window
トップページ > 記事閲覧
* ハイグレ警察8190時

日時: 2018/09/02(日) 20:20:07 メンテ
名前: ものし

オリキャラSS、久しぶりの投稿です。不定期に更新するのでよろしくです。
 
Page: [1] [2]
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.6 )
日時: 2018/09/09(日) 20:59:31 メンテ
名前: ものし

古河市内はパンスト団の攻撃によって大混乱になっていた。ハイグレ光線を浴びた人、まだ浴びていなくて逃げている人、あきらめてうずくまる人、抵抗しようとしている人。

「ひあっ!!」

「あっ・・・・ひっ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ごめんなさい、助けられなくて。警察官なのに市民を守れなくて。でも、必ずあいつらの弱点を見つけて・・・・

「危なっ!!」

私はバイクを思いっきり左に傾けた。ハイグレ光線を避けようとした路線バスが対向車線にはみ出してきたのをすんでのところでかわした。立ち往生した路線バスから乗客が引きずり出されてハイグレ人間にされていく。

「しつこいなあ・・・・」

バイクに乗って逃げ回っている私を追ってパンスト兵が3人ほど追ってくる。その他は次々に北と東に行っているから、こいつらだけ撒ければいいんだけど・・・。

「前からも・・・・」

前からもパンスト兵2人が近づいてくるのが見える。挟み撃ち・・・分が悪いね。このままだと逃げ切れない。私は目に入った古河公方公園にバイクを乗り入れさせ、森の中にバイクを止めた。茂みの中で一瞬私を見失ったハイグレ銃をあてずっぽうで撃ちながら近づいてくる。その隙に私は・・・・

「うまくごまかせてよね・・・」

素早く着ているキャットスーツのジッパーを下ろして脱ぎ捨てた。その下には赤いハイレグ水着を着こんである。私は茂みの中に着ていたスーツを投げ入れてから股間に両手を当てた。

「キャアアアアアアアアアアッ!!」

私はありったけの悲鳴を上げた。警察学校で周囲に溶け込む潜入捜査の方法は習っている。この程度の芸当ならお安い御用。後は恥ずかしがらずにこれをできるか・・・・

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は多少前かがみになりながら、苦悶の表情を浮かべてハイグレポーズを繰り返した。後ろで束ねた髪を揺らし、腰を落としてそれらしく。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

残念。希ちゃんのように乳は揺らせない。あの子Dカップだし。でも、私だってスリーサイズが80・62・81だからBカップはあるんだけど。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私はパンスト兵が近くにいなくなるまで小一時間ハイグレポーズを続けた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.7 )
日時: 2018/09/15(土) 06:32:19 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は赤いハイレグ水着姿で小気味よくハイグレポーズを続けている。そうはしつつも周囲の状況に耳を傾け、パンスト兵の飛行艇の音がしなくなって数分立ったのを確認し・・・

「ハイグレッ!!」

両腕を思いっきり上にあげたところでハイグレポーズをやめた。気づくと、体中汗びっしょりだった。かなりハードな運動だったんだろう。私は近くにある水飲み場に行って腕や足を水で濡らして汗を流した。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

小学生と思しき男の子2人が沼の近くでハイグレポーズをしていた。背の高い子は白、背の低い子は黒のハイレグ水着姿だった。なんでだろう、汗一つかいていない。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

近くによって観察してみる。私には目もくれずにハイグレポーズを延々繰り返しているけど、全然疲れるそぶりも見せない。ハイグレ人間って普通の人間と体の構造が細胞レベルで変えられているのかも。

「ねえ、君たち。ちょっといいかな?」

話しかけてみたけど、無視。ずっとハイグレポーズしてる。なんか普段だったら悔しいシチュエーション。年上のお姉さんが水着姿でいれば絶対に喜んでくれるはずなのに。まあ、いいか。私はふたたびツーリングスーツに身を包み、その場を後にすることにした。

「(既にこのあたりはハイグレ魔王の勢力下。ある意味ではパンスト兵に怯える必要はない。このまま東京に入ってしまおうかな。)」



「ハハハハッ、報告を聞こう。」

暗い室内で仮面をかぶり黒いマントを被った男、ハイグレ魔王が玉座に座っていた。その御前にはハラマキレディース3人が膝を屈し、御前に控えていた。

「ハッ、先ほど部下たちが北春日部一味のアジトを発見し、始末いたしました。アクション仮面は別次元の地球に留め置かれ、こちらに来ることはできません。」

「いいでしょう。別次元での地球征服には失敗したけど、この次元の地球は生意気ガキンチョもスーパー高校生もハイグレ自衛隊もいない。今度こそ地球を手に入れられそうね。」

仮面の下で笑いをこらえるハイグレ魔王。幾度となく手に入れようとして失敗した地球。その次元とは別次元の地球に跳躍していた。歯ごたえのない地球ではあったが、もはや地球を手にするためには手段は選んでいられなかった。

「ハラマキレディース、日本の状況はいかがかしら?」

「ハッ。既に東京、埼玉、千葉、神奈川は概ね我々の勢力下にある状況です。現在、群馬、栃木、茨城、山梨、静岡に侵攻の手を伸ばし、数日中には日本をすべて掌握できるでしょう。」

「春日部を襲わせて野原しんのすけ一味を、時計坂を襲わせて五代春香一味を、自衛隊の女部隊を襲わせて自衛隊一味を始末した。今度こそ大丈夫そうね。」

ハイグレ魔王がパチンと指を鳴らすと、周囲の床から石像が数十個せりあがってきた。ハイグレ人間姿のまま石化ガスを浴びせられた女性たち。桜リリ子、五代春香、藤崎夢ら、かつて別の地球でハイグレ勢力に抵抗した者たちが一網打尽にされてコレクションにされていた。下手に動けるようにするとまた何をしでかすか分からないからだ。

「しかし、アクション仮面のようないい男がいないもんかしらね。物足りないわ。」

ハイグレ人間にされた美女たちには目もくれないハイグレ魔王だった。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.8 )
日時: 2018/10/02(火) 21:44:36 メンテ
名前: ものし

国道4号線はあちこちに無造作に止められいる自動車やトラック、そこここに横たわっている自転車などがたくさんあった。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

電動シルバーカーに乗っていたと思しきお婆さんが足腰達者に赤いハイレグ姿になっていたり、杖が転がっている傍でお爺さんが紫のハイレグ姿でいたり。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

部活に行く途中だったのか、バドミントンのラケットが散乱している傍でハイグレポーズをしている女子高生たち。なんだかかわいい女の子のハイレグ姿を見ると安心してしまう。

「(さて、久喜市を抜けて幸手市・・・権現堂堤まで来たか。)」

桜の名所である権現堂堤も夏真っ盛りの今は青々と茂った桜の木がうっそうとしている。その後すぐに幸手市役所も通過。さて、このまま行けば春日部市。

「(やっぱり気になる。春日部の今の状況を見てから東京に行こう。)」

お母さんや友達のことがとても気になるのが本音。もし、友達の1人だけでも無事にいる子がいれば・・・私のように下にハイレグ水着を着こんでいたりしてね。都合よくそう思うだけでも、気が楽になる。そんな自分自身でも可能性がないと分かっている期待を膨らませつつ、春日部にハンドルを向けた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.9 )
日時: 2018/10/06(土) 13:57:06 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

春日部駅前はハイグレ人間たちで溢れかえっていた。ロータリーも駅ビルも駅のホームも全部。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私の高校時代の親友、藤崎希ちゃんもその中にいた。東口ロータリーの近くで、出勤途中だったのかカバンの中身が周囲に散乱していた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私が目の前にいても身じろぎ一つしない。一心不乱にハイグレポーズを繰り返している。

「希ちゃん・・・・」

テレビ映像で見たときは嫌そうに顔を引きつらせてたけど、周りの人たちも含めて真剣な表情に変わっている。洗脳が進んでいるのかな。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は希ちゃんの後ろに回って背中をつついてみた。やっぱり反応はない。

「えいっ。」

高校の時よくやってたスキンシップをやってみた。後ろから抱き着いて両方のおっぱいを揉んでみる。相変わらず大きくて柔らかい。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

普段の彼女だったらくすぐったそうにするのに、まったく反応しない。ふぅ、自宅の方に行ってみよう。



「ただいま・・・」

駅から徒歩15分の場所にある実家の一軒家から家の中に入った。普段は何とも思わないのに、今日はとてもどきどきする。

「・・・グレ・・・グレ・・・グレ・・・」

リビングの方からか細い声で聞こえてくる。そっか・・・やっぱり。私が歩みを進めるたびにその声ははっきりしてくる。

「お母さん・・・」

やっぱりお母さんだった。お母さんはリビングの真ん中で白いハイレグ水着に身を包み、ハイグレポーズをしていた。51にもなってこんな格好なんて哀れなと思う。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

希ちゃんと同じく私がいても見向きもしない。ハイグレ人間にとって親子とも友達もハイグレポーズに比べればどうでもいいみたい。

「私また行ってくるね、お母さん。」

それに答えるわけないのは分かってたけど、それだけ言って実家を後にした。



家の近所では近所のおじさん、おばさんたちがハイグレポーズをしていた。知っている家の子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんもみんな。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

あっ・・・あの子は・・・。三郷華ちゃん。中学の同級生で埼玉県警に配属になった警察同期の子。刑事課配属だったっけ。そんな彼女も水色のハイレグ水着姿でポニーテールを揺らしながら道端でハイグレポーズをしていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

体の発育があまりよくないと自虐的に言ってたけど、すらっとしたモデル体型で顔もとってもいい。ハイレグ水着姿も引き締まっててつい見とれてしまう。

「ごめん、華ちゃん。私、行くね。」

私は背を向けてバイクを押していく。すると・・・

「待って、來美ちゃん・・・・待って!!」

そこにはハイグレポーズをやめて真剣な表情をした華ちゃんがいた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.10 )
日時: 2018/10/14(日) 10:26:16 メンテ
名前: ものし

「華ちゃん・・・ハイグレ人間なんじゃ・・・」

「違うの。私、この格好でハイグレ人間になりすましていたの。」

「えっ?じゃあ、華ちゃんも潜入捜査の命令を受けてるの?」

「ううん、そういうんじゃないけど。春日部警察署がパンスト兵を襲撃を受けて壊滅して、私はとっさに逃げて・・・」

華ちゃんは署内でパンスト兵の襲撃を受け、たまたま逃げ込んだスポーツジムにあったエアロビクス用のハイレグを着てハイグレ人間になりすましていたらしい。

「ねえ、華ちゃん。知ってたら教えて。どうして春日部は真っ先にパンスト兵の襲撃を受けたの?」

「詳しくは分からないけど、真っ先に襲撃されたのは野原さんの家みたいだよ。ほら、私たちの同級生の野原ひまわりちゃんの。」

「ひまわりちゃんの家?どうしてだろう、一般のサラリーマン家庭なのに・・・」

「謎だけどね。真っ先にあの家の4人がハイグレ人間にされてしまって、そして新宿のハイグレ魔王の拠点に連れて行かれたみたいだよ。」

なんで?あの家の人たちに何か特別な力が?そんなこと考えても分からないけど・・・・

「ところで、來美ちゃん。これから東京に行くんだよね?だったら、私も一緒に連れて行ってもらえる?私も警察官の端くれ、春日部市民の仇を討ちたい。」

「いいよ。味方は多い方がいいからね。都内には他の県警の潜入捜査員もいるみたいだし、合流してハイグレ魔王を倒す手がかりを探そうよ。」

バイクの後ろにまたがる華ちゃん。私と違って上に着るものがないから、このまま行くみたい。水色のハイレグ水着姿でそのまま私の背中に手を回した。彼女の温もりが水着一枚越しに伝わってくる。

「春日部に無事で帰れるといいね、華ちゃん。」

「そだね。」

私はゆっくりとバイクのエンジンをふかし、その場を立ち去った。



「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

野原しんのすけ、ひまわり、ひろし、みさえの4人はハイグレ人間姿の石像にされていた。アクション仮面と共に別次元でハイグレ魔王に逆らった者の末路。

「敵とはいえ、別次元で私たちの命を救ってくれた恩人。なんだか気が引けますね。」

ハラマキレディBはそう言ってため息をついた。

「でも、ハイグレ魔王様には逆らえないし・・・。ねえ、リーダー?」

ハラマキレディCが横目でAを見やる。

「そうね。心ならずも我々はハイグレ魔王に忠誠を誓う身。様付なんて本来したくはないけど。」

ハラマキレディたちの母星も元々はハイグレ魔王によって侵略されている。レディ3人以外はハイグレ魔王に心服しているが・・・。

「ところで、お前たち。この東京に入り込んでいる鼠の始末は進んでいる?」

「はい。ハイグレ人間になりすまして行動を探っているスパイを見つけ出してはハイグレ人間への転向を済ませています。」

「いいことね。この星の人間たちはこちらの次元でも諦めが悪い。引き続き警戒を怠らないように。」

「「はいっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.11 )
日時: 2018/10/20(土) 10:20:18 メンテ
名前: ものし

私と華ちゃんはバイクに乗って上り車線を疾走していた。越谷市、草加市もハイグレ人間で溢れていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

万国旗かと思うくらい、いろんな色のハイレグ水着をみんなが着ている。無地って柄やフリルで隠せない分スタイルのほどがよく分かるっていうか。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

心なしか東京に近づくにしたがってハイグレ人間たちの表情が笑顔になっている気がする。ハイグレ人間にされてから時間が経ってるから洗脳が進んでるのかな。

「よし、都内か。」

東京都足立区に入った。ようやく敵の本拠地に近づいたって感じ。そのまま南に向かって荒川を渡る。

「來美ちゃん、南西からパンスト兵が・・・!!」

空を見ると、パンスト兵が10人くらいで戦闘機みたいな三角形の陣形を組んで10編隊くらいが北東に向かっていく。茨城県を攻撃する増援かな。

「この先は目立たないように徒歩の方がいいかもね、來美ちゃん。」

「ふぅ、この暑い中歩くのは大変だけど・・・仕方ないか。」

千住大橋の手前でバイクを止め、私はライダースーツを脱いで赤色のハイレグ水着姿になった。

「いいね、來美ちゃん。スタイル良くて羨ましい。」

「そうかな?友達の中ではあんまりよくない方だったんだけど・・・」

まあ、そうは言ってもまんざらではない。護身用の拳銃と通信機のみ携帯して私たちは隅田川を渡って都心方向に向かうことにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.12 )
日時: 2018/10/24(水) 19:34:16 メンテ
名前: 名無し

素晴らしい
続きが気になります
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.13 )
日時: 2018/10/27(土) 13:44:46 メンテ
名前: ものし

私たちは銃を両手で持ち、周囲を警戒しながら進んでいく。既に敵地の本丸に近づいているから、いつパンスト兵が出てくるか分からない。ゆっくりとした足取りで上野駅までやってきた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

道路沿いでハイグレ人間にされてハイグレポーズをするだけの哀れな存在になってしまった一般市民たち。その中でもひと際目立つハイグレポーズをしている女性がいた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

胸は私より小さいみたいだけど、大人の魅力を存分に見せつける体つきをしていて、黒髪を振り乱しながら黒のハイレグ水着姿でハイグレポーズをしている。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

顔つきは物静かな女性のものだけど、それに相反するダイナミックな動き。って、いけないいけない。一般市民のハイレグ水着姿をじろじろ見るなんて。あれっ、そういえば華ちゃんは?

「華ちゃん、どうしたの?」

ちょっと離れたところで華ちゃんが女性のハイレグ水着姿を見ていた。

「すごいよ。あんなかわいい子、初めて見た。嫉妬しちゃうってレベルじゃない。次元が違うよ。」

そう言って華ちゃんはほうとため息をつく。私は華ちゃんが指さす先を見て、確かにと思った。ピンクのハイレグ水着に身を包むその女性は、一流女優に勝るとも劣らない美貌の持ち主だった。

「本当、世の中って広いよね。とはいえ、華ちゃんもとってもかわいいとは思うけど。」

「ふふっ、そういう來美ちゃんもね。もっと自分に自信を持ってほしいんだけど。」

その刹那、私たちに向けて光線が飛んできた。すかさず2人ともその場に倒れこんで避けた。

「パ、パンスト兵!!」

いけない。接近に気づいていなかった。ハイグレポーズもせずにこんなところにいれば怪しまれるに決まっていた。でも、ここは駅前のスクランブル交差点。逃げようにも他の人たちが邪魔だった。

「こんなところで・・・」

私は唇をかんだ。流れ弾の危険があるから発砲はできない。パンスト兵1人だけど、このままじゃ・・・

「・・・・・・・・・」

パンスト兵は無言でハイグレ銃を構えた。私と華ちゃんは思わずお互い体を寄せあった。やられる・・・・そう思ったとき・・・・パンッという乾いた音がした。

「えっ?」

上空にいたパンスト兵の乗っているオマルが火を噴き、右に左に暴走を始めた。その下には、拳銃を持った先ほどの黒いハイレグ水着の女性が・・・・

「村山さん!!」

「はいっ、先輩!!」

今度はピンクのハイレグ水着姿の女性が飛び上がって暴走中のオマルに乗ったパンスト兵にかかと落としを喰らわせた。

「・・・・・・・ぐふっ」

パンスト兵はうめき声をあげてオマルごと墜落した。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.14 )
日時: 2018/10/27(土) 20:58:41 メンテ
名前: ハイグレ人間R

だんだん面白くなってきた!
つづき期待しているでござる!
頑張ってください!
ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.15 )
日時: 2018/10/29(月) 23:48:55 メンテ
名前: 真奈美

確かに続きが楽しみですわ、
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.16 )
日時: 2018/11/09(金) 23:10:00 メンテ
名前: ものし

私たちは促されるまま西郷隆盛像の近くにやってきた。

「山梨県警の沢村瞳です。あなた方も警察関係者のようですね?」

黒いハイレグ水着姿の女性がそう名乗って警察手帳を出した。警部補・・・私と同じでキャリア組か。5年目の27歳みたい。

「同じく、新潟県警の村山美南です。沢村さんと違って新人ですが。」

ピンクのハイレグ水着姿の女性も名乗ってくれた。そっか、同期なんだ。私たちも警察手帳を出して所属と名前を名乗った。

「八木沢さんと三郷さんね。お仲間と2人も合流できてよかったわ。よかったわ、一発で銃弾が当たってくれて。」

「沢村さんは射撃がとても正確じゃないですか?ハイグレ人間にされそうになった私を助けてくれた時も・・・」

「あら、あなたの空手技もなかなかだと思うけど。」

沢村さんは射撃、村山さんは空手が得意とのこと。勢いだけの私や普通の女性警察官よりよっぽど身を守るテクに優れてる。おまけに美人。

「あの、よろしければ、このまま一緒に新宿に向かいませんか?少しはお役に立てると思います。」

「そうね。この先は警戒も厳重みたいだから、味方は多いに越したことはないわね。」

沢村さんが承諾してくれて、私たちは中央通りを南下して秋葉原の方に向かって歩き出した。

「私たちは同期みたいだから、仲良くしていこうよ、來美ちゃん、華ちゃん?」

「うん、よろしく、美南ちゃん。」



秋葉原の駅前にやってきた。毎週日曜日は歩行者天国で賑わうらしいけど、今日は水曜日。それでも中央通りには大勢の人であふれていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

上野と違って若者の街になってて、多くの若者がその肉体を白昼にさらけ出していた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

きっとメイドカフェのバイトの子なんだろう。メイドカチューシャをつけたままハイグレ人間にされている子たちもいた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

巫女のコスプレをしていたのか、下駄と足袋を履いた子も赤色のハイレグ水着姿でハイグレポーズをしていた。日本的な靴で水着姿なんてなんか変な感じ。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

中国人の団体さんもハイグレポーズをしていた。ハイグレって言葉はハイグレ人間に共通みたいで、片言でも独特のイントネーションでもない。これは発見かも。

「さて、秋葉原のあたりは特に何もないみたいね。先に行きましょう。」

私たちはパンスト兵の巡回があるたびにハイグレポーズをしてごまかしながら、神田川沿いに新宿に向けて西上することにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.17 )
日時: 2018/11/18(日) 11:13:30 メンテ
名前: ものし

水道橋か・・・。目の前に東京ドームホテル、後楽園遊園地がそびえ立っているのが見える。なんかこのあたりはオレンジとブルーのハイレグ水着姿の人が多いなあ。

「ベイスターズのユニフォームにジャイアンツのユニフォーム・・・・。そっか、このあたりが襲われたのは試合の日だったんだ。」

華ちゃんが周囲を観察しながら言う。そっか、私は野球は良く分からないけど、よくよく見るとハイレグ水着の上にレプリカユニフォームを羽織っている人がいる。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

帽子や靴下まで青一色のOLたち。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

こっちでは、小学生くらいの女の子10人くらいがオレンジのハイレグ水着姿で整列してハイグレポーズをしている。

「野球ファンには特定の色のハイグレ姿にされやすいのかしら。ってことは、カープは赤、タイガースは黒か黄色に・・・」

「ドラゴンズも青ですかね?」

沢村さんと美南ちゃんもそれぞれの感想を述べている。そういえば、希ちゃんの家はみんな楽天ファンだったはず。楽天は何色だろう?

「あっ、あれ・・・」

ドーム周辺を情報収集のために歩いていると、観覧車の前に2人の顔見知りの女性がいた。

「山田さん?加藤さん?」

青色のハイレグ水着姿の女性は京都府警の山田真菜さん。眼鏡をかけている理知的な先輩。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

オレンジ色のハイレグ水着姿の女性は島根県警の加藤優子さん。ストレートロングの髪が奇麗な先輩。都内であった研修でお会いした人たちだ。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

いいなあ、大人の魅力があるハイレグ姿で・・・・じゃなくて。この様子だと本当にハイグレ人間にされているみたい。残念だけど。

「・・・・・・・」

私は無言でその場を立ち去るしかなかった。

「では、行きましょうか。」

沢村さんに促され、私たちは新宿に行くために東京ドームを離れることにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.18 )
日時: 2018/11/23(金) 21:55:37 メンテ
名前: ものし

市ヶ谷の防衛省前。屈強な自衛隊員たちが大勢ハイグレ人間にされている。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

本来だったら入れないはずのゲートも開きっぱなしでハイグレポーズに勤しんでいて、容易に中に侵入できた。

「自衛隊もあっという間に全滅したらしいですね、沢村さん。」

「ええ、そうらしいわね、三郷さん。真っ先に襲われたらしいのよね。そういえば、なんで・・・」

「何かあったんですか?」

「いえ・・・研修で集まっていた女性自衛官の何人かがハイグレ城に連れていかれたらしいのよね。」

「なぜです?女性自衛官でハイグレ人間にされている人はたくさんいるはずなのに・・・・」

そうだ、思い出した。さっき華ちゃんに聞いた話。ひまわりちゃんの家が襲われて家族ともども新宿に連れていかれたって。

「ハイグレ魔王には何か重大な秘密がありそうですね。」

「まあ、現状では情報が不足してて分からないけどね。ここにはこれ以上情報になりそうなものはなさそうだし、行きましょうか。」

沢村さんを先頭に先ほどくぐってきたゲートに向かう。先頭を歩いていた美南ちゃんの前にハイレグ姿の女性3人が歩いてきた。

「・・・っ!!」

美南ちゃんがとっさに空手の構えをする。向こうもすぐに身構えたみたい。

「待って、美南ちゃん。えっと、お仲間のようですね?」

私は美南ちゃんを手で制して前に出て語りかけた。

「我々は警察の者です。そちらは?」

「我々も警察の者です。同じ会社の方でしたか。」

そう言いながら、私たちはお互いに警察手帳を見せあう。

「長崎県警の島原涼です。」

紫のハイレグを着た島原さんは大きなお胸をしたいわゆるボンキュッボンの女性。黒のロング髪。

「三重県警の福本麗です。」

緑のハイレグを着た福本さんはすらりとした体型にベリーショートの女性。

「北海道警の横崎梨香子です。」

黄色のハイレグを着た横崎さんは小柄でウェーブのかかった茶髪の女性。

「えっと、福島県警の八木沢來美です。」

私たちも返すように自己紹介をする。

「よかった、同志がいて。うん、これだけ人数が集まれば・・・・。今、我々は新宿御苑に拠点を設けています。よろしかったら、あなた方も来てください。」

横崎さんに誘われ、私たちは新宿御苑に向かうことにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.19 )
日時: 2018/12/09(日) 19:16:37 メンテ
名前: ものし

私たちは新宿御苑の中央レストハウスにやってきた。新宿駅、その向こう側のハイグレ人間たちの拠点からほど近い。

「お疲れ様です、横崎さん。」

「島原さんと福本さんも。」

青とオレンジのハイレグ水着姿の女性2人が出迎えてくれた。って、えっ?

「山田さん!?加藤さん!?」

さっき、東京ドームでハイグレ人間にされている2人を目撃したばかりのはずなのに。って、そういうことか。

「なるほど、ハイグレ人間に紛れて味方を探していたんですね?」

「ええ、そうよ。あなた方4人を尾行して見極めさせてもらったの。スパイかもしれなかったから。」

山田さんが悪戯っぽい笑みを浮かべて言った。

「さて、時間が惜しいわ。早速話し合いましょう。」

加藤さんに促され、私たちは椅子に腰かけることにした。



「我々は県警は違うとはいえ、ハイグレ魔王の拠点の調査に来ている。」

一番上席の横崎さんが話を切り出した。彼女は32歳にして既に警視なんだって。すごいなあ。

「パンスト兵は勢力の拡大に躍起になっていて、城近くの警備は手薄。ハイグレ城の侵入経路を特定して各県警に伝えることも可能なはずよ。」

「既にパンスト兵の巡回経路、時間は把握済みです。警戒の弱まる時間帯を確実性をもって狙えます。」

福本さんが地図に経路や間隔を書き込みながら言う。なるほど・・・これならいけるかも。

「でも、ハイグレ人間にされた一般市民の目は?」

沢村さんが聞いた。うん、今まで私も気にしてなかったけど、市民たちはハイグレ魔王の部下なんだもんね。

「ハイグレ人間にされた市民たちはハイグレポーズをしているだけで、特に障害にはならないと踏んでいます。」

島原さんが自信を持って答えた。

「もうここまで来たんですから、ダメ元でやってみるだけですよ。ねえ?」

美南ちゃんが力強く言った。うん、確かにそうだよね。どのみち何も行動しなければ、ハイグレ魔王の思い通りになってしまうんだから。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.20 )
日時: 2018/12/22(土) 14:29:08 メンテ
名前: ものし

午後7時半過ぎ。私たちは日が暮れるのを待ってから新宿中央公園にやってきた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

市民たちは相変わらず元気に声を張り上げながらハイグレポーズをしている。疲れない、眠らない、一生あのままなのかな。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

一心不乱。泰然自若。いろいろ言葉はあるけど、異様な光景。ハイグレ人間とは言いつつ、もはや人間じゃないみたい。

「さて、ハイグレ城が着陸している足の部分は警戒して近づいたことがないけど、今なら行けそうね。」

先頭を歩く横崎さんが言う。私たちはさっきまではハイレグ水着姿をしてたけど、今は機動隊用の防護服に着替えている。戦闘があるあもしれないから当然とはいえ、暑い。

「ふぅ、この格好なら誰かがハイグレ人間にされても判別できるね。なりたくはないけど・・・」

華ちゃんがため息混じりに行った。私だってそんなのごめん。意志を奪われてハイグレポーズをするだけの人生なんて。

「しっ!!誰か来る・・・」

私たちは全員茂みの中に隠れて周囲の様子をうかがう。パンスト兵の見回りみたい。オマルに乗って旋回しながら下の様子を見ているみたい。

「・・・・・・・」

パンスト兵は数分して去っていった。

「みんな、用心して進みましょう。」

福本さんの頬から冷や汗が流れていた。私たちは先ほどよりもより警戒しながら前に進んでいく。

「あれね・・・どうします?このまま踏み込みますか?」

ハイグレ城の足の部分が見えた。ドアが開いているみたい。加藤さんが銃の安全装置を外しながら言う。すかさず美南ちゃんと山田さんも後に続く。

「どうする、沢村さん?」

横崎さんも不安そうな表情で、沢村さんの意見を聞いた。

「自己犠牲って好きじゃないですけど、私たちが何もしなければ日本が、世界がハイグレ魔王の思い通りになります。行きましょう。」

「そうです。今さら怖気づく必要はありません。もしもの時だって覚悟はできています。」

島原さんが強い口調で言った。そうだよね、私たちは警察官。犯罪者を前にしっぽを撒いて逃げるなんてできない。

「私が先陣を切ります。皆さん、私に続いてください!!」

「「おおっ!!」」

私は足には自信がある。パンスト兵のいないのを確認すると、一目散に駆け出してハイグレ城に突っ走った。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.21 )
日時: 2018/12/24(月) 10:17:32 メンテ
名前: ものし

「まったく、地球人はどの次元でも執念深いわね。大人しくハイグレ人間になればいいだけなのに。」

ハラマキレディースBはほくそ笑みながら言った。

「本当にね。でも、だからこそ、非常に有能なハイグレ戦士の宝庫でもあるから魔王様もこだわるわけ。」

ハラマキレディースCも含み笑いをしながら映像を見ていた。

「さてと。さっさと始末してしまうわよ、あなたたち。」

「「はい、リーダー!!」」

ハラマキレディースリーダーに連れられ、3人は部屋を出て行った。

「(來美ちゃん・・・・華ちゃん・・・・逃げて・・・・)」

黄色のハイレグ水着姿でハイグレポーズを一番下まで腕を下げている状態で石化していたひまわりは声にならない声で叫んでいた。

「(どうして、こんな目に・・・・苦しい・・・・戻りたい・・・・)」

ピンクのハイレグ水着姿で石化していた五代春香は、別次元での業など知るはずもなく苦しんでいた。

「(嫌だ、死なせて・・・・誰か、お願い・・・・)」

大きなバストを強調させるポーズで石化していた藤崎夢は、自分の青のハイレグ水着姿を見てそう思った。

「「「イ、イヤアアアアアアアアアアー!!」」」

実験室で3人の若い女性の悲鳴が聞こえてきた。

「(また、犠牲者が・・・・私たちにはどうすることもできないのか・・・・)」

ハイグレポーズ姿で石化していたアクション仮面は己の無力さに打ちひしがれていた。



「ええ、このまま上層階に潜入してみます。ええ、ええ、では・・・」

私は福島県警に城内に入ったところの画像を送ってから手短に報告して電話を切った。この後もリアルタイムで城内の報告をしないと・・・・

「随分簡単に入ることができましたね。わざとかもしれませんけど・・・・」

「そうね。この後もトラップがあるかもしれないし・・・慎重に進みましょう。」

美南ちゃんと沢村さんを先頭に銃を構えながら前に進んでいった。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.22 )
日時: 2018/12/30(日) 19:59:19 メンテ
名前: ものし

私たちは恐る恐るらせん状の階段を上っていく。幾何学模様の不思議な空間が続いているけど、誰もいない。本当に無人?それとも罠?

「つらいね・・・エレベーターを使えないなんて。」

華ちゃんが愚痴をこぼした。まあ、仕方ない。エレベーターを使って気づかれたらそのまま閉じ込められてしまうかもしれないし。

「高度260m・・・・そろそろハイグレ城の足の部分から出られるはずなんですが・・・・」

島原さんがGPSを確認して言う。そう、ハイグレ城を人間の体に例えると、お腹のあたりのはずなんだけど・・・

「ねえ、來美ちゃん。」

先頭を一緒に歩いていた美南ちゃんが私に目くばせした。うん、私も気づいた。開けた空間があるみたい。

「私たちが状況を確認します。待っていてください。」

私たちは銃を上に向けながら開けた空間に飛び出した。相変わらずしんとしている。素早く視線で障害物を確認。うん、大丈夫みたい。

「大丈夫です。上がってきてください。」

美南ちゃんが言うと、他の7人がぞろぞろと上がってきた。

「不気味ね・・・・パンスト兵は全員出払っていていないのかしら?」

沢村さんが首をひねっている。おかしい。いくら科学力が彼らの方が上だからってまったく防衛に人を割いていないなんて・・・・

「考えていても仕方ないわ。警察の名にかけて、犯罪者たちの動向をなんとか・・・」

横崎さんの話を遮るように、いきなり警報が鳴り始めた。気づかれた!?

「急いで戻りましょう!!」

加藤さんが先ほど上がってきた階段めがけて走ったけど、その目の前でシャッターが下がってしまった。

「も、もう片方に!!」

山田さんがもう片方の階段に向かったけど、そちらも同じく封鎖されてしまった。

「う、嘘・・・」

戻ることができなくなってしまった。つまり、私たちは閉じ込められて・・・・

「何かしら、この臭い・・・」

福本さんが鼻をクンクンさせながら言った。私ははっとした。部屋の下の方から微弱な風を感じる・・・まさか!?

「皆さん、鼻と口をふさいで!!毒ガスです!!」

こういう時の鉄則は既に習っている。ガスは重いので下にたまる・・・私たちは上に行くゲートに次々に入っていった。

「みんな、ごめんなさい・・・・」

一番後ろにいた横崎さんが息絶え絶えに言った。目が虚ろになっている。嘘、でしょ・・・・!?

「行って・・・私が・・・私でなくなる前に・・・・」

前のめりに倒れる横崎さん。彼女の防護服が足先からぼろぼろと剥がれていく・・・・

「やっぱり、ね・・・・」

横崎さんは下半身から黄色のハイレグ水着に覆われていく。最後に四つん這いの体勢でビクンと体を震わせ、その場で動かなくなった。

「ごめんなさい!!」

私たちは横崎さんを見捨てて逃げるしかなかった。彼女の犠牲、無駄にはしない・・・
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.23 )
日時: 2019/01/13(日) 16:18:56 メンテ
名前: アクション仮面好き

アクション仮面もハイグレポーズ姿で石化させらているのは人類側にとって絶望的なシチュエーションですね。何色のハイレグを着ているのでしょうか?
アクション仮面が完全に洗脳されてハイグレ人間にされてしまうと婦警さんたちにはかなりの痛手となるでしょう。続きを楽しみにしてます!
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.24 )
日時: 2019/01/13(日) 23:39:05 メンテ
名前: ものし

横崎さん、ごめんなさい。仲間を見捨てることになってしまった。本当にごめんなさい。

「ガスはやってこないみたい。とりあえず危機は脱しましたね。」

島原さんが言う。うん、ガスはやっぱり上には上がってこないみたい。

「この先もトラップが待ち受けているはず。気を付けながら進むわよ、みんな。」

横崎さんが犠牲になってしまったので、沢村さんがリーダーとしてみんなに注意をした。私たちは銃を抜いて恐る恐る前へと進んでいく。

「(この先、誰が犠牲になるのか・・・・それは私かもしれない・・・・)」

私は美南ちゃんと一緒に先頭を歩きながらその不安がずっと強くなっていった。まだまだだな、警察官としての勇気が足りないのかな。

「大丈夫よ、八木沢さん。私だって本当は恐いもの。みんな同じよ。」

私の不安そうな顔色を見て取って山田さんが声をかけてくれた。

「ありがとうございます。でも、大丈夫です。」

「そう。それならいいんだけ・・・・(カチッ)」

山田さんが歩いた場所で妙な音がした。何かのスイッチ?と思った時には遅かった。

「きゃっ!?」

その場で左足を取られて動けなくなった山田さんの体が光ったかと思うと、次の瞬間には青いハイレグ水着姿で立ち尽くしていた。信じられないという表情をしていた。

「山田さん?」

私は恐る恐る山田さんに触ってみた。彼女はそのままの姿勢で動かなかった。他のメンバーもすぐに山田さんの異変に気付いて近づいてきた。加藤さんがすかさず青いハイレグ水着ごしに心臓に手を当ててみた。

「動いて・・・ない?横崎さんと同じ?」

アニメなんかでよくある石化状態っていうのかな。そういう状態みたい。セーラームーンなんかであったよね。

「山田さんが踏んだ場所は床の色が違います。これがトラップだったみたいですね。」

なんてこと・・・・山田さんまで犠牲になってしまうなんて。この通路、色の違うところは絶対に踏まないようにってことで、山田さんをそのままにして前に進むことにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.25 )
日時: 2019/01/15(火) 20:20:34 メンテ
名前: ものし

「第二関門突破。1人がハイグレ地雷にやられたみたいですね。」

ハラマキレディースBがインカムに入ってくる情報をリーダーに伝えた。続けてハラマキレディースCが報告する。

「先ほどのハイグレガスで捕らえたハイグレ人間と同じく、お仕置き部屋に運んでおきました。」

お仕置き部屋にはアクション仮面、別世界でハイグレ魔王に逆らった面々がハイグレポーズのまま安置されている。横崎梨香子も山田真菜もそこに運ばれていた。

「さて、鼠退治をいつまで続ければよいのやら・・・。さっさと片付けるわよ。」

エレベーターから降りると、ハラマキレディースは3方向に別れた。



「さて、3方向への分岐がありますね。どうします?」

華ちゃんが沢村さんに伺いを立てる。私たちの行く先には直進、右折、左折の道があった。

「位置的にはハイグレ城の輪っかがある面積的に一番広いエリア・・・・通路の形状からしてどれも上に向かっていると思われるわ・・・・」

沢村さんはどの道を進むべきか必死に考えているみたい。

「沢村さん、既に我々の動きは敵に捕捉されているでしょう。考えている時間はありませんよ。7人いますから、3手に分かれましょう。」

福本さんが言った。でも、戦力の分散は敵にやられるリスクもあげてしまうので悩みどころ・・・

「あらあら、お困りのようね。」

ねちっこい男の人の声がした。私たち以外の声・・・・誰?はっとすると、そこにはホログラムの・・・ハイグレ魔王!?

「驚かなくていいわ。あんたたち、ハイグレ魔王に会いたいんでしょう?」

「そうだよ。会わせてくれるの?」

私が勇気を出して言ってみた。

「ええ、私が暇つぶしで作ったダンジョンを突破できたらね。3方向に分かれているでしょう?その3ルートのゴールにそれぞれスイッチがあるの。それを同時に押せば玉座に行けるわ。」

「へえ、本当かどうか知らないけど、随分あっさり教えてくれるんだね。」

「言ったでしょ、暇つぶしだって。退屈してたの。この次元の地球人は張り合いないんですもの。アクション仮面もあっさりやられるし、それ以外の奴らもただの一般人だし。」

「この次元って意味が分からないけど・・・・」

「さっきからFBIだのCIAだのが潜入してるんだけど、簡単にトラップにかかって全滅したのよ。あんたたち、せいぜいあがいてあたしを楽しませてちょうだい。」

「高みの見物ってわけだね。いいよ、必ずあなたのところにたどり着いて見せるから。」

「あら、そう。さっきゲームオーバーになった奴らもそう言ってたけど・・・まあ、がんばってね。」

言いたいことだけ言って、ホログラムは消えてしまった。

「つまり、本気を出せば私たちなんてすぐにハイグレ人間にできるってこと?随分なめられたものね。」

加藤さんが吐き捨てるように言った。

「やってやろうじゃないですか。日本警察の正義、見せてあげましょう!!」

美南ちゃんが気を吐いた。そうだよ、私たちは警察官。悪の輩に絶対負けないんだから!!
Page: [1] [2]
 
BBコード
テキストエリアで適用範囲をドラッグし以下のボタンを押します。
装飾と整形

フォント
この文字はフォントのサンプルです
リスト
標準  番号付  題名付

スマイリー
表とグラフ
データ入力
ファイルから入力(txt/csv)
要素の方向:
横軸の数値:
横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
直接入力
凡例
カンマ区切り数値 例:1,2,3
横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
オプション
出力内容
グラフタイプ
区切り文字
縦軸の単位例:円
横軸の単位例:年度
マーカーサイズ
表示サイズ
確認と適用
Status表示エリア
プレビュー
絵文字
連続入力
外部画像
  • 画像URLを入力し確認ボタンをクリックします。
  • URL末尾は jpg/gif/png のいずれかです。
確認ボタンを押すとここに表示されます。
Googleマップの埋め込み

  • 説明
  • 説明
確認ボタンを押すとここに表示されます。
HELP
題名 スレッドをトップへソート
名前
添付FILE 文章合計600Kbyteまで
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

※必須

   クッキー保存