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* ハイグレの繋ぐ物語

日時: 2011/06/04(土) 22:33:40 メンテ
名前: DY

SS更新は遅れないよう努力していくので
お付き合いよろしくお願いします
 
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* Re: ハイグレの繋ぐ物語 ( No.1 )
日時: 2011/06/04(土) 22:33:55 メンテ
名前: DY






銃士隊でも名を馳せる戦士、三銃士
彼女たちによって幾度もなく人々の命は救われた
既に彼女たちの名前を知らない者はいない
そう、三銃士の名は語り継がれていくだろう





小鳥のさえずりが聞こえる小さな宿舎。
私にとって今の生活は当り前のものになっていた。

私はそんな宿舎で掃除中。
「うわぁ・・・掃除するの大変だよ、これ。」
床に転がっているお酒の瓶を拾い上げる。
ここのところ妙な事件が多い。
三人も王妃様にお呼び出しを受けるので掃除は私がしないといけない。
私だって戦えるのに。
そんなことを考えていると宿舎の扉が開いた。
「アリスぅ!帰ったよー。」
綺麗でサラッとした髪の女性が早足で入ってきた。
「あ、ポルトス、お帰りー。」
「掃除してたんだ。お疲れ様ー。」
このおっとりした女性はラーシャ・ポルトス、三銃士の一人。
剣を扱うとは思えないほど、優しい女性。
「アトスとアラミスは?」
「ん、アトスは今日の報告をアンヌ王妃にアラミスは本でも探しに行ったんじゃないかな。」
「報告かぁ。何か今日は変わったことは?」
「流石アリス、鋭いねぇ。今日は本当に奇妙な話だよ。」
ポルトスは椅子に座る。
「近くに賊が現れたって言うから探してたんだけど、その賊が奇妙な衣服を着てたんだ。」
「奇妙な衣服?」
「うん、見たことない素材でできた服。私はあんなものは恥ずかしくて着れないな。」
どことなくポルトスがいつもの余裕そうな表情を見せない。
何か感じるものがあるのだろうか。
「ラーシャ!いるか?」
先ほどとは違い、乱暴に扉が開けられた。
強気な眼をした女性。
「シェラ、報告終わったんだ。何か用?」
ポルトスが立ち上がり、女性に近づく。
彼女はシェラ・アトス。三銃士であり、その中でもリーダー役。
私にとっては先生のような人。
「ラーシャ、コンスタンスがこの宿舎近くで、あの奇妙な姿の人を見かけたらしい。」
「このすぐ近く!?了解、ちょっと見回ってみようか。」
ポルトスが宿舎を飛び出して行った。
「アトス、どういうこと?その奇妙な服着た人ってどんな・・・。」
「話は後にする。アリスもついてくるんだ。」
アトスは私の返事を待たずに外へ行った。
「ちょっと、アトス!」
私も追いかけて外へ出る。

「どこにもいないね。」
ポルトスが宿舎周りを見回っている。
「しかし、妙だな。こんな国の中に賊が入れるはずがない。」
アトスが難しい顔をしている。
「きゃぁぁあ!!」
「「「!!」」」
突然、宿舎の近くにある噴水広場の方から悲鳴が聞こえてきた。
「アリス、ラーシャ、行くぞ!」
アトスが走りだす。
私達もすぐ後に続いた。

噴水広場では一人の女性が賊と思われる人に武具を突き付けられていた。
確かに奇妙な衣服。
単色の見たこともない素材でできている。
違和感しかないほど露出も多い気がする。
それよりも、あの武具は何だろう。
先が球体になっていて、ただの銃火器には思えない。
「三銃士を呼びなさい!でないと、この女を撃つわよ。」
どうやら人質として誰も近づけないようにしているようだ。
通りで騎士隊の人々が身動きできていない。
「あたしはここだ。人質を放せ!」
アトスが前に出て賊に訴える。
「三銃士アトス。他の二人はどこ。」
「私もここにいるよ!」
ポルトスも人混みをかき分けて前に出る。
「あと一人はどこかしら。」
「私のこと、呼んだかな?」
「うっ・・・・。」
賊の背後にいた一人の女性が返事をした時には賊は気を失い、地面に倒れていた。
「アラミス!!」
「あぁ、アリス。ただいま。」
彼女はフィーズ・アラミス。
三銃士であり元僧侶。
とても頭がいい人。今も人混みを使って上手く賊に接近していたみたいだ。
「ありがとうございました、アラミス様。」
「お礼なんていらないよ。無事ならそれでいい。」
「さすがはアラミス様だ!」
周囲からはアラミスを褒める言葉が飛び交う。
「さぁ、アリス、シェラ、ラーシャ。一旦宿舎へ戻ろうか。少し話したいこともあるんだ。」



「それにしても凄いよ、アラミス。三銃士一の動きの速さだね。」
宿舎に戻った私達は食事のスペースで会話をしていた。
「アリス、あまり褒めないでくれ。少し・・・照れてしまう。」
「それで、フィーズも話があるんだろう?」
「まぁ、おそらくはシェラと同じことだろう。先の賊含め、ここのところの奇妙な話についてだよ。」
「あぁ、まったく同じだ。ラーシャもだろう?」
「え?」
ポルトスの聞いたことのないような間抜けな声が聞こえた。
「さてはこいつ、そこまで考えてなかったな。」
「ラーシャらしいということでいいじゃないか。・・・・しかし、今回の件、まったく話が読めない。」
「あたしもだ。急に事件が多くなっただけならともかく、必ずあの衣服を見かける。」
アトスもアラミスも困った様子だ。
それはそうか、私も話の筋すら読めてない。
「その話も気になるが、明日はアンヌ王妃があたし達を城に呼んで話をするらしい。」
「いつものことじゃないか。」
「いや、明日はアリスも呼んでくれとのことだ。」
「私も?」
珍しいことだ。
私は三銃士の仕事を手伝っても城には呼ばれたりはなかなかしない。
「なぁ、最近現れたリシュリューって奴、気にならないか?」
「あ、それは私も思ってたよ。」
ポルトスが挙手をして話す。
リシュリュー枢機卿、少し前に現れ、枢機卿となった人。
話は愚か、姿さえ見ていない。
「それも気になる。しかし、無暗にリシュリュー殿を疑う訳にはいかない。」
「明日、アンヌ様に話してみればいいんじゃない?」
私が提案をすると、三人共賛同してくれた。
リシュリュー枢機卿か・・・



王妃の間
「話とは何でしょうか、リシュリュー枢機卿?」
「あら、いらっしゃい、アンヌ王妃様。」
「用があるのでしたら早めにお願いします。」
「この世界を手に入れるには三銃士が邪魔になるわ。」
「リシュリュー枢機卿?」
「アンヌ王妃様、あなたにもふさわしい姿になってもらいましょう。」
「な、何を・・・。」
「全てはあたしのため。」
「放しなさい、私を王妃と知ってのことですか!」
「えぇ、知ってるわ。でも、今日で変わる。」
「いやぁぁぁあああ!」
「おほほほ、真っ白なハイレグ。素敵な姿よ。」
「な・・・この姿は一体・・・・・うぅ・・・・・。」
「さぁ、あたしに従いなさい!」
「そんな・・・・ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!」
「おほほほほほ、三銃士・・・あたしのために消えてもらうわ。」



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