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* 〜回想〜

日時: 2018/04/03(火) 21:18:22 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

もう小説職人さん達の更新が待ちきれなくなったんで自分で求めるものを書いちゃいますわ。(笑)小説はこれが初めてなんで、何とぞ見守ってくだせえ...
 
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* Re: 〜回想〜 ( No.2 )
日時: 2018/04/03(火) 22:04:24 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

変なところとかアドバイスなどありましたら出来ればご教授願います(・ω・)ノ
* Re: 〜回想〜 ( No.3 )
日時: 2018/04/03(火) 22:53:32 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター



「番号札365番の方、診察室2へどうぞ。」
自分の診察番号を呼ばれ私は待合室のソファーから席を離れ、指示された診察室へと入る。


「ハイグレ、ハイグレ。今回、佐藤さんの診察を行います、旗本です。宜しくお願い致します。」
「.....。」「佐藤さん?」

「っ!すいません、ハイグレ、ハイグレ...宜しくお願いします...」
考え事をしていて、反応が遅れてしまった。自己紹介をした担当医師、旗本はふっと笑って、
「佐藤さんは...初めて、ですね。ここでの診察は。」
「はい...」
ハイグレ人間へと転向しても、意識するものは意識するし、緊張するものは緊張する。それが初めての「精神科の受診」ならばなおさらだ。
やはり苦しんでいる人には申し訳ないが、精神科の病院に何か引け目を感じてしまう自分がいるのは事実だ。しかしそれは言い訳にはならない。今日、私は...

「怖いですか。」

心臓がドキッと音を立てたのが自分でも分かった。勇気を出してうつむいていた目線をふと見上げてみると、そこには優しく微笑む女性がいた。

(旗本さん、か...)

「初めて来られる患者さんは皆緊張されるんですけど、そんなに肩に力を入れないで。ここは逆に力を抜く場所なんですから。」
「あ、はい...。」
素直に受け止め、半ばオーバーに力を抜いてみる。すると今まで緊張のせいか感じていなかったハイグレ水着越しに感じる回転椅子の感触や、温もりを感じ、思わずぶるりと身震いする。
それを見た旗本はクスクスと笑い、優しく、自分の目を見つめる。
思わず自分も見つめ返し、旗本の全身を見渡す。自分と同じ日本人らしい長い漆黒の髪を一つに束ねた先には、自分と同じ(ハイグレ人間なのだから当然だが、)無地の水着に白衣を羽織って着こなしている。違うのは色がはっとするような茜色ということだけだろうか...。
明らかに自分とは違う豊満なスタイルと自分との違いを考えないようにしながら旗本の目を再度見つめる。
満足するまで見つめ終えたのか、旗本はようやく口を開いた。
「今日は、どうなさいました?」
その言葉を聞いた途端、自分の身体がまた少しずつ強張って行くのを感じた...


* Re: 〜回想〜 ( No.4 )
日時: 2018/04/03(火) 23:00:54 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

憧れの香取犬さんや、ぬ。さんのような素敵でダイナミックな小説が書けるように頑張ります!ヽ( `・ω・)ノ
* Re: 〜回想〜 ( No.5 )
日時: 2018/04/04(水) 08:45:13 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

微笑みが薄くなる。医師らしいセリフとともに、旗本は気持ち身をのり出した。

ここなら、大丈夫、ここでなら、打ち明けられる...

覚悟を決め、キッと旗本の目を半ば睨むように凝視する。少し動揺して、たじろぐ旗本をよそに自分の今の状況を、決して許されない「症状」をー


思いの丈を、ありったけを初めて人に向かって声に出した。




気づけば、涙が溢れていた。
* Re: 〜回想〜 ( No.6 )
日時: 2018/04/04(水) 08:51:47 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

起、終わった〜〜!!うわー下っ手な文章!!(笑笑)ここから皆さまお待ちかねの承、(そんなでもない?)これから主人公...佐藤夢奈の告白と回想録に入ります。やっとこさハイグレ魔王様侵略や、洗脳描写が書けますよ!!ではでは、引き続きお楽しみ下さい!( ´∀`)/
* Re: 〜回想〜 ( No.7 )
日時: 2018/04/05(木) 23:11:32 メンテ
名前: ハイグレ日常好き

いいですねー!自分のペースで頑張ってください!
* Re: 〜回想〜 ( No.8 )
日時: 2018/04/07(土) 17:02:41 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター


私ー旗本美幸は目の前にいる彼女、佐藤夢奈の決死の告白を聞いた後、自分の過去について、記憶を遡っていた。
あれはーそう、3年近く前の事。そうか、もうすぐ魔王様が御降臨なさってから3年近く経つのね...

私は「その時」いつものようにこの病院へと通勤する最中で、朝の通勤ラッシュに揉まれながら満員とは言えないまでも混雑した電車の中で揺れながら外の景色をぼんやりと眺めていた。早朝の空の色と、顔を出したばかりの陽とそれに照らされる雲が茜に輝く。私は小さな頃からその色が大好きだった...

しばらく空を眺めていると、私は不思議なモノを見つけた。10...いや、20か...?明らかに空に群れる椋鳥とは違う朝の陽に照らされたシルエット。私は目がそんなに良くないので分からなかったが、何やら人...?のようにも見えた。思わず「フッ」と小さく吹き出す。空に人なんかいるわけが無いのに。(昨日はぐっすりと眠ったはずだけどな...)
改めて再度目を凝らして見ると私はあっ、と声を出しそうになった。

増えている。
せいぜいさっきまでは20もあるかないか位の数だったシルエットがいきなり4、50個に増えていたのだ。しかもそれは...

(近づいて...くる...?)

そこまで視力の良くない私でもそのシルエットがぼんやりとでなくはっきりと見える程に「それ」は接近していたのだ。すると、流石に電車内の人々も謎の影に気づいたのか、指を指して話す女学生グループや、異変に気付き座りながら後ろを振り替えって外の様子を眺める男性等、電車内は少々騒然としていた。

(やっぱり見間違いなんかじゃない、皆も変な物が見えー)

突然、ガタン、と大きな衝撃と共に電車が停止した。私含めこの車両、いや、この電車に乗っていた全ての人間は運動の法則通りに電車の進行方向へと吹き飛んでいっただろう。
途端に上がる悲鳴、飛んできた人が覆い被さり呻き声を上げる初老の男性、怪我をしたのか母親を呼び泣き叫ぶ小さな女の子...
一番端の席、つまり支えのあった私は頭を強く打ったものの、身体を支える事が出来たが、大多数の人々はこの突然の出来事に成すすべが無かった。
私は強く頭を打った事で軽く脳震盪でも起こしたのか、回る窓に阻まれた空に、はっきりと「それ」を見た。

見たことの無い鳥?の形を模した乗り物に乗り、何かをかついでいる。朝の陽に照らされる雲の色と同じ、茜色の服を着た...


(人間じゃ...無い...?)


意外にも、その時の私の予想は当たっていた。
私ははっとする。どんどんその謎の存在が近づいて来るのだ。空を滑空しながら。私は頭をぶつけていたからだろうが、不思議とその謎の存在が空を飛んでいる事には引っ掛からなかった。またもや悲鳴が上がり、電車内の方を見ると、助け起こそうとしていた男性の目線の先にもあの赤い服が迫っていた。
すると、その存在は電車に迫りながらかついでいた機械を私達が覗く窓の方向へと向ける。それはまるで人間が動物を狩る時に照準を合わせるようだった。

瞬間、閃光が窓から窓へと貫いた。

あまりの眩さに車両内の人間は短い悲鳴と共に目を覆う。すると反対の方向からも謎の閃光が迸る。理解が追い付かないまま、私を含めた乗客は床に伏せたり、眩さから目を守る為に壁に身を隠そうとした。しかし、

「う、うわああああっ!!!!」

私の向かい側で動けなかった女性を助け起こそうとしていた若い男の人に閃光が命中してしまった。命中した瞬間、赤、青、赤、青、と閃光が点滅し、余りにも眩過ぎる光が車内を覆う。光の点滅が止み、意外と早く目が慣れて男性の安否を確認しよう、と、恐らくほとんどの人がそう思ったのだと思う。
だが、全く想像だにしない物を私達は見た。それは、

緑色のハイレグ水着を着た、若い男性だったー...





* Re: 〜回想〜 ( No.9 )
日時: 2018/04/07(土) 17:06:36 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

ハイグレ日常好きさん、コメントありがとうございます!初投稿にして、初コメント!凄く嬉しいです!未熟な文章ですが、頑張りますのでよろしければ是非、これからもご覧になっていただければ幸いです!コメントありがとうございました(*^-^*)
* Re: 〜回想〜 ( No.10 )
日時: 2018/04/07(土) 17:09:31 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

お待たせしました、ここからお待ちかね、ハイグレターイムですよ...!!へへへ...(`ω´)
* Re: 〜回想〜 ( No.11 )
日時: 2018/04/09(月) 09:25:45 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター


思わず自分の目を疑う。当たり前だ。ついさっきまで、謎の閃光に包まれるまでこの若い男性は初々しい紺のリクルートスーツを身に纏っていた。それがあの、謎の閃光の影響か、私のように内気な性格ならば女でも着用を憚るような切れ込みの鋭いハイレグ水着へとスーツが変貌したのだ。
私はおかしな夢でも見ているのではないかと一瞬面食らってしまったが、男性に助け起こされていた女性はすぐさま変わり果てた男性の名を呼ぶ。

「杉原君!?な、何その格好...?」

すると、知り合いだったらしいその女性の呼び掛けに答えるように男性はのそりと立ち上がり、おもむろに両手を股間に当てた。
そして、

「ハ、ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

更に頭の中が真っ白になった。いきなり立ち上がるやいなや、「ハイグレ」という掛け声とともに日本人ならば誰でも知っているギャグの、「あの」コマネチをし始めたのだ。このキテレツな状況には勿論私以外の他の乗客も面食らったようで、

「何アレ...」

「え?何これ、撮影?」

「気持ち悪い...」

等、散々な言われようだった。しかし、健気にも知り合いなのであろう若い女性だけは、

「杉原君!!ねぇ、どうしたの!?杉原君ってば!!」

と、何度も呼び掛ける。若い女性が緑色のハイレグ水着を着てコマネチポーズを取り続ける知人を必死に諌めようとする光景は、どこかシュールさもあり、こんな状況ながらも、クスクスと小さな笑い声も聞こえていた。
しかし、
私達はこの異様な光景に夢中で忘れていた。そして気付かなかった。この憐れな若い男性をこんなにした元凶、その集団がまだ止まった電車の周りにいること、そして


その集団の一人が放った一発の閃光が、緑のハイレグとなった男性に呼び掛ける若い女性
の背後に迫って来ていた事を。


「きゃああああぁぁ!!!」


裂くような悲鳴が上がり、女性は苦しそうに大の字となる。命中した後に赤、青、赤、青と点滅する閃光。先程と同じ光景、それがデジャヴのように脳裏を駆け巡る。良く見ると、女性の着ていた先程閃光に包まれた男性と同じようなリクルートスーツが、閃光の点滅に合わせるようにまたもハイレグ水着と入れ換わり、戻り、入れ換わりを繰り返している。
徐々に点滅が止んでいく。
同じタイミングで女性も大の字となって大きく開いていた手足をだらんと下ろす。女性は、オレンジ色のハイレグ水着姿になってしまった。
思わず行く末を見守ってしまう。車内の時が止まったかのような錯覚になる。ボーっと虚ろな目をしていた女性は、しばらく水着姿で直立していたが、いきなりハッとしたように目を見開くと、男性と同じように股間に手を当てる。

そして、

「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」

またも男性を倣うようにコマネチを始めてしまった。

「え、嘘だろ?(苦笑)」

「信じられない...」

そして口々に上がる声。男性も女性も、その聞こえてくる声に反応してか、単にコマネチポーズへの羞恥か、2人共顔を真っ赤に染めていた。

2人の変貌を笑う人も一定数いた。人間というものは、にわかには信じられない現象や、非常事態に思わず笑みを浮かべてしまうという。それは、これから迫る危機やそれに関するストレスから本能的に身を守ろうとし、一時期に脳の機能を弱めて判断力を鈍らせるからなのだという。

ーこれから迫る危機。私を含めた少数派、笑みを全く浮かべていない人達。私達はもう確信していた。


あの光に当たれば、「こう」なる。


私を含めた少数派の人々は笑みを浮かべる人々をよそに窓に顔を近づけ、外の様子を観察しようとした。またあの閃光が来る。あの光線でやられてしまう。そうなる前に「何処から」光線が来るか判断するためだ。そして、絶望した。
謎の存在が持つ全ての恐らく銃口と思われる箇所が輝き、発射態勢に入っていたのだ。

次の瞬間、ようやく異変に気付き笑みを消した女学生グループの悲鳴が上がった。



その悲鳴を合図にするように、虐殺が始まったー...。

* Re: 〜回想〜 ( No.12 )
日時: 2018/04/09(月) 23:11:06 メンテ
名前:

なかなかだな、だが、ブラックさんには、及ばない。
* Re: 〜回想〜 ( No.13 )
日時: 2018/04/10(火) 15:30:58 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター


「皆、窓から離れ」

いち早く危機に感付いた男性の声を遮るように、一筋の淡い単色の光線がガラスごと男性の胸を貫いた。

「ぐ、ぐわあああぁぁっ!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」

着ていたスーツが一瞬で黒色のハイレグ水着となり、すぐさまコマネチを開始する。

その男性の悲鳴とハイグレの掛け声を皮切りに乗客達は大パニックとなる。
「日本人は礼儀正しく、冷静で謙虚」等というのは、このような非常事態にはおいて幻想であるという事を私は知った。

「い、嫌、嫌あぁぁぁ!!!」

「どけっ、どけよオイ!!邪魔だ!!!」

「助けてえ!!誰か助けてええ!!」

「キャーーーッ!!!」

非常事態に置かれた人間というものは、何があっても離れる事なく集団行動をする渡り鳥のように、集団の半数がパニックに陥ったときには自分たちも焦燥し、擬似のパニックに陥ってしまうというが、これほど簡単に人間というものは理性を無くすものなのかーーー

等と、私は呑気に考えていた。しかし私自身、先程の急停車の時に頭を打ってなく、変に冷静なこの状況でなければ確実に人間に備わった本能通り、慌てふためいていたであろう。私は車外からの死角に隠れていた。分かっていたから。次に起こる出来事ーー、心理学、精神医学を専攻してきた私は「狩人の習性、獲物の習性」を知っている。
生い茂る木々に隠れる鳥を一網打尽にするには?
ーー簡単だ。群れの中の数匹を見せしめに殺す。すると集団心理が一斉に鳥達に働き、ここから、「この危険な場所から逃げなくては、離れなければ」と、自分たちにとって一番安全であるはずの隠れ蓑から鳥達は自分達の方から外へ、広い空へと逃げようとし、
そこを一斉射撃で憐れな鳥は狩人の鉛の餌食となる。


刹那、私の考察通りの事が起こった。


一斉に車内に迸る強烈な閃光。一瞬車内の壁や、空間が単色に染まるかという程の眩さ。そして響く、何人もの悲痛な悲鳴。

「ああああああ!!!」
「ぎゃあああぁぁっ!!!」
「イヤアアアァァァ!!!」
「きゃあああ!!!」

異なる声、その悲鳴が重なり合うように狭い空間の中に響き渡る。そして光が止みーー、

「ハイグレ!ハイグレ!ハイグレ!」
「ハイグレぇ!ハイグレぇ!ハイグレぇ!」
「ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」
「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ、」

抵抗むなしく、車内の乗客の半数以上がそれぞれ異なった単色のハイレグ水着を着て、男も女も、老若男女関係無くコマネチを取り出した。
見ると先程の女学生グループも4人仲良く赤青黄色と単色のハイレグ水着となり、胸を揺らしながら勢い良くコマネチポーズを取っていた。

「「「「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」」」


憐れな鳥達は飛び立つ暇すら与えられずに、光線の餌食となった。私含め生き残った少数の人間達は、震えながら身を隠す。幸か不幸か、乗客の大多数の人間がハイグレになってしまい、立ち上がりコマネチをしている事で外からの視界がハイグレの人達の影に遮られてあちらから見えないのか一向にこちらへと攻めてこない。

とりあえずここにさえ隠れていれば安心だ。そう思っていた。だが、はっとした。冷静に状況を理解していたと思っていた私すら、狩られる存在、「獲物の本能」に付き従っていたのだ。普通に考えて、相手が鳥を食す狩人のように私達を食べる事は無いだろう。要は「仕留めさえすればいい」のだ。

まず少数を殺し、パニックとなった大勢を仕留める。では残りのまた少数、銃が当たらず、浸入するには狭い木々に留まり恐怖で動かない鳥達はどう仕留める?


ーーーー「毒」を用いればいい。


「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレ人間杉原恵介、ハイグレ人間に洗脳及び転向完了致しました!!」

「ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!同じくハイグレ人間三浦愛奈、ハイグレ人間に洗脳及び転向完了致しました!!」

私達は仰天する。一番最初にやられてしまった若い男女が、いきなりハイグレ以外の言葉を口にし、コマネチポーズを止めたのだ。

「洗脳、完了...?」

光線に撃たれ、水着姿でコマネチポーズを取っていた当初はまさに無理やりといった苦痛の表情だった2人が、一転今では真剣そのものといった表情で直立している。

男性と目が合う。嫌な予感がした。その目はさっきまでの獲物としての目では無く、「狩人」のような、そんな目だった。

男性と女性はいきなり水着をまさぐり始めた。突然の動作と音ににビクッと身体が動く。すると男性は股間から、女性は胸の隙間から小さな物体を取り出した。

それは拳銃のようにも見えた。

そして2人は私のすぐ右隣にいて私と一緒に隠れていた若い女性に銃口の無い不可思議な拳銃のような物を向け、何の躊躇いもなく引き金を引いた。

「い、嫌ああぁぁっ!!!」

つんざくような悲鳴とともに外からの閃光と全く同じ光線が女性を包む。光線の直撃を受けた女性はたまらず身体が強く硬直し、大の字のような形となる。見覚えのある赤、青、赤、青の点滅が段々と薄くなっていく頃、女性が紫色のハイレグ水着へと変貌したのが確認できた。女性はボーっとその場に立ちすくんでいたが、私と目が合うと自分の使命を思い出したかのように股間に手を当て、

「ハイグレっ!!ハイグレっ!!ハイグレっ!!」

大きな胸を激しく震わせながらコマネチを開始した。
もう訳が分からなかった。あの存在に対してどう逃げれば良いのかも、この場からどうするべきかも...私はもう考える事を止める事にした。私がそう諦めた頃、車内では乗客が次々と

「ハイグレぇ!!ハイグレぇ!!ハイグレぇ!!ハイグレ人間竹中久史、ハイグレ人間に洗脳及び転向完了致しました!!」

「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ、ハイグレ最高!!!」

「ハイグレ魔王様万歳!!ハイグレ!!ハイグレ!!ハイグレ!!」

ハイグレという単語と、それに屈する人々。謎の存在と更に新たなワード、「ハイグレ魔王様」。漫然とその言葉の意味を反射的に考えてしまいそうになるが、もう意味もない。私もすぐ皆と同じように水着姿となってはしたなく胸を揺らしながらコマネチをする事になるのだろうから。私はボーっとそんな事を頭にふらふらと巡らせながら、フフ、と笑みすら浮かべる自分を最後に考察した。

ああ私も所詮人間、動物なのだ。狩られる側に立ち、非常事態に置かれれば今まで貯め込んできた知識など何の意味もない。

だが、知識自体は正確だった。現に私はまんまと狩られる側の「獲物の本能」通り、車内を一番安全な場所と判断し、今も「非常事態における動物及び人間の思考と行動原理」の開示通りの行動を取ってしまっている。

最後に頭が良く回る。私以外の人間は既にハイグレの虜となっているか、コマネチを取り始めて顔が緩み始めている。もう隣の若い女性もいささか早い「洗脳完了」を宣言していた。これも走馬灯というものか。恐怖はもう感じていなかった。だが、それでも何とかして助かろうとする自分に少し嫌悪感を抱く。

ひょっとすると光線に撃たれても死ぬわけでは無いようだし、もうハイグレになっても...。もう少しダイエットしてればな、胸はきつく無いかしら。ぼんやりとそんな事を考える。もう完全に抵抗を諦めた獲物は、
銃口が4つほど自分に向けられている事に気が付いた。

「あ」

間の抜けた反応と表情がゆっくりと状況を理解し始め、歪んでいく。
結局、心から望んでいる筈は無かった。そう脳が「錯覚」させているに過ぎなかっただけだった。

ーーー心が壊れないように。



「ま、待ってお願キャアアアァァァッッ!!!」



私以外の人間が全員狂喜乱舞するなか、最後に私は4つの光線の餌食となった。
* Re: 〜回想〜 ( No.14 )
日時: 2018/04/10(火) 15:37:13 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

鯣さん、コメントありがとうございます!!「なかなか」お気に召されたようで嬉しいです!!そうですね、ブラックさんも私の目標としている小説書きさんの一人なので、及ばない事は承知です!でもいつかそんな先輩方を越えるような大作を書いて見せますので、応援宜しくお願い致します!!(´∀`)
* Re: 〜回想〜 ( No.15 )
日時: 2018/04/10(火) 23:51:50 メンテ
名前:

基本的、いやらしさが足りない。
* Re: 〜回想〜 ( No.16 )
日時: 2018/04/11(水) 10:09:49 メンテ
名前: ハイグレ好きなモンスター

コメントありがとうございます!いやらしさ、ですか...確かにブラックさんの小説には度々ハイグレセックスやハイグレレズなど、結構なムフフ要素がありますね(*`艸´)是非とも参考にさせて頂きます!
* Re: 〜回想〜 ( No.17 )
日時: 2018/04/11(水) 12:21:02 メンテ
名前:

後、通学電車内の洗脳は女子高生中心に書いたり、後、男の子のハイグレだったら、もっこり、女の子のハイグレだったら、胸とか(;゜0゜)
* Re: 〜回想〜 ( No.18 )
日時: 2018/04/11(水) 23:42:57 メンテ
名前:

女子高生グループについてのハイグレが短絡的、過ぎる、女子高生の集団がそのまま自分の通う学校でスパイ活動する、展開も面白い。
* Re: 〜回想〜 ( No.19 )
日時: 2018/04/12(木) 00:34:01 メンテ
名前: 名無しさん

てめぇここでもくだらねぇ妄想の押し付けしてんのか?作者さんの好きなように書かせてやれよ。口出しするんじゃあねぇ
* Re: 〜回想〜 ( No.20 )
日時: 2018/04/13(金) 21:29:57 メンテ
名前:

ごめんなさい。
* Re: 〜回想〜 ( No.21 )
日時: 2018/04/18(水) 21:20:44 メンテ
名前: 名無し

ハイグレ好きなモンスターさん

小説すごく楽しみに読んでました!
また更新楽しみに待ってます、他の人の意見など気にせず自分の書きたいように書いちゃってください!
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