window
 
トップページ > 記事閲覧
* ハイグレ警察8190時

日時: 2018/09/02(日) 20:20:07 メンテ
名前: ものし

オリキャラSS、久しぶりの投稿です。不定期に更新するのでよろしくです。
 
Page: [1] [2]
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.1 )
日時: 2018/09/02(日) 20:22:14 メンテ
名前: ものし

日本は危機に陥っていた。ある日突然やってきた異星人に東京を占拠され、人々は次々にハイグレ光線でハイグレ人間にされていった。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

男も女も老いも若きも関係ない。ハイグレ光線を浴びた人々はハイレグ水着を着てコマネチを繰り返すハイグレ人間に転向されていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

街中でハイグレ姿にされた人々がどのテレビにも映し出されている。日本国民はいつ自分たちがハイグレ人間にされるか、その恐怖に怯えていた。自衛隊の攻撃も苦も無く跳ね返された。諸外国との間にはバリアが張られ、国連も助けに来られない。既にハワイ諸島や南太平洋の島々、オーストラリアやニュージーランドが同じような方法で隔離され、異星人の手に落ちていた。日本全土が占領されるのも時間の問題だろう。そんなある日のこと、私、八木沢來美に1つの指令が出た。

『東京に潜入し、ハイグレ人間の実態を調査せよ』

指令を聞いて、私は一瞬内容がよく呑み込めなかった。

「あの、これ、どういうことですか、本部長?」

「そのままの意味だ。君が一番適任という話になってね。方法は任せる。どうだろう、やってくれるか?」

私は一警察官。入職1年目の新米だけど、市民のため、国民のために尽くしたいという志は持っている。

「もちろんです。福島県警所属・八木沢來美、潜入調査の任に就きます。」

すかさず敬礼して答えた。本部長以下重役の面々もそれに敬礼で返してくれた。

「よろしくお願いします、八木沢警部補。」



「八木沢さん、本部長に呼ばれてたけど、何かあったの?」

本部長室から帰ってきた私を同僚たちが心配してくれるが、任務内容は言えない。あくまで極秘だから。

「なんでもないよ。」

信じてもらえないのは分かっていたけど、そう言ってから自室に戻った。



さて、どうやって東京に潜入しようか。既に東京、埼玉、千葉、神奈川はほぼ敵の勢力下にある。私の出身、春日部もその中だ。親も、親戚も、友達も、みんな・・・・。今は栃木、茨城、静岡が攻撃を受け始めている。そんな状況下でどうやって潜入すれば・・・・。とすれば方法は1つしかない。潜入捜査の基本。周囲に合わせた身なりをすることだよね。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.2 )
日時: 2018/09/03(月) 22:25:18 メンテ
名前: ハイグレマン

うおおおおお!!!!ものしさんキターーーーー!!!投稿楽しみにしてました!!!ご自分のペースでゆっくりでもものしさんの小説が読めたら幸いです、頑張って下さいヽ( `・ω・)ノ
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.3 )
日時: 2018/09/04(火) 22:21:23 メンテ
名前: ものし

次の日、私はオートバイで高速道路を突っ走っていた。ハイグレ魔王の侵略によって道路は寸断され、車では移動が困難になっている。小回りの利くバイクの方が都合がいい。それにしても、ツーリングスーツの下に慣れないものを着ているせいで落ち着かないなあ。

「止まって、止まって!!」

栃木インターチェンジを通過するところで、高速道路交通警察隊が通行止め措置を行っていた。私はメットを外し、警察手帳を見せた。

「公務です。通してください。」

「えっ?でも、この先は・・・・」

「分かっています。パンスト団がうようよしているんでしょう?」

「そうです。もうすぐ我々にも避難の指示が来ます。でも、行かれるんですね?」

「皆さんもどうかご無事で。失礼します。」

私は敬礼し、メットを被りなおして走り始める。さて、私は無事に潜入調査を終えて帰ることができるんだろうか。



私が与えられた任務は3つ。

@ ハイグレ魔王の拠点の侵入方法の特定

A ハイグレ人間にされた一般市民の動向調査

B 他組織の潜入調査員との情報交換



他組織の潜入調査員の情報は伏せられている。お互い潜入した調査員がハイグレ人間にされて情報が漏れるのを恐れている。聞いた話だと、埼玉県警、千葉県警、神奈川県警の警察官は数百人単位でハイグレ人間にされてしまったそう。つまり、私1人なんて捨て石みたいなものなんだろう。新人だし、警察学校出たばかりで経験浅いし。

「ハイグレ人間か・・・」

今頃お母さんは家でハイグレポーズとやらをしているのかな。お父さんは丸の内のオフィスで・・・・。妹の梓は四国に友達と旅行に行っていて良かった。そのかわりこっちには帰ってこれないけど。

「希ちゃん・・・」

親友の藤崎希ちゃんはハイグレ人間で溢れかえった春日部駅の映像に出ていた。グラマラスなボディを青のハイレグ水着に包んで恥ずかしながらハイグレポーズをしていた。ネット上では歓喜の声が上がっていたけど、本人が聞いたら嫌がるんだろうな。

「あれはパンスト団・・・・」

南の空で無数の飛行物体と赤い光線が見えてきた。今は館林市のあたりが攻撃されているみたい。高速道路上だと目立ってしまう。私は佐野藤岡インターで高速道路を降りることにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.4 )
日時: 2018/09/08(土) 10:52:31 メンテ
名前: ものし

私はパンスト団の攻撃を受けていると思われる館林市を避け、東にオートバイを走らせた。パンスト団の襲来に怯える小山市を通り過ぎ、日光街道に入る。このまま南下すれば春日部に行ける。実家の様子も気になるし、寄っていこうか。なんか知らないけど、春日部は新宿に降り立ったハイグレ魔王が真っ先に襲わせたらしい。都内より先に何で?そんなことを考えていたら、栃木県と茨城県の県境まで来た。

「キャアアアアアッ!!」

「タスケテクレエエエッ!!」

悲鳴が聞こえてくる。私ははっとして前方の空を見ると、そこにはパンスト団が大挙して編隊を組んで急速接近していた。

「・・・・・・・・・・」

パンスト兵たちは無言でハイグレ銃の銃口を前に構える。大型の銃を右肩にかけて軽々と飛行艇を運転しているみたい。

「・・・・・・・・・・」

編隊を組んでいたパンスト兵たちが雲の子を散らすように散らばり始めた。飛行艇を右に左に傾けて地上に向けて急降下し、ハイグレ光線を撃ち始めた。

「イヤアアアアアアアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ウワアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

次々に古河市民がハイグレ人間にされていく。お年寄りや男の人まで、無残な姿にされていく。

「この子は助けて・・・・イヤアアアアアアアアッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

赤ちゃんを抱えたママさんも容赦なくハイグレ人間にされていた。まだ立てないはずの生後数か月の赤ちゃんもベビーカーの上で一緒にハイグレポーズを・・・・

「(さて、どうしよう・・・・このまま逃げ切れそうになければツーリングスーツを脱ぐしか・・・)」

でも、バイクを捨てたらとても東京までたどり着けない。私は背後からパンスト兵が追ってくるのをミラーで確認し、大通りを突っ走った。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.6 )
日時: 2018/09/09(日) 20:59:31 メンテ
名前: ものし

古河市内はパンスト団の攻撃によって大混乱になっていた。ハイグレ光線を浴びた人、まだ浴びていなくて逃げている人、あきらめてうずくまる人、抵抗しようとしている人。

「ひあっ!!」

「あっ・・・・ひっ・・・・ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

ごめんなさい、助けられなくて。警察官なのに市民を守れなくて。でも、必ずあいつらの弱点を見つけて・・・・

「危なっ!!」

私はバイクを思いっきり左に傾けた。ハイグレ光線を避けようとした路線バスが対向車線にはみ出してきたのをすんでのところでかわした。立ち往生した路線バスから乗客が引きずり出されてハイグレ人間にされていく。

「しつこいなあ・・・・」

バイクに乗って逃げ回っている私を追ってパンスト兵が3人ほど追ってくる。その他は次々に北と東に行っているから、こいつらだけ撒ければいいんだけど・・・。

「前からも・・・・」

前からもパンスト兵2人が近づいてくるのが見える。挟み撃ち・・・分が悪いね。このままだと逃げ切れない。私は目に入った古河公方公園にバイクを乗り入れさせ、森の中にバイクを止めた。茂みの中で一瞬私を見失ったハイグレ銃をあてずっぽうで撃ちながら近づいてくる。その隙に私は・・・・

「うまくごまかせてよね・・・」

素早く着ているキャットスーツのジッパーを下ろして脱ぎ捨てた。その下には赤いハイレグ水着を着こんである。私は茂みの中に着ていたスーツを投げ入れてから股間に両手を当てた。

「キャアアアアアアアアアアッ!!」

私はありったけの悲鳴を上げた。警察学校で周囲に溶け込む潜入捜査の方法は習っている。この程度の芸当ならお安い御用。後は恥ずかしがらずにこれをできるか・・・・

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は多少前かがみになりながら、苦悶の表情を浮かべてハイグレポーズを繰り返した。後ろで束ねた髪を揺らし、腰を落としてそれらしく。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

残念。希ちゃんのように乳は揺らせない。あの子Dカップだし。でも、私だってスリーサイズが80・62・81だからBカップはあるんだけど。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私はパンスト兵が近くにいなくなるまで小一時間ハイグレポーズを続けた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.7 )
日時: 2018/09/15(土) 06:32:19 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は赤いハイレグ水着姿で小気味よくハイグレポーズを続けている。そうはしつつも周囲の状況に耳を傾け、パンスト兵の飛行艇の音がしなくなって数分立ったのを確認し・・・

「ハイグレッ!!」

両腕を思いっきり上にあげたところでハイグレポーズをやめた。気づくと、体中汗びっしょりだった。かなりハードな運動だったんだろう。私は近くにある水飲み場に行って腕や足を水で濡らして汗を流した。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

小学生と思しき男の子2人が沼の近くでハイグレポーズをしていた。背の高い子は白、背の低い子は黒のハイレグ水着姿だった。なんでだろう、汗一つかいていない。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

近くによって観察してみる。私には目もくれずにハイグレポーズを延々繰り返しているけど、全然疲れるそぶりも見せない。ハイグレ人間って普通の人間と体の構造が細胞レベルで変えられているのかも。

「ねえ、君たち。ちょっといいかな?」

話しかけてみたけど、無視。ずっとハイグレポーズしてる。なんか普段だったら悔しいシチュエーション。年上のお姉さんが水着姿でいれば絶対に喜んでくれるはずなのに。まあ、いいか。私はふたたびツーリングスーツに身を包み、その場を後にすることにした。

「(既にこのあたりはハイグレ魔王の勢力下。ある意味ではパンスト兵に怯える必要はない。このまま東京に入ってしまおうかな。)」



「ハハハハッ、報告を聞こう。」

暗い室内で仮面をかぶり黒いマントを被った男、ハイグレ魔王が玉座に座っていた。その御前にはハラマキレディース3人が膝を屈し、御前に控えていた。

「ハッ、先ほど部下たちが北春日部一味のアジトを発見し、始末いたしました。アクション仮面は別次元の地球に留め置かれ、こちらに来ることはできません。」

「いいでしょう。別次元での地球征服には失敗したけど、この次元の地球は生意気ガキンチョもスーパー高校生もハイグレ自衛隊もいない。今度こそ地球を手に入れられそうね。」

仮面の下で笑いをこらえるハイグレ魔王。幾度となく手に入れようとして失敗した地球。その次元とは別次元の地球に跳躍していた。歯ごたえのない地球ではあったが、もはや地球を手にするためには手段は選んでいられなかった。

「ハラマキレディース、日本の状況はいかがかしら?」

「ハッ。既に東京、埼玉、千葉、神奈川は概ね我々の勢力下にある状況です。現在、群馬、栃木、茨城、山梨、静岡に侵攻の手を伸ばし、数日中には日本をすべて掌握できるでしょう。」

「春日部を襲わせて野原しんのすけ一味を、時計坂を襲わせて五代春香一味を、自衛隊の女部隊を襲わせて自衛隊一味を始末した。今度こそ大丈夫そうね。」

ハイグレ魔王がパチンと指を鳴らすと、周囲の床から石像が数十個せりあがってきた。ハイグレ人間姿のまま石化ガスを浴びせられた女性たち。桜リリ子、五代春香、藤崎夢ら、かつて別の地球でハイグレ勢力に抵抗した者たちが一網打尽にされてコレクションにされていた。下手に動けるようにするとまた何をしでかすか分からないからだ。

「しかし、アクション仮面のようないい男がいないもんかしらね。物足りないわ。」

ハイグレ人間にされた美女たちには目もくれないハイグレ魔王だった。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.8 )
日時: 2018/10/02(火) 21:44:36 メンテ
名前: ものし

国道4号線はあちこちに無造作に止められいる自動車やトラック、そこここに横たわっている自転車などがたくさんあった。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

電動シルバーカーに乗っていたと思しきお婆さんが足腰達者に赤いハイレグ姿になっていたり、杖が転がっている傍でお爺さんが紫のハイレグ姿でいたり。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

部活に行く途中だったのか、バドミントンのラケットが散乱している傍でハイグレポーズをしている女子高生たち。なんだかかわいい女の子のハイレグ姿を見ると安心してしまう。

「(さて、久喜市を抜けて幸手市・・・権現堂堤まで来たか。)」

桜の名所である権現堂堤も夏真っ盛りの今は青々と茂った桜の木がうっそうとしている。その後すぐに幸手市役所も通過。さて、このまま行けば春日部市。

「(やっぱり気になる。春日部の今の状況を見てから東京に行こう。)」

お母さんや友達のことがとても気になるのが本音。もし、友達の1人だけでも無事にいる子がいれば・・・私のように下にハイレグ水着を着こんでいたりしてね。都合よくそう思うだけでも、気が楽になる。そんな自分自身でも可能性がないと分かっている期待を膨らませつつ、春日部にハンドルを向けた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.9 )
日時: 2018/10/06(土) 13:57:06 メンテ
名前: ものし

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

春日部駅前はハイグレ人間たちで溢れかえっていた。ロータリーも駅ビルも駅のホームも全部。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私の高校時代の親友、藤崎希ちゃんもその中にいた。東口ロータリーの近くで、出勤途中だったのかカバンの中身が周囲に散乱していた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私が目の前にいても身じろぎ一つしない。一心不乱にハイグレポーズを繰り返している。

「希ちゃん・・・・」

テレビ映像で見たときは嫌そうに顔を引きつらせてたけど、周りの人たちも含めて真剣な表情に変わっている。洗脳が進んでいるのかな。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

私は希ちゃんの後ろに回って背中をつついてみた。やっぱり反応はない。

「えいっ。」

高校の時よくやってたスキンシップをやってみた。後ろから抱き着いて両方のおっぱいを揉んでみる。相変わらず大きくて柔らかい。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

普段の彼女だったらくすぐったそうにするのに、まったく反応しない。ふぅ、自宅の方に行ってみよう。



「ただいま・・・」

駅から徒歩15分の場所にある実家の一軒家から家の中に入った。普段は何とも思わないのに、今日はとてもどきどきする。

「・・・グレ・・・グレ・・・グレ・・・」

リビングの方からか細い声で聞こえてくる。そっか・・・やっぱり。私が歩みを進めるたびにその声ははっきりしてくる。

「お母さん・・・」

やっぱりお母さんだった。お母さんはリビングの真ん中で白いハイレグ水着に身を包み、ハイグレポーズをしていた。51にもなってこんな格好なんて哀れなと思う。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

希ちゃんと同じく私がいても見向きもしない。ハイグレ人間にとって親子とも友達もハイグレポーズに比べればどうでもいいみたい。

「私また行ってくるね、お母さん。」

それに答えるわけないのは分かってたけど、それだけ言って実家を後にした。



家の近所では近所のおじさん、おばさんたちがハイグレポーズをしていた。知っている家の子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんもみんな。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

あっ・・・あの子は・・・。三郷華ちゃん。中学の同級生で埼玉県警に配属になった警察同期の子。刑事課配属だったっけ。そんな彼女も水色のハイレグ水着姿でポニーテールを揺らしながら道端でハイグレポーズをしていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

体の発育があまりよくないと自虐的に言ってたけど、すらっとしたモデル体型で顔もとってもいい。ハイレグ水着姿も引き締まっててつい見とれてしまう。

「ごめん、華ちゃん。私、行くね。」

私は背を向けてバイクを押していく。すると・・・

「待って、來美ちゃん・・・・待って!!」

そこにはハイグレポーズをやめて真剣な表情をした華ちゃんがいた。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.10 )
日時: 2018/10/14(日) 10:26:16 メンテ
名前: ものし

「華ちゃん・・・ハイグレ人間なんじゃ・・・」

「違うの。私、この格好でハイグレ人間になりすましていたの。」

「えっ?じゃあ、華ちゃんも潜入捜査の命令を受けてるの?」

「ううん、そういうんじゃないけど。春日部警察署がパンスト兵を襲撃を受けて壊滅して、私はとっさに逃げて・・・」

華ちゃんは署内でパンスト兵の襲撃を受け、たまたま逃げ込んだスポーツジムにあったエアロビクス用のハイレグを着てハイグレ人間になりすましていたらしい。

「ねえ、華ちゃん。知ってたら教えて。どうして春日部は真っ先にパンスト兵の襲撃を受けたの?」

「詳しくは分からないけど、真っ先に襲撃されたのは野原さんの家みたいだよ。ほら、私たちの同級生の野原ひまわりちゃんの。」

「ひまわりちゃんの家?どうしてだろう、一般のサラリーマン家庭なのに・・・」

「謎だけどね。真っ先にあの家の4人がハイグレ人間にされてしまって、そして新宿のハイグレ魔王の拠点に連れて行かれたみたいだよ。」

なんで?あの家の人たちに何か特別な力が?そんなこと考えても分からないけど・・・・

「ところで、來美ちゃん。これから東京に行くんだよね?だったら、私も一緒に連れて行ってもらえる?私も警察官の端くれ、春日部市民の仇を討ちたい。」

「いいよ。味方は多い方がいいからね。都内には他の県警の潜入捜査員もいるみたいだし、合流してハイグレ魔王を倒す手がかりを探そうよ。」

バイクの後ろにまたがる華ちゃん。私と違って上に着るものがないから、このまま行くみたい。水色のハイレグ水着姿でそのまま私の背中に手を回した。彼女の温もりが水着一枚越しに伝わってくる。

「春日部に無事で帰れるといいね、華ちゃん。」

「そだね。」

私はゆっくりとバイクのエンジンをふかし、その場を立ち去った。



「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

野原しんのすけ、ひまわり、ひろし、みさえの4人はハイグレ人間姿の石像にされていた。アクション仮面と共に別次元でハイグレ魔王に逆らった者の末路。

「敵とはいえ、別次元で私たちの命を救ってくれた恩人。なんだか気が引けますね。」

ハラマキレディBはそう言ってため息をついた。

「でも、ハイグレ魔王様には逆らえないし・・・。ねえ、リーダー?」

ハラマキレディCが横目でAを見やる。

「そうね。心ならずも我々はハイグレ魔王に忠誠を誓う身。様付なんて本来したくはないけど。」

ハラマキレディたちの母星も元々はハイグレ魔王によって侵略されている。レディ3人以外はハイグレ魔王に心服しているが・・・。

「ところで、お前たち。この東京に入り込んでいる鼠の始末は進んでいる?」

「はい。ハイグレ人間になりすまして行動を探っているスパイを見つけ出してはハイグレ人間への転向を済ませています。」

「いいことね。この星の人間たちはこちらの次元でも諦めが悪い。引き続き警戒を怠らないように。」

「「はいっ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」」
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.11 )
日時: 2018/10/20(土) 10:20:18 メンテ
名前: ものし

私と華ちゃんはバイクに乗って上り車線を疾走していた。越谷市、草加市もハイグレ人間で溢れていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

万国旗かと思うくらい、いろんな色のハイレグ水着をみんなが着ている。無地って柄やフリルで隠せない分スタイルのほどがよく分かるっていうか。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

心なしか東京に近づくにしたがってハイグレ人間たちの表情が笑顔になっている気がする。ハイグレ人間にされてから時間が経ってるから洗脳が進んでるのかな。

「よし、都内か。」

東京都足立区に入った。ようやく敵の本拠地に近づいたって感じ。そのまま南に向かって荒川を渡る。

「來美ちゃん、南西からパンスト兵が・・・!!」

空を見ると、パンスト兵が10人くらいで戦闘機みたいな三角形の陣形を組んで10編隊くらいが北東に向かっていく。茨城県を攻撃する増援かな。

「この先は目立たないように徒歩の方がいいかもね、來美ちゃん。」

「ふぅ、この暑い中歩くのは大変だけど・・・仕方ないか。」

千住大橋の手前でバイクを止め、私はライダースーツを脱いで赤色のハイレグ水着姿になった。

「いいね、來美ちゃん。スタイル良くて羨ましい。」

「そうかな?友達の中ではあんまりよくない方だったんだけど・・・」

まあ、そうは言ってもまんざらではない。護身用の拳銃と通信機のみ携帯して私たちは隅田川を渡って都心方向に向かうことにした。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.12 )
日時: 2018/10/24(水) 19:34:16 メンテ
名前: 名無し

素晴らしい
続きが気になります
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.13 )
日時: 2018/10/27(土) 13:44:46 メンテ
名前: ものし

私たちは銃を両手で持ち、周囲を警戒しながら進んでいく。既に敵地の本丸に近づいているから、いつパンスト兵が出てくるか分からない。ゆっくりとした足取りで上野駅までやってきた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

道路沿いでハイグレ人間にされてハイグレポーズをするだけの哀れな存在になってしまった一般市民たち。その中でもひと際目立つハイグレポーズをしている女性がいた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

胸は私より小さいみたいだけど、大人の魅力を存分に見せつける体つきをしていて、黒髪を振り乱しながら黒のハイレグ水着姿でハイグレポーズをしている。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

顔つきは物静かな女性のものだけど、それに相反するダイナミックな動き。って、いけないいけない。一般市民のハイレグ水着姿をじろじろ見るなんて。あれっ、そういえば華ちゃんは?

「華ちゃん、どうしたの?」

ちょっと離れたところで華ちゃんが女性のハイレグ水着姿を見ていた。

「すごいよ。あんなかわいい子、初めて見た。嫉妬しちゃうってレベルじゃない。次元が違うよ。」

そう言って華ちゃんはほうとため息をつく。私は華ちゃんが指さす先を見て、確かにと思った。ピンクのハイレグ水着に身を包むその女性は、一流女優に勝るとも劣らない美貌の持ち主だった。

「本当、世の中って広いよね。とはいえ、華ちゃんもとってもかわいいとは思うけど。」

「ふふっ、そういう來美ちゃんもね。もっと自分に自信を持ってほしいんだけど。」

その刹那、私たちに向けて光線が飛んできた。すかさず2人ともその場に倒れこんで避けた。

「パ、パンスト兵!!」

いけない。接近に気づいていなかった。ハイグレポーズもせずにこんなところにいれば怪しまれるに決まっていた。でも、ここは駅前のスクランブル交差点。逃げようにも他の人たちが邪魔だった。

「こんなところで・・・」

私は唇をかんだ。流れ弾の危険があるから発砲はできない。パンスト兵1人だけど、このままじゃ・・・

「・・・・・・・・・」

パンスト兵は無言でハイグレ銃を構えた。私と華ちゃんは思わずお互い体を寄せあった。やられる・・・・そう思ったとき・・・・パンッという乾いた音がした。

「えっ?」

上空にいたパンスト兵の乗っているオマルが火を噴き、右に左に暴走を始めた。その下には、拳銃を持った先ほどの黒いハイレグ水着の女性が・・・・

「村山さん!!」

「はいっ、先輩!!」

今度はピンクのハイレグ水着姿の女性が飛び上がって暴走中のオマルに乗ったパンスト兵にかかと落としを喰らわせた。

「・・・・・・・ぐふっ」

パンスト兵はうめき声をあげてオマルごと墜落した。
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.14 )
日時: 2018/10/27(土) 20:58:41 メンテ
名前: ハイグレ人間R

だんだん面白くなってきた!
つづき期待しているでござる!
頑張ってください!
ハイグレッ!ハイグレッ!ハイグレッ!
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.15 )
日時: 2018/10/29(月) 23:48:55 メンテ
名前: 真奈美

確かに続きが楽しみですわ、
* Re: ハイグレ警察8190時 ( No.16 )
日時: 2018/11/09(金) 23:10:00 メンテ
名前: ものし

私たちは促されるまま西郷隆盛像の近くにやってきた。

「山梨県警の沢村瞳です。あなた方も警察関係者のようですね?」

黒いハイレグ水着姿の女性がそう名乗って警察手帳を出した。警部補・・・私と同じでキャリア組か。5年目の27歳みたい。

「同じく、新潟県警の村山美南です。沢村さんと違って新人ですが。」

ピンクのハイレグ水着姿の女性も名乗ってくれた。そっか、同期なんだ。私たちも警察手帳を出して所属と名前を名乗った。

「八木沢さんと三郷さんね。お仲間と2人も合流できてよかったわ。よかったわ、一発で銃弾が当たってくれて。」

「沢村さんは射撃がとても正確じゃないですか?ハイグレ人間にされそうになった私を助けてくれた時も・・・」

「あら、あなたの空手技もなかなかだと思うけど。」

沢村さんは射撃、村山さんは空手が得意とのこと。勢いだけの私や普通の女性警察官よりよっぽど身を守るテクに優れてる。おまけに美人。

「あの、よろしければ、このまま一緒に新宿に向かいませんか?少しはお役に立てると思います。」

「そうね。この先は警戒も厳重みたいだから、味方は多いに越したことはないわね。」

沢村さんが承諾してくれて、私たちは中央通りを南下して秋葉原の方に向かって歩き出した。

「私たちは同期みたいだから、仲良くしていこうよ、來美ちゃん、華ちゃん?」

「うん、よろしく、美南ちゃん。」



秋葉原の駅前にやってきた。毎週日曜日は歩行者天国で賑わうらしいけど、今日は水曜日。それでも中央通りには大勢の人であふれていた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

上野と違って若者の街になってて、多くの若者がその肉体を白昼にさらけ出していた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

きっとメイドカフェのバイトの子なんだろう。メイドカチューシャをつけたままハイグレ人間にされている子たちもいた。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

巫女のコスプレをしていたのか、下駄と足袋を履いた子も赤色のハイレグ水着姿でハイグレポーズをしていた。日本的な靴で水着姿なんてなんか変な感じ。

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

「ハイグレッ!!ハイグレッ!!」

中国人の団体さんもハイグレポーズをしていた。ハイグレって言葉はハイグレ人間に共通みたいで、片言でも独特のイントネーションでもない。これは発見かも。

「さて、秋葉原のあたりは特に何もないみたいね。先に行きましょう。」

私たちはパンスト兵の巡回があるたびにハイグレポーズをしてごまかしながら、神田川沿いに新宿に向けて西上することにした。
Page: [1] [2]
 
BBコード
テキストエリアで適用範囲をドラッグし以下のボタンを押します。
装飾と整形

フォント
この文字はフォントのサンプルです
リスト
標準  番号付  題名付

スマイリー
表とグラフ
データ入力
ファイルから入力(txt/csv)
要素の方向:
横軸の数値:
横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
直接入力
凡例
カンマ区切り数値 例:1,2,3
横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
オプション
出力内容
グラフタイプ
区切り文字
縦軸の単位例:円
横軸の単位例:年度
マーカーサイズ
表示サイズ
確認と適用
Status表示エリア
プレビュー
絵文字
連続入力
外部画像
  • 画像URLを入力し確認ボタンをクリックします。
  • URL末尾は jpg/gif/png のいずれかです。
確認ボタンを押すとここに表示されます。
Googleマップの埋め込み

  • 説明
  • 説明
確認ボタンを押すとここに表示されます。
HELP
題名 スレッドをトップへソート
名前
添付FILE 文章合計600Kbyteまで
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

※必須

   クッキー保存