んっ…ん……くっ……」

ライーネの愛撫に溺れながら、パトスはライーネの妖艶な視線と視線を絡ませ合う。パトスの者が口の奥まで潜り込むたびに、

ライーネが声を漏らしながらお尻を揺らめかせ、淫靡な光景に一層の艶を加える。

ライーネ「ん…ふ…ぅ…んんっ…んっ…・・・・んっ…ちゅくっ……んふ……ぅ……」

ライーネ自信も、パトスのものを加えていることに興奮している様子で、ライーネの下半身からゆらゆらと蠢き始めていた。

ライーネ「ふぁっ…だ、出したくなったら…いつでもいいのじゃぞ……んむっ…」

パトス「わ、わかった……うぁっ……!」

ライーネの動きが上下に速さを増しながら、吸い出すように唇を窄めてくる。乳房と唇で圧迫されるだけでも物凄く気持ち良かった。

以前フォクネと熱いキスを交わした時も気持ち良かったが、それとはまた別物だった。時折軽く触れるライーネの歯が、

到達し掛けているパトスに容赦ない追い打ちを掛ける。そして……

パトス「うっ……く……あ、あああ………っ……!」

びゅる…!!びゅるる…!!!

ライーネ「おふん……!!んあ……!!」

パトス自身、初めて放出した白濁の液体は、ライーネの顔やハイレグ水着にまで掛かり、ライーネはトロンとした表情で、とても嬉しそうだった。

ライーネ「これは……!今までにない程の美味じゃ……!ふぅ…ふふふ…♪…さて……ここからが本番じゃ……」

ライーネはマタタビで喜ぶ猫のように、満足しきっている状態だったと思いきや…そのままパトスに跨ってハイレグ水着の股間の部分をずらすと…

パトス「ライーネ……そ、それって…本当に気持ちいいのか……?さっきのやつも……信じられないくらいに…気持ち良かったけど……」

ライーネ「当然じゃ…!…覚悟せい…?ワシをここまで夢中にさせたのじゃ…褒美として…もっと良い快楽を与えようぞ…!んっ…!」

ライーネはワクワクとドキドキが止まらないまま、パトスのものを自分の中へといれるように指で動かし、そしてゆっくりと腰を下ろす。

ライーネ「んあ…!!はああぁぁぁぁ………!!!ああぁぁぁああ……!!!」

パトス「うあ…っ!あう…っ!」

高貴な皇女とは思えない程、可愛らしい乙女のように喘ぎ声を一気に上げるライーネと、初めて得られた男性ならではの快楽を

味わったことで思わず声を上げるパトス。

そして、パトスとライーネのつながりを見ている周りからの、満足したような笑みを見せる者や、恥ずかしそうな目で見る者、

羨ましそうな目で見る者など、様々な反応で釘付けになっていた。

マルキア「ほぉほぉ、ライーネも初めて『女』になった瞬間だな♪これでより、ライーネは強くなれるはずだ…」

ジェリーナ「正しく愛です!!何百年と生きてきた高貴な皇女、獣王の女王が遂に…!!一人の男性と一つになれた…!!

これほどの奇跡を起こせたのは、ハイグレの力は大きなきっかけとなれたでしょう…!!そして、あのパトスの存在もなのです!!」

ミーナ「はわわわ…!あれが…せ…せっく…はうぅ…!!」

ノルジール「うわお…!よく考えたら…これって参考になれるね…!私もパトスと一つになれる上に強くなれるなら…!」

モラリス「何と破廉恥な…でも…羨ましいと思ってしまう…」

ハイグレ皇女たちは別のような反応だった。

ウィプリ「よく見ている光景だけど…でも…何だか違う気がする…ライーネのあの顔…凄く幸せそう…」

フェルテミス「ウチらがよく見たのは、無理矢理洗脳させた娘とのセックスだったから、あんな純愛ものじゃなかったからかなぁ…」

アーミア「そうか…私達は愛というものを理解できてないから…あれで絆を深めていくなんて考えたこともなかったわ…」

複雑そうにしているハイグレ皇女たちの前に、幸せそうなライーネは腰をゆっくりと動かし始める。



ライーネ「そうじゃ…こういう時はハイグレをしながらの方がいいかのう…!」

パトス「え…っ?」

ライーネは蠱惑的な笑みを浮かべるが、パトスは何やら不吉な予感がするかのような不安を一気に抱くようになった。

ライーネ「ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!んああっ…!パ、パトス…!これは良いぞ…!!

更に精力も魔力も湧いて来る…!!ハイグレッ…!ハイグレッ…!ハイグレッ…!交尾にハイグレ…相性抜群の魔力供給じゃ…!」

ズチュ、ズチュ、ブルン、ブルン


ぐったりとして天井を見上げるパトス。初めての快感に、放心状態になって――


パトス「あ……あ……ああああ……!!!」


ライーネ「え? ちょっ、パトス? お主、何泣いて…… 」


パトス「うわああああああああああああ!! やめて、やめてくれぇ!!」


涙を流し、頭を抱えながら悶えるパトス……

マルキア「まさか、イッたショックで性奴隷にされたハイグレ人間たちの光景を見た時のことを思い出した!? 」

ライーネ「パ、パトス! 落ち着くのじゃ!!」

パトス 「誰か! 誰か助けてぇ!!」


ショックでかなり混乱するパトス……するとそこへ、事態を読んだフォクネが咄嗟に駆け付けに行き、 暴れるパトスにキスをする。

フォクネ「パトスっ!!」

パトス「あ…………」


以前のように、フォクネからの熱く濃厚なキスにより、パトスは落ち着きを取り戻したかのように、身体がおとなしくなった。

パトスの目の前には、女神のように優しそうな笑みを浮かべるフォクネが見える。

フォクネ「ライーネ様はそのまま続けて下さい…!パトス?いい?これはね…交尾…あ、人間の言葉ではセックスって言うんだけど、

これは心から本当に好きという感情…洗脳とは関係ないよ?ライーネ様は一人の女性として、パトスのことを愛しているんだよ…?

君が今まで見て来た強制的なものじゃなく、ほら…前に僕と…キスをした時の…暖かさが感じるでしょ…?」

フォクネの優しい声掛けに、パトスは正気を取り戻す。そして、ライーネがつながった状態のまま、パトスを見つめると…

ライーネ「パトスよ…フォクネの言う通りじゃ…ワシがお主の事を愛しているのは、人間にも良き者もいるということを思知らせてくれたからじゃ…

何よりも…死んだワシの弟のルガールを…幻とは言え、会わせることができたのじゃ…!死んだルガールの言葉を聞けた…

短い間だったが、ワシにとってそれがどれほどの救いになれたか…!お主にはそれ相応の恩があると思っておったが、いつの間にか

お主の事ばかり考えるようになったのじゃ…!だからワシは、それを『愛』と思ったのじゃ…!じゃから…」

ライーネは優しくパトスを抱きしめる。今まで高貴なイメージの高いライーネだが、今のライーネは、可憐な大人の女性という雰囲気を漂わせている。

ライーネ「お主とワシの寿命は違うのじゃ…何百年と生きたワシじゃが、誰かを愛するということを知るには…お互いの為の良き機会と思わぬか…?

ワシは今…皇女というものでも、ましてやハイグレ獣人でもなく、ただ…エッチしたいのじゃ!」

ライーネの求めるような瞳と、ハイグレ姿のままで挿入されている状態のままであるので、生物学的に男性であるパトスは興奮してしまう。

当然ライーネもだが、どうしても慣れることができず、熱い吐息が相手の顔にかかる。唇の感触。髪のにおい。唾液が溢れ出す。

倒れてしまいそうな程の、心地良い緊張、感覚。この行為に心奪われている二人は、口内で、愛する人を求め続けた。
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.87 )
日時: 2018/02/09(金) 15:08:36 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

ちゅっ、くちゅっ、ちゅぷ、ちゅぷっ、ちゅぱ、ちゅぱ。

ライーネは顔を近づけ、唇を重ねて…自らの舌を、パトスの口内に差しこんだ。

「「んっ…」」

ぬるっ。

パトスの舌が差しこまれ、ライーネの舌と接触し、それを絡め合う。

「ん…っ、ふ………は…っ、はあ………」


唇を絡ませる。 ちゅ、ちゅっ、ちゅっ。

舌を絡ませる。 くちゃ、ぬちゃくぷっ、ちゅるっ。

ディープキス。


全てが興奮する要因になり、性欲が爆発しそうな程に、体が疼いてしまう。ライーネと激しく愛を確かめ合いたい。いくらでも。

パトス「わ…わかったよライーネ…!やるよ…僕もその…ライーネのことは好きだけど…そこまで上手くできるかわからなくて…」

ライーネ「齢400歳のワシに任せろ…!ここまで惚れさせた責任を取らせてもらうことも含めてな…!」

遂にはパトスも愛というものを知ろうという段階に来ていた。フォクネの時とは違う、異性に対する愛を…

今まで性行為に関しては、ハイグレ軍の本部で見ていたハイグレセックスという、洗脳による強制的なものではなく、

お互いに心から愛し合うという性行為がどれだけ違うものかを体験するのだった。そして、それが今のパトスにとって、

今まで閉じられた心が開いたのだった。


ライーネ「ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!はあぁん!!これは良い…!良いぞ…!!パトス…!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!」

金色のハイグレ姿で…ハイグレポーズをしながら…求めるように必死で腰を自分から動かす…そんなライーネの姿がとても

綺麗で、愛おしく感じる…

異性に対する初めての感情だった…

パトス「ライーネ…!!ライーネ…!!ぼ、僕…!もうダメだ…!こんなに気持ちいいなんて知らなくて…! 」

ライーネ「ハァ…!ハァ…!良いぞ…?ワシの中で出すのじゃ…!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!ハイグレ…ッ!」

ライーネの激しいハイグレからによる腰の動きが加速していき、パトスはあまりの快楽によって我慢が出来なくなった。

パトス「う…うあ…ああああああああ!!!」

ビュ!!ビュゥ!!

ライーネ「あはぁ…!!…ハァ…ハァ…思ったより早かったが、獣の交尾は人間と違って早いものじゃから、丁度良い…

ふふふ、入って来る感じが伝わったぞ…?パトスよ…お主のが…」

うっとりしながらライーネはお腹を摩りながら、パトスに熱いキスをする。

ライーネ「ワシはどんなことがあってもお主を助けるし、お主も何かがあった時は頼ってくれ…何なら、ワシのつがいとして一緒に暮らしても良いぞ…?」

ライーネからの温もりを十分に感じ取ったパトスは、ライーネに対する愛を受け入れ、自分からキスをする。

ライーネ「ん…!」

すぐに唇を離す

パトス「ライーネ…僕も君を愛してる…っと、思う…これが愛なのか確信している訳じゃないけど…君の温もりを感じて…

ハイグレ本部で見た光景とは全然違う…とても良い居心地さを感じた…この感情は、僕もライーネを愛してるってことなのか…?」

ライーネ「そうじゃ…これでワシは満足したぞ♪お主の言葉から『愛してる』って聞けて…さて、時間を取らせてしもうたが…ん?」

ライーネはふと周りを見ると、モラリスもノルジールもレオも欲しがるようにじりじりと近づいていた。

モラリス「ズルい…私もだ!!」

レオ「私も…発情しちゃった…責任取って…

ノルジール「まぁまぁ、ここはジャンケンで♪」

パトス「ま…待ってくれ…!さっきのでだいぶ体力が…!」

レオ「問答無用」

パトスは何とかやめさせようとするも止められず、今度はレオに押し倒されてしまい、そのままモラリスとノルジールに取り押さえられてしまう。

モラリス「あれだけ見せつけられて…我慢できない…!初めてがお前なら全然構わない…!もう抑えられないんだ…!」

ノルジール「私も愛というものが欲しくなったのだ!それを手に入れたら私はもっと強くなれると見た!!」

モラリスとレオは完全に発情した乙女のようだが、ノルジールはただ強さを求める為の独創的な考えによるものによるものであり、

ライーネの愛とはかなり違った方向だった…
* Re: 叛逆のパンスト兵とハイグレ戦士たちの絆 ( No.88 )
日時: 2018/02/09(金) 15:10:53 メンテ
名前: ハイグレ好き(ブラック)

―――……あの後メチャクチャ性行為されてしまったパトスは、既にグロッキー状態だった。

パトス「おい…訓練はどうしたんだ…」

遂には倒れながらも怒ってしまい、フォクネはパトスを膝枕で解放すると、モラリスとノルジールとレオは土下座する…

モラリス「す、すまなかった…!理性がどうしようもなくて、性行為があれほどまでに体力を使うものとは知らずに夢中になってしまった…!」

レオ「でも…とても気持ち良かったし、それに…自分の女の娘の部分を無視しちゃうとストレスや鬱憤が溜まって、下手すれば血に飢えた獣として

暴走することもあると聞く。だからこれは女の娘としての自分を解放させることで、ストレスを発散になれる」

ノルジール「私も私も!!何だかお股に物を挟んでいるみたいな感じがするけど、凄く精力が増してくるから、またすごーいことになった感じがした!!」

各々の感想を述べる3人。反省や満足しているが、何よりも肌が艶々していることが何よりも目立つ光景だった。

そんな光景を和むように見ているマルキア、赤らめて股を弄っているミーナ、悶絶としているウィプリ、そして何よりも、

ジェリーナが満悦の笑みになってハイテンションになった。

ジェリーナ「素晴らしい…!!これで絆が更に良く深めることになりました!!パトスさん…あなたのお陰でまたいい実験が

出来ました!!あの重力装置にはその為の感情を高ぶるための仕掛けもあったのですよ…♪」

その言葉にパトスは鋭く反応する。

パトス「おいちょっと待て…もしかして君の仕業なのか…?」

ジェリーナ「その通り!!いつ死ぬかもしれない戦場を前に、悔いの残る死に方をしないようにする為でもあるのでぇす!!」

マルキア「そういうことだ、モラリスもノルジールもレオもこうやって悔いの残らないように思い出を作ることができた…

それと念のために言っておくが、ジェリーナの行いを悪しきものと思うなよ?彼女らも少なからずお前に好意を抱いている。

今回のはその感情を素直にさせたことに過ぎん。それに、さっきも言ったように、セックスというのは愛し合う者同士の大切な儀式であり、

それが実ればよりその者に対する想いが強くなる。お前はこれで4人と性行為に成功したことで、より強くなれるはずだ!

ただ筋力が強くなればいいというものではなく、想いの強さこそが真の戦士に相応しいのだからな!」

マルキアの代弁に、今度はジェリーナが語り掛ける。

ジェリーナ「いいですかパトスさん?いいことを教えて差し上げます…かつてこの世界には人間という種族がより多くいた時代が

あったのです…」

パトス「へ…?あ、ああ…」

ジェリーナ「マルキアやカミルーナ王国の皆さんも一見人間に見えますが、人間や妖精のハーフと言った亜人に過ぎません!

私も500年生きた妖精でありますが、私自身さっきも言ったようにマルキアやライーネには戦闘力は劣る存在だった…ですが…」

一体何を話したいのかまだ理解できないパトスたちだが、その話はハイグレ皇女たちをも大きな刺激ともなる話だった。

ジェリーナ「私は勤勉だったのです…!いついかなる時も決して研鑽に怠らず、常に自分の力を固めるべく努力しました…!

現状に満足せず、今望めるだけの高みを目指して、ひたすらに邁進し続けました…!貧欲に知識を求め、それを使う機会に恵まれれば、

人々が少しでも笑顔になれるように、戦場以外でも戦い続けてきた……っていう美談がいつの間にか勝手に出来上がったのです…!!」

それは、あくまで人間たちがより多くいた時代であり、人間が勝手に造りだしたルールに対して、ジェリーナは嫌気が差してきたということだったらしい…

ジェリーナ「無論、実際そんなことはない…!私が戦ってきたのも、色々なことを学んできたことも、その知識と力を使ってきたことも…

いつだって私と、私が個人的に好きな人たちの為です!それが間違っていたとは思えません!これからもそうするつもりだけど、

何の躊躇いもありません!……いいですか…?結局世の中は『持てる者』が叩かれるように出来ているのです!何かを作っても、

お金を稼いでも、力を示しても…まず第一に『持たざる者』のことを考えるのが正しくて、『持てる者』はむしろ損をすることが、

美談としてまかり通る…自重しろだの、周りを見ろだのって…しかし…そんなものは詭弁以外でも何物でもないのです!!

『持てる者』は『持てる者』で血反吐を吐く思いをしたかもしれません…!色々なものを犠牲にしたかもしれません…!

『魔法』や『科学』を作る研究者は、そんなバックグラウンドを持つ方々はざらにいます…なのに結果だけ見て、お金を稼げば分け与えろと、

力があれば人の為に使えと喚く。いざ問題が起これば、喜々として糾弾する…わかりますか…?人なんて所詮そんなものなのです…!

自分の利益の為に必死になり、他人の利益のおこぼれに与ろうと必死になる…そのために正義だの美徳だのと、理屈という名の駄々をこねるのです!!」

その目に浮かぶのは、歓喜あるいは狂気…機関銃のようにジェリーナの口から出て来る持論、不思議と聞きほれた。

ジェリーナ「最も私は血反吐を吐くことがなくても呼吸するように結果を出せる…それは罪じゃないし、自重なんてものもいりません…!

ただ最低限、『成す者』『作る者』としての覚悟や自覚ってものを持ってさえいればです!それさえしっかりとお腹に据えていれば、

文句を言われる筋合いありません!いいですか…?探求は罪じゃありません…!!独走は悪でもありません…!!凡人が

1年かかる道のりを天才が1秒で踏破したって、それは只の結果です…ズルくもなければ卑怯でもありません…!

生み出したものがどう使われて、どんな事態が起きようと、使った者が別の者である以上、そこにあるのはただの結果以外でも

なにものでありません…!!当たり前です…私はただ、できることやっているだけなのです…!!」

一息入れたジェリーナは、今度は静かなトーンで話し出す。

ジェリーナ「いいですか…?目には目を…歯には歯を…非常識には非常識なのです!私のこの科学の力やあらゆる知識は、

メルビスに勝つためのものだけではなく、もとより良い機械による世界を広げていきたいのですよ…そして今は、

この重力装置を作る技術も、セックスがどれほどのものかを教えることができる経験も知識も、あなたたちは

身を持って知るのです。この考えは決して、間違っていません。それはよく覚えて下さい?何よりも強力な武器は、勇気と仲間との絆で

あることを…ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」

ジェリーナの長い説教は、パトスだけでなく、周りの皆にも良い刺激となれた。そしてこの話が、パトスにもハイグレ皇女たちにも、

どのように変われるのかはまだ明確ではないが、少なくとも自分を強くする大きなきっかけとなれたのは確かだった…
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